授業名 | 経営分析 |
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Course Title | Business and Management Analysis |
担当教員 Instructor Name | 加登 豊(Yutaka Kato) |
コード Couse Code | NUC528_N24A |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 専門教育科目 / Specialized Subject |
学位 Degree | BBA |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Fushimi Term2 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
財務的な結果を分析する能力に加えて、企業を含む組織の将来の成長・発展に貢献する経営管理能力を身につけることは、イノベーティブで倫理観を有するリーダーとなるためには不可欠である。本講義を通じて、学生はビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出できるようになる。加えて、異文化理解能力を有するグローバル人材へと成長することができる。
In addition to the ability to analyze financial results, the development of business management skills that contribute to the future growth and development of organizations, including companies, is essential to becoming an innovative and ethical leader. Through this course, students will be able to acquire knowledge that will lead the development in the business world and society. In addition, they will become the personnel who have the ability to work in the cross-cultural setting.
授業の目的(意義) / Importance of this course
経営管理において、「測定」は極めて重要な活動である。目的に応じた測定を行うこと、加えて、測定値の意味を正しく理解し適切な行動をとることは、組織の発展には不可欠である。本科目を学ぶことで、学生は経営分析を含む管理会計の意義を正しく理解できるようになる。また、会計・ファイナンスと他の経営学との関係を知ることができる。
Measurement is an extremely important activity in business management. In addition to measuring for the purpose, understanding the meaning of measurements and taking appropriate actions based on the measured output are essential for the development of an organization. By studying this course, students will be able to correctly understand the significance of management accounting, including financial analysis. Students will also be able to understand the relationship between accounting and finance and other management disciplines.
到達目標 / Achievement Goal
学生は、経営における「測定」の意義を正しく理解できるようになる。マネジメント・コントロールとコスト・マネジメントに関する管理会計の総合的な知識を獲得し、管理会計の運用能力を向上させることができる。
Students will be able to correctly understand the significance of "measurement" in management. Students will be able to acquire comprehensive knowledge of management accounting regarding management control and cost management and improve their operational skills in management accounting.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Managerial Perspectives (BBA)
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Managerial Perspectives (BBA)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
・経営意思決定における情報の意味が理解できる
・様々な経営意思決定状況で、どのような分析ツールが有効かの判断ができる
・分析ツールを理解し、正しく使用することができる
・様々な経営意思決定状況で、どのような分析ツールが有効かの判断ができる
・分析ツールを理解し、正しく使用することができる
・Understand the meaning of information in managerial decision making
・Determine which analytical tools are effective in various management decision-making situations.
・Understand and correctly use analytical tools.
・Determine which analytical tools are effective in various management decision-making situations.
・Understand and correctly use analytical tools.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
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インプット型 Traditional | 40 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 60 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
1 ケースの読み込みおよび課題への回答準備には最低限200分は必要です。また、授業終了後、当日のうちに最低限200分の「振り返り」を行い、自己成長のために気づきや反省点などのメモを作成してください(この「振り返り」メモの提出は必要ありませんが、メモについて講師に質問等がある場合には、申し出てください)。振り返りは、とても大切な作業です(棋士は「感想戦」によって能力向上を図っています)。
2 事前レポート:指定されたセッションについては、ケースに関して設定された事前設問に対しての予習レポートを提出してください。書式は自由ですが、必ず文章で作成してください。箇条書きは不可とします。締切期限厳守で、この科目のGoogle Classroomに提出してください。
2 事前レポート:指定されたセッションについては、ケースに関して設定された事前設問に対しての予習レポートを提出してください。書式は自由ですが、必ず文章で作成してください。箇条書きは不可とします。締切期限厳守で、この科目のGoogle Classroomに提出してください。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
テーマ:外国企業の日本市場開拓どうすれば、日本市場で成功を収め、自社の売上・利益の向上に貢献できるか。これまでの事業を、そのまま日本市場に持ち込むことが適切か。ブランドイメージを傷つけることなく、日本独自の事業展開をどのように行えばよいのか。日本独自の事業を世界市場に「輸出」することは可能か。これらの問題を考えます。
予習レポートのための課題:
1 ゴディバに対するあなたのブランドイメージはどのようなものでしょう。
2 ゴディバの競争企業はどこでしょう。
3 これまでの事業のうち、日本市場に不向きなものは何でしょうか。
4 日本で新たに取り組まれた事業はなにでしょう。それらに対するあなたの評価は。
5 あなたなら、どのような新規事業を提案しますか。その事業の成否をどのように計算しますか。
●使用するケース
ゴディバ・ジャパン:地域で考え、グローバルに展開する(HBSケース、2017年)第2日(Day2)
テーマ:財務目標と非財務目標厳しい競争環境の中で売上高の減少や利益の縮小といった苦境に立たされている企業は少なくない。しかし、これらの企業は利益を追求するだけでなく、社会の構成員として社会貢献(環境負荷の軽減、人々の健康と幸福の増進、社会の発展など)することが期待されています。ここでは、財務的情報と非財務的目標をどのようにバランスさせるべきかを考えます。SDGsの17の目標について自習して講義に臨むこと。
予習レポートのための課題:
1 SDGsの17の目標のうち、ユニリーバが検討すべき目標はなにでしょうか。
2『管理会計入門(第2版)』『ケースブック コストマネジメント(第3版)』を読み、バランス・スコアカード(Balanced Scorecard)とは何か、また、4つの視点とは何を意味するかをまとめておく。
3 財務目標と非財務目標はトレード・オフの関係にあるかどうかについて、自分の意見をまとめておく(『管理会計入門(第2版)』258ページの囲み記事(Coffee Break)も参考にしてください)。
●使用するケース
ユニリーバの新しいグローバル戦略:サステナビリティを通じた競争(HBSケース、2016年)第3日(Day3)
テーマ:損益分岐点分析計画を実施に移す前には、計画案に成算があるかどうかを分析する必要がある。そのための分析ツールに一つに損益分岐点分析(Break-even Point Analysis)がある。今回は、損益分岐点分析について理解を深める。
予習レポートのための課題:
1『ケースブック コストマネジメント(第3版)』を読み、損益分岐点分析とは何かをまとめておく。
2「鶴田製菓:「フレンズ」の価格決定」を読み、桂課長として価格決定を行うこと。
3 若松食品で検討されている『choICE』事業の損益分岐点分析を行っておく。
4『choICE』事業の採算性を向上させるためには、どのような方策があるかを提案する。
5 『ケースブック コストマネジメント(第3版)』36ページのケース2を解いておくこと
●使用するケース
若松食品(A)、若松食品(C)、鶴田製菓:「フレンズ」の価格決定(いずれも2012年)ユタカ(株)の損益分岐点分析 (『ケースブック コストマネジメント(第3版)』36ページのケース2)
第4日(Day4)
テーマ:ブランドの維持か売却か自社製品のうちでとても知名度の高い製品がある。しかし、その売上高は全売上高のうちのわずか数%に過ぎない。ブランドを重視したほうがよいかどうかを考える。
予習レポートのための課題:
1 スーパーマーケットを訪問し,特定の製品(例えば,豆腐,カップ麺,ポテトチップス等)を各自選択し,その品種数を数えて来てください.多品種の商品が陳列されていることを観察したあとの感想をレポートに取りまとめ,提出すること.
2『管理会計入門(第2版)』『ケースブック コストマネジメント(第3版)』を読み、ABC(Activity-based Costing)とは何かをまとめておく。
3 貢献利益(売価ー変動費)の計算結果から判断するとPertofranとVisergilを製品ラインから除去するほうがよいでしょうか、保持することが望ましいでしょうか。
4 貢献利益がマイナスの製品でも保持し続ける方がよいという考え方をあなたはどう思いますか。
5『ケースブック コストマネジメント(第3版)』第1章「設備投資の経済性評価」を読んでおいてください。この部分については、予習レポートの提出は不要です。
●使用するケース
削るか、削らないか:それが問題だ(HBSケース、2000年)第5日(Day5)
テーマ:新しい原価計算方法伝統的な原価計算は、企業が多品種少量生産を行っている場合には製品原価に大きな歪みを生じさせる可能性があります。ひずんだ原価情報は、誤った意思決定を誘発する危険性があります。ここでは、新しい原価計算方法であるABC(Activity-based Costing)を学びます。伝統的原価計算とABCとの比較、ABCの計算メカニズム、ABC情報を用いた経営意思決定(Activity-based Management)について学びます。
予習レポートのための課題:
1 前週に提出した『管理会計入門(第2版)』『ケースブック コストマネジメント(第3版)』のABC(Activity-based Costing)のレポートを今週も使用します。伝統的な原価計算とABCの違いを説明する比較表を作成しておく。
2『ケースブック コストマネジメント(第3版)』210ページのケース12に回答する。
3 シーメンス・エレクトリック・モーターワークス(A)(要約)を読み、以下の問いに対する回答をすること。
・シーメンス・エレクトリック・モーターワークス(以下、EMWと略称する)は、1970年代後半、どのような競争環境にいたでしょうか。
・EMWの戦略変更を余儀なくさせた要因は何だったでしょうか。
・戦略変更は、モノづくりにどのような変化をもたらしたでしょうか。
・EMWの製品構成はどのようになったのでしょうか。
・伝統的原価計算と新しい原価計算(ABC)の製造間接費の計算方法の違いはどこにありますか。
・ABCはなぜ伝統的原価計算より優れているのでしょうか。
●使用するケース
シーメンス・エレクトリック・モーターワークス(A)(要約)(HBSケース、2020年)ユタカ(株)(『ケースブック コストマネジメント(第3版)』210ページのケース12)
第6日(Day6)
テーマ:品質管理わが国製造業は世界一の品質で知られている(いた)。しかし、近年、数多くの品質問題や品質不祥事が数多く生じている。今回は、わが国製造業の伝統的な品質管理の進め方(全品良品、品質の「作りこみ」、小集団活動、提案制度などを要素として構成されている品質管理システム)について検討する。
予習レポートのための課題:
1『管理会計入門(第2版)』(IV挑戦する管理会計 2. 攻めるコスト・マネジメント)を読了しておく。予習レポートの提出は不要です。
2 ケース「工場長の苦悩」を読み、以下の設問に対する回答を準備してください。
・この工場で、品質管理の知識やノウハウが継承されなかった理由を列挙しなさい。
・QCサークル活動を行う場合、外国人労働者だけで構成されるチームを作った方がよいか、日本人との混成チームにしたほうがよいかを考えなさい。
・コストセンターである広島工場長の田中が実施できる品質向上活動にはどのようなものがありますか。実施プロセスで遭遇する可能性のある困難や抵抗をどのように克服すべきかについてもあわせて考えてください。
●使用するケース
工場長の苦悩(加登豊作成ケース)第7日(Day7)
テーマ:業績評価多くの組織では、担当者や部門に対して業績(例えば、営業担当者なら売上高、品質管理マネジャーなら良品率、事業部長なら事業部利益)が測定される。業績測定の結果は、業績評価につながる。業績評価により昇進・昇格が決まったり、ボーナス等のインセンティブが提供される。この講義の最終回は、このテーマを取り上げる。
予習レポートのための課題:
1『現場が動き出す会計:人はなぜ測定されると行動を変えるのか』読んでおいてください。予習レポートの提出は不要です。
2 取り上げるケースについて以下の設問に答えてください。
・パフォーマンス・スコアカードの概要を説明する
・パフォ―マンス・スコアカードの長所と欠点を明らかにする
・客観的評価と主観的評価の比較を行い、そのバランスをどうとればよいかを考える
●使用するケース
シティバンク:業績評価(HBSケース、1999年)成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 60 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 60 % |
予習レポート Preparation Report | 40 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
本科目は「初年度担当科目」である。教科書 Textbook
- 林 總 「新版 経営分析の基本 」日本実業出版社(2023)978-4534059970
- 加登 豊・梶原 武久「管理会計入門 第2版」日本経済新聞社(日経文庫)(2017)978-4532113698
- 加登 豊・李 建「ケースブック コストマネジメント(第3版)」新世社(2022)978-4883843404
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
・加登豊編著『インサイト管理会計』中央経済社、2008年。 ISBN-13 978-450228660
・加登豊編著『インサイト原価計算』中央経済社、2008年。 ISBN-13 978-4502286704
・加登豊・山本浩二『原価計算の知識(第2版)』日本経済新聞社(日経文庫)、2012年。
ISBN-13 978-4532112677
・桜井久勝『財務諸表分析(第8版)』中央経済社、2020年。ISBN-13 978-4502342417
・伊丹敬之・青木康晴『現場が動き出す会計:人はなぜ測定されると行動を変えるのか』日本経済新聞出版、2016年。ISBN: 978-4532320645
・伊丹敬之・加護野忠男『ゼミナール経営学入門(新装版)』日本経済新聞社、 2022年。
ISBN:978-4532135263
・加登豊編著『インサイト原価計算』中央経済社、2008年。 ISBN-13 978-4502286704
・加登豊・山本浩二『原価計算の知識(第2版)』日本経済新聞社(日経文庫)、2012年。
ISBN-13 978-4532112677
・桜井久勝『財務諸表分析(第8版)』中央経済社、2020年。ISBN-13 978-4502342417
・伊丹敬之・青木康晴『現場が動き出す会計:人はなぜ測定されると行動を変えるのか』日本経済新聞出版、2016年。ISBN: 978-4532320645
・伊丹敬之・加護野忠男『ゼミナール経営学入門(新装版)』日本経済新聞社、 2022年。
ISBN:978-4532135263
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
本講義は「初年度担当科目」である。
担当教員のプロフィール About the Instructor
名古屋商科大学大学院教授。1976年神戸大学経営学部卒業。1978年神戸大学大学院経営学研究科(経営学修士)。1992年に博士(経営学)。研究分野は、管理会計、管理システム、コストマネジメント、新製品開発マネジメントである。所属学会は、日本原価計算研究学会(元会長)、日本管理会計学会(元副会長)、日本会計研究学会(元評議員)、サービス学会、日本品質管理学会。主要著書には、『管理会計研究の系譜』税務経理協会、1989年、『原価企画』日本経済新聞社、1993年、『インサイト管理会計』中央経済社(編著)、2008年、『インサイト原価計算』中央経済社(編著)、2008年、『管理会計研究のフロンティア』中央経済社(松尾貴巳・梶原武久との共著)、2010年、『原価計算の知識(第2版)』(山本浩二との共著)日本経済新聞社、2012年、『日本企業の管理会計システム(体系現代会計学第12巻)』中央経済社(広本敏郎・岡野浩との責任編集)、2012年、『管理会計入門(第2版)』(梶原武久との共著)日本経済新聞社、2017年、『ケースブックコストマネジメント(第三版)』(李建との共著)新世社、 2022年がある。多数の査読付き学術雑誌の編集委員および学会賞選考委員長・委員に就任。経営科学文献賞(1989年)、日本会計研究学会太田賞(1990年)、日本会計研究学会太田賞(1994年)、 日本原価計算研究学会賞(論文部門)(1994年)、日本原価計算研究学会賞(著作部門)(1996年)、Best presentation award (The 13th New Zealand Management Accounting Conference、2019年)を受賞している。2006年から2008年まで公認会計士試験出題委員。ノースカロライナ大学、コロラド大学、サンディエゴ州立大学、ゲント大学(ベルギー)、ランス・ビジネススクール(フランス)、ロンドンスクールオブエコノミクス、オックスフォード大学、マンチェスター大学、シェフィールド大学で研究と教育に従事。
Professor at Nagoya University of Commerce and Business Administration. He graduated from Graduate School of Kobe University with a M.B.A. degree in 1978 and received his Ph. D. degree in 1992. His research interests include management accounting, management planning and control, cost management, and new product development management. His academic affiliations include the Japan Cost Accounting Association (past president), the Japanese Association of Management Accounting (past vice president), the Japan Accounting Association (past councilor), the Society of Serviceology, and the Japan Society for Quality Control. Major publications include "Genealogy of Management Accounting Research," Zeuimu Keiri Kyokai, 1989; "Target Costing," Nihon Keizai Shimbun, 1993; "Insight into Management Accounting," Chuokeizai-sha (editor), 2008; "Insight into Cost Accounting," Chuokeizai-sha (editor), 2008; "Frontiers of Management Accounting Research," Chuokeizai-sha, 2008 (co-authored with Takami Matsuo and Takehisa Kajiwara), 2010; "Knowledge of Cost Accounting (2nd Edition)" (co-authored with Koji Yamamoto), Nikkei Inc. 2012; "Management Accounting Systems of Japanese Companies," Chuokeizai-sha (responsible editor with Toshiro Hiromoto and Hiroshi Okano), 2012; "Introduction to Management Accounting (2nd Edition)," (co-authored with Takehisa Kajiwara) , Nihon Keizai Shimbun, 2017; and “Casebook of Cost Management (Third Edition) (co-authored with Jian Li), Shinsei-sha, 2022. He has served on the editorial boards of numerous peer-reviewed journals and as chairman and member of the selection committee for academic awards. He received the Management Science Literature Award (1989), the Ota Award of the Japan Accounting Association (1990), The Best Article of the Year (the Japan Cost Accounting Association (1994), The Best Book of the Year (the Japan Cost Accounting Association (1996), The Best Presentation Award (The 13th New Zealand Management Accounting Conference). He was a member of the CPA Examination Committee from 2006 to 2008. He has done his research and teaching at the University of North Carolina at Chaple Hill, University of Colorado at Boulder, San Diego State University, Ghent University, Reims Businnes School, London School of Economics and Political Science, University of Oxford, University of Manchester, and University of Sheffield.
(実務経験 Work experience)
大阪府立大学経済学部助手、講師、助教授を経て1988年神戸大学経営学部助教授。その後、大学院経営学研究科助教授、教授(元学部長・研究科長、元神戸大学評議員)を経て2012年に退職(神戸大学名誉教授)。2012年から2024年まで同志社大学大学院ビジネス研究科教授(研究科長)。2024年、名古屋商科大学大学院教授に就任。2010年-2014年バンドー化学株式会社社外取締役(独立役員)、2013年-2020年小野薬品工業株式会社社外取締役(独立役員)を兼務。
詳細な担当教員プロフィール及び職歴等については、下記のResearchmapを参照してください。
https://researchmap.jp/read0014935
詳細な担当教員プロフィール及び職歴等については、下記のResearchmapを参照してください。
https://researchmap.jp/read0014935
After working as a research assistant, lecturer, and associate professor at the Faculty of Economics, Osaka Prefectural University, he became an associate professor at the School of Business Administration, Kobe University in 1988. He then became Associate Professor and Professor at the Graduate School of Business Administration (former Dean of the Graduate School and former Trustee of Kobe University) before leaving in 2012 (Professor Emeritus of Kobe University). He has worked as Professor and the Dean of Graduate School of Business Studies at Doshisha University from 2012 to 2024. He is appointed as a Professor at the Graduate School of Nagoya University of Commerce and Business Administration. He served as an outside director (independent director) of Bando Chemical Industries, Ltd. from 2010-2014 and as an outside director (independent director) of Ono Pharmaceutical Co. from 2013-2020.
Biography:
1978-1981 Research Assistant, University of Osaka Prefecture, Faculty of Economics
1981-1985 Lecturer, University of Osaka Prefecture, Faculty of Economics
1985-1988 Associate Professor, University of Osaka Prefecture, Faculty of Economics
1988-1997 Associate Professor, Kobe University, School of Business Administration
Refereed Articles
- (2022) A Longitudinal Action Research of Introducing Ameoba Management Systems at ACTEC. Journal of Cost Accounting Research 46(2): 1349-6530
- (2022) BSC and Human Resource Development via Personnel Transfer . Journal of Cost Accounting Research 46(1): 1349-6530
- (2021) Raison d'Etre of Management Accounting. Melco Journal of Management Accounting Research 12(2): 1882-7225
- (2020) Paying Attention to Management Accounting Embedded Business Systems. Management Accounting Review 1(1): 2435-6956
- (2020) Isight from Dysfunction Study of Clinical Protocol: An Extension of Target Costing Research of Manufacturing Firms. The Journal of Cost Accounting Research 44(2): 1349-6530
Refereed Proceedings
- (2024). Regaining Relevance of Management Accounting Through Business Systems Embedded Approaches. 2024 Proceedings of Asia Pacific Management Accouting Association Conference .2024 Asia Pacific Management Accouting Association Conference. 1. 2. Hanoi, Socialist Republic of Viet Nam
- (2021). Round Table of Peer Review Systems of Melco Journal of Management Accounting Research. Melco Journal of Management Accounting Research .Melco Journal of Management Accounting Research. 1. 1. Kyoto
- (2021). Is Japan Still a Quality Nation A Study on Human Psychology and Organizational Management of Quality Scandals. Proceedings for 51st JQC Annual Meeting .The Japanese Society for Quality Control. 1. 3. Tokyo