シラバス Syllabus

授業名 経済社会と企業経営
Course Title Economy, Society and Business
担当教員 Instructor Name 姉川 知史(Tomofumi Anegawa)
コード Couse Code NUC523_N24B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目 / Specialized Subject
学位 Degree BBA
開講情報 Terms / Location 2024 UG Fushimi Term3

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

フロンティアスピリットがあり,イノベーティブで,倫理観あるリーダーの育成には社会に関する広い知見が必要である。そのために不可欠なミクロ経済学,マクロ経済学の基礎的教育を行い,各人がビジネス界や社会の発展をもたらすことをめざす。
 
 To teach microeconomics and macroeconomics for people with a global perspective, advanced management skills, and high ethical standards.
 

授業の目的(意義) / Importance of this course

マネジメントに携わる社会人にとって不可欠なミクロ経済学,マクロ経済学を学習する。基礎的な経済学はマネジメント教育の前提であり,同時に様々な社会人の共通言語でもある。本科目では経済学の考え方,基礎的分析方法,さらに経済学のマネジメントならびに政策分析への応用を学習する。経済学は通常は講義メソッドで学ぶのが一般的であるが,本授業ではケース・事例教材を用いたケース・メソッドによって経済学を学ぶ。

Microeconomics and macroeconomics are required for all professionals including managers as well as policy analysts. This course intends to teach basic economics with case studies by case method. Economics provides the core of advanced management education as a common tool for analysis and communication. This course intends to provide students with basic understanding of economics and capability of applying economics to management and policy analysis.

到達目標 / Achievement Goal

1. 社会を経済理論の観点から展望し,分析する能力の獲得
2.ミクロ経済学を企業分析に利用する能力の獲得
3.マクロ経済学により経済全体,国際関係の理解をする能力の獲得
4.企業,経済の将来を予測し,対応する能力の獲得


1. To achieve capacity of applying economics to economy and society.
2. To achieve capacity of applying microeconomics to business analysis
3. To achieve capacity of applying macroeconomics to national and global economy.
4. To achieve capacity of predicting and managing the future of business and economy.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG6 Managerial Perspectives (BBA)
LG7 International Perspectives (BA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

ミクロ経済学とマクロ経済学の基礎の理解とマネジメントと政策分析への応用方法



Basic understanding of microeconomics and macroeconomics, and its application to management and economic policy

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 8 働きがいも経済成長も(Decent Work and Economic Growth)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 80 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

<学習方法> 
 授業時間は1日2セッション相当でミクロ経済学を前半,マクロ経済学を後半の計7日間合計14セッションによって構成する。本科目の第1の特長は,経済学入門を履修した学生を対象に,さらに中級の内容をケースを使用したケースメソッドによって実施することにある。第2の特長は,社会科学の華であり,基本となる経済学の体系をミクロ経済学,マクロ経済学について俯瞰する。
 予習時間とレポート・試験作成時間は合計で授業時間の2倍の時間を最低基準の個人で行う事前準備とする。体系としての経済学は予習・復習で自習する必要がある。また,授業で扱う題材,理論を厳選して授業を行う。
 当日の授業時間では講義,グループ討議を適時取り入れるが,授業時間の7割はケース・メソッドによるクラス討議時間とする。クラス討議においては挙手による発言,とりわけ,まとまった内容を提示する発言,他の学生の理解を促進する質問や意見,経済学を事例分析にどのように用いるか,あるいは経済学に限らず多様な方法を,事例分析全般に応用する質の高い発言を評価する。

<予習レポート>
 授業日のアサインメントの設問他の事前課題を,A4用紙1ページ1000字前後で数ページ内にまとめて毎日の授業時間初めに提出する。箇条書きや図表だけでなく,自分の言葉を文章で表現を必要とする。評価基準は提出の有無,課題準備の水準である。アサインメントにおいては事例分析のほかに,アサインメントごとに関連する教科書の予習が必要となる。

<期末試験・最終レポート>
 期末試験に代えてレポート形式の試験を実施する。これは授業における学習を反映して事前レポートの解答を修正し,さらに授業を反映したReport課題に対する解答形式の短いエッセー作成を課す。事前予習と授業の理解があれば新たに追加する学習はなく,授業終了後に必要となる学習負担は限定される。締切は授業終了後1から2週間ほどで,その期日と提出場所,方法は別途指示する。

<フィードバック>
 一部,授業内で行う。個別学生へのフィードバックは毎日の授業後1時間をオフィスアワーとして実施する。全体のフィードバックは,採点後に授業Class Room, メール,その他で送付する。

<教科書以外の授業内使用教材リスト>
講義資料『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』姉川知史作成
講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』姉川知史作成

事例教材
『鶏卵の価格』姉川知史,KBS登録ケース,20-13-21107 
『水とダイヤモンド』姉川知史,KBS登録ケース,90-17-19141
『音楽の価格』姉川知史,KBS登録ケース,90-16-19140
『日本航空と全日本空輸株式会社2011年』姉川知史,KBS登録ケース,20-11-19134
「2013年の金融,財政,成長政策-アベノミクスと企業成長 -」姉川知史,KBS登録ケース,90-14-2113.
「2005年の日本経済と金融政策―デフレーションと量的緩和―」姉川知史,KBS登録ケース,90-08-11254
「2008年の経済危機-グローバリゼーションと日本経済」姉川知史,KBS登録ケース,20-09-19129.
「2018年の日本経済の現状と成長」姉川知史,KBS登録ケース,20-18-21135
「新型コロナウィルス感染症:2020年2月」姉川知史 その他
授業スケジュール Course Schedule

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Session 1-2『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(1) 価格と市場

価格と市場:価格とは何か。市場とは何か。
使用ケース:
事例教材「鶏卵の価格」(一部のみ読む)

アサインメント:
1-a. 鶏卵は「物価の優等生」と言われる。大学授業料との長期比較により検討せよ。期間は可能な範囲で行い,何が言えたかを検討する。新型コロナ流行,ロシア・ウクライナ戦争は鶏卵価格にどう影響するか予想せよ(宿題1)。
1-b.  鶏卵価格は市場においてどのように決まるであろうか。その変動はいかなる要因によって持もたらされるか。この1年のエネルギー価格の変動,穀物価格の変動はどの程度影響するであろうか。


●使用するケース
事例教材「鶏卵の価格」(2023年改訂版)講師作成
「ミクロ経済学講義資料」(2023年改訂版)講師作成

第2日(Day2)

Session 3-4『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(2)価格の決定要因 
需要と供給:価格決定
使用ケース:
事例教材「水とダイヤモンド」(一部:pp.1-2とその資料のみ)

アサインメント:
2-a 「水とダイヤモンド」のパラドックスとは何か。それがなぜ生じるのか経済学を考慮せずに説明せよ。次に,経済学によって説明せよ。

2-b Luxury Businessとしてのダイヤモンド宝飾産業は永遠か?(Diamonds Foever?)
2-c. ペットボトルで供給される水の価格は高い。そのビジネス・モデルを分析し,ペットボトル水ビジネスの持続可能性を検討せよ。





●使用するケース
事例教材「水とダイヤモンド」(2023年改訂版)講師作成
参考資料1 Ashok Som 、 Christian Blanckaert,The Road to Luxury: The Evolution, Markets, and Strategies of Luxury Brand Management, Wiley, 2015.
参考資料1 Bottled water is the new smoking — and the industry is starting to face a backlash
Kate Taylor Apr 13, 2017, 11:54 PM,Insider. https://www.businessinsider.com/bottled-water-is-the-new-smoking-2017-4

第3日(Day3)

Session 5-6『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(5)新規参入,価格設定,独占使用
ケース:事例教材「音楽の価格」(一部参考のみ,必要に応じて眺める。)
講義資料1『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』事例「ITプラットフォームの価格設定」

アサインメント:
5-a. 事例教材「ITプラットフォームの価格設定」「Apple AppとGoogle PlayのDownloadビジネス」を読んで,練習問題1Google Playの独占を解答し,ITプラットフォームを規制すべきか,規制するとすれば何をどのように規制すべきか,その是非を検討せよ。
5-b 音楽ビジネスはこれからも持続可能か,どのように変化するか。音楽作曲者,作詞家,編曲者,演奏家,その他の音楽ビジネス関係者は持続可能か 。



●使用するケース
事例教材「音楽の価格」(2023年改訂版) 講師作成
講義資料1『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』事例「ITプラットフォームの価格設定」

第4日(Day4)

Session 7-8『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』(6) ゲーム理論と今後の課題
001 講義資料1『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』
事例「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(A)」
事例「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(B)」
資料 姉川知史「Russia and Ukraine Crisis: Forum企画・実施責任者の意見と感想」

アサインメント:
6-a「リスクと不確実性」の事例14「価格設定ゲーム」を検討せよ。
6-b「リスクと不確実性]の事例15「共有地の悲劇」を検討し,環境問題との関係で分析せよ。
6-c. 2022年のロシアのウクライナ侵攻の意思決定について,ゲーム理論を用いて解釈せよ。


●使用するケース
講義資料1『ミクロ経済学の基礎:消費者,企業,市場』の指定事例
事例「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(A)」
事例「ロシアのウクライナ侵攻-Russia and Ukraine War(B)」
資料 姉川知史「Russia and Ukraine Crisis: Forum企画・実施責任者の意見と感想」

第5日(Day5)

Session 9-10『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(1) GDPと景気変動
事例教材「2023年の日本経済の現状と成長」(新版)

アサインメント:
7-a. GDPとは何か,どのように定義されるか。それはどのように決まるか。経済成長とは何か,日本にとって経済成長は必要か。
注:参考賞,スティグリッツ「第8章マクロ経済学と完全雇用」
参考書 マンキュー『マクロ経済学』第2部古典派理論:長期の経済,第3章 国民所得」に該当箇所
7-b.1990年代以降の日本の経済成長率が低迷した理由は何か。2013年以降の安倍政権にとって日本の経済成長を実現する政策の具体的内容を検討し,あなたが考える重要政策を提言せよ(宿題5)。

注:参考書,マンキュー「第3部,景気循環理論:短期の経済,第8章 景気変動へのイントロダクション,第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築,第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用」他に該当箇所


●使用するケース
事例教材「2023年の日本経済の現状と成長」(新版)講師作成
講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』

第6日(Day6)

Session 11-12『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(2) 金融政策と景気
金融政策と景気
使用ケース:
事例教材「2005年の日本経済と金融政策—デフレーションと量的緩和政策—」(一部)
事例教材「2018年の日本経済の現状と成長」(一部)
講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』

アサインメント:
8.金融緩和政策はどのように景気拡大をもたらすか。2013年以降の日本の量的・質的金融緩和はなぜ,想定していた物価上昇もたらさないのか。意図したレベルの景気拡大をもたらしていないのはなぜか, 2022年時点の日本銀行のとるべき金融政策の内容はいかにあるべきか(宿題6)。

注:教科書 スティグリッツ「インフレーションと総需要・失業」
参考書 マンキュー「第4章 貨幣システム」「第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト」



●使用するケース
事例教材「日本経済と金融政策—デフレーションと量的緩和政策—」(改訂新版) 講師作成
講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』
参考書 スティグリッツ「インフレーションと総需要・失業」
参考書 マンキュー「第4章 貨幣システム」「第5章 インフレーション:原因と影響と社会的コスト」

第7日(Day7)

Session 13『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(3) 財政と景気
事例教材「2023年の日本経済の現状と成長」(一部)
財務省『日本の財政関係資料』令和5年
講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』
9-a.日本の財政の問題は何か。財政再建を優先する立場,財政支出を優先する立場について比較検討せよ。
9-b. 日本の社会保障改革はいかにすべきか。
参考書,マンキュー「第3部,景気循環理論:短期の経済,第8章 景気変動へのイントロダクション,第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築,第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用」他に該当箇所

Session 14 『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』(4) バブル,経済危機
事例教材「2008年の経済危機-グローバリゼーションと日本経済」(一部)
講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』

アサインメント
10-a 講義資料2『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』の以下を検討せよ。
事例1 「Big Max Index」を検討せよ。
事例4 「利子率,先物為替,金利平価説」を検討せよ。
事例6 「安い日本:Cheap Japan」を検討せよ(宿題5)

10-b 2008年の経済危機の原因は何か?金融機関はそれにどう影響したか?アメリカ合衆国を中心にするグローバリゼーションはそれにどう関係したか?



●使用するケース
事例教材「2023年の日本経済の現状と成長」(新版)講師作成
財務省『日本の財政関係資料』令和5年講義資料『マクロ経済学の基礎:景気変動と経済成長』
参考書,スティグリッツ「第9章 経済成長」
参考書,マンキュー「第3部,景気循環理論:短期の経済,第8章 景気変動へのイントロダクション,第9章 総需要1:IS-LMモデルの構築,第10章 総需要2:IS-LMモデルの応用」他に該当箇所
事例教材「2008年の経済危機-グローバリゼーションと日本経済」(改訂新版)講師作成

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 10 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 60 %
予習レポート Preparation Report 5 %
小テスト Quizzes / Tests 10 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 25 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • ゲーリーE.クレイトン「『最新版アメリカの高校生が学ぶ経済学-原理から実践へ』」WAVE出版(2014)ISBN-10 ‏ : ‎ 487290690X,ISBN-

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

 教科書指定はゲーリーE.クレイトン『最新版アメリカの高校生が学ぶ経済学-原理から実践へ』2014, WAVE出版,ISBN-10 ‏ : ‎ 487290690X,ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4872906905
これは大学初年級の入門許可書であり,ミクロ経済学とマクロ経済学他の内容がある。学生によってはあるいは参考書指定のスティグリッツ『スティグリッツ入門経済学 第4版』を選択しても可。これも大学初級入門者用でミクロ経済学とマクロ経済学の双方を含む。
 これらの初級入門教科書を読んた後のミクロ経済学の中級教科書(学部後半,MBA修士課程,ビジネスマン独習教科書等)として,1,2の『ピンダイク&ルービンフェルドミクロ経済学I,II)が世界の代表的教科書である。本授業でもこれを多く引用する。しかし,現在,在庫が少ないため教科書指定せず,参考書指定とした。他方,マクロ経済学の中級教科書の中から参考書として3-5を参考書指定。
1.ロバート・S・ピンダイク, ダニエル・L・ルビンフェルド『ピンダイク&ルビンフェルド ミクロ経済学 (1)』KADOKAWA/中経出版,2014年,ISBN-10: 4046011025,ISBN-13: 978-4046011022. (図書館に所蔵)
2. ロバート・S・ピンダイク, ダニエル・L・ルビンフェルド『ピンダイク&ルビンフェルド ミクロ経済学 (2)』KADOKAWA/中経出版,2014年,ISBN-10: 4046011033,ISBN-13: 978-4046011039. (図書館に所蔵)
3. マンキュー,N. グレゴリー『マンキュー マクロ経済学I 入門篇(第4版)』東洋経済新報社,2017年,ISBN-10 ‏ : ‎ 4492315047 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492315040
4. マンキュー,N. グレゴリー『マンキュー マクロ経済学II 応用篇(第4版)』東洋経済新報社,2018年,ISBN-13: 978-4492315101
5. 齊藤誠, 岩本康志, 太田聰一 , 柴田章久 『マクロ経済学』有斐閣,2016,ISBN-10 ‏ : ‎ 4641053847
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4641053847
6.ゲーリーE.クレイトン『最新版アメリカの高校生が学ぶ経済学-原理から実践へ』2014, WAVE出版,ISBN-10 ‏ : ‎ 487290690X,ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4872906905
7.スティグリッツ入門経済学 第4版 ジョセフ E.スティグリッツ (著), カール E.ウォルシュ (著), 藪下 史郎 (翻訳) 東洋経済新報社 2012  978-4492314197

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

経済学の初学者には内容が難しいという学生のコメントあり。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

姉川知史(Anegawa Tomofumi)
名古屋商科大学教授,慶應義塾大学非常勤講師
1977年東京大学経済学部卒業,1983年同経済学研究科単位取得退学(経営学),1991年 Yale University, Ph.D.(Economics),1983年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助手,1991年 同助教授,1998-2020年 同教授。

主な論文
姉川知史「医薬品の価格規制と需要の再検討―循環器官用薬の実証研究」『医療と社会』2002. 11(3). 1-18.
姉川知史「医薬品企業のM&Aの費用と効果 ―日本における企業買収の可能性―」『医療と社会』2000. 10(1). 31-56.姉川知史「日本の医薬品産業:その成功と失敗」『医療と社会』2002. 12(2). 49-78.
Jakovljevic, M. B., Getzen, T. E., Torbica, A., & Anegawa, T. (2014). 10th World IHEA and ECHE joint congress: Health Economics in the Age of Longevity. Expert Review of Pharmacoeconomics & Outcomes Research, 2014 Dec;14(6):781-3. doi: 10.1586/14737167.2014.967220. Epub 2014 Oct 10.

その他の論文(査読なし)
姉川知史「日本の薬価基準制度-過去25年の制度と評価」55-76. 鴇田忠彦,近藤健文編『ヘルスリサーチの新展開』2003東洋経済新報社,東京
姉川知史,2007a「日本の医薬品産業」吉森賢編『世界の医薬品産業論』211-82,東京大学出版会,2007.3月30日
姉川知史,2007b「医薬品研究開発のセントラル・ドグマ-医薬品企業の機能と限界」佐藤光編著『バイオテクノロジーの経済倫理学』89-153,ナカニシヤ出版,2007.
姉川知史「グランド・デザイン策定の融合型教育―新しいマネジメント教育の方法論と評価―」研究ノート『慶應経営論集』2012, 29 (1).
姉川知史「東日本大震災に関する提言のありかたについて―グランド・デザイン策定の融合型教育フォーラムによる方法論評価―」,「研究ノート」,『慶應経営論集』2014,30 (1).

Anegawa Tomofumi, NUCB Professor, Keio University Instructor, Graduate School of Business Administration,

BA University of Tokyo, Faculty of Economics Economics, 1977, University of Tokyo, Graduate School of Economics, Withdrawal Having Completed Coursework,1983. Yale University, Ph.D. in Economics, 1991. Assistant Professor, 1983, Associate Professor 1991, 1998-2020 Professor of Keio University.

Refereed Articles

  • (2019) Problems of 2018 Nobel Economic Sciences Prize-Hirofumi Uzawa’s Contribution to Economic Growth Theory and Climate Change-. Keio Business Review 36(1): 03877086






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