シラバス Syllabus

授業名 ビジネス基礎 2
Course Title Business basic 2
担当教員 Instructor Name 井坂 智博(Tomohiro Isaka)
コード Couse Code NUC523_N22B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目 / Liberal Arts
学位 Degree BBA
開講情報 Terms / Location 2022 UG Fushimi Term4

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

社会環境の変化により、これまでの常識や正解と言われた事が通用しなくなってきました。企業の立場は、利益をあげることだけではなく、社会課題を解決し社会価値創造が期待されています。このような環境下では、環境変化に伴い柔軟な発想と適宜問題解決に向けた解を増やせるスキルをもった人材が活躍をしています。本学のフロンティアスピリットを備えた人材育成こそ、イノベーティブ人材の輩出と言えるでしょう。ビジネス基礎2の授業では、社会人にとって必要なスキルやマナーに加えて、本質的なモノの捉え方・考え方、様々なステークホルダーとの関係性など、実践的な行動変容を目指します。
Due to changes in the social environment, common sense and what was said to be the correct answer are no longer valid. From the standpoint of a company, it is expected not only to make a profit, but also to solve social issues and create social value. In such an environment, human resources with flexible ideas and skills to increase solutions for problem solving are playing an active role as the environment changes. It can be said that the production of innovative human resources is the development of human resources with the frontier spirit of our university. In the Business Basics 2 class, in addition to the skills and manners necessary for working people, we aim for practical behavior change such as essential ways of thinking and thinking of things and relationships with various stakeholders.

授業の目的(意義) / Importance of this course

学生から社会人へ。その大きな変化の一つに、他者との関わりがあります。 そして、若手新入社員に対する期待として、これまでのやり方にメスを入れ、その柔軟な発想力で新しい風(イノベーション)を起こしてもらいたいという企業の期待があります。 本授業では、新入社員から入社5年目を想定したキャリア形成に必要な視点を取り上げ、学生個人ごとにどんな準備をしていけば良いのかを明確にすることを目標とし、今後の学生生活で 具体的にどのような行動準備をすべきかを共に議論していきたいと思います。
社会で生活する、会社で仕事をする、組織内で自分の能力を発揮する、お客様への対応、などこれからの皆さんのキャリアを考えると、多様な人たち(年齢・性別・経験・価値観の異な る人たち)との協働が増加します。当然、自分の思い通りに行かないことや、互いの意思疎通がうまくいかないことなど、様々な障壁が増えストレスも増加します。ではどうのような準備をすれば良いのでしょうか?
本授業では、「どのような障壁があるのか」「どのように対応すれば良いのか」「どのような準備をすることで円滑な社会生活を送れるようになるのか」などをケースを通して、学んでいきます。早期に準備対応力を身につけることで、気持ちに余裕を持ちながら社会人生活が送れるようになります。
授業では、円滑にビジネスを進めていくために必要なことを7つのケースから学びます。そして、解決に向けた準備をしていきます。すぐにできなくとも、学生生活の中で、使えるよう に慣れることが大切です。 「初めて仕事を任されたら」「異なる上司から異なる指示を受けた場合」、「自分自身のやりたい事と会社から求められている事のギャップとは」「セクハラ・パワハラ」、「持続的な成長とイノベーションのジレンマ」「組織を離れ起業を考える」「ダイバーシティ時代の社会人として期待される活動」など、ビジネスの世界での日常の出来事をとりあげ、「問題点」「対応策」を自分視点・他者視点から紐解いていきます。1年生の時に学んだビジネスマインドを活用しながら、たくさんの人と関わりながら働いていく社会の中で「対応力を身につける」ことを目指します。
もとより、正解はありません。まずは自分の強み(引き出し)を増やし、解を増やしていく。失敗したら新たな解を増やしていく。そうやって、自分自身の成長を楽しめるような人になっ てもらいたいと考えます。

尚、本授業は、ビジネス基礎同様、スーツ着用とします。ビジネスの第一線で通用する服装・髪型・みなしだみを適宜行なってください。
From students to working people. One of the major changes is the relationship with others. And, as an expectation for young new employees, there is an expectation of a company that wants to put a scalpel into the conventional method and create a new wind (innovation) with its flexible creativity. In this class, we will take up the viewpoints necessary for career development assuming the fifth year of joining the company from new employees, and aim to clarify what kind of preparations should be made for each student, and in the future student life I would like to discuss with you what kind of action preparations should be made.
Considering your future career, such as living in society, working in a company, demonstrating your abilities within an organization, responding to customers, etc., diverse people (age, gender, experience, values) Greater collaboration with different people). Naturally, various barriers will increase and stress will increase, such as things that do not go according to one's wishes and communication with each other does not go well. So how do you prepare?
In this class, you will learn "what kind of barriers there are", "how to deal with it", "what kind of preparations will lead to a smooth social life", etc. through cases. To go. By acquiring the ability to prepare and respond at an early stage, you will be able to lead a working life with a sense of comfort.
In class, you will learn from seven cases what you need to do to run your business smoothly. And we will prepare for the solution. Even if you can't do it right away, it's important to get used to it in your student life. "When you are assigned a job for the first time" "When you receive different instructions from different bosses", "What is the gap between what you want to do and what the company wants you to do" "Sexual harassment / power harassment", "Sustainable growth" The dilemma of innovation, "thinking about starting a business away from the organization," "activities expected as a member of society in the age of diversity," etc. I will unravel from the perspective of others. While utilizing the business mindset I learned in my first year, I aim to "acquire responsiveness" in a society where I work while interacting with many people.
Of course, there is no correct answer. First, increase your strengths (drawers) and increase the number of solutions. If you make a mistake, add new solutions. In that way, I want her to become a person who can enjoy her own growth.

In this class, you will wear a suit as well as the basics of business. Please dress, hairstyle, and deem as appropriate as you can at the front line of business.

到達目標 / Achievement Goal

到達目標【様々なステークホルダーとの関係性を理解し、以下の行動できるようになる】
・初めて仕事を任されたら・・・仕事に対する責任の醸成
・異なる上司から異なる指示を受けた場合・・・組織の矛盾・不整合を理解し乗り越える力
・自分自身のやりたい事と会社から求められている事のギャップとは・・・仕事の多様性と周囲に対する影響を考える
・セクハラ・パワハラ・・・多様性の理解
・持続的な成長とイノベーションのジレンマ・・・柔軟な企画力と推進力を身につける
・組織を離れ起業を考える・・・やりたいことを仕事にを実現
・ダイバーシティ時代の社会人として期待される活動・・・イノベーションを起こす

Achievement goal [Understand the relationships with various stakeholders and be able to take the following actions]
・ If you are entrusted with work for the first time ... Fostering responsibility for work
・ When receiving different instructions from different bosses ... Ability to understand and overcome organizational contradictions and inconsistencies
・ What is the gap between what you want to do and what the company wants you to do?
・ Sexual harassment / power harassment ・ ・ ・ Understanding diversity
・ Sustainable growth and innovation dilemma ・ ・ ・ Acquire flexible planning and driving force
・ Leave the organization and think about starting a business ... Realize what you want to do at work
・ Activities expected as members of society in the age of diversity: Innovate

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG6 Managerial Perspectives (BBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

・目の前の事象や事柄を客観的に分析する力
・自分の引き出し(解)を増やすことでの対応力・柔軟性
・感情論と切り離した冷静な対応力
・問題点を洗い出し、優先順位をつける力
・解決に向けて、どのようなフォーメーションで対応すれば良いか、選択肢を身につけること
・自分で考え、他者に相談をし、たくさんの解決に向けた選択肢の中から、選択をし、実行に移すプロセスを網羅的に理解することで、「はじめての○○に対応できる」力を身につけていきます。

・ Ability to objectively analyze the events and things in front of you
・ Calm responsiveness separated from emotional theory
・ Ability to identify problems and prioritize
・ To acquire options on what kind of formation should be taken to solve the problem.
・ Ability to "respond to XX for the first time" by comprehensively understanding the process of thinking for yourself, consulting with others, selecting from many options for solutions, and putting them into practice. I will wear it.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 40 %
フィールドメソッド Field Method 40 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

・1ケースあたり最低3時間の予習を行ってください。
・教科書は必ず目を通しておくこと。できる限り参考図書も熟読し、たくさんの「解」をもって授業に参加すること。
・レポートは、pptを使用すること。A4横指定、枚数の制限なし。
・レポートのファイル名:20221109(授業当日の日付)_Day1_学籍番号_氏名で統一します。
・事前レポート、毎授業のアサイメントレポート、最終レポートは必ず提出すること。
・レポート未提出は、評価対象外とします。
・レポート提出後には、全てのレポートを共有し閲覧可能にします。他者のレポートを参考にしながらも、引き出しを増やす練習を実践してください。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Day1, 11月9日(水)
「組織の矛盾・不整合」~異なる上司から異なる指示を受けた場合にどうする?~

アサイメント1
ケースを読んで、登場人物を軸としながら、ファクトを整理しなさい。尚、整理の仕方は、(一例:マインドマップなど)誰が見てもわかりやすく工夫をしなさい。

アサイメント2
小野セメントの組織上の課題を上げなさい。ただし、座談会のコメント資料や伊藤たちの座談会のやりとりも含めて、複数の軸をあげながら軸ごとに課題を列挙しなさい。
※課題は網羅的に書き出すこと(組織をMECEな状態で)

アサイメント3
立花一二三は、座談会メンバーの伊藤たちに、「事業部長の武藤から欠席せよと言われたのでとても残念です」と連絡をしてきました。この連絡をする前に立花一二三がすべき行動があるとすれば何ですか。
社内のステークホルダーをあげながら、具体的に示しなさい。
尚、解は一つではありません。あなたが考えられる解を全て書き出しなさい

アサイメント4
あなたは、営業部門のメンバーと仮定します。その上で、あなたの直属の上司課長Aが明日までにこの提案書を書き上げてくれと言っています。しかし、同時にいつも面倒を見てくれる先輩Bが提案書は俺が作るので、君は困っているお客様のところに言って話を聞いてきてくれないかと言われました。
あなたは、どうしますか? なるべく具体的な行動を説明してください。その上で、その行動をとる理由を説明してください。


●使用するケース
Day1, 11月9日(水) ケース
『小野セメントの組織矛盾と不整合 』~講師オリジナル~

第2日(Day2)

Day2, 11月16日(水)
「自分自身のやりたい事と会社から求められている事のギャップとは」 ~仕事の多様性と周囲に対する影響とは~

アサイメント1
ケースファクトを整理しなさい。

アサイメント2
カレン・レアリーは、テッド・チャンに対して何を期待していましたか。ケース全体を読み、可能な限り書き出しなさい

アサイメント3
テッド・チャンの様々な行動は、周囲にどのような影響を与えると思いますか。彼の行動と様々なステークホルダーに対する影響をセットにして、可能な限り書き出しなさい。様々なステークホルダーを軸に考えてみること。

アサイメント4
テッド・チャンは、1年目でありながら成果も出しました。そして専用オフィスが欲しいとレアリーに伝えます。あなたがレアリーの立場だとして、チャンに対してどのように答えますか。また、その理由は何ですか。

アサイメント5
チャンに対するレアリーの最終判断に対して、以下の視点からあなたの考えを述べなさい。
それぞれその理由も書きなさい。
① あなたがチャンの立場だったらどのように考えますか。
② あなたがレアリーの立場だったらどのように考えますか。


●使用するケース
Day2, 11月16日(水) ケース
『カレン・レアリー (A) (B) (C)』
コンテンツID:CCJB-HBS-418J17 オリジナルID:418J17

第3日(Day3)

Day3, 11月23日(水)
「仕事に対する責任」 ~はじめて一人で仕事を任された時に〜

アサイメント1
METAの特徴をまとめなさい。ただし、箇条書きで整理するのではなく、会社沿革、製品・サービス、組織、人材育成、マネジメント、仕組みの7つの軸で検討し、わかりやすく表現してください。
アサイメント2
METAは、何でも自由にやらせてくれる社風にも関わらず、飯岡志帆が仕事について悩んでいたのは何故ですか。理由を説明しなさい。
アサイメント3
自分のやりたい事と仕事の意義が結びつかない飯岡志帆は、ES調査のチームに参加し報告会まで参加した後、吹っ切れたように出張へと出かけていきました。飯岡志帆が吹っ切れた理由は何ですか。
アサイメント4
あなたは、仕事の内容や責任、仕事をする意義について、どのように考えていますか。現在のあなたの考えを述べなさい。(web検索して模範解答など探す必要はありません。あくまで現在のあなたの考えで結構です)




●使用するケース
Day3, 11月23日(水) ケース
『META社 入社3年目の悩み』~講師オリジナル~

第4日(Day4)

Day4, 11月30日(水)
「パワハラ・セクハラ」 ~ハラスメントとコミュニケーションの間で~

アサイメント1
ダモアが感じていたジェンダー差別とは何ですか。
アサイメント2
グーグルは、ジョージ・ダモアを解雇しました。その理由を述べなさい。
尚、ジョージ・ダモアの行動に触れながら、会社としてグーグルが解雇した理由に言及してください。
また、あなたは、グーグルの対応(ダモアの解雇)賛成・反対のどちらですか。立場をはっきりと決めて、その理由も述べなさい。
アサイメント3
ダモアの投稿に対する同僚の反応について、あなたはどう思いますか。1.賛成 2.反対 3.その他、の中から自分の考えを一つ選び、その理由を書きなさい。
アサイメント4
ダモアの発信したメモに対する世間の反応について、あなたはどう思いますか。様々なステークホルダーの意見を検討しながら、あなたの意見を述べなさい。
アサイメント5
ダモアが解雇される前に、ダモアとダモアのモメを受け取った会社側が相互にやれることはありましたか。1.有ったと思う 2.なかったと思う、から選択してください。また、1.有ったと思うを選択した人は、具体的なやれたことを箇条書きで書き出してください。2.なかったと思うを選択した人は、その理由を述べなさい。


●使用するケース
Day4, 11月30日(水) ケース
『グーグルLLC: ダイバーシティー宣言とリーダーの率直さ 』
コンテンツID:CCJB-IVE-18050-01 オリジナルID:9B18CJ046

第5日(Day5)

Day5, 12月7日(水)
「持続的な成長とイノベーションのジレンマ」 ~その先を見据えて制約下の新たなビジネスを創出する~

アサイメント1
ネットフリックスのビジネスに関係するステークホルダーとその役割をセットで全て書き出しなさい。
アサイメント2
ネットフリックスが破壊したサービスは何ですか? それはなぜ破壊できたのでしようか?
アサイメント3
ネットフリックスの様々なサービスを継続する上での制約(事業の成長に大きく影響を及ぼす要因)を上げてください。その上で、どのような影響を受けるのかを示しなさい。
例 : サービス名、制約、与える影響、という組み合わせで示しなさい
アサイメント4
ケースの最後に「ヘイスティングスの意思決定」という段落があります。あなたがヘイスティングスの立場だったら、ネットフリッスはどのような方向に進むべきだと思いますか。文中の選択肢から選択するか、あなたのオリジナルの方向性を示すか、どちらかを論じなさい。そして、その理由も説明しなさい。


●使用するケース
Day5, 12月7日(水) ケース
『ネットフリックス・インク: ディスラプター(破壊者)が破壊の危機 』
コンテンツID:CCJB-IVE-18033-01 オリジナルID:9B17EJ016

第6日(Day6)

Day6, 12月14日(水)
自身の強みを活用したビジネスゲーム」 ~ダイバーシティ時代の社会人として期待される活動~



●使用するケース
Day6, 12月14日(水) ケース:フィールドリサーチ 講師オリジナル
・リードユーザというゲストをお招きして、当日配布のテーマに沿ったビジネスゲームを実施します。
・教科書「SDGs時代の課題解決法インクルーシブデザイン」を読み「最終レポート」を作成してください。
・最終レポートのアサイメントは、当日発表します。
・最終レポートの提出締め切り日時は、12月27日(火)21時です。

第7日(Day7)

Day7, 1月11日(水)
「組織を離れ起業を考える」〜起業を考えてから事業になるまでのプロセスを鑑みる〜

アサイメント
当日までに発表します。

●使用するケース
Day7, 1月11日(水) ケース
『株式会社オマツリジャパン』(A)(B)(C)(D)(E)
コンテンツID CCJB-OTR-18069-01

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 10 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 40 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 40 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 10 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・全員、ビジネススーツ着用で授業に参加してください。
・1ケースあたり最低3時間の予習を行ってください。
・教科書は必ず目を通しておくこと。できる限り参考図書も熟読し、たくさんの「解」をもって授業に参加すること
・事前レポート、毎授業のアサイメントレポート、最終レポートは必ず提出すること。
・レポート未提出は、評価対象外とします。
・レポートだけが良く書けていても、授業貢献(発言)がない場合には評価が低くなることがあります。
・バランスよく学びの機会を増やしてください。
尚、この授業には正解はありません。これまでの経験や頭の良し悪しよりも、大切なことはケースの主人公の立場で考え、自分の意見や考え方を発信することです。
自分の目標を定め、課題もしくは不足していることを明確にし、行動できるように具体的な計画を立てること。
そして、努力することです。
レポート締め切りは、授業前日の21時です。
例えば、レポートの書き方やまとめ方などは、レポート提出後に全員のレポートを共有します。
他の生徒のレポートを参考にしながら、自分のスタイルを作っていってください。そういうことが努力の一つです。
また、単に現在の日本企業で戦える企業戦士を育成しようとは考えていません。
持続的な社会づくりに貢献できる人間育成がこの授業の主になります。そのためにも、たくさんの「正解」ではなく「解」(引き出し)を得られるよう努力してください。

授業に積極的に取り組む姿勢は、クラス発表ですが、他者意見から取り入れた解を次のレポートに活かしていく姿勢も重要視していきます。予習レポート40%、クラス貢献40%、コールドコール10%、最終レポート10%です。
ビジネス基礎1で学んだことをしっかりと復習して、この授業に臨んでください。
そういう視点からもみなさんを注視していきたいと思います。自己努力できる人を応援していきます。

・最後にビジネス基礎1で学んだ事を実践してください。授業の初日にビジネス基礎で学んだ全ての項目をチェックいたします。充分に振り返りを行い、実践してください。

・教科書「日経デザイン」10月号は、誰一人取り残さないデザインという視点から国内外の事例を紹介しています。
本誌は、年間購読誌なので、単月のみ購入ができません。よって、著者である講師がまとめて購入しストックしています。購入希望者(本誌は任意購入可)は、クラスルームから事前に「購入希望」のメールを送付してください。締め切りは、10月31日です。
尚、書籍代は、3,300円が著者割で2,640円になります。
授業初日のDay1, 11月9日(水)の朝に販売いたします。
必要な方は、おつりの無いように準備をお願いいたします。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 井坂智博「SDGs時代の課題解決法インクルーシブデザイン」日経BP社(2019)978-4296104529
  • インクルーシブデザイン定義 井坂智博「日経デザイン10月号「インクルーシブデザインの可能性」」日経BP社(2022)

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

参考文献1
「わかってはいるけど動けない」人のための自分を瞬時に動かす最強の方法 伊藤洋一(著),
出版社 : SBクリエイティブ株式会社

参考文献2
「うまくいっている人の考え方」 ジェリー・ミンチントン(著) 弓場 隆(訳)
出版社 : ディスカバリー21

参考文献3
「人を動かす」 D・カーネギー(著) 山口 博(訳)
出版社 : 創元社

参考文献4
「日本のイノベーションのジレンマ 第2版 破壊的イノベーターになるための7つのステップ」 玉田俊平太 (著)
出版社 : 翔泳社

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

これから何を学んでいかなければならないのか、どんな行動を身につけていかなければならないのかを実践的に学べる点に多くの学生からの支持があります。自分の子供に対する教育という視点、これからの社会変容の早い時代に必要な多様な視点、そして何より社会に貢献し続けられるタフなマインドをという視点から授業を構成しています。単に単位取得目的の学生はここにあらず。3、4年生には、2年生の見本・手本となるように授業に参加してください。
尚、2年連続でTeaching awardを受賞しています。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

井坂智博  TOMOHIRO ISAKA
株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ 代表取締役社長
学  位 : 2009年名古屋商科大学院GMP修了 M.B.A (経営学修士)
研究分野 : イノベーション。
職歴
リクルートで人材育成や組織の活性化、営業業務の標準化コンサルを経験し、1997年日本ではじめてのWEBマーケティング会社を起業。M&Aで売却後、国連東京支部の支部長や上場起業の役員を歴任。2012年から現職。
リードユーザ(障がい者や高齢者など生活に不便を感じている極端ユーザ)をインクルードした事業インクルーシブデザイン・ソリューションズを起業。新規事業開発、商品開発、人材育成などの企業コンサルをデザイン思考×インクルーシブデザインというメソッドで提供している。トヨタ自動車グループ、日東電工、三菱総研、野村総研、花王、JR東日本、キヤノン、JCB、日立、東京海上日動火災保険、NEC、セブン銀行、外資系企業などコンサルティング実績多数。

※名古屋商科大学大学院 「デザイン思考とイノベーション」講師
※日経BP課長塾「エンジニア版課長塾 視野を広げる「デザイン思考」
 「若手パワーアップ合宿 イノベーションを起こす技術」講師
※事業構想大学院 「地域創生×インクルシーブデザイン」講師
※日経ビジネスオンラインで「THE革新 イノベーションを産みだす観察」でデザイン思考を中心とする内容を連載
※ものつくり日本会議、ネイチャーテクノロジー研究会、日本ダイバーシティ推進協会インクルーシブデザイン研究会代表、千代田区・中央区みんなのユニバーサルデザイン代表幹事、他、ワークショップや講演活動で全国の地方自治体へ活動を拡大中
※著書「SDGs時代の課題解決法インクルーシブデザイン」日経BP社
   「法人営業バイブル」PHP社 共著

TOMOHIRO ISAKA
Inclusive Design Solutions Inc. President and Representative Director
Degree: 2009 Nagoya University of Commerce GMP Completion M.B.A (Master of Business Administration)
Research area: Innovation.
Employment history
In 1997, he started his first web marketing company in Japan, experienced human resources development, organization activation and recruitment standardization consultation. After selling at M & A, he served as a chief branch of the United Nations Tokyo branch and an official of the listed company. Current position from 2012.
Started business Includes Design Solutions Including lead users (extreme users who are inconvenient in life such as handicapped people and the elderly). We provide enterprise consulting such as new business development, product development, human resource development etc. as design thinking × method of inclusive design.
Toyota Motor Corporation Group, Nitto Denko, Mitsubishi Research Institute, Nomura Research Institute, Kao, JR East, Canon, JCB, Hitachi, Tokyo Marine & Nichido Fire Insurance, NEC, Seven Bank, foreign affiliated companies and many consulting results.

* Nagoya University of Commerce graduate school "Design thinking and Innovation" lecturer
* Nikkei BP Manager Division "Engineer Edition Chief Cram School Expands the View" Design Thinking "
"Technology for causing young power-up camp innovation" Lecturer
* Project plan Graduate school "Area creation × inclusive design" Instructor
* Nikkei Business Online "Observing the Innovation Innovation" Contents
* Manufacturing Nippon Meeting, Nature Technology Study Group, Japan Diversity Promotion Association Inclusive Design Study Group Representative, Chiyodaku · Minatoku Universal Design Representative Secretary, others, Workshops and lecture activities are expanding to local governments nationwide
*book "Corporate Sales Bible" co-authored by PHP







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