シラバス Syllabus

授業名 技術経営
Course Title Technology Management
担当教員 Instructor Name 矢本 成恒(Shigetsune Yamoto)
コード Couse Code NUC521_N25B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目 / Specialized Subject
学位 Degree BBA
開講情報 Terms / Location 2025 UG Fushimi Term3

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本学のミッションは、”フロンティアスピリット”を備えたイノベーティブで倫理観のあるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることである。本科目では、そのミッションを実現するために、①アントレプレナーシップの向上 ②モノづくり産業を中心としたビジネスにおける課題の理解・問題解決能力の養成などに重点を置いて授業を進めます。

Our mission, guided by a 'Frontier Spirit', is to develop leaders and entrepreneurs with a global perspective, advanced management skills, and high ethical standards that will equip them to succeed in bridging the gap between New Asia and the rest of the world. And the course provides entrepreneurship development and sound understanding & analysis capabilities toward possible management situations through case method. And it helps to develop entrepreneurial ability which is closely related mission statements of NUCB.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本科目では、成功するアントレプレナー(起業家)の必須能力とされる技術経営の基本を学修します。授業は技術経営における背景・概要・重要性などについて幅広い知識を得ることを目的として構成されます。本科目を学ぶことで、学生は「製品アーキテクチャ戦略」「イノベーション理論」「プロジェクト知識マネジメント」「企業間ネットワークマネジメント」などについて理解を深めることができます。

This course is designed for the students, who are beginners in learning technology management, to develop entrepreneurship for successful business chances closely related with possible managerial decision making. The purpose of this course is to study broadly the fundamentals of technology management. A broad understanding over 'product architecture strategy', 'innovation theory', 'project knowledge management', 'corporation network management' could be achieved to attend the course.

到達目標 / Achievement Goal

本科目は下記のラーニングゴールの確かな実現に向けて、ケース教材を用いた討論授業を行います。また、本科目を学ぶことで倫理的な問題解決能力を備えたアントレプレナーシップを習得することができます。

※本学および経営学部のディプロマ・ポリシーに挙げられた能力の習得のために厳格な評価を行います。従って、本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められます。


In this course, we will conduct class discussions using case studies in order to achieve the learning goals. Students attending this course would acquire ethical problem-solving ability and entrepreneurship.

※ The students are required to write a preparatory report and must aggresively participate in the class discussions to satisfy diploma policy of NUCB.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Managerial Perspectives (BBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

・技術経営における問題現象の確認能力
・実現可能な解決案の策定能力
・コミュニケーション能力

・Ability to Understand Problematic Situations on Technology Management
・Ability to Design/Establish Executable Solutions
・Communication Skill

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 10 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 90 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

・1ケースあたり最少3時間の予習を行います。
・アサインメントの質問について調査し、レポート形式で授業開始前に提出します。(注意:事前学習課題のキーワードの調査も忘れないようにすること)
・アサインメントについては、授業中(ディスカッション)、授業後(Classroom、オフィスアワー)などでフィードバックを実施します。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

技術経営のトピックスの概観
技術経営(MOT)の重要なトピックのいくつかについて概観します。第2回以降の講義で解説する、コア技術、他社との差別化、イノベーションの概念、プラットフォーム戦略などの考え方について議論します。

●使用するケース
Wii:任天堂のビデオゲーム革命 Iveyケース 

第2日(Day2)

製品アーキテクチャ
製品アーキテクチャの定義、代表的な事例などに対して学修した上で、技術経営における製品アーキテクチャの重要性を理解します。また、製品アーキテクチャ(モジュラー型 vs. インテグラル型)と企業の競争力の関係について考察を行なった上で、デジタル家電産業における日本企業の価値獲得戦略について議論します。




●使用するケース
シマノ:「部品統合による市場の創造」柳承辰オリジナルケースA & 矢本成恒オリジナルケースB

第3日(Day3)

コア技術戦略
提示されたケースを用いて、技術開発のジレンマ(変化の速い市場と時間のかかる独自技術)を理解します。その後、'モジュール化'と'デジタル化'というキーワードで象徴されるされる製品アーキテクチャの変化において、コア・コンピタンスの役割を確認します。また、技術経営を成功へと導くためのプラットフォーム戦略の重要性と課題について議論を行います。



●使用するケース
キーエンス:「潜在ニーズの取り組みとマスカスタマイゼーション」柳承辰オリジナルケースA & 矢本成恒オリジナルケースB

第4日(Day4)

イノベーションの理論と本質
技術経営における価値創造において最も重要な概念であるイノベーションについて学修します。また、商品革新(プロダクト・イノベーション)とプロセス革新(プロセス・イノベーション)およびそれらに伴うジレンマ的な意思決定問題についても考察します。最後に、イノベーション過程におけるリーダー戦略とフォロワー戦略のメリット・デメリットについて議論を行います。


●使用するケース
スリーエム(3M):「革新する企業の横顔」、HBS

第5日(Day5)

イノベーションのジレンマとリーダーシップ
技術経営における重要な概念であるイノベーションのジレンマについて学修します。また、組織の発展や外部環境変化にともなう、技術の展開方法についても考察します。さらに、外部環境変化に対応したリーダーシップスタイルについて議論します。

●使用するケース
「あいちせぼね病院」加藤翠・矢本成恒共著のオリジナルケース

第6日(Day6)

プラットフォーム戦略
コンピューター産業では、ハードウェア、OS、ソフトウェアの組み合わせによってビジネスを展開しているため、そのプラットフォームの概念やビジネス拡大戦略について学修します。また、形成された経済圏(産業内)についての特徴についても考察し、プラットフォーム戦略の議論を行います。

●使用するケース
「アップルコンピュータ― 2006年」 HBSケース

第7日(Day7)

新産業勃興期における新規事業戦略
技術経営の知識を拡張して、宇宙産業のような新しい産業の勃興期に新規事業をマネジメントしていくためのポイントを議論します。その議論において、エフェクチュエーションの考え方、探索と活用という両利きの経営の考え方を学修します。さらに新産業で小さなベンチャーがビジネス展開する場合の成功要因について考察をします。なお、最後に簡単な小テストをおこないます。

●使用するケース
「SpaceBD-宇宙産業黎明期のベンチャー企業-」矢本成恒ほか著のオリジナルケース

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 10 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 60 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 70 %
予習レポート Preparation Report 20 %
小テスト Quizzes / Tests 10 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 長内「イノベーション・マネジメント」中央経済社(2021)978-4-502-39351-8

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

・「技術経営入門」藤末健三著、日経BP社
・「MOTテクノロジーマネジメント」グローバルタスクフォース(株)著、通勤大学文庫

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

大学院でこの科目を担当していますが、学部では初めての講義になります。今後みなさんの意見は随時稿に内容に反映させていきます。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

矢本成恒
http://mba.nucba.ac.jp/research/faculty/entry.html?u_bid=145&u_eid=13149

(プロフィール)
・研究分野 イノベーションマネジメント, 技術経営戦略

・経歴
東京大学教養学部卒業。東京大大学院工学系博士課程修了(技術経営戦略研究室)。筑波大学大学院修士課程修了(経営戦略系研究室)。博士(工学)、修士(経営学)/MBA、中小企業診断士。

日本電信電話株式会社にて、経営企画部門、新規事業企画部門を担当し、戦略持株会社経営企画(国際戦略)担当部長を務める。その後、コンサルティング会社取締役、マーケティング会社取締役等を経て現職。
経営コンサルタントとしては、ITビジネス、テレビ放送、コンテンツビジネスの経営戦略、新規事業企画、スタートアップ経営の支援・マネジメント受託など100社以上に携わる。また、中小企業診断士として、IT業および製造業等の経営指導を実施。2011年度東京商工会議所企業変革プログラムアドバイザー。

所属学会は、日本開発工学会(理事、編集委員、ビジネス・イノベーション研究会主査)、日本経営診断学会、ビジネスモデル学会

・最終学歴 Ph.D. (東京大学)、MBA、中小企業診断士

・主な職歴
1987~2004 日本電信電話(株)
2004~2009 (株)プラットイーズ
2009~2010 (株)アークエンジン
2010~    一般社団法人俯瞰工学研究所


Refereed Articles

  • (2024) Harnessing Ordinary User Creativity in New Product Development ―Experiments and Discussion of Idea Interaction between Ordinary Users and Experts―. Business model association journal ISSN:2432-1850
  • (2024) A study on how to examine promising business areas in growth industries. Development engeneering 1343-7623 / 2185-2480
  • (2024) Consideration of issues and solutions for recycling and IT platforms in the automobile industry. Development engeneering 1343-7623 / 2185-2480
  • (2024) Consideration of product development strategies to compete with innovation-driven manufacturers. Development engeneering 1343-7623 / 2185-2480
  • (2024) Local government transformation promotion system about Consideration. Development engeneering 1343-7623 / 2185-2480

Refereed Proceedings

  • (2021). Issues of Employee Engagement in the "With Corona Era". Management that values people .Japan Society for the Promotion of Human Resource Management, the 8th Research Presentation . 1. 3. on line
  • (2017). Creating New Values through Horizontal Alliance. Development Engineering .Japan Development Engineering Society. 1. 3. Tokyo university of Science






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