授業名 | プログラムデザイン |
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Course Title | Program Design |
担当教員 Instructor Name | 韓 尚憲(Sangheon Han) |
コード Couse Code | NUC515_N24B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 教養教育科目 / Liberal Arts |
学位 Degree | BBA |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Fushimi Term4 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
本講座では、本学のミッションである、「 "フロンティアスピリット"を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることである。名古屋商科大学の学生は、新時代のアジアと世界をつなぐ能力を有している。」を意識しながら運用します。
In this course, we will be aware of our mission of "educate innovative and ethical leaders who possess a 'frontier spirit' and to create knowledge that advances business and society, and to give students the ability to bridge the gap between New Asia and the rest of the world."
授業の目的(意義) / Importance of this course
この講座では、プログラムのデザインをテーマとして、ソフトウェアの開発に関わる全般的なプロセスについて勉強します。また、情報化社会における、ITを活用した経営革新や、経営企画スタッフなどに興味を持つ学生を対象とした講座です。銀行のATMを使いながらその操作性に不満を感じたことはないだろうか、またスマートフォン(Smart Phone)からネットショッピングのやり取りを行うとき不安と不便さを感じたことはないだろうか、巨大な商店街やアウトレットを歩きながらもっと親切にショッピングを助けることができる案内ソフトウェアがあればと思ったことはないだろうか。また、ソフトウェアの値段はどのように決めるべきか疑問を持ったことはないだろうか。このように、有形のハードウェアではなく無形なソフトウェア(Software)に対して、それらを開発する企業の立場から「設計 → 開発 → 製造 → ソフトウェアプロダクト」をイメージして勉強していきます。コンピュータ言語を用いたプログラミングのテクニカルな要素を省いて、フィールドスターディと議論から生まれるプロトタイプを提案しながら発想(idea)を出し合う形で講座を盛り上げていきます。さらに、データサイエンスの根本になるBig Dataの活用についての基本概念とビジネス現場での価値創出のための取り組みについて議論します。
本講座では、ビジネスとの関わりを意識して全日程に対してフィールドワークとケースを導入して行うので、予習を徹底する必要があります。
本講座では、ビジネスとの関わりを意識して全日程に対してフィールドワークとケースを導入して行うので、予習を徹底する必要があります。
In this course, students will study the overall process involved in software development, with the theme of program design. This course is also intended for students who are interested in IT-based management innovation and business planning staff in the information society. Have you ever felt dissatisfied with the operability of a bank's ATM? Have you ever felt uneasy and inconvenient when shopping online from your Smart Phone? Have you ever wished that there was guidance software that could help you more kindly while walking through a huge shopping mall or outlet? Or have you ever wondered how the price of the software should be determined? In this way, we will study software (Software), intangible rather than tangible hardware, from the perspective of the company that develops it, imagining "design → development → manufacturing → software product. The course will be animated by omitting the technical elements of programming using computer languages and will be conducted in a form where ideas are exchanged while proposing prototypes generated from field studies and discussions. Furthermore, we will discuss the basic concepts of utilizing Big Data, which is the root of data science and approaches for creating value in the business field.
In this course, fieldwork and cases will be introduced for the entire schedule with an awareness of the relationship with business, so thorough preparation is required.
In this course, fieldwork and cases will be introduced for the entire schedule with an awareness of the relationship with business, so thorough preparation is required.
到達目標 / Achievement Goal
学生はこの講座により、ソフトウェアデザインに関する論理的かつ合理的な問題解決の力が身に付けることができる。
具体的には、
・ソフトウェア政策の工程の理解と活用
・UI (User Interface)の重要性を認識し適切なモデルを提案
・Big Dataの活用をベースにソフトウェアの価値とビジネスにおける革新的な思考
・ビジネスにおけるソフトウェアの価値と重要性
が身につけることができる。
具体的には、
・ソフトウェア政策の工程の理解と活用
・UI (User Interface)の重要性を認識し適切なモデルを提案
・Big Dataの活用をベースにソフトウェアの価値とビジネスにおける革新的な思考
・ビジネスにおけるソフトウェアの価値と重要性
が身につけることができる。
Students are expected to develop logical and rational problem-solving skills in software design through this course.
Specifically, the students are expected to be able to acquire the following skills.
・Understand and utilize software policy processes.
・Recognise the importance of UI (User Interface) and propose appropriate models.
・The course is designed to provide students with an understanding of the value of software and innovative thinking in business, based on the use of Big Data.
・The value and importance of software in business.
Specifically, the students are expected to be able to acquire the following skills.
・Understand and utilize software policy processes.
・Recognise the importance of UI (User Interface) and propose appropriate models.
・The course is designed to provide students with an understanding of the value of software and innovative thinking in business, based on the use of Big Data.
・The value and importance of software in business.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Managerial Perspectives (BBA)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Managerial Perspectives (BBA)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
学生はこの講座により、論理的かつ合理的な問題解決の力が身に付くと期待されます。
具体的には、
・ソフトウェアとハードウェアの仕組み
・ユーザーインタフェースの重要性
・革新的な思考
・ビジネスにおけるソフトウェアの価値と重要性
が身にづくと期待されます。
具体的には、
・ソフトウェアとハードウェアの仕組み
・ユーザーインタフェースの重要性
・革新的な思考
・ビジネスにおけるソフトウェアの価値と重要性
が身にづくと期待されます。
Students are expected to develop logical and rational problem-solving skills through this course.
In particular,
・ Software and hardware mechanism
・ Importance of user interface
・ Innovative thinking
・Value and Importance of Software in Business
In particular,
・ Software and hardware mechanism
・ Importance of user interface
・ Innovative thinking
・Value and Importance of Software in Business
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 0 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 50 % |
フィールドメソッド Field Method | 50 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
【1】この科目に対する事前学習と事後学習(自学自習方法)について
週一回の授業だけでは不十分であるので、予習をして授業に臨むことをお勧めします。意思決定問題に対して、その問題を細かく分析し、それをモデル化する練習を重ねる。よって、本講座では、問題をモデル化する練習とその結果を解析する演習に重点を置く。また、予習・復習をして授業に臨むことをお勧めします。従って、各講義前に教科書の予習やケースの予習に2時間の時間が必要とされる。
【2】課題(試験・レポート等)に対するフィードバックについて
中間試験とレポートのフィードバックについては、Google Classroomを通じて採点後コメントを付して返却する。
・事前準備事項:ケースアサインメントレポート準備(※. 実習の場合には事前準備を含む)
週一回の授業だけでは不十分であるので、予習をして授業に臨むことをお勧めします。意思決定問題に対して、その問題を細かく分析し、それをモデル化する練習を重ねる。よって、本講座では、問題をモデル化する練習とその結果を解析する演習に重点を置く。また、予習・復習をして授業に臨むことをお勧めします。従って、各講義前に教科書の予習やケースの予習に2時間の時間が必要とされる。
【2】課題(試験・レポート等)に対するフィードバックについて
中間試験とレポートのフィードバックについては、Google Classroomを通じて採点後コメントを付して返却する。
・事前準備事項:ケースアサインメントレポート準備(※. 実習の場合には事前準備を含む)
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
「科目オリエンテーションとプログラムデザインの導入ケース」:本講座に関する概要と背景そして目的の紹介とグループ分けを行います。また、今後の講座の進行に対する説明とショートケースを用いてプログラムデザインに対する基本的な概念と必要性を理解します。特に、ソフトウェアのユーザーインタフェースと他国の文化との関係性などについて考察します。
●使用するケース
"Line Corporation 2018 "(オリジナル自作導入ケース)第2日(Day2)
「ソフトウェア開発の工程とプロトタイプ」【実習-1】:本講座で主に使用するプロトタイプソフトであるProttの紹介(参照 https://prottapp.com/ja/)と課題の形式で時間中にそれを使ったグループワークを促します。
「プロトタイプの提案」
:prottによるグループごと製作されたプロトタイプを提案します。
●使用するケース
”Chicago Financial 2023”(オリジナル自作ケース)第3日(Day3)
「モバイルアプリケーション開発」【実習-2】:プログラム開発ツールの「X-Code」を用いて基本的なモバイルアプリを作成する体験を行います。それによって、プログラムの仕組みと基本的なデザインのを理解してもらいます。
「デザイン・インタフェースとビジネス効果」
:アップルのケースを用いてUI(ユーザーインタフェース)とそれに従うビジネスの効果について議論します。
・事前準備事項:ケースアサインメントレポート準備
●使用するケース
"アップルのデザイン哲学とイノベーション" (HBSケース)第4日(Day4)
「革新的な思考とプロトタイプの提案」【フィールドワークー1回目】:グループ別で名古屋駅周辺を探索します。新幹線の券売機や銀行のATMやレジシステムのインタフェースに関する問題点やアイディアを出し合ってビジネスの側面からの効率よいプロトタイプを提案して貰います。(注意:グループで活動するが、提案の方は個人で行い、個人で評価される)
・事前準備事項:ケースアサインメントレポート準備
●使用するケース
Nagoya Station 2023、教員オリジナル第5日(Day5)
「革新的な思考とプロダクト」:名古屋駅のフィールドワークの報告
「Googleのケース」を通じて技術とサービスそしてビジネスモデルについて議論します。
・事前準備事項:ケースアサインメントレポート準備
●使用するケース
「google 2014」、HBSケース第6日(Day6)
「現場観察とアプリの提案」【フィールドワークー2回目】:グループ別商店街(大須)を探索します。各グループは商店街を探索しながら、どうすれば買い物客が道に迷わずにショッピングが楽しめるのかを悩みながら問題点やアイディアを出し合って専用のアプリ開発のプロトタイプの提案をレポートとして提出します。(注意:グループの活動するが、提案の方は個人で行い、個人で評価される)
・事前準備事項:ケースアサインメントレポート準備
●使用するケース
「Nagoya-City Osu Shopping District 2023」、教員オリジナル第7日(Day7)
「ソフトウェアビジネスとイノベーションの提案」:大須のフィルドワークの報告とプログラムデザインに関する開発者の思考プロセスと工程を理解しながら内容をまとめます。
・事前準備事項:大須商店街活性化プロジェクト(携帯アプリ)グループ発表準備
●使用するケース
「フロンティア号の宇宙探索 2023」、教員オリジナル成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 10 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 50 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 60 % |
予習レポート Preparation Report | 20 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 20 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
発言の回数も大事ですが、質の高い発言にも心かけてください。グループプロジェクト関しては、グループリーダーからの内部評価があります。教科書 Textbook
- .「「配布資料」」.(.)
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
[1]高橋 佑磨・片山 なつ (著)『伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール』、技術評論社(2014)、ISBN(978-4774166131)
[2]ゴールデン・クリシュナ (著), 武舎 るみ (翻訳), 武舎 広幸 (翻訳)『さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法』、技術評論社(2015)、ISBN(978-4861009938)
[3]Tom Engelberg (著), 長谷川 裕一 (翻訳), 土岐 孝平 (翻訳)『間違いだらけのソフトウェア・アーキテクチャ―非機能要件の開発と評価 (Software Design plus) 』、技術評論社(2010)、ISBN(978-4774143439)
[4]古賀 直樹 (著)『ユーザーインタフェースデザインの基礎知識 ~プログラム設計からアプリケーションデザインまで~』、技術評論社(2010)、ISBN(978-4774142302)
[5]谷口 功 (著)『図解入門よくわかる最新ソフトウェア開発の基本 (How‐nual Visual Guide Book) 』、秀和システム (2011)、ISBN(978-4798030661)
[6]山田 茂・田村 慶信(著)『ソフトウェア工学の基礎と応用 ~高品質ソフトウェア開発を目指して~』、数理工学社(2013)、ISBN(978-4864810029)
[2]ゴールデン・クリシュナ (著), 武舎 るみ (翻訳), 武舎 広幸 (翻訳)『さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法』、技術評論社(2015)、ISBN(978-4861009938)
[3]Tom Engelberg (著), 長谷川 裕一 (翻訳), 土岐 孝平 (翻訳)『間違いだらけのソフトウェア・アーキテクチャ―非機能要件の開発と評価 (Software Design plus) 』、技術評論社(2010)、ISBN(978-4774143439)
[4]古賀 直樹 (著)『ユーザーインタフェースデザインの基礎知識 ~プログラム設計からアプリケーションデザインまで~』、技術評論社(2010)、ISBN(978-4774142302)
[5]谷口 功 (著)『図解入門よくわかる最新ソフトウェア開発の基本 (How‐nual Visual Guide Book) 』、秀和システム (2011)、ISBN(978-4798030661)
[6]山田 茂・田村 慶信(著)『ソフトウェア工学の基礎と応用 ~高品質ソフトウェア開発を目指して~』、数理工学社(2013)、ISBN(978-4864810029)
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
毎週、授業後アンケートを取り、皆さんからのコメントに基づいて継続的に改善を行います。
担当教員のプロフィール About the Instructor
大阪大学大学院にて経済学MA(経営学専攻),大阪大学 大学院にて経済学PhD(経営学専攻)を取得。 経営科学を専門しており、様々な科学的意思決定手法について研究 している。特に、遺伝的アルゴリズムなどのメタ・ヒューリスティックアルゴリズム(Meta Heuristic Algorithm)を用いて、ポートフォリオ選択問題やサプライチェーンネットワークの最適化について研究。最近は、階層分析法(AHP)に興味深い。意思決定者である人間 の心理を取り組んだ科学的意思決定分野に注力。今は、他国の研究者と共同で国際的な 企業を中心にAHPを適用した研究を進めている。現在名古屋商科経営学部 & 同大学大学院マネジメント研究科教授。 主な論文としては、 Hybrid GA for Portfolio Selection Problem, Hybrid GA for Supply Chain Network, Revenue management model for IP-Telephone serviceなど
Master(Business Administration) of Economics at Osaka University graduate school, Economics PhD (Business Administration major) at Osaka University graduate school. He specializes in management science and is studying various scientific decision making methods. In particular, he studied portfolio selection problem and optimization of supply chain network using meta-heuristic algorithm such as genetic algorithm. Recently, I am interested in Analytic Hierarchy Process (AHP). Focusing on the scientific decision-making field that tackled the psychology of the human being who is the decision-maker. Today, we are conducting research with AHP applied mainly to international companies in collaboration with researchers from other countries. Currently Professor of Graduate School of Management, Nagoya University of Commerce & Business.
Refereed Articles
- (2024) Equilibrium vertical structure with a common supplier. the Manchester School Manch Sch. 2024;1–20. 1467-9957
- (2020) Additional Transportation Costs benefit Consumer Surplus and Social Welfare in a Bilateral Duopoly. Bulletin of Applied Economics 7(2): 2056-3736
- (2019) Application of allotted analytic hierarchy process (aAHP) in group decision making problem - The evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event -. Journal of Global Business Society 5(1): ISSN 2186-2117
- (2019) The General Least Square Deviation OWA Operator Problem. Mathematics 7(4): ISSN: 2227-7390
- (2018) Profit-Improving Linear Tariffs Pricing in a Vertical Oligopoly. Theoretical Economics Letters, 2018, 8 2018, 8,2055-2062 ISSN Online: 2162-2086/ISSN Print: 2162-2078
Refereed Proceedings
- (2019). A study on validity of shared pairwise comparison method in AHP. Global Business Society 10th Symposium Proceeding .Global Business Society. 1. 2. Osaka
- (2018). A Study on the Validity of Sharing Work of Pairwise Comparison Method. Proceedings SCIS-ISIS 2018 .2018 Joint 10th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 19th International Symposium on Advanced Intelligent Systems. 1. 2. Toyama International Conference center
- (2018). A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Global Business Society .Global Business Society 9th Symposium. 1. 3. Osaka city University