シラバス Syllabus

授業名 デザイン思考と経営戦略
Course Title Design Thinking and Management Strategy
担当教員 Instructor Name 井坂 智博(Tomohiro Isaka)
コード Couse Code NUC511_N24B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目 / Specialized Subject
学位 Degree BBA
開講情報 Terms / Location 2024 UG Fushimi Term3

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
フロンティアスピリット、自らが主体者となり、物事に対して積極的に参加する姿勢を醸成します。
本授業では、デザイン思考を活用したイノベーションにその中心を置き、企業内における先行事例を参照しながら進めていきます。
This course is designed to embody our university's educational mission.
It fosters a frontier spirit and an attitude of taking initiative and actively participating in things.
This course focuses on innovation using design thinking, and students will proceed while referring to previous examples within companies.

授業の目的(意義) / Importance of this course

デザイン思考とは何か?デザイン思考は、どのような活用方法があるのか。
講師がこれまでデザイン思考を活用した600社以上のコンサル実績から、企業内での運用について示唆します。デザイン思考を導入した結果、成功事例・失敗事例などを鑑み、デザイン思考を活用するためのポイントを伝授いたします。

その上で、6つのケースを介して、デザイン思考の活用方法や有用性について議論をします。
決して正解を求めるのではなく、最大限の「解」を導き出すことを理解します。
観察からたくさんの問い(問題定義)をつくる重要性を理解し、問題解決に向けた選択肢を量産していきます。
本授業終了後には、社会に対する観察力が醸成され、イノベーションに対する興味関心が高まったていることを目指します。

What is design thinking? How can design thinking be used?
The instructor will provide suggestions on how to use design thinking within a company based on his experience of consulting with over 600 companies that have used design thinking. Considering success and failure cases of introducing design thinking, the instructor will teach the key points for using design thinking.

Then, through six cases, we will discuss how to use design thinking and its usefulness.
You will understand that it is not about finding the right answer, but about deriving the maximum possible "solution."
You will understand the importance of creating many questions (problem definitions) from observations, and mass-produce options for solving problems.
By the end of this class, we aim to foster students' observational skills regarding society and their interest in innovation.

到達目標 / Achievement Goal

本授業は、デザイン思考を学問として学ぶだけではなく、実践として活用できるようになることを目標とします。
実際に就職活動でもデザイン思考は有用です。
デザイン思考を中心に企業内での活用方法などプレゼンするコトで、他の学生と差別化が可能となった、という事例が多数あります。デザイン思考を知る・理解を深める・活用する・実践できる・成果に結びつける。この一連のプロセスを4日間の集中講義で習得することが目標です。

The goal of this class is not just to learn design thinking as an academic subject, but to enable students to put it into practice.

In fact, design thinking is useful in job hunting.

There are many cases where students have been able to differentiate themselves from other students by giving presentations on how to use design thinking within a company. Learn about design thinking, deepen your understanding, use it, put it into practice, and link it to results. The goal is for students to master this entire process in a four-day intensive course.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Managerial Perspectives (BBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

デザイン思考の5つのステップとその活用方法。
企業内での6つの活用方法を理解し、活用時のポイントを習得します。
・製品開発
・マーケティング
・ビジネスモデル作成
・顧客価値創造
・新規事業開発
・事業デザイン

最終日には、フィールドワークを予定しています。
自らが経営者になり、新たな事業開発体験をデザイン思考を活用して行います。

The five steps of design thinking and how to use it.
Understand six ways to use it within a company and learn key points when using it.
・Product development
・Marketing
・Business model creation
・Customer value creation
・New business development
・Business design

Fieldwork is planned on the final day.
Participants will become managers and use design thinking to gain experience in new business development.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 10 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

本講義は、全日程をケースメソッドならびにワークショップで実施します。
使用ケースの提示と同時にレポートに関するアサインメントも提示します。
履修の前提条件として、1ケースあたり最低3時間の予習を行うものとします。
授業時の発言、グループワーク時の活動に関して、適宜アドバイスなどのフィードバックを行います。
【授業内発言】
授業時の発言は、議論を深めるためのクラス貢献です。積極的に自分の考えを発信してください。
4日間を通して、「発言が全くない」ということがないように留意してください。

【グループワーク】
手順を理解し、短時間で効率よく議論を深めてください。
・どのようなプロセスで議論するのか
・役割分担は
・アウトプット(ホワイトボード)はどうするのか
最初に決めてからグループワークを始めてください。
また、グループワークに関する相互評価を行います。

【レポート】
レポートは、自分の作品です。自分の考えを多様なオーディエンスに発信し、相互に議論を行い深めていく絶好の機会です。レポートの作成・提出は必須といたします。1つでも未提出レポートがある場合には、単位認定は行いません。
全てのレポートは、授業終了時にクラス内共有をいたします。他の学生のレポート作成の考え方・シナリオ作成・見せ方・わかりやすさなど参考にし、自身の発信力のスキルに変えてください。

レポートの提出締め切りは、以下の通りです。期日までに提出したレポートに関しては、採点に加えてアドバイスをコメントいたします。締め切り後の提出されたレポートに関しては、採点のみといたします。
9月28日(土)授業レポート→締め切り 9月27日(金)21:00
9月29日(日)授業レポート→締め切り 9月28日(土)21:00
10月5日(土)授業レポート→締め切り 10月4日(金)21:00
10月6日(日)授業レポート→締め切り 10月5日(土)21:00

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Day1 9月28日(土)
セッション1
テーマ:デザイン思考とは
ケース:ケースオリジナルスライド
概 要:デザイン思考の概要、活用方法、国内外の事例について理解を深めます。

セッション2
テーマ:製品開発
ケース:Amazon.com 2016 -vs Walmart Stores-
概 要:デザイン思考を活用した製品開発に関して、理解を深めその有用性について議論します。
アサインメント:
1.ウォルマートとアマゾンのビジネスモデルの比較を行い、Amazonの強みを分析しなさい。尚、比較検討する期間は、1994年から2016年までとする。
2.ユーザー(顧客)の買い物の方法は、どのように変化しましたか。ウォルマート(Before)とアマゾン(After)を比較しながら、Before -Afterでわかりやすく説明しなさい。また、それは社会のどんな変化が影響しています。
3.アマゾンの登場により、小売業の主戦場は店舗からインターネットの世界に変化してきました。では、ユーザー求めている小売業に対する価値は、何から何に変化したのでしょうか。なるべく多くの求めている価値をあげながら説明しなさい。また、顧客は、なぜその価値を求めるようになったのでしょうか。

●使用するケース
セッション1
ケース:ケースオリジナルスライド

セッション2
ケース:Amazon.com 2016 -vs Walmart Stores-

第2日(Day2)

Day2 9月29日(日)
セッション3
テーマ:Eコマース
ケース:楽天
概 要:インターネットビジネスの中でマッチングビジネスを取り上げ、デザイン思考を活用したその有用性について議論します。また、前日のケース「Amazon」との比較検討を行い、議論を深めます。
アサインメント:
1.楽天のユーザー(顧客)は誰ですか。また、どのようなユーザーの課題を何を使って解決したのでしょうか。ただし、ユーザーは複数いますので、それぞれに対して分析をしなさい。
2.楽天にとっての競合は誰ですか。楽天と競合のビジネスモデルの比較を行いながら、楽天の強みを説明しなさい。
3.アマゾンと楽天のビジネスモデルの違いは何ですか。サービス(製品)視点、ユーザー視点、提供価値視点、営業チャネル視点、主要活動視点の5つの視点から分析しなさい。

セッション4
テーマ:マーケティング
ケース:アルペン
概 要:店舗開発・製品ラインナップ・市場開拓・競合調査など広くマーケティング活動に関するデザイン思考の有用性について議論します。
アサインメント:
1.アルペンとゼビオのビジネスモデルの比較を行いなさい。ただし、店舗開発・製品ラインナップ・市場(顧客)開拓、競合調査の4つの軸で比較し、マーケティング活動を意識したビジネスモデルの比較となるように。
2.アルペンのピンチは何ですか。問題の本質を掘り下げて説明しなさい。
3.あなたは、アルペンの新規事業開発部門の担当役員です。競合のゼビオに勝つための新たな事業アイディアを水野社長に提案する必要があります。デザイン思考の5つのステップを活用し、新たなアイディアを提案しなさい。

●使用するケース
セッション3
ケース:楽天

セッション4
ケース:アルペン

第3日(Day3)

Day3 10月5日(土)
セッション5
テーマ:ビジネスモデル
ケース:イケア_ 日本での失敗と再参入の成功
概 要: 市場変化がビジネスモデルの構築にどのように影響するのかを探求します。その際に、デザイン思考の有用性について議論を深めます。
アサインメント:
1.イケアの最初の日本上陸時の(1974年から撤退する1986年まで)、イケアのビジネスを取り巻く日本社会の環境はどのようなものでしたか。日本社会(ユーザー)を観察しながら、論じなさい。
2.なぜイケアは、最初の日本上陸に失敗したのでしょうか。理由をイケアのビジネスモデルと日本社会(ユーザー)の特徴や接点を意識しながら説明しなさい。
3.イケアの日本再上陸時には、様々な準備を行い日本市場に乗り込んできました。あなたがイケアの当時の市場開拓リーダーと仮定して、デザイン思考を活用した再上陸プランを提案してください。

セッション6
テーマ:環境と経済
ケース:スターバックス vs. お父さんの喫茶店 SDGsを考える 〜ストローどうしましょうか〜
概 要: 環境重視か利益重視か。環境と経済の両立は、企業にとって大きなジレンマとなっています。ハーバード大学のクリステンセン教授が提唱された「イノベーションのジレンマ」を参照しながら、デザイン思考を活用したその有用性について議論します。
アサインメント:
1.スターバックスとお父さんの喫茶店の違いを分析しなさい。ただし、分析ツールとしては、「カスタマージャーニーマップ」または「ビジネスモデルキャンバス」のどちらかを活用しなさい。
2.お父さんの喫茶店は、どのような問題に直面していますか。相反2軸を活用して問題点を構造化しなさい。

●使用するケース
セッション5
ケース:イケア_ 日本での失敗と再参入の成功

セッション6
ケース:スターバックス vs. お父さんの喫茶店 SDGsを考える 〜ストローどうしましょうか〜

第4日(Day4)

Day4 10月6日(日)
セッション7
テーマ:新規事業開発
ケース:戦う相手はデンソー デンソー2004
概 要:新規事業開発にデザイン思考はどのようにリーチできるのか、その有用性を議論します。
アサインメント:
1.デンソーが新規事業開発を行わなければならない理由は何ですか。時代の変化、車社会の変容、環境変化、自社内の特徴、ものづくり企業のポジションなど複数の軸を活用して、その理由を分析しなさい。軸は、上記以外の軸を活用してもokです。
2.デンソーは、新規事業開発を進めるあたり、どのような問題がありますか。顧客軸、価値創造、社内人材の育成、組織のあり様、経営者の考え方など自分なりに軸を立てて、問題点を洗い出しなさい。
3.デンソーは、新たな事業としてパーソナルモバイルを検討しています。免許なども入らず誰もが使いやすい・わかりやすいモノ・コトをデザイン思考・インクルーシブデザインを活用して提案をしなさい。
<ヒント>
リードユーザ(極端ユーザー)、街中移動、デザイン思考の5つのステップ

セッション8
テーマ:顧客価値創造
ケース:講師が当日配布するオリジナルケース
概 要:ケース内のテーマ(課題)からデザイン思考を活用した製品開発を実践で行います。フィールドワークから見過ごしている社会課題を発見し、問題の本質の掘り下げ、解決に向けたアイディアの拡散まで行います。
授業内で、実践した内容をベースに最終レポートを作成してください。
アサインメント:
1.当日配布するケースから、観察・問題定義・アイディア・プロトタイプ・評価までのデザイン思考を設計しなさい。(最終レポート)

●使用するケース
セッション7
ケース:戦う相手はデンソー デンソー2004

セッション8
ケース:講師が当日配布するオリジナルケース

第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 5 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 45 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 40 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 10 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・1ケースあたり最低3時間の予習を行ってください。
・事前レポート、毎授業のレポート、は必ず提出すること。レポート未提出は、評価対象外とします。
・参考文献は、サービス経営を深く理解するための資料です。
・本来はレポートを印刷してグループディスカッションに活用しますが、環境制約を鑑みノートPCの持ち込みを許可します。ただし、自分が作成したレポートの閲覧専用とし、インターネット接続は禁止とします。
・スマホの授業中の使用は、閲覧・ノートPCへのテザリング等、全て禁止とします。発見した場合には、厳正な対処をいたします。ただし、教員が指示した時のみ使用を許可します。
・AIの使用に関しては、ケースを深掘りするための使用や具体的なデータや資料閲覧のための使用に関しては、推奨します。ただし、ケースアサイメントに対する解をAIを活用して作成することは、禁止いたします。教員の活用する類似性・AI使用性検索にかけて、40%以上の類似性が見受けられる場合には、厳正な処分対象とします。また、web上のコンテンツのコピーが40%を超えた場合も同様とします。

教科書について
「SDGs時代の課題解決法インクルーシブデザイン」
1、2年生の時の授業で購入した学生はそれを使用してください。
持っていない学生は、授業初日(9/28)の授業開始前に教室で購入してください。1,980円になります。お釣りのないように。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 井坂智博「「SDGs時代の課題解決法インクルーシブデザイン」」日経BP(2019)978-4296104529

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

「イノベーションのジレンマ 増補改訂版: 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」
2001/7/1発行 翔泳社  クレイトン クリステンセン (著), 伊豆原 弓 (翻訳)

「はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ」
2018/9/25発行 翔泳社  加藤希尊(かとうみこと)(著)

「ビジネスモデル・キャンバス徹底攻略ガイド」
2020/9/17発行 翔泳社  今津 美樹(著)

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

社会で必要な人間形成を主に置きながら、コミュニケーション能力や経営スキルを学ぶ機会としています。
受講生のレベルや理解度に応じて授業内容を柔軟に変更します。そのため、シラバス通りに進まないこともあります。
しかし、受講生からは「学生の立場に立った厳しい指導」と定評があります。
社会人に向けて、成長意欲の高い学生の参加を期待しています。
2年連続、Teaching Awardを受賞しています。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

井坂智博  TOMOHIRO ISAKA
株式会社インクルーシブデザイン・ソリューションズ 代表取締役社長
学  位 : 2009年名古屋商科大学院GMP修了 M.B.A (経営学修士)
研究分野 : イノベーション。
職歴
リクルートで人材育成や組織の活性化、営業業務の標準化コンサルを経験し、1997年日本ではじめてのWEBマーケティング会社を起業。M&Aで売却後、国連東京支部の支部長や上場起業の役員を歴任。2012年から現職。
リードユーザ(障がい者や高齢者など生活に不便を感じている極端ユーザ)をインクルードした事業インクルーシブデザイン・ソリューションズを起業。新規事業開発、商品開発、人材育成などの企業コンサルをデザイン思考×インクルーシブデザインというメソッドで提供している。トヨタ自動車グループ、日東電工、三菱総研、野村総研、花王、JR東日本、キヤノン、JCB、日立、東京海上日動火災保険、NEC、セブン銀行、外資系企業などコンサルティング実績多数。

※名古屋商科大学大学院 「デザイン思考とイノベーション」講師
※日経BP課長塾「エンジニア版課長塾 視野を広げる「デザイン思考」
 「若手パワーアップ合宿 イノベーションを起こす技術」講師
※事業構想大学院 「地域創生×インクルシーブデザイン」講師
※日経ビジネスオンラインで「THE革新 イノベーションを産みだす観察」でデザイン思考を中心とする内容を連載
※ものつくり日本会議、ネイチャーテクノロジー研究会、日本ダイバーシティ推進協会インクルーシブデザイン研究会代表、千代田区・中央区みんなのユニバーサルデザイン代表幹事、他、ワークショップや講演活動で全国の地方自治体へ活動を拡大中
※著書「SDGs時代の課題解決法インクルーシブデザイン」日経BP社
   「法人営業バイブル」PHP社 共著

TOMOHIRO ISAKA
Inclusive Design Solutions Inc. President and Representative Director
Degree: 2009 Nagoya University of Commerce GMP Completion M.B.A (Master of Business Administration)
Research area: Innovation.
Employment history
In 1997, he started his first web marketing company in Japan, experienced human resources development, organization activation and recruitment standardization consultation. After selling at M & A, he served as a chief branch of the United Nations Tokyo branch and an official of the listed company. Current position from 2012.
Started business Includes Design Solutions Including lead users (extreme users who are inconvenient in life such as handicapped people and the elderly). We provide enterprise consulting such as new business development, product development, human resource development etc. as design thinking × method of inclusive design.
Toyota Motor Corporation Group, Nitto Denko, Mitsubishi Research Institute, Nomura Research Institute, Kao, JR East, Canon, JCB, Hitachi, Tokyo Marine & Nichido Fire Insurance, NEC, Seven Bank, foreign affiliated companies and many consulting results.

* Nagoya University of Commerce graduate school "Design thinking and Innovation" lecturer
* Nikkei BP Manager Division "Engineer Edition Chief Cram School Expands the View" Design Thinking "
"Technology for causing young power-up camp innovation" Lecturer
* Project plan Graduate school "Area creation × inclusive design" Instructor
* Nikkei Business Online "Observing the Innovation Innovation" Contents
* Manufacturing Nippon Meeting, Nature Technology Study Group, Japan Diversity Promotion Association Inclusive Design Study Group Representative, Chiyodaku · Minatoku Universal Design Representative Secretary, others, Workshops and lecture activities are expanding to local governments nationwide
*book "Corporate Sales Bible" co-authored by PHP







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