シラバス Syllabus

授業名 経営学
Course Title Business Administraton and Management
担当教員 Instructor Name 三宅 光頼(Mitsuyori Miyake)
コード Couse Code NUC509_N20B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree BBA
開講情報 Terms / Location 2020 UG Fushimi Term3

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

経営学の基本編です。基本編=入門編ではありません。(したがって、基礎編、入門編より、少しレベルアップを図ります。)
ビジネスとはなにか。企業経営とはなにか。経営管理とはなにか。経営戦略とは何か。企業が利益をあげるためには、何をしなければならないのか。そのために経営資源(ヒト・モノ・カネなど)をどのように管理あるいは統制しなければならないのか。 それら企業経営にかかわるテーマを一つひとつ掘り下げて学習をすすめていきます。
すべての学習は、ケース(事例)による教室でのインタラクティブなコミュニケーションによってすすめていきます。
周到な事前準備と積極的な参画を期待します。
あわせて、経営学の基礎用語の修得をしてもらいます。講義の中で確認の小テストを実施予定です。

this curriculim is a basic cource of management and business administration.
What is a business? What is corporate management? What is management? What is a strategy? What must we do to make a profit? How do we manage or control our resources (HITO, MONO,KANE, etc.)? We will dig into each theme related to corporate management one by one and learn it.
All learning is promoted by interactive communication in the classroom by cases).
I expect you careful preparation and aggressive participation.

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本講義では、下記の理解と修得を目指します。
①経営基礎用語の理解
②経営コンセプトの理解
③経営管理、経営戦略のモデル
④企業経営に必要なストラクチャーとフレームワーク
⑤経営資源の管理とコントロール方法
⑥企業経営者に求められるリーダーシップの在り方
⑦自分自身のリーダーシップスタイルの診断
⑧基礎用語の確認 (場合により小テストを実施することがあります)

This Tcource is aiming to understand and acquire the following,
① Understanding basic business terms
② Understanding management concepts
③ Models of business management and strategy
④ Structure and framework that necesary for corporate management
⑤ Management resource of management resources and control method
⑥ The way of leadership required for corporate managers

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 60 %
フィールドメソッド Field Method 10 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

入門編となるウォーミングアップ演習、基本的なショートケース、さらに実際の企業のケースによる学習と3段階にわけて講義を進めます。
それぞれのケースと設問を十分に読み込んで回答してください。講義の中で、ディスカッションを通じて正解を追求していきます。個人へのフィードバックは実施しません。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

Day1
経営学の基本的なコンセプトとフレームワーク、ストラクチャ―を整理し学習します。
簡単なクエスチョンを用いて経営管理、経営戦略、マーケティング、財務、組織、人事の全体像を学習します。
ショートケース(オリジナル)を用いて、経営管理と経営行動の基礎を学習します。

●使用するケース
●使用するケース
Day1 ウォーミングアップ・クエスチョン(オリジナル)
ウォーミングアップ・ケース PPM(事業ポートフォリオ) 

第2日(Day2)

Day2
実際のケース(松下電産、日産など)を用いて、経営改革のありかた、事業リストラの方法とアプローチを学習します。あわせて、トップのリーダーシップのあり方の違いを学習します。

●使用するケース
Day2 日産 経営改革
Day2  松下電産 中村改革

第3日(Day3)

Day3
実際のケースを用いて、経営戦略と経営管理、営業マーケティング、市場と顧客、製品開発などの要素を学習します。ここでは成長戦略としての多角化とグローバル化を学習します。

●使用するケース
Day3 コマツ 
Day3 富士フイルム

第4日(Day4)

Day4では機能戦略としてのブランド戦略とR&D戦略を学習する。
ブランド戦略では、ブランドとは何か、ブランドビジネスの展開とブランド戦略のあり方を学習する。
あわせて、製品開発に取り組む企業行動を、花王とP&Gのアプローチの違いから、戦略のあり方を学習する。

●使用するケース
Day4 LVMH (モエヘネシー・ルイヴィトンにおけるブランド戦略)
Day4 花王 vs P&G (研究開発部門のアプローチの違い)

第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 40 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 10 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

すべてのケースのレポート提出を必須(参加条件)とします。
発言は、クラスとグループとそれぞれを質と量により、絶対評価の上で相対区分します。したがって、必ずしも発言回数だけで評価しません。自分の理論の正しさを自己主張する場ではなく、クラス全体の理解と発言を活性化する意見をより尊重(重視)します。 逆に講義の場を、自分の意見を自己主張する場にしないよう留意してください。
発言がない場合、アサインメントの提出がない場合は、自動的に評価不能(不可)となります。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 塩次、高橋、小林「『 経営管理』(2009年) 」有斐閣(2009)SBN-10: 4641123756 ISBN-13: 97
  • 三宅光頼「人事戦略論 ストラクチャーとフレームワーク」青山ライフ出版(2017)ISBN978-4-434-20617-7

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

<参考文献>
大滝 精一 (著), 山田 英夫 (著), 金井 一頼 (著), 岩田 智 (著)『経営戦略 -- 論理性・創造性・社会性の追求 第3版』
(新版 2016年) ISBN-10: 4641122962  ISBN-13: 978-4641122963有斐閣(2006)

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

ディスカッションを重視してほしいとのコメント、および、講義を重視してほしいと、両方のコメントがありました。両方のバランスをとりながら進めたいと思います。
一方で、経営学の基礎知識のないまま、講義に臨むと理解が不十分になります。この点は講義の中で十分に時間をとれない可能性がありますので、各自でのテキスト、ケースの読み込みを十分にお願いします。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学博士(経済学/大阪大学)

大手流通業の人事統括部、 採用部、事業本部人事で人事実務を経験。
その後、 住友 ビジネスコンサルテイング、アーサーアンダーセン、さくら総合研究所、合併により日本総合研究所。 主席研究員(ディレクター)を経て、現在は、三宅経営コンサルティング事務所所長。

コンサルティング暦33年。組織戦略、人事戦略、人材マネジメント領域では40年の経験。
コンサルティング先は、大手一部上場企業の製造業(総合化学品、AV家電機器、医薬品ほか)、金融機関、大手量販店・飲食チェーン店、 出版、大学など多岐にわたっている。
主要なテーマは、事業戦略、シェアードサービス、合併人事、取締役会改革、組織改革、さらに、制度人事、能力開発、人材育成まで幅広く指導している。
斬新な組織行動と色彩診断理論融合によるリーダーシップ理論、キャリア開発理論は「シーズン・アセスメント手法」として確立させ、次世代人材の発掘と育成、 チーム活性化手法として特許取得済み。特許第4881641号 平成23年12月9日登録。
主な共著書・翻訳は、『ガバナンス経営』(PHP研究所)、『CKO-ナレッジを活かす経営』(生産性出版)、『プラットフォーム・リーダーシップ』(有斐閣)、『 人事戦略論-ストラクチャーとフレームワーク』『戦略管理論ーミッションからインテグリティへ』(単著:青山ライフ出版)
組織学会、日本経営学会 会員。
教職歴:グロービスマネジメントスクール講師、日本生産性本部スクール、追手門学院大学(非常勤)、関西学院大学(非常勤)、近畿大学(非常勤)を歴任。

趣味のトランペットは本職より長く、小学校時代から40年続けている。かつては市民管弦楽団、吹奏楽団にも所属し、大小あわせて年7−8回の演奏会をこなしていたが、現在は練習時間が取れず休団中。
愛車 HONDA VFR1200F

Osaka University graduate school. Doctoral Course
Ph.D. (Doctor of Economics / Osaka University)

HR practical experience in the HRM department, Head office personnel affairs of major distribution industry.
After undergoing Sumitomo Business Consulting Co. Arthur ANDERSEN, SAKURA
Research Institute, Japan Research Institute by merger. Chief Consultant and Researcher.
for 25 years. 30 years’ experience in organizational strategy, personnel strategy, human resources management area.

The consulting companies range from manufacturers (general chemicals, AV household appliances, medicines, etc.) of major partly listed companies, financial institutions, major mass merchandisers and restaurants, publishing and universities.
The main themes are broad guidance from business strategy, shared services, merger personnel affairs, board committee reform, organization reform, furthermore personnel affairs, capacity development, human resource development.







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