シラバス Syllabus

授業名 イノベーションマネジメント
Course Title Innovation Management
担当教員 Instructor Name 浅野 要(Kaname Asano)
コード Couse Code NUC505_N24A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目 / Specialized Subject
学位 Degree BBA
開講情報 Terms / Location 2024 UG Fushimi Spring

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

この講義では、イノベーションのための思考法やイノベーションをビジネスにつなげるための手法を学ぶことで、新たなビジネスを創出するために必要となる知識とスキルの基礎を学びます。また、フロンティア・スピリッツを持った起業家/社内起業家として、ビジネスの求められる知識を醸成します。
The class enable to gain basic business creation skill and knowledge through thinking method for innovation and the method to develop the business from the innovation. Moreover the knowledge which is required for working as entrepreneur / intorepreneur with Frontier spirits will be learnt.

授業の目的(意義) / Importance of this course

近年、スマートフォンの普及やInternet of Things (IoT)の活性化などの情報技術の発展により、新しい技術を活用してビジネスを生み出すことが容易になってきています。また、将来AIやロボットテクノロジーのさらなる台頭によって、働き方が激変すると予測されています。このような社会環境の中で、新しいアイデアや技術を活用するための知識を獲得します。
Recently, development of information technology like smart phone and Internet of Things (IoT) enable us to new business with technology. And further rise of AI and robot technology will change work style. It is enable us to gain knowledge to utilize new idea and technologies under such conditions.

到達目標 / Achievement Goal

新たなビジネスを創出するための基礎知識を獲得することを目的としています。
授業はアクティブラーニングの方式をベースに、ワークショップ(グループディスカッション)とケース分析を織り交ぜたかたちで進行します。授業の終盤にはビジネスアイデアの創発と、個人でのプレゼンテーションを行い、全員でそれを審査します。

The purpose of this class is to acquire the basic skill and knowledge in order to create new business.
Classes are based on the active learning method, to proceed with the workshop (group discussion) in the form of a mix of visual materials and case analysis. In the end of course, everyone in the class will make individual presentation by the business plan. And everyone to review them.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

・既存のビジネスを脱却しイノベーションを起こすための基礎知識とスキル
・イノベーションからビジネスにつなげるための知識とスキル
・自分のビジネスを短い時間で明確に相手に伝えるための思考法とコミュニケーション能力

Able to gain basic knowledge and skill to create innovation
Able to gain basic knowledge and skill to create new business based on innovation
Able to gain the skill and thinking method clearly to communicate your business to others

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 10 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 90 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

○コースの準備
1ケースあたり最低3時間の予習を行うこと。

○レポートについて
1. 予習レポート
 講義で利用するケースについて、予習レポートを作成し、該当のケースを使う日の朝までに提出してもらいます。
提出方法:google classroomにて送付(ファイル形式は不問)

2. ビジネスプラン
ビジネスプランを考えて、初日の講義の開始前に提出してもらいます。さらに、実際に受講した内容を踏まえて、ビジネスプランを改良したものを4日目の講義が終わるまでに提出してもらいます。4日目に一部の学生にその内容をプレゼンテーションしてもらいます。
提出方法:パワーポイントで作成した資料をgoogle classroomにて送付

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

コースオリエンテーションとイノベーションの思考について
コース全体のガイダンスを実施する。
既存のビジネスから脱却しイノベーションを創出するための方法について学習する。

●使用するケース
フェーズ・ゼロ:IDEOによる新サービス導入(A) & (B)
リクルート:データ活用による価値創造

第2日(Day2)

リーンスタートアップ
リーンキャンパスを通じて、リーンスタートアップの手法について検討する。
AIの身近な活用事例について検討し、将来的なビジネスへの活用方法について検討する。


●使用するケース
ウーバー:世界の移動手段を変革する

第3日(Day3)

環境の変化に応じたイノベーション
環境の変化や技術革新によって、顧客の求めるものが変化する中で、サービスを提供する方法について検討する。
デジタルトランスフォーションの活用について検討する。

●使用するケース
ネットフリックス

第4日(Day4)

ビジネスコンテスト
各自の作成したビジネスプランをプレゼンテーションし、それを評価するビジネスコンテストを実施する。

●使用するケース
無し

第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 65 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 65 %
予習レポート Preparation Report 10 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 25 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

本講義は、ケースメソッドに基づいたアクティブラーニングスタイルを採用している。そのため、受講生の積極的な発言が期待され、成績評価は発言の質と量を特に重視する。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  •  「なし」 ( )

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

・スティーブン・G・ブランク 「アントレプレナーの教科書[新装版] シリコンバレー式イノベーション・プロセス」 堤孝志・渡邊哲訳, 翔泳社, 2016年 ISBN978-4-7981-4383-5
・エリック・リース 「リーンスタートアップ 無駄のない起業プロセスでイノベーションを生み出す」井口耕二訳, 伊藤穣一解説, 日経BP社, 2012年 ISBN978-4-8222-4897-0
・木村哲也 「Small Factory 4.0 第四次「町工場」革命を目指せ! - IoTの活用により、たった3年で「未来ファクトリー」となった町工場の構想と実践のすべて」三恵社, 2018年 ISBN978-4-86487-865-4
・福本 勲, 鍋野 敬一郎, 幸坂 知樹 「デジタルファースト・ソサエティ-価値を共創するプラットフォーム・エコシステム-」日刊工業新聞社, 2019年, ISBN978-452608026
・クレイトン・クリステンセン 「イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)」
玉田 俊平太監修, 伊豆原 弓翻訳, 翔泳社, 2011年, ISBN978-4798100234

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

3年前と同様に、学生のビジネスプランの発表を最終日に実施します。
前回、AIの動向について簡単にとりいれ、興味を持ってもらった学生がいました。今年は、IoTやデジタルトランスフォーメーションというITを活用したイノベーションのついての要素も追加していきます。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

○ 学位
MBA (University of Birmingham, Birmingham Business School)
MSc (名古屋商科大学大学院)

○ 研究分野
 経営戦略、アントレプレナー、管理会計、税法


-Degree
MBA (University of Birmingham, Birmingham Business School)
MSc (Nagoya University of Commerce & Business)

- Field of research
Management strategy, Entrepreneur, Management accounting, Tax law


(実務経験 Work experience)

○ 職歴
日立システムアンドサービス(株)にて、システム開発、SEおよびシステム企画を実施した。MBAを取得後、アビームコンサルティングにて、外資系金融機関に対して、マーケティング戦略立案支援、BPO、IT中長期計画の立案および基幹システム導入をPMOとして支援した。その後、税理士の資格を取得し、いつきビジネスパートナーを立ち上げ、中小企業向けの経営支援・税務支援を実施している。
 2000~2004 日立システムアンドサービス(株)
 2007~2011 アビームコンサルティング(株) マネージャー
 2013~   浅野会計事務所 税理士
 2016~ いつきビジネスパートナー(株) 代表取締役

- Work experience
I worked as programmer, system engineer and system planner at Hitachi System & Services. After certified MBA, I supported marketing strategy planning, BPO, Middle and Long-term IT Strategy Development and PMO of development of core system for financial institution at ABeam Consulting. and then, tax accountant and CEO of Itskey Business Partner I supported small and medium sized enterprises.
2000 - 2004 Hitachi System & Services Ltd,.
2007 - 2011 ABeam Consulting Ltd. Manager
2013 - Asano Accounting office Tax accountant
2016 - It'sKey Business Partner CEO






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