授業名 | セールスネゴシエーション |
---|---|
Course Title | Sales Negotiation |
担当教員 Instructor Name | 島田 恵一(Keiichi Shimada) |
コード Couse Code | NUC504_N24B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 教養教育科目 / Liberal Arts |
学位 Degree | BBA |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Fushimi Term4 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
セールスネゴシエーションは、コミュニケーションによって相手の置かれた状況を明らかにし、相手の意思決定に自分の意思を反映させるための技術です。彼我の意思決定をすり合わせることで、従来に無いイノベーティブな解を導くことが可能になります。イノベーティブなリーダーの育成に貢献します。
Sales negotiation is a technique for clarifying the customer's situation through communication and for reflecting on the customer's decision-making.
By integrating two parties' opinions in the decision-making, it is possible to come up with innovative solutions. It will contribute to the development of innovative leaders.
By integrating two parties' opinions in the decision-making, it is possible to come up with innovative solutions. It will contribute to the development of innovative leaders.
授業の目的(意義) / Importance of this course
営業活動に求められるのは結果だけであり、完全に正しい営業プロセスの方法論というものは存在しません。しかし、多くの営業パーソンを行動分析することにより明らかになった「売れている営業パーソンの一般的な行動特性」については多くの研究がされています。講義としては相手を動かすための方法論について解説し、実在のあるいは架空の営業交渉のケースについて議論を行い、同時に受講生自身の経験についても議論します。
なお、営業交渉のベーシックについての授業ですので、特定の業界の最新の営業術、等を議論することは目的としていません。
なお、営業交渉のベーシックについての授業ですので、特定の業界の最新の営業術、等を議論することは目的としていません。
This is an introductory logical sales negotiation course for sales managers, sales representatives, and all persons who need sales skills. Especially for beginners who don’t know any theories, and for sales managers who need a sales theory to guide their team. In this course, we will discuss the general behavior of high performers in sales, business cases, and real cases of students.
到達目標 / Achievement Goal
本科目を学ぶことで、学生は営業コミュニケーションの基本的な考え方を理解することができます。
Students will be able to understand basic concepts of sales communication via this course.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
・売れている営業パーソンの行動特性に関する基礎的な理解
・交渉相手の考えを聞き出すための方法論
・交渉相手を動かすためのロジック
・上記を踏まえ自身の仕事を分析し、営業交渉力を上げる
・交渉相手の考えを聞き出すための方法論
・交渉相手を動かすためのロジック
・上記を踏まえ自身の仕事を分析し、営業交渉力を上げる
・Understand basic behavior character of a high performer in the sales division
・Understand basic theory for finding out the hidden opinions of negotiation partners
・Understand a logic to change the mind of negotiation partners
・Improve sales negotiation skills based on the analysis of your own case
・Understand basic theory for finding out the hidden opinions of negotiation partners
・Understand a logic to change the mind of negotiation partners
・Improve sales negotiation skills based on the analysis of your own case
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 35 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 65 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
主にショートケースを使用します。指定されたケースは事前に読み込んでおいてください。
教科書・参考書の予習はマストではありません。
Day 2終了後、事前に指定したアサインメントの他に、Day 3, 4に使用するための課題を与えます。Day 3, 4の朝までに、課題の成果物を提出してください。このレポートも成績評価の対象となります。実際に各自が生活の中で経験したネゴシエーションをシェアしてもらいますので、人に説明できるように話を整理しておいてください。
教科書・参考書の予習はマストではありません。
Day 2終了後、事前に指定したアサインメントの他に、Day 3, 4に使用するための課題を与えます。Day 3, 4の朝までに、課題の成果物を提出してください。このレポートも成績評価の対象となります。実際に各自が生活の中で経験したネゴシエーションをシェアしてもらいますので、人に説明できるように話を整理しておいてください。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
ケースディスカッションを通じて人間はどんなアプローチをされると他人の話を聞きたくなるかを理解する。クラスディスカッションを通じて相手から効果的に話を引き出す手法について学び、実践することでヒアリングの基本を身につける。●使用するケース
● ケース「商店街の電器店」(オリジナル)● ケース「いろはす」(オリジナル)
● ケース「結城紬2015」(オリジナル)
● ケース「中目黒化工」(オリジナル)
場合によってケースを入れ替える可能性があります。
第2日(Day2)
3C分析、SWOT分析等、マーケティングのフレームワークを活用し、どのようにしてヒアリングのための準備をするか、基本的な方法論を理解する。実際のビジネス交渉の準備の仕方について、ケースを通じて学習する。●使用するケース
● ケース「OA機器メーカー」 (オリジナル)● ケース「オールウェイズ(A)」 (オリジナル)
● ケース「Ann’s Café」(オリジナル)
場合によってケースを入れ替える可能性があります。
第3日(Day3)
Day 1、Day 2で理解したヒアリングの手法を用いて課題発見を行い、交渉相手を動かすための方法論についてクラスディスカッションを通じて理解する。また、visit reportの作成についてディスカッションを行い、ビジネス面談後のアクションについて議論する。
●使用するケース
● ケース「オールウェイズ(B)」(オリジナル)● ケース「サードパーティー社2020」(オリジナル)
場合によってケースを入れ替える可能性があります。
第4日(Day4)
パートナーのリアルケースについてヒアリングし、ヒアリングの効果を確認する。ヒアリングの結果に基づき、オリジナルのケースを作成する。また、ロールプレイを実施しその結果をクラスディスカッションにて検討する。売り手と買い手に分かれて(A) (B)ケースのロールプレイを実施し、クラスディスカッションにより営業交渉の要点を確認する。
●使用するケース
● ケース「研修会社」 (オリジナル)● ケース「シナモン(A) (B)」 (HBSケースをオリジナル和訳)
● ケース「仕立ひらやま2019」 (日本ケースセンター)
場合によってケースを入れ替える可能性があります。
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 5 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 55 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 60 % |
予習レポート Preparation Report | 30 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 10 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
教科書 Textbook
- ハーバード・ビジネス・レビュー編集部「営業の教科書」ダイヤモンド社(2019)9784478106679
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
影響力の武器 (第三版) ―なぜ、人は動かされるのか、ロバート・B・チャルディーニ (著)、誠信書房、2014年、[ISBN-13: 978-4-414-30422-0]
--人が動かされる際の基本原則を社会心理学的な観点から説明した古典的名著です。このまま営業交渉に適用するとただの詐欺やマルチになりますが、営業コミュニケーションの前提となる考え方を学べます。
グロービスMBAマーケティング、グロービス経営大学院 (著)、ダイヤモンド社、2009年、(ISBN-10: 4478009759, ISBN-13: 978-4478009758)
--決して良書とは言えませんが、マーケティングの知識があると営業交渉を始める以前の段階でどのような営業戦略を立てるかの参考になります。環境分析、特にPEST分析、3C分析、SWOT分析、程度は事前に理解しておくことが望ましいです。余裕があれば、STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)、4Pについても理解しておくと打ち手の幅が広がります。
--人が動かされる際の基本原則を社会心理学的な観点から説明した古典的名著です。このまま営業交渉に適用するとただの詐欺やマルチになりますが、営業コミュニケーションの前提となる考え方を学べます。
グロービスMBAマーケティング、グロービス経営大学院 (著)、ダイヤモンド社、2009年、(ISBN-10: 4478009759, ISBN-13: 978-4478009758)
--決して良書とは言えませんが、マーケティングの知識があると営業交渉を始める以前の段階でどのような営業戦略を立てるかの参考になります。環境分析、特にPEST分析、3C分析、SWOT分析、程度は事前に理解しておくことが望ましいです。余裕があれば、STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)、4Pについても理解しておくと打ち手の幅が広がります。
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
昨年度の授業内容については概ね前向きなコメントをいただきました。
数年前に、宿題の量が多すぎるというコメントをいただきましたので、レポートは減らしてあります。
数年前に、宿題の量が多すぎるというコメントをいただきましたので、レポートは減らしてあります。
担当教員のプロフィール About the Instructor
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、Ph. D.
名古屋商科大学ビジネススクール、EMBA
三井化学にて研究開発職を経験した後、外資系化学メーカーであるチバ・ジャパン (現BASFジャパン)にて既存顧客に対する営業を経験。ソルベイスペシャルティポリマーズに転職の後、新規営業開発マネージャーとして大型案件開発に貢献。現在は取締役、アプリケーション開発部部長。
名古屋商科大学ビジネススクール、EMBA
三井化学にて研究開発職を経験した後、外資系化学メーカーであるチバ・ジャパン (現BASFジャパン)にて既存顧客に対する営業を経験。ソルベイスペシャルティポリマーズに転職の後、新規営業開発マネージャーとして大型案件開発に貢献。現在は取締役、アプリケーション開発部部長。
The University of Tokyo Graduate School of Science, Ph. D.
NUCB Business School, EMBA
After R&D experience of Mitsui Chemical, have an experience as sales rep in CIBA Japan(BASF Japan). In Solvay Specialty Polymers Japan, I contributed to big sales project development as a sales development manager. Currently, director and application development manager.