シラバス Syllabus

授業名 MBAエッセンシャルズ
Course Title MBA Essentials
担当教員 Instructor Name 土屋 繼(Kei Tsuchiya)
コード Couse Code NUC501_N24A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目 / Specialized Subject
学位 Degree BBA
開講情報 Terms / Location 2024 UG Fushimi Term1

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
This program is designed to embody the educational mission of the university.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本講座は、当学も積極的に推進している学位であるMBA(経営管理学修士)とはどのようなものであるのか?、について講義を中心とした座学で触れるのではなく、アクティブラーニングを用いて体感してもらうことを目的としています。
MBAとは正にその通り、企業や団体の「経営」に関わる学問であり、経営とは様々な分野の知識や考え方を学んだ上で修得できる学位となります。
したがって、学部生にとっては想像の域を出るものではありませんが、その入口やちょっとしたエッセンスを感じることは可能です。
そういった観点で、本来、MBAで提供される科目群の中からその基礎となる要素を持つ科目を浅く広く学習することを目的とします。
また、同時にMBAには、そこに向かうべき態度や姿勢があります。それらについても同時に学習することになります。

本講座で網羅する領域は、
・組織行動・組織マネジメント
・会計
・イノベーションとマーケティング
・戦略
・グローバル経営
の5つを取り扱います。
This course is designed for understanding and experiencing basic essentials of "what is MBA?" through "active learning" methodologies not by luctures.
MBA is the MASTER degree which is designed to develop the skills required for careers in business and management based on real business experiences.
Therefore, MBA is not real situations for undergraduates, but slight essences csan be felt or understood.

In that mean, main objects of this course are to feel and learn several subjects which mainly consist of MBA courses.
At the same time, MBA-like way of thinking and attitude will be learned in this course.

Learning subjects in this course are following as;
1. Organizational behavior/Organizational management
2. Accountig
3. Innovation and marketing
4. Strategy
5. Global management

到達目標 / Achievement Goal

本科目を学ぶことで、学生はMBAホルダー的な思考を知ることができる。

By studying this course, students can learn how to think like an MBA holder.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG6 Managerial Perspectives (BBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

・MBAという学位に関する基礎的な理解
・MBA的な思考に関する理解

・Understand essences of MBA degree
・Understand ways of MBA-like thinking

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

本講義は、全日程をケースメソッドならびにワークショップで実施します。
使用ケースの提示と同時にレポートに関するアサインメントも提示します。
履修の前提条件として、1ケースあたり最低3時間の予習を行うものとします。
各ケースでのディスカッション後、簡単な解説時にディスカッションにおける発言のフィードバックを行います。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

セッション1
テーマ:MBAとは何か?
ケース:なし
アサインメント:講義2週間前までに提示
概要:まずそもそもMBAとは何か?について理解を深めます。

セッション2
テーマ:組織行動とマネジメント①
ケース:「新米経営者の経営判断 Part 1「私は悪くない」 Part 2「世間の注目」」 CCJB-OTR-12115-01
アサインメント:講義2週間前までに提示
概要:組織マネジメントがどのようなものなのか、そしてそのマネジメントスタイルが組織行動にどのような影響を与え、どのような結果を引き起こしうるのか、について理解を深めます。

●使用するケース
「新米経営者の経営判断 Part 1「私は悪くない」 Part 2「世間の注目」」 CCJB-OTR-12115-01

第2日(Day2)

セッション3
テーマ:組織行動とマネジメント②
ケース:「中間管理職という仕事」CCJB-OTR-12116-01
アサインメント:講義2週間前までに提示
概要:前週に引き続き、組織マネジメントがどのようなものなのか、そしてそのマネジメントスタイルが組織行動にどのような影響を与え、どのような結果を引き起こしうるのか、について理解を深めます。

セッション4
テーマ:組織行動とマネジメント③
ケース:「◯◯電機2022」講師オリジナル
アサインメント:講義2週間前までに提示
概要:引き続き、組織マネジメントがどのようなものなのか、そしてそのマネジメントスタイルが組織行動にどのような影響を与え、どのような結果を引き起こしうるのか、について理解を深めます。

●使用するケース
「中間管理職という仕事」CCJB-OTR-12116-01
「◯◯電機2022」講師オリジナル

第3日(Day3)

セッション5
テーマ:MBA的思考①
ケース:「物流の未来2014」
アサインメント:ケース内に提示
概要:MBAで要求される思考法のスタートに立つことを目的とします。その思考法とはどのような思考なのか、まずは初歩的な内容からアプローチします。

セッション6
テーマ:MBA的思考②
ケース:当日配布
アサインメント:当日提示
概要:MBAで要求される思考法のスタートに立つことを目的とします。その思考法とはどのような思考なのか、まずは初歩的な内容からアプローチします。

●使用するケース
「物流の未来2014」講師オリジナル

第4日(Day4)

セッション7
テーマ:会計と経営分析①
ケース:「若き営業マンの悩み2019」
アサインメント:ケース内に提示
概要:MBAで必要とされる最低限の会計から見る企業分析を体験します。

セッション8
テーマ:会計と経営分析②
ケース:当日配布
アサインメント:当日提示
概要:MBAで必要とされる最低限の会計から見る企業分析を体験します。

●使用するケース
「若き営業マンの悩み2019」講師オリジナル

第5日(Day5)

セッション9
テーマ:MBA的思考④
ケース:「宴会場2014」
アサインメント:ケース内に提示
概要:前々週、前週に引き続き、MBAで要求される思考法のスタートに立つことを目的とします。その思考法とはどのような思考なのか、まずは初歩的な内容からアプローチします。

セッション10
テーマ:イノベーションとマーケティング①
ケース:「バリューマネジメント」
アサインメント:開講2週間前に提示
概要:イノベーションを起こす組織とは?そのマネジメントとは?についてケースディスカッションを通じて議論し、同時にそこにおけるマーケティングとは何か?についても議論します。

●使用するケース
「宴会場2014改」講師オリジナル
「バリュー・マネジメント2018」講師オリジナル

第6日(Day6)

セッション11
テーマ:イノベーションとマーケティング②
ケース:「FUN UP INC.(A) 」
アサインメント:開講2週間前に提示
概要:前週に引き続き、イノベーションを起こす組織とは?そのマネジメントとは?についてケースディスカッションを通じて議論し、同時にそこにおけるマーケティングとは何か?についても議論します。

セッション12
テーマ:企業戦略①
ケース:「メルカリとフリル(現ラクマ)」
アサインメント:開講2週間前に提示
概要:企業戦略とは本質的に何か?についてケースディスカッションを通じて議論します。

●使用するケース
「FUN UP INC.(A)」講師オリジナル
「メルカリとフリル(現ラクマ)」講師オリジナル

第7日(Day7)

セッション13
テーマ:戦略②&グローバル経営
ケース:「CoCo壱番屋」
アサインメント:開講2週間前に提示
概要:企業戦略とは本質的に何か?についてケースディスカッションを通じて議論します。



●使用するケース
「CoCo壱番屋」講師オリジナル

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 75 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 75 %
予習レポート Preparation Report 25 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • なし「なし」なし(なし)

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

なし

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

「ためになった」「学びが多かった」「知らないことを沢山知ることができた」など多くの前向きなコメントをもらっている一方で、「難易度が高い」など内容の難しさについてコメントをもらっています。
確かに内容は学部生の皆さんにとって高度だと思いますが、皆さんの視点で見える世界をそのまま授業での発言やレポートで表現してもらえればと思っています。
世の中に100%理解できるものというのはほとんど存在しないと思っていますので、「難しいけど頑張って何かを学ぶ」ことを心がけて欲しいと思っています。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

慶應義塾大学経済学部卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(MBA)。
米国コンサルティングファーム A.T.カーニーを経て、1999年よりベンチャー業界に従事。パッケージソフトウェア・ク ライアント端末・半導体・ネットワーク・Webメディア・携帯コンテンツなど、日本市場における広義のIT業界に幅広く関わり、2度のIPOを経験。
東証プライム上場サイボウズ株式会社子会社代表を経て、2011年よりインテリアデザイン・内装業界に転身し、総合内装会社の代表取締役に就任。2014年に広告代理店大手博報堂の傘下に入り、2016年6月に退任。2016年よりスタートアップ界隈に復帰し、現在、株式会社黒鳥社・株式会社承継代表取締役の他、業界を問わず数社の役員を務める。ビジネスモデル学会プリンシパル。
また2021年秋より大阪に本社を構える、創業四十数年となる日本サインの社長執行役に就任、事業再生にも携わる。また、2022年より公益財団法人スプリックス教育財団の評議委員に就任し、教育分野にも広く関わり、また2024年には新会社KTpartnersを設立し、事業再生やDXコンサルティングも手掛ける。

名古屋商科大学大学院マネジメント研究科 客員講師 
名古屋商科大学経営管理課程 客員講師
明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科 非常勤講師
東京国際工科専門職大学工科学部 非常勤講師

BA in economics from Keio University and MBA from Keio Business School.
After working at the US consulting firm A.T. Kearney, he has been involved in the start-up business since 1999. He has been involved in a wide range of IT industries in the Japanese market, including package software, client terminals, semiconductors, networks, Web media, and mobile phone apps, and has twice experienced IPO.
After working as a representative of a listed subsidiary of Cybozu Co., Ltd. on the Tokyo Stock Exchange, he turned into the interior design and interior industry in 2011 and assumed the position of representative director of a comprehensive interior company. In 2014 his company was acquired by Hakuhodo, a major advertising agency, and retired in 2016. After that, he returned to the start-up area and currently serves as the director of blkswn publishers, Inc. and also is engaged in several companies as a director.
In addition, he was appointed as the President and Chief Executive Officer of Nippon Sign, which was established more than 40 years ago and has its headquarters in Osaka.







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