シラバス Syllabus

授業名 平和と国際紛争
Course Title Introduction to International Cooperation
担当教員 Instructor Name 村瀬 憲昭(Noriaki Murase)
コード Couse Code NUC296_N21B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term4

授業の概要 Course Overview

本学のミッションは、"フロンティアスピリット"を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることであり、本学学⽣は、新時代のアジアと世界をつなぐ能⼒をを有することが求められている。本講義では、冷戦期から現在に至るまでの地域紛争の特徴・要因と、国際平和協力の取組みやその課題を理解し、国際社会で活躍するために必要な素養を身につけることを⽬指す。
本講義では、まず様々な紛争の特徴とその要因について学ぶ。そして、紛争解決に向けた手段の一つである平和維持活動とその課題について、具体的な実例も含めて学ぶ。更に日本が行ってきた国際平和協力の変遷、現状と課題について知識を得ることにより、学⽣が国際社会で発生している紛争と平和協力について考察できるようになることを⽬標とする。
1.様々な紛争とその要因について理解する。
2.国連の平和維持活動の取組みとその課題について理解する。
3.日本が行ってきた国際平和協力の変遷、現状と課題について理解し、国際社会で発生している紛争と平和協力のあり⽅について考察するために必要な知識を得る。

The mission of the university is to foster innovative and ethical leaders with a "frontier spirit" and to create knowledge that will bring about the development of the business world and society, and the students are expected to have the ability to connect Asia and the world in the new era. This lecture aims to provide students with an understanding of the characteristics and factors of regional conflicts from the Cold War to the present, as well as the efforts and challenges of international peace cooperation, and to acquire the necessary knowledge to play an active role in international society.
In this lecture, students will first learn about the characteristics of various conflicts and their causes. Then, the students will learn about peacekeeping operations as a means to resolve conflicts and the challenges they have faced, including case examples. Furthermore, the students will learn about the historical transition of Japan's international peace cooperation, its current status and challenges. The goal of this lecture is to enable students to consider conflicts and peace cooperation occurring in international society.
1. To understand various types of conflicts and their causes
2. To understand the efforts of United Nations peacekeeping operations and their challenges.
3. To understand the historical transition of Japan's international peace cooperation, its current status and challenges, and to gain the knowledge necessary to consider the nature of conflict and peace cooperation in the international society.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG7 International Perspectives (BA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

紛争とその要因、国際平和協力に関する基礎知識を⾝につけることができる。

Students can acquire basic knowledge about conflicts and their causes, and international peace cooperation.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 16 平和と公正をすべての人に(Peace and Justice Strong Institutions)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 60 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 40 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

● 準備学習(予習・復習)
予習では、教科書・資料を読む等の事前課題を出すので、それに取り組んで授業に参加すること。
復習では、講義資料として配布する資料やディスカッションの内容を振り返り、コメントを作成すること。
● 課題に対するフィードバック⽅法
学生から提出されたコメントに対して、次回の講義で解説を⾏う。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

「紛争の特徴とその要因」
「国際平和活動の歴史と変遷」
・冷戦期から現在に至るまでの紛争の特徴・要因や、国際平和活動の歴史的変遷について解説する。

第2日(Day2)

「紛争解決と平和構築①②」
・政治、治安、法律、経済、人道部門の平和構築について解説する。

第3日(Day3)

「シエラレオネの内戦」
・事前に指定した映画の視聴とケース資料の閲覧を行った上で、「シエラレオネの内戦」の背景や要因についてディスカッションを行う。
「国連と平和維持活動」
・国連の平和維持活動の取組みとその課題について解説する。

●使用するケース
シエラレオネの内戦

第4日(Day4)

「ルワンダ虐殺」
・事前に指定した映画の視聴とケース資料の閲覧を行った上で、1994年に発生した「ルワンダ虐殺」の背景や要因、国連平和維持活動の課題についてディスカッションを行う。
「日本の国際平和協力」
・日本の国際平和協力の変遷、現状と課題について解説する。

●使用するケース
ルワンダ虐殺

第5日(Day5)

「日本の国際平和協力の事例①②」
・日本が関わった国際平和協力について解説する。

●使用するケース
アフガニスタン、フィリピン・ミンダナオ、ネパールのケースを取り上げる予定。

第6日(Day6)

「日本の国際平和協力の事例③④」
・日本が関わった国際平和協力について解説する。


●使用するケース
ボスニア・ヘルツェゴビナ、パレスチナのケースを取り上げる予定。

第7日(Day7)

「日本の国際平和協力の事例⑤」
「日本の国際平和協力の課題と展望」
・日本が関わった国際平和協力のケースを踏まえて、日本の国際平和協力の課題と展望についてディスカッションを行い、本講義のまとめを行う。

●使用するケース
ウガンダ、コートジボワール、南スーダンのケースを取り上げる予定。

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 5 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 35 %
ケース試験 Case Exam 20 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 40 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

以下の4点を評価の対象とする。
(1)予習レポート(初回の授業の前にclassroomに掲載の予定) 5点
(2)授業内の挙⼿発⾔、ディスカッションへの参加状況、授業内容に対するコメント提出など 35点
(3)ケース試験(中間課題レポート、第4日に提示予定) 20点
(5)期末試験 40点

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 篠田英朗「平和構築入門 その思想と方法を問い直す」筑摩書房(2013)97844480067418

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]上杉勇司、藤重博美 編『国際平和協力入門 国際社会への貢献と日本の課題』、ミネルヴァ書房、2018年。
[2]上杉勇司、藤重博美、吉崎知典、本多倫彬 編『世界に向けたオールジャパンー平和構築、人道支援、災害救援の新しいかたち』内外出版、2016年。
[3]紀谷昌彦『南スーダンに平和をつくる 「オールジャパン」の国際貢献』筑摩書房、2019年。
[4]篠田英朗『紛争解決ってなんだろう』筑摩書房、2021年。
[5]ジャン=マリー・ゲーノ『避けられたかもしれない戦争ー21世紀の紛争と平和』東洋経済新報社、2018年。
[6]高遠菜穂子『命に国境はない 紛争地イラクで考える戦争と平和』岩波書店、2019年。
[7]谷口美代子『平和構築を支援する ミンダナオ紛争と和平への道』名古屋大学出版会、2020年。

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

初年度担当科目

担当教員のプロフィール About the Instructor 

東京工業大学大学院総合理工学研究科にて博士号を取得。過去20年以上にわたり、国際協力機構(JICA)において政府開発援助(ODA)事業に携わり、特に開発途上国の都市の汚染対策、廃棄物管理や気候変動対策に関する技術協力プロジェクトの形成・実施監理を担当。また、ODA事業の環境社会配慮審査・監理に関する経験も有する。2019年8月より公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)で、アジア地域の水環境改善を目的とした水環境ガバナンスの強化に関する調査研究業務に従事。2021年4月に摂南大学経済学部特任准教授に就任。専門は国際協力・環境対策。

Noriaki Murase obtained his Ph.D degree from Tokyo Institute of Technology. He was engaged in Official Development Assistance (ODA) for more than 20 years at Japan International Cooperation Agency (JICA). Especially, he was involved in formulating and managing technical cooperation projects on pollution control, solid waste management and climate change strategy in developing countries. He also experienced in environmental and social safeguards for ODA projects. He was also engaged in research work on strengthening water environment governance for the purpose of improving the water environment in the Asian region at Institute for Global Environmental Strategies (IGES). In April 2021, he assumed a specially-appointed associate professor at the Faculty of Economics, Setsunan University. His research interests include international cooperation and environmental measures.

(実務経験 Work experience)

1996年4月-2019年7月: 独立行政法人国際協力機構
2019年8月-2021年3月: 公益財団法人地球環境戦略研究機関
2021年4月-現在:    摂南大学

April 1996 - July 2019: Japan International Cooperation Agency
August 2019 - March 2021: Institute for Global Environmental Strategies
April 2021 - now: Setsunan University






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