シラバス Syllabus

授業名 地域社会貢献(社会福祉)
Course Title Basic training for community contribution to lead to social welfare
担当教員 Instructor Name 小串 重治(Shigeharu Kogushi)
コード Couse Code NUC289_N21B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format Live Virtual
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 共通専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Fall Intensive

授業の概要 Course Overview

本学のミッションである「『フロンティアスピリット』を備えたイノベーティブで、倫理観あるリーダーの育成』に通づる『共生のまちづくり』の実現に向けた、倫理観、スキルを学修する講義である。
戦後、我が国では経済の高度成長が成し遂げられる一方で、都市の過密化、農村の過疎化、急速な少子高齢化が進行している。また、核家族化が進行する中で、家庭や地域社会では相互に支え合う力がしだいに弱くなりつつある。その結果、青少年や中年層においても生活不安やストレスが増大しつつあり、自殺、ホ-ムレス、ひきこもりなどの新しい福祉ニ-ズを抱えた人々が増えている。 こうした社会背景の下、近年、地域の社会福祉の期待は、高齢者、障がい者への対応にとどまらず、誰もが個性と人格を尊重しあい支えあいながら安心して暮らせる『共生のまちづくり』の推進へと広がっている。
本講義を通じて、学生は『共生のまちづくり』とはどういったものか?、その実現のためには何が必要か?について日進市が抱える地域課題を題材とし、日進市社会福祉協議会、地域のボランティア団体と連携しながら、ケースメソッド演習を通じて探求する。


本科目を通じて、学生は『共生のまちづくり』の実現のためには何が必要か?について、市民として、事業者・ビジネスパーソンとして自分事としてとらえられるようになる。さらに、その実現に向けて自分自身が何をすべきかを自らのSDGs宣言を作成を通じて、明文化することができる。

This lecture is a lecture to learn ethics and skills that lead to the mission of the university, "Developing innovative and ethical leaders with the" frontier spirit "."
After World War Ⅱ, people crowd in city , population of village is lost and Low birthrate and longevity is progressing rapidly while highly economic growth in Japan.  However, social welfare in a community is not needed only for elderly or disabled persons but also “town planning of symbiosis “that all people can live peacefully respecting and supporting each other.
In this lecture, we explore about "what is co-existence town planning" and "what is necessary to realize symbiosis society?" We will explore through active learning, with the cooperation of the Nisshin municipal social welfare council and local volunteer organizations, on the theme of the regional issues held by Nisshin city.
Through this course, students will be able to understand what is necessary to realize "town development for coexistence" as a citizen and as a business person. In addition, you can articulate what you should do to achieve this by creating your own SDGs Declaration.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本講義を通じて、学生は『共生のまちづくり』の実現にむけた問題解決に係わるスキル、合意形成に係わるスキルを修得することができる。

Through this lecture, students will be able to acquire skills related to problem solving and consensus building toward the realization of "town development for coexistence".

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 3 すべての人に健康と福祉を(Good Health and Well-being)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 20 %
フィールドメソッド Field Method 60 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

■予習 
・公共施設、身近な事業所などを対象としたユニバーサル・デザイン導入のあり方についてレポートにとりまとめる。
■復習
・講義中の配付資料、教科書の講義関係部分を熟読・整理する。
・復習レポート(振り返りレポート):ケースメソッド演習の振り返りシートをとりまとめる。
■レポート課題などのフィードバック
・予習レポート:講義内でコメントを付して返却する。
・復習レポート:講義内でコメントを付して返却する。
■中央情報センター(図書館)の活用について
・予習・復習時、積極的に中央情報センター(図書館)を活用すること。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

・地域福祉のあり方について再考する 
講義の目標、進め方などを説明した上で、ケースメソッド演習に先立って、アイスブレークとして『とある電車の中での出来事 』ワークを行っ。また、自助、公助、共助と地域福祉の推進に係る行政、事業者、市民の役割について考察する。

●使用するケース
タイトル:とある電車の中での出来事
提供機関:とことん考え話し合う道徳 ケーソメソッド教育実践入門(中村美智道太郎・鎌塚優子・竹内伸一・岡田加奈子)

第2日(Day2)

・障がい者雇用について考える  
視覚障がい、聴覚障がい、肢体不自由、精神障がいの特性、知的障がい、発達障害、高度脳障がい、難病を原因とする障がいの特徴について紹介した後、企業として障がい者雇用をどのように考えるかについて、ケースメソッド演習を通じて検討、意見交換を行う。


●使用するケース
タイトル:障がい者雇用について考える
提供機関:愛知県社会福祉協議会ボランティアセンター

第3日(Day3)

・共生の社会づくりについて学ぶ  
日進市における共生の社会づくり(制度づくり、運営体制)についてご講演をお願いする(日進市・市民協働課の協力を頂く)。また、日進市市立図書館などのユニバーサルデザインの導入先進施設を見学し、ユニバーサル・デザイン導入のあり方について考察する。


●使用するケース
タイトル:ユニバーサル・デザインのチェックと共生のまちづくり
提供機関:愛知県社会福祉協議会ボランティアセンター

第4日(Day4)

・合理的配慮について考える  
障がい者をとりまく社会の実態と課題、講ずべき合意理的配慮とは何かについて、地域課題を題材とし、ケースメソッド演習を通じて考察する(日進市障害者自立支援協議会の協力を頂く)。

●使用するケース
タイトル:乙武さんがイタリアンレストランで食事を楽しめなった事例
提供機関:愛知県社会福祉協議会ボランティアセンター

第5日(Day5)

・障がい者をサポートするIT技術について学ぶ  
障がい者をサポートするために開発されたIT技術の現状とその応用の最前線について体験型講義をして頂く(日進市・ボランティア団体の協力を頂く)。


●使用するケース
タイトル:障がい者をサポートするIT技術とは?
提供機関:アクセスサポート日進

第6日(Day6)

・ユニバーサルデザイン調査・点検(1)
グループごとに日進市内の公共施設及びその周辺(あるいは、学内)をフィールドとしたユニバーサルデザイン調査・点検を行い、障がい者の方や高齢者の方が健常者と同様に生活を送るにはどういった不自由があるか、さらに、共生のまちづくり実現にむけての改善すべき事項はないかについて議論し、対策方策をとりまとめる。


●使用するケース
タイトル:ユニバーサル・デザインのチェックと共生のまちづくり
提供機関:愛知県社会福祉協議会ボランティアセンター

第7日(Day7)

・ユニバーサルデザイン調査・点検(2)
ユニバーサルデザイン調査・点検結果について、プレゼンテーション・学生間相互評価、意見交換を行い、共生のまちづくり実現にむけての課題を考察する。また、IoT(Internet of Things)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータ等の新たな技術の導入し、その実現にむけて検討中の社会的課題を解決する新たな社会:「Society 5.0(ソサエテイ 5.0)」に関する目標像を紹介する。


●使用するケース
タイトル:ユニバーサル・デザインのチェックと共生のまちづくり
提供機関:愛知県社会福祉協議会ボランティアセンター

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 20 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 20 %
ケース試験 Case Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 20 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 40 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

予習レポート(公共施設、身近な事業所などを対象としたユニバーサル・デザイン導入のあり方についてレポート):10%、講義内での挙手発言:ケースメソッド演習でのチーム貢献度評価:10%、参加者による相互評価:グループ評価:10%、最終レポート(振り返りシート):10%、定期試験:60%とする。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 愛知県社会福祉協議会ボランティアセンター「新しい出会いそして大きな感動-ボランティア体験ノート」非売品・日進市より無料提供(2006)非売品・日進市より無料提供

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

1]広井良典、コミュニティを問いなおす―つながり・都市・日本社会の未来 』、筑摩書房、2009年、ISBN: 978-4480065018
[2]広井良典、創造的福祉社会: 「成長」後の社会構想と人間・地域・価値、筑摩書房、2011年、ISBN: 978-4480066190
[3]炭谷茂、『環境福祉学』、環境新聞社、2007年、ISBN: 978-4860181123
[4]平野隆之・宮城孝・山口稔編著、『コミュニティとソーシャルワーク』、有斐閣、2008年、ISBN 978-4641055476
[5]日本地域福祉学会編、『新版地域福祉事典』、中央法規、2006年、ISBN 978-4805825198

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

外部講師を招いての、学外講義も予定している。2時限以降からの途中受講は困難であるため、原則として、集中講義の4日間:毎日・1時限目から遅刻しないで、時間厳守で受講することが必須である(途中からの受講はやむを得ず、欠席扱いとせざるをえないため、1時限目遅刻=4コマ欠席=単位取得不可となることをあらかじめ、ご承知おき下さい)。演習、体験型講義をベースに、受講生の参加・意見交換を組み込みながら展開する講義であり、「私はこの授業に熱心に取り組んだ」に関する項目ついての特に留意する。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●修士(農学:造園学専攻)岡山大学  博士(工学:生態系管理工学専攻)徳島大学
●研究分野:景観生態学・環境福祉学
●主な論文
・小串重治、二次草原の再生を支える社会システムの構築プロセス,景観生態学、2009
・小串重治・鎌田磨人、ウラジロモミの侵入に伴う草地消失リスク評価のための要因分析、景観生態学会、2008
・小串重治・鎌田磨人、二次草地の再生を支える社会システムに関する検討、日本造園学会誌ランドスケープ研究論文集2、2008
●主な著書
・独立行政法人土木研究所(共著)、独立行政法人土木研究所、「応用地生態学-生態系保全のための地盤の調査・対策の技術の体系化-」、2007
・山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会(共著)、滋賀県、「山門水源の森へ-山門水源の森ガイドブック」、2002
・自然環境保全整備フォーラム(共著)、財団法人国立公園協会、「自然ふれあいに係る調査研究」,2001

(実務経験 Work experience)

1990年 株式会社パスコ 入社:コンサルタント事業部 大阪・システム調査部
     (環境アセスメント、GISを活用した森林機能の評価などを担当)
1994年 株式会社パスコ 退社
1994年 総合科学株式会社 入社
    (陸域の自然環境調査、環境保全保全計画の検討などを担当)
2008年 総合科学株式会社 退社
2008年 グリーンフロント研究所株式会社 設立・代表取締役

Refereed Articles

  • (2010) Vegetation of Awa-cho and Yoshino-cho in Awa City. The Bulletin of Awa Association (56):
  • (2009) Evolution of social system for successful restoration of secondary grassland. Landscape Ecology and Management 14
  • (2009) Vegetation of Mima-cho in Mima City. The Bulletin of Awa Association (55):
  • (2008) Landscape Ecology and Management. Factors affecting the risk of Sasa grassland decline due to Abies homolepis invasion 12
  • (2008) Necessitated social system for successful restoration of secondly grassland. Jounal of The Japanese Institute of Landscape Architecture 71(5):






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