シラバス Syllabus

授業名 コンピュータと情報化社会
Course Title Computer & Information Society
担当教員 Instructor Name 安藤 正純(Masazumi Ando)
コード Couse Code NUC281_N22B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2022 UG Nisshin Fall Intensive

授業の概要 Course Overview

このClassは、「幅広い視点から最先端のITについての理解と経験を深めること」により、本学のMission Statementにある ① 世界的視野でビジネスに取り組むために不可欠な素養を構築支援すること、及び ② ビジネス界に広く貢献できる能力と視座を持った先導者と起業家を育成すること、を目標とするものである。
「情報化社会」とは、情報がヒト・モノ・カネなどの経営資源と同等の価値を持ち、情報を中心として機能する社会のことである。 そこでは、IT(情報通信技術)の爆発的な進展とともに、ビジネスを取り巻く環境が、時々刻々と変化し続けている。 企業を取り巻く外部環境がそのように急激に変化しつつある中で、経営者が、その専門性を生かしつつ、リーダーシップを発揮して、組織の活動を取り纏め、所定の成果を達成する為には、最先端のITに関する知見・経験が不可欠である。このため、このClassでは、受講生諸君が「IT活用の実践力」、「ITの科学的な理解」などの「情報化社会に経営者として参加するために求められる最低限の素養」を獲得できるように支援する。

このClassの目標は、受講生諸君が、将来、企業経営者となった際に、最先端の技術革新の成果を他に先駆けて取り入れ、その恩恵を効果的に享受・活用することにより、他との差別化を図り、競争優位性を確立することができるように、受講生諸君がITに関する基礎的知識と経験を獲得し、習熟することを可能にすることにある。

This class will accomplish the ultimate objectives mentioned in the University's Mission Statement such as to
(1) help building the ingredients indispensable to work on the business with global prospects and also (2) educate the innovative and ethical leaders with a Frontier Spirit through the endeavors to allow students to explore the expertise and experience in the most advanced IT with broader perspective。
“Information Society" means such a society that information has an equivalent value as other management resources such as manpower, goods and capital and also that it functions as a main driving force. Along with the explosive development of ICT (information and communication technology), a business environment surrounding business keeps evolving, moment by moment. Business managers are required to master the expertise and experience in the most advanced ICT so that they could apply leadership, manage business activities and thereby accomplish the business objectives. The objectives of this class are set to have future business managers to acquire the basic expertise and experience required to enable them to utilize the result and benefits of the most advanced ICT so that they could differentiate themselves with others and accomplish the competitive advantage over them.
The objectives of this class are set so that all of students in the class could obtain the capability of utilizing the most advanced IT ahead of competitors and of benefitting the effect of IT in order to differentiate from other and accomplish the competitive advantage over others in the future when they make business managers. For this objectives this class will help students in their obtaining and mastering the basic expertise and experience in IT.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

このClassを受講した後に得られる具体的なSkillは、①「Digital Transformation力」【ITの進展に合わせて、旧来のBusiness Modelを変革するとともに、新規のBusiness Modelを創出するのを可能にする力】 及び ② 「Digital Governance力」【現場におけるITの活用の現況をしっかり把握して、必要な経営判断を下すのを可能にする力】である。

The learning outcomes of this class would be 1) Digital Transformation Capability and 2) Digital Governance Capabilities to be acquired by the students

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 40 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 60 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

・準備学習:
このClassでは、① 事前に提示する「Case Discussionの事前課題」や「その他の課題」への回答の作成 と ② 前回授業の復習 とを確実に実施した上で、授業に臨むことを期待している。毎回の授業において、事前の準備学習を実施してきたかどうかを確認し、成績評価に反映する。事前の準備学習に必要な時間は、約2時間である。
・ Reportに対するFeedback方法:
提出されたReportに対するFeedbackは、必要に応じて、Classroom掲示板を通して個別に指導する。又、全てのReportについて、Classroom掲示板を通して、Commentを付して返却する。
・中央情報センター(図書館)の利用について:
このClassでは、Businessの現場で求められるのと同様に、広範な範囲の課題にSpeed感をもって取り組んでいくことが求められるので、受講生諸君は、各人の知識・経験・専門分野・指向性・将来方向などに基づいて、中央情報センターを効果的に活用し、講義内容の理解度を更に高めることを期待している。
・ 「Case Discussionの事前課題」: 
このClassでは、「講義内容の理解を深化させること」 及び 「 自分自身で考える力を付け、論理的に議論を展開する力を育成すること」を目的として、Case Discussionを実施する。 その準備のため、「Case Discussionの事前課題」を事前に提示するので、受講生諸君は、Caseを熟読した上で、「事前課題」への回答を作成提出し、授業に臨まなければならない。 各受講生には、Class内で積極的に挙手発言し、議論に参加することを期待している。
・ 「Discussion Leader Report」
このClassでは、Case MethodによるActive Learningを課題学習の中心に据えているので、Case Discussionの一環として実施するGroup Discussionへの受講生諸君の積極的な参加を重視している。 Group Discussionでは、互選でDiscussion Leaderを決めもらい、Discussion LeaderのLeadershipの下でGroup Discussionの活性化の成果の最大化を達成するため、Discussion Leaderに平常点を付加する。 Discussion Leaderには、MCとして、Group Discussionを主導し、Group Member全員からの発言を促す役割を果たすこと期待している。  Discussion Leaderには、Group Discussionの概要を纏めた「Discussion Leader Report」を提出してもらうが、その中に① Group Discussionに最も貢献したGroup Memberの明示 及び ② Group Discussionに主体的に参加しなかったGroup Memberの明示、を含めるものとする。 その内容にそって、「Group Discussionに最も貢献したGroup Member」に対する平常点の加点 並びに 「Group Discussionに主体的に参加しなかったGroup Member」に対する平常点の減点を実施する。
・ 「Mini Test」: 
このClassでは、毎日の講義の開始時に「Mini Test」を実施する。「Mini Test」は、「前回の講義の基本的事項の理解度を検証し、再確認すること」が目的である。  
・ 「Video Homework」
このClassでは、受講生諸君に関連分野のKey PersonによるPresentationのVideoを視聴してもらい、簡単な設問に回答してもらう形式の「Video Homework」を課すこととしている。 授業中にVideoを視聴してもらい課題への回答を提出してもらうことも可能であるが、時間的な余裕があまりないため、Homeworkと云う形でとりくんでもらうこととしている。
・ 「Short Case Test」
このClassでは、3限目の最初の15分程度の時間を使って、「Short Case Test」を実施する。 「Short Case Test」は、1Page程度のShort Case教材を使って、Case Discussionの練習するためのものである。
定期試験に対する学習方法: 
このClassでは、定期試験は実施しない。 これは、このClassが次のような授業運営に関する大学の基本方針を尊重し、それに従って、実施されるからである。 授業運営に関する大学の基本方針とは、「参加者中心型教育を推進することにより、授業運営は予習を推奨し、成績評価の割合は授業内の挙手発言に重きを置くこと」である。
・自学自習方法: このClassでは、関連する幅広い分野の課題を取り扱うため、受講生諸君は、このClassに直接関連する分野の知見を深めるだけでなく、ITの全般についての関心を高めることを期待している。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

①「Introduction」 ( 本講義の目的と進め方の概要説明)
②「ComputerとNetworkの基礎」 ( Computerが今日まで発達してきた経緯を検証し、Computerの作動の仕組み、並びに、情報Networkの利用・活用の手法に関する理解を深める)
③「Cloud Computing」(「Cloud Computing」についての理解を深め、企業経営者としてどのように「Cloud Computing」の利活用を進めるかの方向性を検証する。)
④  「Case Discussion ①」 (Case教材は、事前に配布する。)



●使用するケース
IMD「Innovation と Renovation ~ 革新と刷新 NESPRESSO物語」

第2日(Day2)

① 「IoTとData分析の基礎」( 「Internet of Things」(IoT、モ ノのInternet)の仕組みを理解し、その活用の目的や手法についての理解を深める。 及び IoTによって生成されるDataの分析手法の基礎を学ぶ)
② 「Big Data」(どのようなDataが「Big Data」と呼ばれ、どのように活用されているか? などの Big Dataの利用・活用に必要となる基本的事項についての理解を深める。)
③ 「AI」 (「AI(人口知能)」が開発されてきた経緯を検証し、最近のDeep Learningの仕組みの理解を深めた上で、「人工知能」の今後の利用・活用の方向性を探る。)
④  「Case Discussion ②」(Case Materialは、事前に配布する。)


●使用するケース
HBS「Google 2014」

第3日(Day3)

① 「IT Innovation」 (IT分野におけるInnovationがどのようになされてきたかを理解する。)
② 「5G」(次世代の移動体通信技術である「5G」についての理解を深め、その適用・活用の方向性を展望する。)
③ 「SNS」(「SNS」の本質を理解した上で、Riskについての理解を深め、対応方法の検討を進める。)
④ 「Case Discussion ③」( Case Materialは、事前に配布する。)


●使用するケース
HBS「Apple 2012」 

第4日(Day4)

① 「情報化社会の課題: 個人情報保護」(「情報化社会」の重要課題である「個人情報保護」について、これまでの経緯と今後の展望についての理解を深め、経営者として適切な対応をとるための基盤の構築を図るとともに、個人情報の活用に関する展望を得る)
② 「Case Discussion ④」(Case Materialは、事前に配布する。)


●使用するケース
HBS「Airbnb」

第5日(Day5)

N/A

●使用するケース
N/A

第6日(Day6)

N/A

●使用するケース
N/A

第7日(Day7)

N/A

●使用するケース
N/A

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 60 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 60 %
予習レポート Preparation Report 20 %
小テスト Quizzes / Tests 20 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

■ 配点: 
20%: Mini Test、Video Homework, Short Case Test,その他の小Test
30%: Case Discussionの事前課題の回答、Discussion Leader Report
50%:平常点(講義での挙手発言、 Cold Call, 受講態度、Group Discussionへの貢献者(加点)、Group Discussionへの非参加(減点)等
で成績を評価する。
■  このClassには、「中間Report」「追試験」「再試験」「重点強化クラブReport」は、なし。
■ 提出物は、以下の5段階で評価します。
① Outstanding      90点
② Excellent        80点
③ Very Good       70点
④ Good          60点
⑤ Poor          30点
⑥ Unacceptable・未提出  0点

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • • 斎藤 昌義「最新ITトレンド」[新装改訂3版] 」技術評論社(2020)978-4297111458
  • • チャールズ・A. オライリー (著), & 3 その他「「両利きの経営」」東洋経済新報社(2019)978-4492534083
  • • 松尾 豊「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」角川EPUB選書(2015)978-4040800202

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

〔1〕梅田望夫 『ウェブ進化論』  筑摩書房 2006年 4480062858

〔2〕伊達康博 『IT社会における情報社会論』学文社 2010年 4762021113

〔3〕大嶋淳俊 『 情報活用学入門』学文社 2012年 4762023116

〔4〕情報処理推進機構 『情報セキュリティ読本 -  IT時代の危機管理入門』  実教出版 2012年 4407330767

〔5〕野村恒夫 『情報化社会の近未来像』  明石書店 2013年 4750338397

〔6〕小林 雅一 『クラウドからAIへ』(Kindle版)  朝日新聞出版 2013年 B00DZC0S14

〔7〕渋沢健太郎、山口翔 他 『情報化社会と人間』時 潮社 2013年 4788806835

〔8〕株式会社NTTデータ、河村雅人 『絵で見てわかるIoT/センサの仕組みと活用』  翔泳社 2015年 4798140627

〔9〕トラヴィス・ソーチック、 桑田 健 『ビッグデータ・ベースボール 20年連続 負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法』  角川書店 2016年 40401041023

〔10〕 日経ビッグデータ 『人工知能&IoTビジネス』日経BP社 2016年 4822236560

〔11〕EYアドバイザリー『 世界トップ企業のAI戦略』 日経BP社 2016年 4822271978

〔12〕文部科学省 『科学技術白書(平成28年版)』  日経印刷 2016年 4865790446

〔13〕福原正大  『人工知能Xビッグデータが「人事」を変える』  朝日新聞出版 2016年 4023314552

〔14〕朝日新聞 『ディープラーニング ビッグデータが切り開く、新世代の人口知能』  朝日新聞社 2014年B00M3U6H9I

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

本講義では、講義内容の進展に合わせて、受講生の皆さんの理解度を都度確認し、皆さんの理解を一層高めるために、 配布資料・Presentationの内容を工夫して行く。 受講生からのComment や要望にできる限り対応するための整・改善努力を継続的に実施していく。 

担当教員のプロフィール About the Instructor 

・ 学部: 東京大学工学部電子工学科卒。在学中は、猪瀬博/斎藤忠夫研究室で、首都高速のSystem設計, 等のSystem設計Project 及び 各種BPR Projectに参画。
 Summer Time Research:KDD中央研究所【人工衛星の軌道計算Systemの研究/開発】
 卒業論文: 人間Dock SystemのBPR Planの研究(Multi-Stage Queuing System Innovation Research)

・ 大学院(修士課程): マサチューセッツ工科大学 スローン経営学大学院修士課程修了、MBA取得、主専攻:IT Management、副専攻:Finance。 CISR(Center for Information System Research:システム研究所)のSenior Fellow、

・ 研究分野:DSS(Decision Support System)、EIS (Executive Information System)、Expert System, AI (Artificial Intelligence)、科学的意志決定論、IT for Management、IT Strategy Development

Graduated from University of Tokyo, majoring in Electronic Engineering. Joined Dr.Hiroshi Inose laboratory of UOT, getting involved in a number of Business Process Reengineering Projects, System Design Projects and so forth. Upon graduation from UOT, joined Mitsui and took responsibilities of managing power station construction projects domestic and abroad, covering a variety of project management, project finance, global sourcing, and so forth. As the Mitsui's business school trainee, sent to Sloan School of Management,Massachusetts Institute of Technology (MIT) and obtained MBA. At MIT, joined the research activities at CISR (Center for Information System Research) as Senior Fellow. Having finished the 2-year MBA program, moved to Mitsui-USA head office in New York, taking responsibilities of business innovation projects in IT area. Having completed the several year assignment in New York, transferred to Mitsui's head office in Tokyo, assuming the managerial positions in the corporate planning, CIO office, IT business innovations and others. Now, in the position of professor at NUCB.

(実務経験 Work experience)

・ 1972ー2013 三井物産

① 国内外の発電所建設Project(EPC:Engineering、Procurement、Construction)
  分野: 原子力、火力、水力、地熱発電
  地域: 北中南米、豪州
② Business School研修員
③ IT分野の新規事業開発(Venture投資、Start-Up経営、M&A、IT子会社の設立・事業経営、Alliance Arrangement)
④ CIO Office(全社経営計画の企画立案推進、IT戦略の企画立案・推進、SOX 404 Taskforce, EC Taskforce、経団連情報通信委員会委員、ASEM(Asia Europe Meeting)情報通信委員会委員、GBDe(Global Business Dialogue on Electronic Commerce)Sherpa, など)
⑤ 海外駐在: 米国(14年)、豪州(3年)、欧州(3年)など、20年以上の海外勤務を経験。

・ 2014ー 名古屋商科大学 教員

- Soon after the graduation from University of Tokyo, Joined Mitsui.
- Involved in the following activities during working for Mitsui
1. Power Plant Construction Projects Abroad and Domesic, Thermal, Hydroric, Nuclear and Geothermal Power Generation Plants
2. Business School Trainee (Massachuetts Institute of Technology, Sloan School of Management, MBA)
3. Business Creation in IT Area (Venture Buinsess, Venture Capital, M&A, Alliance Arrangement, Management of Subsidiaries, etc.)
4. CIO Office (Corporate Strategy, IT Strategy, ASEM Committee Member, GBDe Sherpa, KEIDAN Committee Member, etc.)
- Experienced in more-than-20-year Working Abroad: US (14years),Australia(3years),Europe(3years)







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