シラバス Syllabus

授業名 日本国憲法
Course Title Constitution of Japan
担当教員 Instructor Name 北村 貴(Takashi Kitamura)
コード Couse Code NUC278_N21B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term4

授業の概要 Course Overview

 本講義では、日本国憲法に関する基本的知識を体系的に学習する。これらの学習を通じて、本学のMission Statementに掲げられた世界的な視野を持った上で、国際的舞台で活躍していくために必要な基礎知識を身につけることができる。
 憲法とは、一言で表すと、「国の形」を規定する法である。学生が日本という国がどういう「形」なのかという点について日本国憲法を通じて学ぶことは、現代の社会を理解する上で重要である。また、必要に応じて日本と外国の憲法との比較を行う。学生は外国との比較を通じて国際的な視点から日本がどういった形なのかをより明確にすることができる。なお、公務員試験を受験する学生は、憲法の学習が必須と言っても良い(専門試験だけでなく、教養科試験においても憲法はほぼ確実に出題される)。公務員試験受験を考えている学生にとっても有意義なものとなるように講義を展開する。
 最終的には、受講生が日本国憲法の基礎知識を修得することを目的とする。

  This class provides the basic knowledge of the Constitution of Japan. Through these learning, students acquire the basic skills for succeeding in the international society with global perspective stated in the NUCB Mission Statement.
  The constitutional Law stipulates the “Form of State”. For understanding the modern society, it is important for students to learn the form of Japan from the perspective of Constitution of Japan. This lecture also provides the international comparison of constitutional law. The point of view of international comparison makes the form of Japan clearer.
  Finally, students are expected to acquire basic knowledge of the Constitution of Japan.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

日本国憲法の基礎知識

Basic knowledge of the Constitution of Japan

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

<準備学習>
 ・毎回の講義に関しては、予習が重要となる。教科書や事前配布のケースを活用して十分に予習を行うこと。
 
 ・疑問点があったら質問すること。オフィスアワーを利用しても構わないし、次の授業の前後でも構わない。また、メールでアポイントメントをとってもらえれば適宜対応する。疑問を疑問のまま放置しないことが重要である。

<課題>
 ・中間レポートを提出してもらう。詳細は初回講義で指示する。 レポートは採点して返却する。

<中央情報センター(図書館)の活用について>
 ・レポート作成において活用してほしい。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

ガイダンス ―なぜ、憲法を学ぶのか?―  

開講にあたって、講義の目標、進め方、学修方法を説明する。その上で、「なぜ、憲法を学ぶのか」という点について、憲法の役割と関連させながら説明する。


●使用するケース
誰がための憲法?:日本国憲法制定過程

第2日(Day2)

国民主権と天皇制 ―国民と天皇の関係はどう変化したのか?―

現代社会における私たち国民と天皇との関係について、「国民主権」と「象徴天皇」という観点から概説する。

●使用するケース
皇位継承の伝統と未来

第3日(Day3)

平和主義と日本国憲法第9条 ―平和憲法の理想と現実とは?―  

日本国憲法が掲げる「戦力不保持」という理想と、「自衛隊」という現実との関係について、戦後の日本の歴史や国際情勢と関連させながら概説する。

●使用するケース
自衛隊は合憲?違憲?

第4日(Day4)

基本的人権 総論 ―人権は、誰に、どこまで保障されるのか?―

憲法の柱の一つである「基本的人権の尊重」という点について、その全体像を説明すると同時に、人権を制約する「公共の福祉」について概説する。

●使用するケース
髪型の自由?

第5日(Day5)

精神的自由権 ―言いたいとこは何でも言ってよいのか?―

私たちの内面や精神面に関係する「精神的自由権」と呼ばれる権利について、「信教の自由」と「表現の自由」を中心に概説する。


●使用するケース
SNSと人権

第6日(Day6)

統治機構 総論 ―何故、権力分立が必要なのか?―

「権力分立」という観点から、立法、行政、司法という三つの権力のそれぞれの関係について概説する。

●使用するケース
権力分立:衆議院の解散は無制限?

第7日(Day7)

憲法改正問題と国民投票法 ―憲法改正論議とどのように向き合うか?―

そもそも憲法を改正するとはどういうことかという点について説明した上で、憲法を改正するために必要な手続きを概説する。

●使用するケース
憲法改正に賛成?反対?

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 20 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 30 %
ケース試験 Case Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 50 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・重点強化クラブレポートの対象外科目とする。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 関根豪政/北村貴 編著「体験する法学」ミネルヴァ書房(2020)978-4-623-08817-1
  • 東 裕 編「憲法入門」一藝社(2021)未定

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] 大石眞、大沢秀介 編『判例憲法』 第2版(有斐閣 、2012年)、ISBN 978-4641131293
[2] 芦部信喜 著、高橋和之 補訂 『憲法』 第7版(有斐閣、2015年)、ISBN 978-4000613224
[3] 渋谷秀樹 『憲法への招待』(岩波新書、2001年)、ISBN 978-4004307587
[4] 長谷部恭男 『憲法とは何か』(岩波書店、2006年)、ISBN 978-4004310020

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

180人というクラスサイズにも関わらず、多くの受講生が「参加しやすかった」と評価してくれた点は大事にしたいと思う。目立った改善要求はなかったが、今後もより受講生が楽しめる授業を展開していきたい。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

【職歴】
 2019年4月-      : 名古屋商科大学 経営大学院 准教授
 2016年4月-2019年3月 : 名古屋商科大学 経済学部 総合政策学科 専任講師
 2013年4月-2016年3月 : 同志社大学 政策学部 助教
 2011年4月-2013年3月 : 早稲田大学 政治経済学術院 助手

【学歴】
 2011年3月: 早稲田大学大学院 公共経営研究科 博士後期課程 修了、博士(公共経営)/Ph.D.
 2008年3月: 早稲田大学大学院 公共経営研究科 専門職学位課程 修了、公共経営修士(専門職) / MPM
 2006年3月: 早稲田大学法学部 卒業、学士(法学)/ LL.B

【専門分野】
 比較憲法政策 、比較憲法制度、オーストリア/スイス研究

EMPLOYMENTS:
Apr 2019 - Present : Associate Professor, NUCB Business School
Apr 2016 - Mar 2019 : Assistant Professor, Faculty of Economics, NUCB
Apr 2013 - Mar 2016 : Assistant Professor, Faculty of Policy Studies, Doshisha Uni.
Apr 2011 - Mar 2013 : Rsearch Associate, Faculty of Political Science and Economics, Waseda Uni.

EDUCATIONS:
 Ph.D. in Public Management, Waseda University, 2011
Master of Public Management, Waseda University, 2008
Bachelor of Laws, Waseda University, 2006

RSEARCH THEMES:
 Comparative Constitutional Policy, Comparative Constitutional Institution, Austrian-/ Swiss- Studies

Refereed Articles

  • (2022) Unconstitutional Decision of the Austrian Constitutional Court to Regulations Prohibiting Scarf in Public Elementary School. Law and Politics Review 8
  • (2021) Why has not the Constitution of Japan been amended?: Analysis based on the "Policy Window Model". Journal of Constitutional Law:60th Anniversary Issue of the Constitutional Law Association Japan
  • (2021) An Analysis of Democracy in Switzerland from the Perspective of Constitutional Politics: “Assembly−Independent System” and “Semi-Direct Democracy”. The Journal of Law and Political Science 57
  • (2021) Analysis of Security in Switzerland in Terms of Constitutional Institutions. The Journal of Constitutional Law 53
  • (2021) Federal States in Central Europe and Constitutional Insitutions. Law and Politics Review 7

Refereed Proceedings

  • (2020). Constitutional Analysis of Security in Switzerland. 123rd Constitutional Law Association Japan .Constitutional Law Association Japan. 1. 2. Takasaki City University of Economics
  • (2020). An Analysis of Democracy in Switzerland from the Perspective of Constitutional Politics. 133rd The Japanese Association of Law and Political Science .The Japanese Association of Law and Political Science . 1. 2. Online
  • (2016). Constitutional Change and Article 9 of Constitution of Japan: Is It Destruction of Constitutionalism?. Globalized World: Advantage or Disadvantage .Round Table Conference: Globalized World: Advantage or Disadvantage. 1. 2. Belgrade






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