シラバス Syllabus

授業名 貿易の歴史
Course Title History of International Trade
担当教員 Instructor Name 柳 蕙琳(You Hyelim)
コード Couse Code NUC276_N21A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

本講義を通じて、受講生は国際的な貿易の仕組みや、現在の世界貿易のガバナンスをより理解できるようになるため、Mission Statementにおける「グローバル・ビジネスで成功できる能力」の修得に貢献すると期待される。
現代の貿易の仕組みやシステムを理解するためには、貿易の歴史を理解することが重要である。特に、一国だけではなく、時間と空間を広げてマクロ的な観点で貿易の歴史を理解することが、今のグローバル時代にはより求められている。本講義は、このような認識に基づいて、18世紀以降の近代から現在までの国際貿易の流れを自由主義と保護主義の観点から分析する。また、本講義はアクティブラーニングの方式で、様々なケースを用いつつ、講義で議論し合う形で行われる。
本科目では、下記のラーニングゴールの確かな実現に向けて、ケース教材を用いた討論授業を行う。本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められる。

Through this course, students will be able to better understand the international trade system and the governance of the current world trade, so they are expected to acquire "the ability to succeed in the global business reality" described in the Mission Statement.
In order to understand the mechanism and system of contemporary international trade, it is important to understand the history of international trade. In particular, in the current globalized world, it is necessary to expand the time and space to understand the history of trade from a macroscopic point of view. Based on this recognition, this lecture will analyze the flow of international trade since the 18th century- from the modern to the present, mainly focusing on liberalism versus protectionism. In addition, this course will adopt an active Learning method, using various cases and discussing in a course.
In this course, we will conduct class discussions using case studies in order to achieve the learning goals. The students attending this course may be required to write a preparatory report and must participate in the class discussions.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本講義は、教養教育科目(社会科学)であり、本学のMission Statementで述べられている「世界的な視野」に繋がる能力を提供するものである。本講義に対応する学修目標は、LG-1(論理的思考)、LG-2(多様性の意識)、LG‐4(効果的なコミュニケーション)である。

This course will provide the ability to understand the "global perspective" described in our Mission Statement. The academic goals corresponding to this course are LG - 1 (critical thinking), LG - 2 (diversity awareness), LG - 4 (analytical decision making).

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

【学修方法・準備】

受講生は、参考資料を利用して予習・復習することが求められる。また、講義はレジュメ、ケース、動画、新聞記事など様々な資料を利用し、アクティブラーニング方式で進める予定であるが、これらの資料はすべてグーグル・クラスルームにアップロードする予定である。なお、すべての講義内容に関して、グループに分かれて議論する形をとる。

【レポート】:すべてのレポートは必ずGoogle Classroomにアップロードしてもらう。

1)予習レポート:毎回予習レポートを提出してもらう。
2)復習レポート:期末レポートの代わりに、毎週出された授業の復習課題を7週目の授業後にまとめて提出してもらう。

レポートについては、学生の取り組み状況を分析し、講義における補助資料として用いる形でフィードバックする予定である。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

1)イントロダクション

国際貿易に関する様々なイシューを取り上げながら国際貿易の現状について説明した後、近代から現在までの貿易の流れを自由主義と保護主義の観点から時系列的に概括する。また、グローバル化とともに進展した国際貿易制度について説明する。

2)18世紀の貿易の歴史:英仏の貿易摩擦とナポレオン戦争
この時期は、イギリスが世界貿易を主導し、世界市場が形成され、拡大・深化されていた時期である。その過程を英仏の貿易摩擦とナポレオン戦争を通じて理解する。

第2日(Day2)

1)19世紀の貿易の歴史Ⅰ:大英帝国とアヘン戦争
2)19世紀の貿易の歴史Ⅱ:穀物法論争とイギリスの保護主義

●使用するケース
アヘンがいかに世界を「丸く」したか。
ジャガイモという新大陸の贈り物

第3日(Day3)

1)19世紀後半から20世紀初頭までの貿易の歴史Ⅰ:南北戦争とアメリカの台頭
2)19世紀後半から20世紀初頭までの貿易の歴史Ⅰ:ドイツの関税同盟と保護関税法

●使用するケース
アメリカの先進国への仲間入り

第4日(Day4)

1)19世紀後半から20世紀初頭までの貿易の歴史Ⅲ:明治時代の日本の貿易政策
2)20世紀初頭から20世紀半ばまでの貿易の歴史Ⅰ:植民地競争と第一次世界大戦

●使用するケース
成長は蚕のまわりもの

第5日(Day5)

1)20世紀初頭から20世紀半ばまでの貿易の歴史Ⅱ:1929年世界恐慌と第二次世界大戦
2)20世紀半ばからの貿易の歴史Ⅰ:第二次世界大戦以降の貿易体制

●使用するケース
国を超えた通貨

第6日(Day6)

1)20世紀半ばからの貿易の歴史Ⅱ:超大国アメリカの台頭
2)20世紀半ばからの貿易の歴史Ⅲ:日本の貿易の拡大と経済成長(1950~1985年)

第7日(Day7)

1)20世紀半ばからの貿易の歴史Ⅳ:日本のバブル経済とアベノミクス(1985年~)
2)まとめ:中国の経済成長と将来の貿易体制

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 30 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 20 %
ケース試験 Case Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 10 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 20 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

成績評価は、予習レポート(5回実施:30%)、授業への積極的参加などの平常点(グループの発言(10%)+個人発言(10%):20%)、参加者による相互評価(10%)、分析レポート(2回実施:20%)、小テスト(20%)の総合評価する。また、講義中の私語、携帯・スマホの操作、居眠りなどアクティブラーニングの趣旨に反する行為は平常点の減点対象となる。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • ケネス・ポメランツ、スティーヴン ト・ピック「グローバル経済の誕生:貿易が作り変えたこの世界」筑摩書房(邦訳)(2013)4480867236

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

水島司、『グローバル・ヒストリー入門』山川出版社、2010年、ISBN 4634349655
松井 透、『世界市場の形成』、岩波書店、1991年、ISBN  4000045636
杉原 薫、『アジア間貿易の形成と構造』ミネルヴァ書房、1996年、ISBN 4623025659
木越 義則、『近代中国と広域市場圏 : 海関統計によるマクロ的アプローチ』京都大学学術出版会、2012年、ISBN 4876982155
山澤 逸平、『日本の経済発展と国際分業』東洋経済新報社、1984年、ISBN 4492390871

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

本講義はアクティブラーニング方式を、様々なケースを用いて実施する。したがって、本講義は平常点の比率が高く設定されている。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

【学位と取得大学】
修士(法学)、京都大学
博士(法学)、京都大学

【研究分野」
国際政治経済、貿易政策、WTO・FTAの制度分析

【主な論文・著書」

1.著書
1)『日韓のFTAの比較制度分析』慈学社、2018年2月

2.論文
1)「日韓のFTA政策の比較研究-FTA政策でのリーダーシップ構造の制度分析(二〇〇〇年―二〇一二年(一)」『法学論叢』178巻第3号、2015年12月、74-92頁
2)「日韓のFTA政策の比較研究-FTA政策でのリーダーシップ構造の制度分析(二〇〇〇年―二〇一二年(二)」『法学論叢』178巻第4号、2016年1月、80-103頁
3 )「日韓のFTA政策の比較研究-FTA政策でのリーダーシップ構造の制度分析(二〇〇〇年―二〇一二年(完)」『法学論叢』178巻第7号、2016年7月、90-115頁


3.学会報告

1)「日本と韓国のFTA政策の比較制度分析―農業での自由化水準の違いと利益団体誘導説の再考」、日本国際政治学会、2014年度研究大会(2014年11月14日、福岡国際会議場)
2)「 FTA政策をめぐる制度変化と制度の内生性‐日韓の比較から」、日本国際政治学会、2017年度研究大会(2017年10月27日予定、神戸国際会議場)
3) ”Legitimacy versus Efficiency in Institutional Changes of FTA Policy and Endogeneity – Comparative Case Analysis of Korean and Japanese FTA Policy”, International Political Science Association Association , 25th IPSA World Congress (21-25 July 2018, Brisbane of Australia; determined)


Refereed Articles

  • (2020) Nuclear Risk in East Asia and Nuclear Safety System - in the Comparison with Europe. Environmental Economics and Policy Studies 13(2): 1882-3742
  • (2020) Third Country Market Cooperation Analysis for Building an Asian Low-Carbon Community - A Case Study of India's High-Efficiency Coal-Fired Power Generation Project. Environmental Economics and Policy Studies 13(2): 1882-3742
  • (2016) Comparative Research on Japanese and Korean FTA(3)Institutional Analysis of the Leadership Structure in FTA Policies. Kyoto Law Review 179(1): 0387-2866
  • (2016) Comparative Research on Japanese and Korean FTA(2)Institutional Analysis of the Leadership Structure in FTA Policies (2000-2012) . Kyoto Law Review 178(4): 0387-2866
  • (2015) Comparative Research on Japanese and Korean FTA(1)Institutional Analysis of the Leadership Structure in FTA Policies. Kyoto Law Review 178(3): 0387-2866






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