シラバス Syllabus

授業名 簿記学 2
Course Title Bookkeeping 2
担当教員 Instructor Name 石川 智己(Tomoki Ishikawa)
コード Couse Code NUC274_N21A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門専門科目200系 / Specialized Subject 200
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

簿記とは、企業の経営活動を記録、測定、伝達するためのシステムです。簿記に基づいて作成された財務諸表は、経営者だけでなく株主や金融機関など多くの利害関係者がそれぞれの意思決定の判断材料として利用します。そのため、簿記を理解し、財務諸表の作成やその内容を理解できるようになれば、企業の経営状況に関する判断ができるようになります。
この講義では、企業で用いられる複式簿記の原理を理解し、基本的な経営活動の記録をし、決算手続により財務諸表の作成が行えるようになります。
上記の目的の達成のために、具体的には以下の目標を設定します。
①複式簿記の基本的な仕組みが理解できる。
②仕訳の記入と総勘定元帳への転記ができる。
③商品販売業を事例とし経済活動を仕訳によって会計データにできる。
④決算の一連の手続きを理解して、帳簿の締め切りができる。
⑤試算表が作成できる。
⑥財務諸表(貸借対照表と損益計算書)が作成できる。

Bookkeeping is a system for recording, measuring, and disclose the financial statements. Financial statements prepared based on bookkeeping are used not only by management but also by many stakeholders such as shareholders and financial institutions as a basis for making decisions. Therefore, if you can understand bookkeeping, prepare financial statements and understand their contents, you will be able to make decisions about the business situation of a company.
The goal of this lecture is to understand the principles of double-entry bookkeeping used in companies, to be able to record basic management activities, and to be able to prepare financial statements through account closing procedures.
To achieve the above objectives, we will specifically set the following goals.
①Understand the basic mechanism of double-entry bookkeeping.
②Enter journals and post to the general ledger.
③Economic activities can be made into accounting data by journalizing.
④Understand a series of settlement procedures and be able to close the books.
⑤Create a trial balance.
⑥Financial statements (balance sheet and income statement) can be prepared.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG3 Ethical Decision Making

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本講義は初学者を対象にし、仕訳、決算整理、財務諸表の作成を学習します。また、簿記学1とあわせて受講することにより、日商簿記検定3級レベルの知識を習得します。

This lecture is aimed at beginners. By taking this course together with Bookkeeping Study 1, you will acquire the knowledge of the Nissho Bookkeeping Test Level 3 level.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 95 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 5 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

簿記一巡や基礎的な決算処理は簿記学1にて扱っています。簿記学2から受講する場合、簿記学1の範囲をすでに履修しているか、自習しておくことが必要です。
・演習問題について、講義内容の理解を深めるため,講義中にテキスト及びワークブックの問題を指定し、各自で問題を解き、その上で解説を行います。なお、検定試験を目指す方向けに、講義内にてテキスト及びワークブックの問題のうち、必ず解いておくべき問題を示したいと思います。
・小テストもしくはレポートについて、簿記一巡手続の理解を深めるため,それまでの内容の小テストを行う予定です。時間の都合によりレポートとすることもあります。
・予習よりも復習に時間をかけるべきです。復習は計算問題を中心に1時間ほど、予習はできれば次の授業範囲をテキストで確認しておいて下さい(30分ほど)。
・講義内で計算問題を解きますので、必ず「電卓」を用意しておいてください。
フィードバック方法
・小テストの結果は、Google Classroomにて採点結果をフィードバックします。解説を講義の中で行いますので、できなかった問題はかならず復習し、自力でできるようにしておいてください。
・毎回リアクションペーパーを配付しますので、質問等を記載の上、講義終了時に提出して下さい。質問の多かった事項については、次回の講義開始時にフィードバックします。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

1.講義のガイダンス、簿記学Ⅰの復習
・決算までの一巡の手続を復習する。
・決算手続と精算表
2.その他の債権と債務(1)
・貸付金、借入金
・未収入金、未払金
・立替金、預り金


第2日(Day2)

3.その他の債権と債務(2)
・仮払金、仮受金
・受取商品券
4.手形
・手形の振出、受入
・手形代金の取立、支払
・手形記入帳
・手形貸付金、手形借入金
・電子記録債権と電子記録債務


第3日(Day3)

小テスト
5.固定資産
・有形固定資産の取得
・有形固定資産の売却
・減価償却
・固定資産台帳
・年次決算と月次決算

●使用するケース
実際の企業で購入された固定資産の取得、売却、減価償却計算を問題演習で扱います。

第4日(Day4)

6.貸倒損失と貸倒引当金
・貸倒れと貸倒損失
・貸倒れの見積りと貸倒引当金の設定
7.資本
・株式会社の設立と株式の発行
・繰越利益剰余金
・配当


第5日(Day5)

8.収益と費用
・収益と費用
・収益・費用の未収・未払いと前受・前払い
・消耗品費と貯蔵品の処理
9.税金
・租税公課
・法人税、住民税及び事業税
・消費税


第6日(Day6)

小テスト
10.伝票
・仕訳帳と伝票
・3伝票制
・伝票から帳簿への記入
・伝票の集計

第7日(Day7)

11.財務諸表の作成
・試算表の作成
・棚卸表の作成と決算整理事項
・精算表の作成
・財務諸表の作成
・簿記学2のまとめ


成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 0 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 10 %
ケース試験 Case Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 40 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 50 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

期末試験(50%)、小テスト(40%)、授業内での挙手発言(10%)により評価を行います。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著「新検定簿記講義 3級商業簿記(2021年度版)」中央経済社(2021)978-4-502-83563-6
  • 渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著「新検定簿記ワークブック 3級商業簿記」中央経済社(2021)978-4-502-37611-5

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

日商簿記3級を目指す方は、テキスト・ワークブックの問題に加えて、過去問を解くことをお勧めします。
・TAC簿記検定講座 著『合格するための過去問題集 日商簿記3級 '20年6月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)』 TAC出版; 2020年11月検定対策版 (2020/7/8) ISBN-13 : 978-4813279761

2021年度から大きく変更される日商簿記検定試験に完全準拠したテキストとなります、2020年度版以前のテキスト、ワークブックとは内容が異なる箇所がありますので、2021年度版の書籍・ワークブックを購入して下さい。

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

2020年度は初年度担当であり、後期集中講義により簿記学1の講義を行いました。仕訳、転記、試算表の作成を中心に説明し、簿記一巡を理解することに重きを置きました。簿記は繰り返し問題を自分で解くことにより、身につく学問です。集中講義では講義が連続して行われるため、復習の時間もなく、かなり厳しいスケジュールでしたが、多くの人が簿記の基礎を身につけてくれました。
今回のTerm2簿記学2では、繰り返し復習を行い、多くの人が簿記の基礎を身につけられるよう平易な説明を心掛けたいと思います。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●学位と取得大学(修士以上)
修士(商学)中央大学

●研究分野
非営利法人における統一的な会計基準導入の可能性
経営管理に有効な予算統制及び中期経営計画の策定

●資格
公認会計士

●主な論文等
1.「生活協同組合の会計・監査」有限責任監査法人トーマツ『会計情報』 pp23~26,2017年6月
2.有限責任監査法人トーマツ編『建設業の決算手続と税務調整(第3版) 』清文社, 第3章「3 諸引当金」及び「4 偶発債務」(pp.237-265), 2015年5月

(実務経験 Work experience)

●職歴
1998年 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所
2001年 公認会計士登録
2018年 厚生労働省 社会・援護局 生協指導専門官着任
2020年 石川智己公認会計士事務所開業、現在に至る

●実務経験
大手監査法人にて、法定監査(金融商品取引法、会社法、私立学校振興助成法)、株式公開支援業務に従事し、企業向け研修企画・講師を担当する。
厚生労働省において生協指導専門官として、国所管の生活協同組合への行政検査、会計基準及び監査基準の改訂に伴う生協法施行規則の改正にかかわる業務を担当する。







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