シラバス Syllabus

授業名 簿記学 2
Course Title Introductory Bookkeeping 2
担当教員 Instructor Name 関口 了祐(Ryosuke Sekiguchi)
コード Couse Code NUC269_N24B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目200系 / Specialized Subject 200
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Term4

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

[1]ミッション・ステイトメントとの関係性
 高い倫理観を持ち、フロンティア・スピリットを発揮してイノベーションを起こし、グローバルビジネスで成功するリーダーには企業の経営状況を把握し、問題を発見し、利害関係者に説明する力は必須である。企業活動を貨幣数量によって写した財務諸表の作成手順を学習することで、その力を養う。
[1] Concerning with Mission Statement of NUCB
 For the personnel or the entrepreneur who can do a leading achievement with the ability to contribute to the business world, The ability to read business activity is needed to play an active part by an international society and show high competitive power. It's possible to know the root of business activity by understanding the calculation structure of the double-entry bookkeeping.

授業の目的(意義) / Importance of this course

[2]講義の意義、背景、内容、重要性
 企業の経営状況を示している損益計算書と貸借対照表は、複式簿記によって作成されている。複式簿記の学習によって、単に企業活動を記録する技術だけでなく、損益計算書と貸借対照表を読み解く力も身につけられる。また、企業活動を記録する簿記を学習することで、企業の基本的・一般的な経済活動を具体的に知ることができる。
 なお、本講義では簿記検定3級の内容を扱うが、検定試験の合格を目的としてはいない。そこで、3級の検定内容からは除外された項目ではあるが、企業の活動を知ってもらうために必要と思われる内容を扱う場合もある。
[2] the significance of the lecture, background, the contents and the importance
 Double-entry bookkeeping is the technology which calculates the profit from the sales and the cost which occurs by business activity and This subject is the important lecture to make them put on a basic outfit of a business and to master this, it's a target to learn the skill which reads and unties the financial condition and result of business operations needed by a businessman.

到達目標 / Achievement Goal

この講義を終えた学生は、
・企業の経済活動のいくつかを説明できる
・企業の資産、負債、資本を具体的に説明できる
・企業活動により得らる利益を計算できる

Students after studying in this class can
- Explain some of the economic activities of a company
- Explain the assets, liabilities and capital of a company
- Calculate the profits obtained from corporate activities

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG3 Ethical Decision Making
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

[1]育成するNUCBフロンティア力として、自主的に学ぶ力、考える力、計算する力が育成される。
[2]本講義の学修目標はLG-3。
[3]簿記検定試験(3級)の主要な部分を扱う。

[1] The ability to learn independently, the ability to think and the ability to calculate are brought up as the NUCB frontier power brought up.
[2] learning goal A learning target of this lecture is LG-3.
[3] Basic bookkeeping knowledge.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 70 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 30 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

○準備学習(予習復習等)
 予習も重要であるが、復習がなにより必要である。次回講義までに、当該講義の内容をきちんと理解することが重要である。講義で学んだ事を確認するために、講義内で問題答えてもらうとともに、次回の講義のはじめに復習問題として答えてもらう。復習に必要な時間は学生ごとに異なると思うが、復習問題は成績評価に含まれるため、十分な時間を割いて復習をしてもらいたい。
 
○課題(試験・レポート等)に対するフィードバック方法
 講義で実施した、復習問題等については、模範解答を配布する。また、ケースに関する事前課題を提出してもらった場合、採点して返却する予定はない。講義内でのディスカッションで調べた内容をもとに積極的に発言してもらいたい。

○中央情報センター(図書館)の活用について
 静穏で多くの参考文献がある環境は、復習の場として最適であると思われる。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

第1回
 簿記学1の復習
第2回
 有価証券(株式)

第2日(Day2)

第3回
 掛取引(売掛金、買掛金)
第4回
 その他の債権、債務

●使用するケース
ケース「(株)Vエアライン」

第3日(Day3)

第5回
 債権債務復習
第6回
 手形取引

第4日(Day4)

第7回
 不良債権の予測
第8回
 有形固定資産

第5日(Day5)

第9回
 減価償却
第10回
 収益費用の期間的調整

●使用するケース
ケース「伏見観光ホテルでアルバイト2」

第6日(Day6)

第11回
 収益費用の期間的調整
第12回
 精算表の作成

第7日(Day7)

第13回
 復習1
第14回
 復習2

●使用するケース
ケース「ピカデリィホテル」(オリジナル)

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 5 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 5 %
予習レポート Preparation Report 25 %
小テスト Quizzes / Tests 20 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 50 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

予習レポートにはケースの事前課題のほか、講義内で実施した課題も含まれる。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 友岡賛、福島千幸「アカウンティング・エッセンシャルズ」有斐閣(1996)978-4641067783

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] 渡部裕亘、片山覚 、北村敬子[2020]、『【検定簿記講義】3級商業簿記〈2020年度版〉』、中央経済社、ISBN:978-4502825637。
[2] 東京CPA会計学院[2020]、『簿記ワークブック 日商3級 for LECTURES』、税務経理協会、ISBN: 9784419066222。
[3]滝沢ななみ[2020]、『スッキリわかる 日商簿記3級 第11版』、TAC出版、ISBN:978-4813285915。
[4]桑原知之[2018]、『サクッとうかる日商3級』、ネットスクール出版、ISBN:978-4-7810-1323-7。
[5]渡邊泉[2017]、『会計学の誕生―複式簿記が変えた世界 』、岩波書店、ISBN:978-4004316879。
[6]田中靖浩[2018] 、『会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語』、日本経済新聞出版社、ISBN:978-4532322038。
[7]ジェイコブ・ソール、村井章子訳[2015]、『帳簿の世界史』、文藝春秋、ISBN:978-4163902463。
[8]ジェーン・グリーソン・ホワイト、 川添節子訳[2014]、『バランスシートで読みとく世界経済史』、日経BP、ISBN:978-4822250461。

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

平均を大幅に下回る大変厳しい評価であった。真摯に受け止め、鋭意改善する。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

○学位と取得大学
 修士(商学)、慶應大学
○研究分野
 財務会計

○ Degree
 Master(Commerce), Keio University
○ Field of Study
 Financial Accounting

(実務経験 Work experience)

1995年〜1998年 待山会計事務所

1995〜1998 Machiyama Accounting Firm (part-time)

Refereed Articles

  • (2018) Debt swaps for financing education: Exploration of new funding resources. Cogent Economics & Finance 6(2): 2332-2039
  • (2016) Common Information versus Disclosure in a Vertically Related Market. Accounting Progress 17






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