シラバス Syllabus

授業名 地球環境保全と地域再生
Course Title Science for restoring global environment and local communities
担当教員 Instructor Name 小串 重治(Shigeharu Kogushi)
コード Couse Code NUC269_N21A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format Live Virtual
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

本科目の学修を通じて、学生は、世界的視野と強い倫理観を有する、持続可能な地域づくりの問題解決に係わる基礎知識を身につけることができる。
地球環境問題、地域再生に係る問題の双方とも、健全で豊かな自然の恵みを維持しながら、持続的な経済の発展を実現することが唯一解決方法であると考えられている。しかしながら、問題解決に不可欠な科学的な知見は十分に集積されているとは言えず、国内外で様々な取組みが報告されている、その多くが試行錯誤の中で展開されているのが実状である。
こうした背景の下、本講義では、地球環境問題、我が国の地域再生に係る問題解決を図る複眼的な思考法、応用的な知識・能力を習得する。本講義を通じて、世界的視野と強い倫理観をもった、グローバルビジネスで成功できる真のリーダーに不可欠な、自らの専門領域の理論・知識と環境問題を融合・統合して問題解決を図ることのできる素養を身につけることを目標としている。
本科目の学修を通じて、学生は『地球環境の保全』、『地域資源を有効活用した地域活性化』に係る問題解決を図る複眼的な思考法、応用的な知識・能力を習得する。

Through studying this course, students will be able to acquire basic knowledge related to problem solving in sustainable community development with a global perspective and strong ethical standards.
Sustainable development of economy with keeping rich nature’s blessing is only solution of global environmental problem and reproduction of local community. However, scientific knowledge is not sufficiently gathered.
Under this background,you can learn multiple thinking way about global environment problem and reproduction of our country’s local community. I expect that you acquire education for solution by fusing special theories and environmental problem that is essential for really leader in global business.
Through the study of this course, students will acquire compound-eye thinking methods and applied knowledge and abilities to solve problems related to "conservation of the global environment" and "regional revitalization that makes effective use of local resources

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本科目の学修を通じて、学生は、世界的視野と強い倫理観を有する、持続可能な地域づくりの問題解決に係わる基礎知識を身につけることができる。

Through studying this course, students will be able to acquire basic knowledge related to problem solving in sustainable community development with a global perspective and strong ethical standards.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 30 %
フィールドメソッド Field Method 20 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

■予習 
・「地域資源を活かした地域活性化」をテーマとした時事問題に関する情報を収集し、予習レポートにとりまとめる。
■復習
・講義中の配付資料、教科書の講義関係部分を熟読・整理すること。
・ケースメソッド演習振り返りシートをとりまとめること。
■レポート課題などのフィードバック
・予習レポート:講義内でコメントを付して返却する。
・最終レポート:講義内でコメントを付して返却する。
■中央情報センター(図書館)の活用について
・予習・復習時、レポートのまとめにあたって、積極的に中央情報センター(図書館)を活用すること。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

・オリエンテーション・自然体験の重要性  
講義の薄め方、講義の目標などを説明する。その後、ケースメソッド演習に先立って、アイスブレークの一環として自己紹介をかねて「あなたが考える環境問題、もし、3つあげるとしたら?」をテーマとして意見交換するとともに、環境問題の本質について考察する。


●使用するケース
タイトル:公害・正義ー『環境』から切り捨てられたもの/者
提供機関:『環境倫理学』(鬼頭秀一・福永真弓,2011)

第2日(Day2)

・生態系サービスと生物多様性  
自然、あるいは、森の恵み(=生態系サービス)について、グループワークを通じて意見交換・考察する。さらに、生態系サービスを支える生物多様性の保全の重要性について考察する。

●使用するケース
タイトル:公害・正義ー『環境』から切り捨てられたもの/者
提供機関:『環境倫理学』(鬼頭秀一・福永真弓,2011)

第3日(Day3)

・生物遺伝子資源を巡る冷戦~自然の恵みはだれのものか?  
名古屋議定書で明記された生物資源の利用に関する国際ルールについて、ケースメソッド演習を通じて意見交換し、今後の生物資源をめぐる国際的なルールのあるべき姿、世界動向について考察する。


●使用するケース
タイトル:「文化の対立」を問うー捕鯨問題の『二項対立』を超えて
提供機関:『環境倫理学』(鬼頭秀一・福永真弓,2011)

第4日(Day4)

・豊かな自然環境は観光資源になるか?エコツーリズム最前線  
豊かな自然環境を観光資源として活かす方法はないか?について、ケースメソッド演習を通じて意見交換し、持続可能なエコツーリズム事業のあり方について考察する。


●使用するケース
タイトル:『持続可能性』を問うー「持続可能な」野生動物保護管理の政治と倫理-
提供機関:『環境倫理学』(鬼頭秀一・福永真弓,2011)

第5日(Day5)

・工場緑化・ビオトープづくりどうする?  
企業内で整備が期待されているビオトープ緑地のあり方につ いて愛知県知多地域で進められている事例を紹介した上で、もし、工業地帯に位置する大規模な工場を保有する企業の総務担当になり、工場緑化を計画するよう命じられた時、何からどうするかについて、ケースメソッド演習を通じて意見交換・考察する。



●使用するケース
タイトル:『自然の再生』を問うー環境倫理と歴史認識-
提供機関:『環境倫理学』(鬼頭秀一・福永真弓,2011)

第6日(Day6)

・風力発電の推進?オジロワシの保護? 対立構造を超えて  
風力発電施設の整備とオジロワシの保護の両立は可能か?という社会的な課題について紹介した上で、解決スキームについて、ケースメソッド演習を通じて意見交換・考察する。



●使用するケース
タイトル:『地球に優しい』を問うー自然エネルギーと自然「保護」-
提供機関:『環境倫理学』(鬼頭秀一・福永真弓,2011)

第7日(Day7)

・地域資源を活かした地域活性化の意義を再考する
地方地自体が推進する、地域資源を活かした地域活性化事業に関するプレゼンテーション・意見交換を通じて、今後の地域再生のあり方について考察する。



●使用するケース
タイトル:企業と環境保全
提供機関:『ケースメソッド 環境法 第3版』(日本弁護士連合会,2011)

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 10 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 10 %
ケース試験 Case Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
最終レポート Final Report 10 %
期末試験 Final Exam 70 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

予習レポート(「地域資源を活かした地域活性化」をテーマとした時事問題に関する情報収集整理:10%、講義内での挙手発言(ケースメソッド演習でのチーム貢献度評価):10%、最終レポート(ケースメソッド演習振り返りレポート):10%、定期試験:70%とする。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 鷲谷いづみ「絵でわかる生態系のしくみ」講談社(2018)9784065140963

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]太田猛彦、『森林飽和―国土の変貌を考える』、NHK出版、2012年、ISBN-10: 414091193X・ISBN-13: 978-4140911938
[2]蔵治光一郎、『森の「恵み」は幻想か: 科学者が考える森と人の関係』、化学同人、2012年、ISBN-10: 4759813462 ・ISBN-13: 978-4759813463
[3]林 希一郎、「生物多様性・生態系と経済の基礎知識―わかりやすい生物多様性に関わる経済・ビジネスの新しい動き』、中央法規出版、2010年、ISBN-10: 4805849126・ISBN-13: 978-4805849125
[4]敷田 麻実、森重 昌之、 高木 晴光、 宮本 英樹、「地域からのエコツーリズム―観光・交流による持続可能な地域づくり、学芸出版社、2008年、ISBN-10: 4761524286・ISBN-13: 978-4761524289
[5]蔵治光一郎・洲崎燈子・丹羽健司、『森の健康診断―100円グッズで始める市民と研究者の愉快な森林調査』、築地書館、2006年、ISBN-10: 4806713260・ISBN-13: 978-4806713265

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

ケースメソッド演習をベースに、受講生の参加・意見交換を組み込みながら展開する講義であり、「私はこの授業に熱心に取り組んだ」に関する項目ついての特に留意する。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●修士(農学:造園学専攻)岡山大学  博士(工学:生態系管理工学専攻)徳島大学
●研究分野:景観生態学・環境福祉学
●主な論文
・小串重治、二次草原の再生を支える社会システムの構築プロセス,景観生態学、2009
・小串重治・鎌田磨人、ウラジロモミの侵入に伴う草地消失リスク評価のための要因分析、景観生態学会、2008
・小串重治・鎌田磨人、二次草地の再生を支える社会システムに関する検討、日本造園学会誌ランドスケープ研究論文集2、2008
●主な著書
・独立行政法人土木研究所(共著)、独立行政法人土木研究所、「応用地生態学-生態系保全のための地盤の調査・対策の技術の体系化-」、2007
・山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会(共著)、滋賀県、「山門水源の森へ-山門水源の森ガイドブック」、2002
・自然環境保全整備フォーラム(共著)、財団法人国立公園協会、「自然ふれあいに係る調査研究」,2001

(実務経験 Work experience)

1990年 株式会社パスコ 入社:コンサルタント事業部 大阪・システム調査部
     (環境アセスメント、GISを活用した森林機能の評価などを担当)
1994年 株式会社パスコ 退社
1994年 総合科学株式会社 入社
    (陸域の自然環境調査、環境保全保全計画の検討などを担当)
2008年 総合科学株式会社 退社
2008年 グリーンフロント研究所株式会社 設立・代表取締役

Refereed Articles

  • (2010) Vegetation of Awa-cho and Yoshino-cho in Awa City. The Bulletin of Awa Association (56):
  • (2009) Evolution of social system for successful restoration of secondary grassland. Landscape Ecology and Management 14
  • (2009) Vegetation of Mima-cho in Mima City. The Bulletin of Awa Association (55):
  • (2008) Landscape Ecology and Management. Factors affecting the risk of Sasa grassland decline due to Abies homolepis invasion 12
  • (2008) Necessitated social system for successful restoration of secondly grassland. Jounal of The Japanese Institute of Landscape Architecture 71(5):






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