授業名 | マーケティング論 |
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Course Title | Marketing |
担当教員 Instructor Name | 柳田 浩孝(Hirotaka Yanada) |
コード Couse Code | NUC266_N25B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2025 UG Nisshin Fall Intensive |
授業の概要 Course Overview
Mission Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
本学のミッションは、”フロンティアスピリット”を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識を創出することである。
本講座では、広義の経営学に分類されるマーケティングの意味と本質を体感していくプロセスを通じ、現代の社会的課題の解決に挑むことの意義にまで思考を拡げる。
本講座では、広義の経営学に分類されるマーケティングの意味と本質を体感していくプロセスを通じ、現代の社会的課題の解決に挑むことの意義にまで思考を拡げる。
Our school's mission is to develop innovative and ethical leaders with a "frontier spirit" and to create knowledge that will bring about development in the business world and society. In this course, our students will expand their thinking to the significance of tackling the challenges of solving modern social issues through the process of experiencing the meaning and essence of marketing, which is classified as a broad definition of business administration.
授業の目的(意義) / Importance of this course
マーケティング論の目的は、狭義の経営学とは異なり、企業の内側でなく外側である市場と円滑なコミュニケーションを果たすため、必要かつ有効な仕組み作りを考え続けることである。本講座では、マーケティングが関わるさまざまな領域を学び、企業から官公庁、病院、学校などにも浸透しているマーケティングの醍醐味を味わう。
The purpose of marketing theory, unlike business administration in the narrow sense, is to continue to think about creating necessary and effective mechanisms to achieve smooth communication with the market, which is outside the company, not inside it. In this course, you will learn about various areas related to marketing and experience the joy of marketing, which has penetrated from companies to government agencies, hospitals, schools, etc.
到達目標 / Achievement Goal
本講座を学ぶことで、マーケティングの考え方と基本理論を理解するとともに、基本的なスキルセットやマインドセットを培うことが可能である。多くの事例を討議することで、生活回りから世の中に亘る幅広い悩みの解決に向け、マーケティングの仕組みを組立てから実践まで展開させる行動プロセスをイメージすることもできるようになる。
By studying this course, our students will understand the concept and basic theory of marketing, as well as cultivate basic skill sets and mindsets. By discussing many cases, they will also be able to imagine the action process of developing a marketing system from construction to implementation in order to solve a wide range of problems, from those in your daily life to those in society.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
・マーケティングにおける基礎概念の理解、及びそれらを駆使する推進力の醸成
・Understanding the basic concepts of marketing and nurturing the driving force to utilize them
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 40 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 60 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
●4日間に4回小テストを実施します。ケース取り組みに際しては、必要な知識・フレームワークを、ある程度把握していることが求められます。指定教科書を中心に、事前に学習を進めておいてください。
●これとは別に、ケース学習のため、1ケースあたり最低3時間の予習を行うものとします。ケース学習では、ディスカッションにおける発言や提出されたレポートの中から重要とみられるポイントを採り上げ、適宜フィードバックします。
●中央情報センター(図書館)には参考図書・資料が所蔵されているため,オンラインのデータベースの検索も含めて,積極的に活用してください。
●これとは別に、ケース学習のため、1ケースあたり最低3時間の予習を行うものとします。ケース学習では、ディスカッションにおける発言や提出されたレポートの中から重要とみられるポイントを採り上げ、適宜フィードバックします。
●中央情報センター(図書館)には参考図書・資料が所蔵されているため,オンラインのデータベースの検索も含めて,積極的に活用してください。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
・オリエンテーション、自己紹介、小テスト授業の進め方、教科書、参考文献、成績の評価基準などについて説明します。
・マーケティングの基本概念
マーケティングの定義、役割、重要性について学びます。
・マーケティング活動の第一歩
市場セグメントを定め、ターゲット市場を選び、製品・サービスのポジショニングを検討します。
・マーケティングの4P
ポジショニングを実現するマーケティング活動としての製品(Product)政策、プロモーション(Promotion)政策、流通(Place)政策、価格(Price)政策を学びます。
第2日(Day2)
●午前・小テスト
・マーケティング論の発展
「デジタルマーケティング論」、「コンテンツマーケティング論」など、時代の動向を反映する形で、次々と確立している新しいマーケティングの分野を紹介します。
・新しいマーケティングの視点
取引時の一時的な関係だけでなく、周囲との長期で強い関係作りも重要なマーケティングと捉え、企業がブランド戦略や社会的責任を強化させていく取組みを学びます。
●午後
・ケース学習
●使用するケース
自作ケース(株式会社ブリヂストン)タイヤ事業で培ったゴム技術で何か新しい事業を始められないか、考えましょう。
※使用ケースは変更になる可能性があります。
第3日(Day3)
●午前・小テスト
・顧客関係管理(CRM)
顧客関係管理の重要性と実践方法を紹介するとともに、長期継続的な取引関係を築くための顧客データベースの蓄積及び高度なデータ分析の意義を学びます。
・データ分析とマーケティング
マーケティングデータの収集とデータベースの整理を経て、マーケティングに活用する分析手法を学びます。
[分析演習]
顧客の行動履歴などを探るデータ分析の演習を通して、マーケティング施策の効果の質を向上させるプロセスを経験します(Excel活用)。
●午後
・ケース学習
●使用するケース
自作ケース(株式会社文教堂)現況を踏まえ、どのようなマーケティングを行うことができるのか、考えましょう。
※使用ケースは変更になる可能性があります。
第4日(Day4)
●午前・小テスト
・マーケティングプランの作成
マーケティングプランの定義と、プランを策定することのメリットを示すとともに、効果的なマーケティングプランを作成する手順についても学びます。
・マーケティングの最新トレンド
AI技術の進化によるデータ分析やパーソナライズ(個人に適応した)マーケティングの精密化を始め、最新のマーケティングトレンドとその影響を紹介します。
●午後
・ケース学習
●使用するケース
自作ケース(GROOVE X株式会社)「ヒトを癒やす」ロボットを開発することの意味や狙いについて、考えましょう。
※使用ケースは変更になる可能性があります。
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 60 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 60 % |
予習レポート Preparation Report | 20 % |
小テスト Quizzes / Tests | 20 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
定期試験 Final Exam
あり評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
ケース時のみならず、講義中いつでも積極的な挙手・発言を奨励します。教科書 Textbook
- 石井淳蔵、廣田章光、清水信年 編著「1からのマーケティング(第4版)」中央経済社(2020)9784502327711
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
[1]石井淳蔵「マーケティングを学ぶ」、ちくま新書(2010)、ISBN:9784480065308
[2]森岡毅「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」、角川書店(2016)、ISBN:9784041041413
[3]三谷宏治「crmマーケティング戦略 顧客と共に」、東洋経済新報社(2003)、 ISBN:9784492554852
[4]古川一郎、守口剛、阿部誠「マーケティング・サイエンス入門 市場対応の科学的マネジメント 新版」、有斐閣アルマ(2011)、ISBN:9784641124387
[5]日経クロストレンド編「最新マーケティングの教科書」、日経BPムック(2024)、ISBN:9784296206780
[2]森岡毅「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」、角川書店(2016)、ISBN:9784041041413
[3]三谷宏治「crmマーケティング戦略 顧客と共に」、東洋経済新報社(2003)、 ISBN:9784492554852
[4]古川一郎、守口剛、阿部誠「マーケティング・サイエンス入門 市場対応の科学的マネジメント 新版」、有斐閣アルマ(2011)、ISBN:9784641124387
[5]日経クロストレンド編「最新マーケティングの教科書」、日経BPムック(2024)、ISBN:9784296206780
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
「初年度担当科目」
担当教員のプロフィール About the Instructor
・研究分野 計量経済学、統計的因果推論、アントレプレナーシップ
・学歴 経営学博士(筑波大学)、同修士/MBA(神戸大学)
・資格 証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー1級技能士
・所属学会 経営情報学会、日本社会関連会計学会、組織学会
・学歴 経営学博士(筑波大学)、同修士/MBA(神戸大学)
・資格 証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー1級技能士
・所属学会 経営情報学会、日本社会関連会計学会、組織学会
(実務経験 Work experience)
三菱UFJ銀行では法人営業部門に所属し、営業店において中堅中小企業を対象に貸出推進や与信管理回収、また融資部署では審査や企業再生支援など与信判断の業務に従事する。その後、農林水産省(大臣官房検査・監察部)に転じ、農林中金、全農や各地方の農協など本省が所管する系統機関を対象とする検査業務で市場リスク・信用リスクを検証した他、データ分析による検査対象者の分類など、検査業務におけるデータドリブンな(データ駆動型)アプローチの試行にも取り組んできた。
主な職歴:
1988~2020 株式会社三菱UFJ銀行(旧 株式会社三菱銀行)
2020~2025 農林水産省
主な職歴:
1988~2020 株式会社三菱UFJ銀行(旧 株式会社三菱銀行)
2020~2025 農林水産省