授業名 | 民法 1 |
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Course Title | Civil Law 1 |
担当教員 Instructor Name | 山本 雅道(Masamichi Yamamoto) |
コード Couse Code | NUC261_N24A |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 共通専門教育科目300系 / Specialized Subject 300 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Term1 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
スーパーで食料品を買う、アパートを借りる、友達とお金の貸し借りをする、お小遣いを稼ぐためにアルバイトをするといった、皆さんが普段の生活の中で行っていることに関わってくるのが民法です。民法は、イノベーティブで倫理感あるリーダーとしてビジネス界や社会の発展をもたらすために必要な、基本的な知識といえます。
Civil Law concerns various events in your daily life, such as buying food at a supermarket, renting an apartment, lending/borrowing money to/from your friends, and doing a part-time job. Civil Law provides fundamental knowledge for you to become an innovative and ethical leader who brings development in business and society.
授業の目的(意義) / Importance of this course
学生は、多くの具体的事例を通じて学ぶことによって、民法の基本原則について理解を深めます。民法1は、民法の全体像、人・物・時に関する法律関係、家族と相続に関する法律関係をカバーしています。ビジネスパーソンや公務員を目指す学生にとって、市民社会の基礎を成す民法を学ぶことはとても重要です。
You can understand deeply basic principles by learning Civil Law through many cases. Civil Law I covers topics such as an overview, legal relationships in connection with persons, property and time, and family and inheritance laws. It is very important for those who want to become a business person or civil servant to study Civil Law, which provides a basis for civil society.
到達目標 / Achievement Goal
本科目を学ぶことで、学生は社会における問題について法的なものの見方・考え方(リーガルマインド)ができるようになり、民法が実際の生活の場面でどのように機能しているのかが理解できるようになります。担当者は、豊富な実務経験を活かして、「生きた民法」を皆さんにお伝えしたいと思っています。皆さんの興味に応じて、さらに会社法・ビジネス法・国際ビジネス法なども受講することをお勧めします。
You can also learn how to think legally when you face various social issues and how Civil Law operates in your daily life. The professor will utilize his ample experience in law practice to teach “practical civil law.” The professor also recommends you to take Corporate Law, Business Law and International Business Law, depending on your interest.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG5 Business Perspectives (BSc)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
民法の基礎知識を身に付けるとともに、社会における問題について法的なものの見方・考え方(リーガルマインド)ができるようになり、民法が実際の生活の場面でどのように機能しているのかが理解できるようになることが期待されています。
You can learn basic knowledge of Civil Law, how to how to think legally when you face various social issues and how Civil Law operates in your daily life.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 30 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 70 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
初日の授業のガイダンスにおいて、評価方法・予習レポート・ミニテスト・学習方法について解説し、大まかなイメージがつかめるようにします。予習レポートは2日目から7日目までの授業前にそれぞれ、合計で6回提出してもらいます。また、4日目と7日目の授業中にそれぞれ、合計で2回のミニテストを実施します。なお、定期試験は行いません。
1日200分の授業に対して、それぞれ200分の予習と復習を行うことが期待されています。予習として読んでくるべきケースや資料、予習レポートの作成方法などの詳細については別途授業内で指示します。予習レポートの作成を含む予習を行うことによって、授業内で挙手発言がしやすくなりますので、毎回しっかりと準備をして授業に臨むことが重要です。ミニテストのための勉強方法およびフィードバックについても、別途授業内で指示します。
中央情報センター(図書館)も積極的に活用してください。
1日200分の授業に対して、それぞれ200分の予習と復習を行うことが期待されています。予習として読んでくるべきケースや資料、予習レポートの作成方法などの詳細については別途授業内で指示します。予習レポートの作成を含む予習を行うことによって、授業内で挙手発言がしやすくなりますので、毎回しっかりと準備をして授業に臨むことが重要です。ミニテストのための勉強方法およびフィードバックについても、別途授業内で指示します。
中央情報センター(図書館)も積極的に活用してください。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
ガイダンス:授業の進め方、成績評価方法、予習レポート、ミニテスト、学習方法、FAQ、今後の内容民法総論:民法とは何か?人と物(ぶつ)との関係、実体法と手続法、一般法と特別法、民法の全体像
●使用するケース
日常生活の中にある民法(自作ケース)第2日(Day2)
人に関する法律関係①:自然人と法人、権利能力、意思能力、行為能力人に関する法律関係②:意思表示、心理留保、虚偽表示
●使用するケース
未成年者取消権と心裡留保(自作ケース)第3日(Day3)
人に関する法律関係③:錯誤、詐欺、脅迫、意思表示のまとめ人に関する法律関係④:代理、無権代理、表見代理
●使用するケース
意思表示と錯誤(自作ケース)第4日(Day4)
ミニテスト①:レビュー、ミニテスト、解説物に関する法律関係①:物権とは何か?、所有権
●使用するケース
ブロック塀で危機一髪!(自作ケース)第5日(Day5)
物に関する法律関係②:不動産の売買物に関する法律関係③:動産の売買
●使用するケース
登坂不動産ー登記と対抗要件(自作ケース)第6日(Day6)
物に関する法律関係④:所有権以外の物権親族間の法律関係:家族と親族、婚姻と離婚、親子
●使用するケース
民法における家族関係(自作ケース)第7日(Day7)
相続をめぐる法律関係:相続、遺言、遺留分ミニテスト②:レビュー、ミニテスト、解説
●使用するケース
エリン・ブロコビッチ(自作ケース)成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 60 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 60 % |
予習レポート Preparation Report | 10 % |
小テスト Quizzes / Tests | 30 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
成績評価方法については、初回の授業のガイダンスで詳しく説明しますが、クラス貢献度については、授業時間内のグループワークへの積極的参加、発言の質と回数を総合評価します。小テストについても同様に説明しますが、毎回の授業の予習と参加で十分準備が可能な内容になります。上記の評価にプラスされるボーナスポイントを設定する場合があります。教科書 Textbook
- 山本雅道「オリジナルテキストを使用します。」NA(NA)
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
道垣内弘人「リーガルベイシス民法入門(第3版)」日本経済新聞出版(2019)9784532134907
近江幸治「民法講義〈0〉ゼロからの民法入門―教養としての民法」成文堂(2012)9784792326180
近江幸治「民法講義〈0〉ゼロからの民法入門―教養としての民法」成文堂(2012)9784792326180
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
昨年度の調査においては、「説明・スライドがとてもわかりやすかった」「挙手発言の機会が多い・発言しやすい」「眠くならない、興味が湧く面白い授業だった」などと好評をいただいており、今年度も皆さんの期待に応えられるような授業を目指します。また、授業期間中であっても、皆さんの意見を出来るだけ取り入れ、さらに良い授業にできるよう改善を続けていきたいと思います。
担当教員のプロフィール About the Instructor
ニューヨーク州弁護士、法学博士。慶應義塾大学(経済学士、法学士)、Vanderbilt University Law School(法務博士)、The University of Iowa College of Law(法学博士)卒。
東京電力、Milbank法律事務所、Ropes & Gray法律事務所、ダッソー・システムズ株式会社、金融庁・証券取引等監視委員会、神谷法律事務所、LINE株式会社法務部長等を経て、2022年4月より名古屋商科大学教授に着任。慶應義塾法科大学院およびThe University of Iowa College of Law非常勤講師。
主な研究分野は、ビジネス法、国際ビジネス法、アメリカ法、金融商品取引法など。近著に「アメリカ証券取引法入門(改訂版)」第一法規(2019)。
2022年度アウトスタンディング・ティーチング・アワード受賞。
東京電力、Milbank法律事務所、Ropes & Gray法律事務所、ダッソー・システムズ株式会社、金融庁・証券取引等監視委員会、神谷法律事務所、LINE株式会社法務部長等を経て、2022年4月より名古屋商科大学教授に着任。慶應義塾法科大学院およびThe University of Iowa College of Law非常勤講師。
主な研究分野は、ビジネス法、国際ビジネス法、アメリカ法、金融商品取引法など。近著に「アメリカ証券取引法入門(改訂版)」第一法規(2019)。
2022年度アウトスタンディング・ティーチング・アワード受賞。
Dr. Masamichi (Masa) Yamamoto is a professor of law and a lawyer qualified in New York. He holds a B.A. in Economics and an LL.B. from Keio University, a J.D. from Vanderbilt University Law School, and an S.J.D. from The University of Iowa College of Law.
Before joining the Faculty of the NUCB in April 2022, he worked for Tokyo Electric Company, Milbank LLP, Ropes & Gray LLP, Dassault Systemes, Financial Services Agency / Securities Exchange Surveillance Commission, Kamiya Law Office, and most recently, LINE Corporation as Head of Legal Department. Prof. Yamamoto has taught at Keio University Law School and The University of Iowa College of Law as an adjunct lecturer.
His research interests include business law, international business law, American law and securities regulation. He published a textbook “Introduction to U.S. Securities Regulation (revised ver.)” in 2019.
Prof. Yamamoto received 2022 Outstanding Teaching Award.
Refereed Articles
- (2024) Acquisition of Knowledge and Meta-Skills through the Case Method in Politics and Law Classrooms: New Empirical Insight from Japan. Journal of Political Science Education
- (2024) Reassessing Constitutionality of SEC Administrative Proceedings in view of Japanese Administrative Proceedings. Toledo Law Review Fall 2024
- (2022) Enforcement by the SEC. Shoji Homu 2307
- (2022) Rulemaking by the SEC. Shoji Homu 2308
- (2022) What is the Securities and Exchange Commission?. Shoji Homu 2305