シラバス Syllabus

授業名 特別活動論
Course Title Student and Career Guidance Theory
担当教員 Instructor Name 磯部 征尊(Masataka Isobe)
コード Couse Code NUC256_N24B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教職課程科目 / Teacher Training
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Fall Intensive

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本科目は,Mission Statementの「イノベーティブで倫理観あるリーダーの育成」との関連性が極めて強い。
This subject is highly-related with "training for innovative and ethical reader" of the Mission Statement.

授業の目的(意義) / Importance of this course

 学校は生徒たちが学ぶ場所であると当時に、生活する場所でもあります。教科において、言語・数量・情報などの基礎的スキルや、それらを活用する思考力・判断力・表現力などを育成するのに対して、教科外活動である特別活動では、集団生活における自治的活動を通して実践力、すなわち人間関係を形成する力や社会に参画する力を身に付け、生徒1人1人の自己実現を目指します。特に、21世紀を生き抜くための資質・能力の重要性が指摘される中で、非認知的能力の発達に寄与できる特別活動への期待が高まっています。
 特別活動は、集団での「生活づくり」を通じて「なすことによって学ぶ」活動です。本授業では、生徒が自主的・自律的に活動を展開し、集団や社会の形成者になっていけるよう、教員がどのように指導すればよいのかを考えていきます。
School is not only the place students learn but also the place where we live then.
While a basic skill of a language, the quantity and information, the thinking power for which those are utilized, judgement and the expressive power are brought up in a subject, the goal of special activities which are activities outside the subjects is to have pupils to get the practical power which forms the human relations and takes part in society through a governing campaign in a group life by the extraordinary activity.
While the importance of the quality and the ability to survive the 21st century in particular is pointed out, an expectation to the extraordinary activity which can contribute to development of non-recognizing ability is rising.
An extraordinary activity is the campaign which "is learned by accomplishing" through life making" by a group. I'll think how a teacher should guide so that a student develops activity in self-controlled way independently at this session, and to be a group and a social formation person.

到達目標 / Achievement Goal

本科目を学ぶことで、学生は,特別活動とは,集団での「生活づくり」を通じて「なすことによって学ぶ」活動であることを理解できるようになる。

Students can understand that an extraordinary activity is the campaign which "is learned by accomplishing" through life making" by a group.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

1.学校教育における特別活動の意義と位置付けを把握する。
2.特別活動の目標と内容、および各領域の特質を理解している。
3.合意形成および意思決定のための理論を習得し、活用できる。
4.特別活動を適切に計画し、実施し、評価できる実践力の基礎を身に付ける。
5.家庭や地域社会と連携した特別活動を考案できる。

1. Understanding the significance and role of special activities for school education
2. Understanding the goals and contents of special education and characteristics for each area
3. Knowledge of theory for consensus formation and decision making
4. Practical skills for plan, action and assessment of special activities properly
5. Skill to plan special activities in conjunction with home and community

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 40 %
フィールドメソッド Field Method 40 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

授業の進め方は、まず高等学校における特別活動の3つの領域であるホームルーム活動、生徒会活動、学校行事に着目し、その歴史、理論、教育目標・内容、指導方法について、講義およびグループワークによって検討します。さらに、実際に特別活動の指導計画を作成し、それを模擬授業という形で実践・評価していきます。 

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

第1週目(集中講義1日目)は、以下の通りです。
第1回:特別活動とは何か―学校教育における位置づけと意義―
第2回:特別活動の理念と教育課程基準―学習指導要領における目標―
第3回:ホームルーム活動(1)―目標・内容と年間指導計画の作成―
第4回:ホームルーム活動(2)―指導方法と実践事例の分析― 

第2日(Day2)

第5回:ホームルーム活動(3)―指導案の作成―
第6回:ホームルーム活動(4)―模擬授業(合意形成)と相互評価―
第7回:ホームルーム活動(5)―模擬授業(意思決定)と相互評価―
第8回:生徒会活動―目標・内容と実践事例の分析―

第3日(Day3)

第3週目(集中講義3日目)は、以下の通りです。
第9回:学校行事(1)―目標・内容と実践事例の分析
第10回:学校行事(2)―修学旅行の活動計画の作成―
第11回:学校行事(3)―活動計画のプレゼンテーション―
第12回:学校行事(4)―活動計画の改善と相互評価―

第4日(Day4)

第4週目(集中講義4日目)は、以下の通りです。
第13回:「社会に開かれた教育課程」としての特別活動―家庭・地域社会との連携―
第14回:特別活動の評価―アウトカム評価に基づくPDCAサイクルの展開―
定期試験

第5日(Day5)



第6日(Day6)



第7日(Day7)



成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 10 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 5 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 15 %
予習レポート Preparation Report 5 %
小テスト Quizzes / Tests 5 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 5 %
最終レポート Final Report 25 %
期末試験 Final Exam 40 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 5 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

3分の2以上の出席が、単位認定のための前提条件になります。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 文部科学省「高等学校 学習指導要領解説 特別活動編」海文堂出版 (2009)

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

国立教育政策研究所教育課程研究センター『学級・学校文化を創る特別活動 中学校編』東京書籍、2016年。
杉田洋『特別活動の教育技術』小学館、2013年。
山口満、安井一郎編著『特別活動と人間形成』、学文社、2010年。
日本特別活動学会監修『新訂 キーワードで拓く新しい特別活動』東洋館出版社、2010年。

授業では毎回、レジュメを配布します。整理して保存できるように、ファイル等を用意してください。 

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

学生の調査結果を踏まえた実り多い講義になるように努めたい。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

2018- , 学校法人東海学園非常勤講師
2016-2018 , 至学館大学・至学館大学短期大学部非常勤講師
2014- , 愛知教育大学創造科学系技術教育講座准教授
2011-2014 , 新潟県新潟市立亀田小学校教諭
2008-2011 , 新潟大学教育学部附属新潟小学校教諭
2005-2008 , 新潟県十日町市立水沢小学校教諭








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