シラバス Syllabus

授業名 中部地域の都市計画
Course Title Town Design of Chubu Region
担当教員 Instructor Name 亀倉 正彦(Masahiko Kamekura)
コード Couse Code NUC248_N24B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 共通専門教育科目200系 / Specialized Subject 200
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Term3

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本学のミッションステートメントは『名古屋商科大学のミッションは、"フロンティアスピリット"を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることです。名古屋商科大学の学生は、新時代のアジアと世界をつなぐ能力を有している。』です.本科目において学生は,持続可能な新時代のアジアを目指して学習内容を対話形式で知識の創出に結びつけることを学びます.
Our Mission Statement is as follows: “Our mission is to educate innovative and ethical leaders who possess a ‘Frontier Spiritʼ and to create knowledge that advances business and society. Our undergraduate students will have the ability to bridge the gap between New Asia and the rest of the world.” In this course students learn to utilize already studied contents and create knowledge to advance society in New Asia via communication with working person.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本科目の目標(Goal)は、地域の現実の生きた課題と向き合うコミュニケーション力を体得することです.知識創造をするために本科目は数名の招待講演を実施します.協力予定行政は、尾張旭市、瀬戸市、東郷町、豊明市、豊田市、長久手町、名古屋市、日進市、みよし市の9市町です。学生は,ただ地域の課題を学ぶだけでなく,いくつかの学習道具を活用して解決への提案を示すことで建学理念であるフロンティア精神を発揚します.この授業を学んで興味関心を持った学生は,座学的な学びから実践的な活動を伴う学びのあるNUCBフロンティア力育成講座を受講することを推奨します.
Course Goal is to learn and grow communicative abilities to face and cope with the real area problems. In order to create knowledge in real use to advance society, this course invite some guest speakers. Such regional governments make speech in omnibus form as Nisshin City, Nagakute City, Nagoya City, Toyota City, and so on. Students display their "Frontier Spirit" (our university philosophy) not only by studying the real area problems, but also by utilizing various analytical tool-kits to solve them. After taking this course, students can take part in "Cultivating NUCB Frontier Skills" if interested.

到達目標 / Achievement Goal

この科目を受講することで ,学生の皆さんが,「注意深く相手の話に耳を傾ける」とともに,「さらに相手の意図やニーズを掴むための追加的な質問をする」だけでなく,「相手の立場に配慮しつつ,自身のオリジナリティを大切にして,解決のための提案を考える」ことができるようになることが,本科目の到達目標になります.

By studying this course, students will be able to listen carefully to whom he / she speaks, ask additional questions to seize more profound area problems, and make proposals to solve those answers.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

地域づくりに関する一般的な知識や「地域ブランドマネジメント」などの学習道具を学びます.また,それらを使って対話の中で相手のニーズを引き出し,解決への提案をするスキルを学びます.

Students learn such knowledge as the general information about the town design and study tools, for example, "area brand management". By using them, students learn such skills as to elicit important information what annoy speakers themselves, and to make proposals about some steps toward area development or town design.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 17 パートナーシップで目標を達成しよう(Partnerships to achieve the Goal)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

予習・復習は、授業時間と同じ時間数(授業200分/週の場合、予習200分/週、復習200分/週)を目安に行なってください.数回の来客授業を予定しています(詳細は授業の場でご案内します).対話を重視するため,来客授業では事前に質問準備をします.来客のない授業では,名商大近隣地域そのものあるいは地域づくり一般に関する学習をします.ほぼ毎回予習復習に関わるアンケート課題を実施します.あなた自身の考え方を問うものですので正解はありません.採点しますが,個別には特段返却を予定していません.希望があれば,直接教員までお尋ねください.コメントをフィードバックします.レポートの全体的な傾向についてはクラス全体の中で適宜,フィードバックします.中央情報センター(図書館)には参考図書が所蔵されているため、積極的な使用を推奨します.

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

本科目の趣旨説明。教科書を説明。各回の担当市町についての詳細は当日に発表する予定です。地域を理解する際のポイントについて、いくつか解説します。

●使用するケース
尾張東部2022(A)

第2日(Day2)

テキストの議論を整理しながら、地域の発展とは何かについて学習を深める。都市計画や福祉国家の問題に言及し、本題に入ります。資本主義や社会主義の問題も考えながら、社会システムの問題を考えます。

●使用するケース
SOFTBANK(A)

第3日(Day3)

week3 Text Study2
 テキストの議論を整理しながら、地域の発展とは何かについて学習を深める。2回目は都市計画や福祉国家の問題に言及し、本題に入ります。資本主義や社会主義の問題も考えながら、社会システムの問題を考えます。

●使用するケース
SOFTBANK(B)

第4日(Day4)

week4 Area Study1
 地域の現状を市町の職員・担当者から学ぶ。市町の現況と今後の政策についての話に加え、今後の市町の発展について、担当者の考え等を学びます。最後は質疑応答時間を設ける。同じ担当地域が2週に渡り続く場合には、もう1回分は、地域の発展を支えているようなJAや商工会などの団体から担当者が来て話をして頂きます。

●使用するケース
岡崎市下山地区RMO

第5日(Day5)

week5 Area Study2
 地域の現状を市町の職員・担当者から学ぶ。市町の現況と今後の政策についての話に加え、今後の市町の発展について、担当者の考え等を学びます。最後は質疑応答時間を設ける。同じ担当地域が2週に渡り続く場合には、もう1回分は、地域の発展を支えているようなJAや商工会などの団体から担当者が来て話をして頂きます。

●使用するケース
事前に配布したケース・事例資料等に基づいて指示された課題について、クラス全体で討論します。日進市・長久手市・瀬戸市・尾張旭市・東郷町・豊明市から1つの地域の担当者を招聘し、講演をして頂きます。その中で事例と共にリアルな課題が提示されます。

第6日(Day6)

week6 Area Study3
 地域の現状を市町の職員・担当者から学ぶ。市町の現況と今後の政策についての話に加え、今後の市町の発展について、担当者の考え等を学びます。最後は質疑応答時間を設ける。同じ担当地域が2週に渡り続く場合には、もう1回分は、地域の発展を支えているようなJAや商工会などの団体から担当者が来て話をして頂きます。

●使用するケース
事前に配布したケース・事例資料等に基づいて指示された課題について、クラス全体で討論します。日進市・長久手市・瀬戸市・尾張旭市・東郷町・豊明市から1つの地域の担当者を招聘し、講演をして頂きます。その中で事例と共にリアルな課題が提示されます。

第7日(Day7)

week7 Area Study4
 地域の現状を市町の職員・担当者から学ぶ。市町の現況と今後の政策についての話に加え、今後の市町の発展について、担当者の考え等を学びます。最後は質疑応答時間を設ける。同じ担当地域が2週に渡り続く場合には、もう1回分は、地域の発展を支えているようなJAや商工会などの団体から担当者が来て話をして頂きます。

●使用するケース
日進市商工会: 日進ブランドプロジェクト

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 30 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 30 %
予習レポート Preparation Report 30 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 40 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

1. 予習レポート(30) ... [] Aanq20 : アンケート4回=来客授業への予習・復習(各5点 : 3). [] Arep10 : 発表資料提出内容=教科書関連(10 : 6)
2. 授業内での挙手発言(30) ... [] Bqa : 来客質問+授業内発言(16 =各4点 : 3)及び [] Bpre : 教科書プレゼン(18 : Group12{9-12}+Person6{4-6})
3. 期末試験(40) ... 定期試験. [] 来客1(15) [] 来客2(15) [] 教科書ケース(10)

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 枝廣 淳子 「好循環のまちづくり! (岩波新書 新赤版 1877)」岩波書店(2021) ‎ 978-4004318774

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] ジェイン・ジェイコブズ『発展する地域 衰退する地域: 地域が自立するための経済学 (ちくま学芸文庫) [文庫]』筑摩書房, 2012年, ISBN-10: 4480095020
[2] 根本祐二『「豊かな地域」はどこがちがうのか: 地域間競争の時代 (ちくま新書) [新書]』筑摩書房, 2013年, ISBN-10: 4480066918
[3] 香坂 玲『地域再生――逆境から生まれる新たな試み (岩波ブックレット) [単行本(ソフトカバー)]』岩波書店, 2012年, ISBN-10: 4002708519
[4] 中根雅夫『地域を活性化するマネジメント―「地域力」を強くする3つの視点 [単行本]』同友館、2010年、ISBN-10: 4496046598
[5] 久繁 哲之介『地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書) [新書]』筑摩書房、2010年、ISBN-10: 4480065628
[6] 饗庭 伸 (著, 編集), 山崎 亮 (著, 編集), 小泉 瑛一 (著, 編集)『まちづくりの仕事ガイドブック:まちの未来をつくる63の働き方』学芸出版社、2016年
[7] 山崎亮『コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)』中央公論新社, 2012年, ISBN-13: 978-4121021847
[8] 當間 政義 (著, 編集), 池田 玲子 (著), 仁平 晶文 (著), 水野 清文 (著), 藤木 善夫 (著), 清水 健太 (著), 文 載皓 (著), 東 俊之 (著)「マネジメントの基礎 -企業と地域のマネジメント考-」五絃舎(2018)978-4864340809
[9] 大西 達也 (著, 編集), 城戸 宏史 (著, 編集)「実践! 地方創生の地域経営―全国32のケースに学ぶボトムアップ型地域づくり」きんざい(2020)978-4322134261
[10] 牧瀬稔 (著), 学校法人先端教育機構 (編集)「地域づくりのヒント 地域創生を進めるためのガイドブック」学校法人先端教育機構(2021)978-4910255071

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

学生の要望を汲み上げつつより良い授業づくりを目指します。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

慶応義塾大学大学院商学研究科博士課程 単位取得
慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程 修了 修士(商学)
慶応義塾大学商学部商学科 修了 学士(商学)

専門テーマ: 経営学、経営資源論、地域活性化、アクティブラーニング

(Doctoral course credit earned completely): Keio University: Graduate School of Business and Commerce
M. A. in Business and Commerce: Keio University: Graduate School of Business and Commerce
B. A. in Business and Commerce: Keio University: Faculty of Business and Commerce

Specialized in management administration, Resource-Based View of the Firm, regional revitalization, and active learning in education

(実務経験 Work experience)

2018- にっしん観光まちづくり協会 相談役
2019- 瀬戸信用金庫地域振興協力基金 理事

2018- Nisshin City Tourism Association, Senior Advisor
2019- Seto Shinkin Bank Foundation for Local Development, Director

Refereed Articles

  • (2022) Utilizing the Intellectual Heritage of General Education --Internship Programs as Liberal Education--. Journal of Japan Association for College and University Education 44(2):
  • (2020) In Search of the New Model of Commercial High School Education. The Journal of Business Education 30 2434-6470
  • (2019) Application of allotted analytic Hierarchy process (aAHP) in group decision making problem. Journal of Global Business Society 5 2186-2117
  • (2018) Utilizing the intellectual heritage of the General Education (10). Journal of Japan Association for College and University Education 40(2): ISSN 1344-2449
  • (2018) A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Journal of Global Business Society 4(1): 2186-2117

Refereed Proceedings

  • (2019). Managing Conflicting / Concurrent Values in Interorganizational Relations. Transactions of the Academic Association for Organizational Science, Vol.8, No.1, p.240-246 .The Academic Association for Organizational Science. 1. 3. Komazawa University
  • (2018). A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Global Business Society .Global Business Society 9th Symposium . 1. 3. Osaka city University
  • (2018). Utilizing Intellectual Heritage of General Education (#10). Monograph of Japan Association for College and University Education 40th Annual Conference .Japan Association for College and University Education. 1. 3. Tsukuba University






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