シラバス Syllabus

授業名 経営学入門 2
Course Title Introduction to Management Administration 2
担当教員 Instructor Name 亀倉 正彦(Masahiko Kamekura)
コード Couse Code NUC248_N21B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format Live Virtual
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門専門科目200系 / Specialized Subject 200
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term4

授業の概要 Course Overview

本学のミッションステートメントは『名古屋商科大学のミッションは、"フロンティアスピリット"を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることである。名古屋商科大学の学生は、新時代のアジアと世界をつなぐ能力を有している。』です.本科目は,「知識の創出」を支える源泉となる基本的な諸概念やフレームワークを学びます.
本授業の目的は、企業経営の基礎知識の習得と活用を通じて、コミュニケーション能力を高めると同時に、倫理的資質を滋養することです。多くの学生にとって卒業後の進路となるであろう企業がどのように経営されているかを学習します。経営学入門2は「学説編」です。現実の企業経営がどのようにして発展・展開してきたかについて、初学者にも理解できるよう、多くの事例を用いながらわかりやすく説明します。学習上の必須項目は「科学的管理論」「人間関係論」「近代管理論」「コンティンジェンシー理論」などです。経営学入門1と後期:経営学入門2は相互補完的な内容ですので、併せて受講することを強く推奨します。
本科目の到達目標は,経営学説の基本的な知識を習得するだけでなく,三本柱を活用して経営現象を理解することができるようになることです.

Our Mission Statement is as follows: “Our mission is to educate innovative and ethical leaders who possess a ‘Frontier Spiritʼ and to create knowledge that advances business and society. Our undergraduate students will have the ability to bridge the gap between New Asia and the rest of the world.” In this course students learn standard concepts and frameworks in relation to "knowledge to create".
Course Goal is to study and utilize basics concepts and frameworks of Corporate Management, so as to develop communication skills and ethical attributes. Students learn about corporation where most of them have a job after graduation. In "Introduction to Management Administration 1 (IMA-1)", students learn briefly about "the theories and schools" in the history of management administration, taught in very easy manner for beginners. Main study issues are such as scientific management, human relation management, modern management theory, contingency theory, etc. IMA-1 and IMA-2 are mutually complementary so you have to register both of them.
By studying this course, students will be able not only to get basic knowledge about theories and schools of history of management administration, but also to utilize "the three pillars of management administration" to understand the real management phenomenon in multiple ways.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

「経営学の8つの分析視角」「科学的管理」「人間関係論」「近代管理論」「コンティンジェンシー理論」などの知識.本科目習得により、(1)職業意識が高まる、(2)現実の企業経営をみるための複眼的な視点を養成できる、(3)上級生科目履修に向けての基礎を形成できる、などの効果があります。

Students will learn knowledge such as "the three pillars of history of management administration", "scientific management", "human relation management", "modern management theory", and "contingency theory of management", etc. Student's merits are (1)improving consciousness for one's profession, (2)cultivating multiple viewpoints to look into real business enterprises, (3)forming basis for senior courses to take forward, and so on.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 12 つくる責任、つかう責任(Responsible Consumption and Production)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 40 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 60 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

予習・復習は、授業時間と同じ時間数(授業200分/週の場合、予習200分/週、復習200分/週)を目安に行なってください.参加型の授業になるため,特に「毎回の予習」に比重を置くことを推奨します.①ケース,②問題集,③語句プレゼンなど,発言機会は多くあります.また,講義資料もできる限り事前にGoogle Classroomに配布します.目通しして,疑問点を準備して授業に臨むことをお勧めします.中央情報センター(図書館)には参考図書が所蔵されているため、積極的な使用を推奨します。
・以上のことから,「提出したケース予習」への個別のコメントやフィードバックは原則としてしません.「問題集」は当日の解答解説と質疑での対話がありますので予習提出不要です.「語句プレゼン」は事前に提示した語群から各自が選択し,希望者のみ発表資料を自主的に提出するものです.「講義」の内容についての質問など,各学生の積極的な参加を求めます.
・発言希望があったのに機会がなかった方のため,Google Classroomのストリームを活用することがあります.
・また,これらとは別に学びの充実を図るために,各回授業についてオンライン(Google Form)で授業感想を提出して頂きます.ここで提出された感想や意見については,適宜,授業の中でフィードバックします.
・個別にフィードバックが必要な方は,休憩時間や授業後に個別に担当教員まで相談してください.

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

week1  Scientific Management1
「経営学の発生」を学習します。(1)経済学とアメリカの誕生(アメリカの産業化と未熟練工の発生)、(2)経済学から経営学へ(「見えざる手」から「見える手」へ)、(3)分業をめぐる解釈の違い、などについて理解します。テイラーの科学的管理論を学びます。テイラーの生い立ちに始まり、工場労働と作業研究を通じて、科学的管理を確立していくまでを理解します。(1)課業管理、(2)作業研究、(3)指図票制度がキーワードです。

●使用するケース
case1. F. W. Taylor

第2日(Day2)

week2  Scientific Management2
引き続きテイラーの科学的管理論を学びます。テイラーが確立した科学的管理論について、(4)差別的出来高払い制、(5)職能別職長制の2点も加えて、さらに理解を深めます。また、テイラーの意義と限界についても言及します。フォード・システムを学びます。ベルトコンベヤーによる自動車組立と大量生産の仕組みをいかにして確立したかについて紹介します。それとともに、フォードの精神(=フォーディズム)とその意義と限界について理解します。

●使用するケース
case2. H. Ford

第3日(Day3)

week3  Human Relations1
 ファヨールの管理過程論を学びます。(1)6つの管理過程、(2)5つの管理要素、そして(3)14の管理原則について紹介します。それとともに、テイラーとファヨールの共通点などを比較・整理し、理解を深めます。メイヨーの人間関係論を学びます。メイヨーの生い立ちと当時の経済事情を背景として、どのようにして人間関係論が成立したかを紹介します。キーワードは「照明実験」「ホーソン実験」「リレー実験」などです。

●使用するケース
case3. Modern Times by. C. Chaplin

第4日(Day4)

week4  Human Relations2
 引き続きメイヨーの人間関係論を学びます。リレー実験以後、「面接計画」「バンク配線作業観察室実験」を経て、人間関係論が確立するまでを紹介します。また、人間関係論の意義と限界について理解します。行動科学の発展を学びます。人間関係論をさらに発展させた「フォレット」「リッカート」「アージリス」「マズロー」「マクレガー」「ハーズバーグ」などの理論家から数名を選んで紹介・解説し、行動科学の発展を理解します。

●使用するケース
case4. G. E. Mayo

第5日(Day5)

week5  Modern Management1
バーナードの近代管理論を学びます。科学的間理論と人間関係論の2つの流れを統合・発展させたバーナード革命について紹介します。キーワードは「全人仮説」「組織の成立と存続」「組織均衡論」「協働体系」「権限受容説」などです。サイモンの意思決定論を学びます。バーナード理論を維持・発展させたサイモンの「論理実証主義」「管理人仮説」「限定的合理性」を紹介します。また、サイアート=マーチの意思決定過程について理解します。

●使用するケース
case5. C. I. Barnard & H. A. Simon

第6日(Day6)

week6  Modern Management2
条件理論を学びます。異なる環境や条件のもとでベストな管理方法をその都度模索する研究を紹介します。(1)バーンズ=ストーカー、(2)サウスエセックス研究、(3)ローレンス=ローシュの研究について理解します。経営管理論から経営戦略論への流れを学びます。「管理による弊害」を克服するため、経営戦略論が登場したことを紹介します。キーワードは「外部適応と内部統制」「経営理念やビジョン」「シナジー効果」「適合(フィット)概念」です。

●使用するケース
case6. Contingency Theory & Beyond

第7日(Day7)

week7  Brief Summary & Closing
「授業のまとめと締め」を行います。授業を振り返り、重要なポイントを再度解説するとともに、過去の定期試験の問題傾向についても言及します。

●使用するケース
※新しいcaseは使用しない見込みです.ただ,過去に使用したcaseは一揃い持参してください.

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 25 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 30 %
ケース試験 Case Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
最終レポート Final Report 10 %
期末試験 Final Exam 35 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・予習レポートは,ケース予習課題の提出と内容に基づいて算出します.ただし,予習した内容は授業中に発言することを想定しています.
・授業内の「自主的な挙手発言」は高く評価します.状況によって指名発言を求めることがあります.発言機会は,①ケース討論,②問題集,③語句プレゼン,④講義質問です.7日間の授業で一度も発言がない場合,単位取得は著しく困難です.何か問題がある場合,個別に担当教員まで相談してください.
・最終レポートとは,各回授業後の感想のオンライン提出得点です.次回授業でフィードバックするために実施するものですので,遅刻提出は大きく減点します.欠席者も提出することができます.
・定期試験があります.ケース問題と知識問題の大きく2つのパートに分かれます.

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 井原久光「テキスト経営学[第3版]―基礎から最新の理論まで (MINERVA TEXT LIBRARY)」ミネルヴァ書房(2008)978-462305129

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]北野利信編著『経営学説入門』有斐閣新書 1977年 ASIN:4641087172
[2]占部都美著『新訂・経営管理論』白桃書房 1983年 ASIN:4561261087
[3]レン、グリーンウッド著、井上・伊藤・廣瀬監訳『現代ビジネスの革新者たち~テイラー、フォードからドラッカーまで~』ミネルヴァ書房 2000年 ASIN:4623032531
[4]矢島基臣他著『現代の経営思想』春秋社 1987年 ASIN:4393641167
[5]車戸實編著『新版・経営管理の思想家たち』早稲田大学出版部 1987年 ASIN:465787022X

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

学生の要望を汲み上げつつより良い授業づくりを目指します。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

慶応義塾大学大学院商学研究科博士課程 単位取得
慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程 修了 修士(商学)
慶応義塾大学商学部商学科 修了 学士(商学)

専門テーマ: 経営学、経営資源論、地域活性化、アクティブラーニング

(Doctoral course credit earned completely): Keio University: Graduate School of Business and Commerce
M. A. in Business and Commerce: Keio University: Graduate School of Business and Commerce
B. A. in Business and Commerce: Keio University: Faculty of Business and Commerce

Specialized in management administration, Resource-Based View of the Firm, regional revitalization, and active learning in education

(実務経験 Work experience)

2018- にっしん観光まちづくり協会 相談役
2019- 瀬戸信用金庫地域振興協力基金 理事

2018- Nisshin City Tourism Association, Senior Advisor
2019- Seto Shinkin Bank Foundation for Local Development, Director

Refereed Articles

  • (2020) In Search of the New Model of Commercial High School Education. The Journal of Business Education 30 2434-6470
  • (2019) Application of allotted analytic Hierarchy process (aAHP) in group decision making problem. Journal of Global Business Society 5 2186-2117
  • (2018) Utilizing the intellectual heritage of the General Education (10). Journal of Japan Association for College and University Education 40(2): ISSN 1344-2449
  • (2018) A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Journal of Global Business Society 4(1): 2186-2117
  • (2015) Assurance of Learning(AoL) in Undergraduate Education : Using along Assessment Data and Management for AoL. Journal of the Liberal and General Education Society of Japan 37(2):

Refereed Proceedings

  • (2019). Managing Conflicting / Concurrent Values in Interorganizational Relations. Transactions of the Academic Association for Organizational Science, Vol.8, No.1, p.240-246 .The Academic Association for Organizational Science. 1. 3. Komazawa University
  • (2018). A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Global Business Society .Global Business Society 9th Symposium . 1. 3. Osaka city University
  • (2018). Utilizing Intellectual Heritage of General Education (#10). Monograph of Japan Association for College and University Education 40th Annual Conference .Japan Association for College and University Education. 1. 3. Tsukuba University






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