授業名 | 知的財産法概論 |
---|---|
Course Title | Introduction to Intellectual property law |
担当教員 Instructor Name | 白石 幸輔(Kosuke Shiraishi) |
コード Couse Code | NUC245_N24A |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 共通専門教育科目300系 / Specialized Subject 300 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Term1 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
知的財産法は日本の産業や文化の発展を目的とする法律であることから、この学習を通じて、本学のMission Statementである「ビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出」の基礎を獲得することができる。
Since intellectual property law is laws that aim to develop Japanese industry and culture, through this study, students can acquire the foundation of the University's Mission Statement, "creation of knowledge that advances business and society".
授業の目的(意義) / Importance of this course
知的財産法と呼ばれる法分野には、特許法、著作権法、商標法、意匠法、不正競争防止法等の様々な法律がある。本授業では、これらの法律を学習し、知的財産法の基本的な枠組を理解する。
The field of law known as intellectual property law includes various laws such as Patent Act, Copyright Act, etc. In this class, students study these acts to understand basic framework of intellectual property law.
到達目標 / Achievement Goal
この科目を学ぶことで、身の回りの知的財産を法的な視点から理解することができるようになる。
By studying this subject, students will be able to understand intellectual property around them from a legal perspective.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG3 Ethical Decision Making
LG5 Business Perspectives (BSc)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
知的財産法の基礎知識
Basic knowledge of Intellectual property law
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 50 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 50 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
○準備学習
・予習は毎週3時間程度必要となる。教科書の関連箇所を読むとともに、事前配布のケースや資料に目を通すこと。さらに、毎週予習レポートを提出する必要がある。
・六法を持参する必要はないが、授業中何らかの形で条文にアクセスできるようにしておくこと。
〇事後学習
・事後学習には2時間程度必要となる。授業で投影した資料で復習すること。
○中央情報センター(図書館)の活用について
・予習やレポート作成のための資料収集に有用である。
・予習は毎週3時間程度必要となる。教科書の関連箇所を読むとともに、事前配布のケースや資料に目を通すこと。さらに、毎週予習レポートを提出する必要がある。
・六法を持参する必要はないが、授業中何らかの形で条文にアクセスできるようにしておくこと。
〇事後学習
・事後学習には2時間程度必要となる。授業で投影した資料で復習すること。
○中央情報センター(図書館)の活用について
・予習やレポート作成のための資料収集に有用である。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
・ガイダンス、知的財産のイメージ、知的財産と土地や自動車の違い、知的財産法の存在意義・知的財産法で保護されるもの➀(特許と営業秘密)
●使用するケース
特許を取得するべきか否か第2日(Day2)
・知的財産法で保護されるもの②(ブランド)●使用するケース
ブランドの保護は大変第3日(Day3)
・知的財産法で保護されるもの③(デザイン、著作物①)●使用するケース
映画の著作物と著作権①第4日(Day4)
・知的財産法で保護されるもの④(著作物②)●使用するケース
映画の著作物と著作権②第5日(Day5)
・権利の活用●使用するケース
権利を使って稼ごう第6日(Day6)
・最新論点①●使用するケース
生成AIは権利侵害の温床?第7日(Day7)
・最新論点②●使用するケース
仮想空間でもダメですか?成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
・予習レポートは教科書及びケースを読まなければ提出が困難であるため、教科書を必ず購入すること。
・絶対評価であるが、昨年度の傾向として、不完全履修者を除いた母数のうち、2割程度の者が「F」、3割程度の者が「F再」となっている。今年度はコールドコールを導入することから、さらに厳しい評価になることが見込まれる。以上のことを念頭に置いて履修するか否かを決めてほしい(特に単位の足りていない4年生)。
・コールドコールで適切な回答ができない場合や私語等により授業の妨害に当たると教員が考えた場合には、大幅な減点になる。
・重点強化クラブレポートの対象外科目とする。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 20 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 40 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 60 % |
予習レポート Preparation Report | 40 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
・予習レポートはグーグルフォームを使った多肢選択式の方法で行うことを予定している。・予習レポートは教科書及びケースを読まなければ提出が困難であるため、教科書を必ず購入すること。
・絶対評価であるが、昨年度の傾向として、不完全履修者を除いた母数のうち、2割程度の者が「F」、3割程度の者が「F再」となっている。今年度はコールドコールを導入することから、さらに厳しい評価になることが見込まれる。以上のことを念頭に置いて履修するか否かを決めてほしい(特に単位の足りていない4年生)。
・コールドコールで適切な回答ができない場合や私語等により授業の妨害に当たると教員が考えた場合には、大幅な減点になる。
・重点強化クラブレポートの対象外科目とする。
教科書 Textbook
- 小泉直樹「知的財産法入門」岩波書店(2010)978-4-00-431266-6
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
・教科書は入門書として非常に分かりやすいが、やや情報量が少なく、また、その後の改正に対応していないため、ケース等で適宜補足する。
・茶園成樹編「知的財産法入門〔第3版〕」(有斐閣、2020年)
・中山信弘「特許法 第4版 (法律学講座双書)」(弘文堂、2019年)
・中山信弘「著作権法 第3版」(有斐閣、2020年)
・裁判例は裁判所の判例検索からアクセスできる
(裁判所 裁判例検索)
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search1
・特許法、意匠法、商標法の条文や近時の改正の解説は特許庁のHPからアクセスできる。
(特許庁のHP)
https://www.jpo.go.jp/system/laws/rule/index.html
・著作権法関連の条文は文化庁のHPからアクセスできる
(文化庁HP)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/shokan_horei/chosakuken/index.html
・その他の法律の条文はe-gov法令検索からアクセスできる
(e-gov法令検索)
https://elaws.e-gov.go.jp/
・調べたいテーマの論文があるかどうかは下記のサイトで検索できる。「機関リポジトリ」という表示がある論文はネット上でアクセスできる(ただし、数は多くない)。
(国立情報学研究所データベース(CINII))
https://cir.nii.ac.jp/articles
・茶園成樹編「知的財産法入門〔第3版〕」(有斐閣、2020年)
・中山信弘「特許法 第4版 (法律学講座双書)」(弘文堂、2019年)
・中山信弘「著作権法 第3版」(有斐閣、2020年)
・裁判例は裁判所の判例検索からアクセスできる
(裁判所 裁判例検索)
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search1
・特許法、意匠法、商標法の条文や近時の改正の解説は特許庁のHPからアクセスできる。
(特許庁のHP)
https://www.jpo.go.jp/system/laws/rule/index.html
・著作権法関連の条文は文化庁のHPからアクセスできる
(文化庁HP)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/shokan_horei/chosakuken/index.html
・その他の法律の条文はe-gov法令検索からアクセスできる
(e-gov法令検索)
https://elaws.e-gov.go.jp/
・調べたいテーマの論文があるかどうかは下記のサイトで検索できる。「機関リポジトリ」という表示がある論文はネット上でアクセスできる(ただし、数は多くない)。
(国立情報学研究所データベース(CINII))
https://cir.nii.ac.jp/articles
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
単位を取るのが大変、など
担当教員のプロフィール About the Instructor
2016年 筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻企業法コース 修了、博士(法学)
2012年 筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻 修了、修士(法学)
2006年 慶応義塾大学法学部 卒業、学士(法学)
専門は、独占禁止法、競争法、競争政策。特に標準必須特許の権利行使と独占禁止法の関係について研究している。
2012年 筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻 修了、修士(法学)
2006年 慶応義塾大学法学部 卒業、学士(法学)
専門は、独占禁止法、競争法、競争政策。特に標準必須特許の権利行使と独占禁止法の関係について研究している。
EDUCATIONS:
Doctor of Law, Tsukuba University, 2016
Master of Law, Tsukuba University, 2012
Bachelor of Law, Keio University, 2006
RSEARCH THEMES:
Competition law
(実務経験 Work experience)
2006年に公正取引委員会事務総局に入局し、入札談合や価格カルテルといった独占禁止法違反事件の調査や独占禁止法の改正などに従事。公正取引委員会競争政策研究センター研究員も兼務。2023年6月から現職。
In 2006, he joined the General Secretariat of the Japan Fair Trade Commission (JFTC), where he was involved in investigating cases of violation of the Antimonopoly Act, such as bid rigging and price-fixing cartels, and other violations of the Antimonopoly Act, as well as revisions to the Antimonopoly Act. He also serves as a researcher at the Competition Policy Research Center of the JFTC.
Refereed Articles
- (2024) FRAND Commitment and Antitrust Law in U.S.. Annual Report of the Japan Economic Law Association 67
- (2024) Expansion of the surcharge system and its limitations. Kousei Torihiki 884
- (2024) Beginning and ending of "Period of Implementation connected with the violation". Selected 100 Cases and Decisions in Economic Law [3rd ed.] (268): 978-4-641-11568-2
- (2024) Leading undertakings subject to aggravated surcharges. Selected 100 Cases and Decisions in Economic Law [3rd ed.] (268): 978-4-641-11568-2
- (2022) German District Court decision denying the License to all (LG München I, Urteil vom 10. September 2020 - 7 O 8818/19). Kousei Torihiki (865): 04256247