シラバス Syllabus

授業名 国際ボランティア論
Course Title Preparations for volunteering overseas
担当教員 Instructor Name 伊藤 博(Hiroshi Ito)
コード Couse Code NUC244_N22A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2022 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

本コースは教養科目に該当し、本学の国際ボランティア制度を含め、海外で活動を行う際に参考となる知識の習得およびその応用を通じたグローバル人材の育成を目指すという観点から本学のMission Statementに関連している。
 
本コースでは特にLG-1、LG-2、LG-3、LG-7に関連したスキルや資質の向上を目指す。これらのスキルを磨く手法として様々なケースを扱う。ケースメソッドとは、「企業の経営管理者たちが直面した実際の状況について討議する」(Hammond, 2002)と定義されている。国際ボランティアを行う際にも、自身が当事者としてプロジェクト活動等に関する問題を解決する必要性が出てくる場合も往々にしてある。ケースはこれらの状況におかれた当事者を追体験し、「仮に当事者であったらどうしたか」、という思考力を伸ばすものである。

本コースでは、国際ボランティア活動の中で実際に直面する問題への取り組みを通じてジェネリックスキルの習得を目指す。ここでいうジェネリックスキルとは、クリティカルシンキング(LG-1)やコミュニケーション能力(LG-4)などである(Arum & Roksa, 2011)。ボランティア論という性質上、ケースなどを通して倫理的な意思決定(LG-3)を行う機会が多くあり、また国際的な内容を扱うため、多様な視点(LG-2)を培う事になる。したがって本コースは本学が掲げる学修目標を達成する上で重要な役割を果たすと考えられる。
本コースでは特にLG-1、LG-2、LG-3、LG-7に関連したスキルや資質の向上を目指す。この授業の履修後、ケースなどのエクササイズを通して学生はクリティカルシンキング(LG-1)やコミュニケーション能力(LG-4)などのスキルや資質の向上が期待される。またボランティア論という性質上、ケースなどを通して倫理的な意思決定(LG-3)を行う機会が多くあり、また国際的な内容を扱うため、多様な視点(LG-2)を持てるようになることも予想される。

This course helps students to learn to acquire knowledge and skills essential to do volunteer activities overseas and apply them to become globally active human resources. This course is thus relevant to the NUCB Mission Statement in this respect.

This course particularly focuses on improving skills and attributes related to LG-1, LG-2, LG-3, LG-4, and LG-7. In order to develop these skills, various cases are discussed in this course. Case methods are defined as a discussion regarding real-world issues that managers face (Hammond, 2002). In volunteering, students also might have to address issues that they face in doing project activities. Case methods help students think of the situation and what they would do if they were the protagonists.

This course helps students to acquire generic skills through addressing real-world issues in volunteering activities overseas. These skills include critical thinking skills (LG-1) and communication skills (LG-4) (Arum & Roksa, 2011). Given this course dealing with volunteering, it involves ethical decision making (LG-3) through case methods. Also, this course touches on international issues, and thus, raise students' diversity awareness. Thus, this course is considered to play an important role in helping achieve our LGs.
This course particularly focuses on improving skills and attributes related to LG-1, LG-2, LG-3, LG-4, and LG-7. After taking this course, through the case method, students are expected to acquire critical thinking skills (LG-1) and communication skills (LG-4). Also, they are expected to acquire ethical decision making (LG-3) and diversity awareness (LG-2) through cases as this course entails volunteerism in content.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG7 International Perspectives (BA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本コースでは特にLG-1、LG-2、LG-3、LG-7に関連したスキルや資質の向上を目指す。この授業の履修後、ケースなどのエクササイズを通して学生はクリティカルシンキング(LG-1)やコミュニケーション能力(LG-4)などのスキルや資質の向上が期待される。またボランティア論という性質上、ケースなどを通して倫理的な意思決定(LG-3)を行う機会が多くあり、また国際的な内容を扱うため、多様な視点(LG-2)を持てるようになることも予想される。つまり本コースを通じて学生は特にLG-1、LG-2、LG-3、LG-4、およびLG-7に関連したスキルや資質を習得していることが期待される。

This course particularly focuses on improving skills and attributes related to LG-1, LG-2, LG-3, LG-4, and LG-7. After taking this course, through the case method, students are expected to acquire critical thinking skills (LG-1) and communication skills (LG-4). Also, they are expected to acquire ethical decision making (LG-3) and diversity awareness (LG-2) through cases as this course entails volunteerism in content. That is, students are expected to acquire and improve skills and attributes related to LG-1, LG-2, LG-3, LG-4, and LG-7.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 35 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 65 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

本授業で合格点を得るためにも、基礎知識として教科書を読み、積極的に発言するため準備を行うことが重要である。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

【テーマ】オリエンテーション
【アウトライン】本授業で行う授業内容の概要、教育方法(特にケースメソッドについて)、評価基準などについて説明を行う。

第2日(Day2)

【テーマ】国際ボランティアに向けての準備
【アウトライン】国際協力や国際開発について考えるには、基本的な経済の概念を理解する必要がある。「はじめての国際ボランティア:準備編」のケースでは、国際ボランティアの活動の準備という文脈の中で、基本的な経済概念の習得を目指す。

●使用するケース
「はじめての国際ボランティア:準備編」

第3日(Day3)

【テーマ】世界の宗教(世界三大宗教、特にイスラム教に焦点を当てて)
【アウトライン】国際ボランティアや留学、海外インターンなどで海外に行く場合、現地の人々のうまく付き合っていくために彼/彼女ら宗教観を理解しようとすることが重要となることがある。本授業では主に世界三大宗教と呼ばれる宗教について議論し、理解を深め、多様性への意識を発展させることを目的とする。

●使用するケース
「宗教とは何か」

第4日(Day4)

【テーマ】コロナにおける世界社会経済危機
【アウトライン】新型コロナウイルス(COVID-19)は、国際ボランティアや留学、海外インターンなどの活動はもちろん、国際社会全体に多大な影響をもたらした。当時の様子と日本政府の対応を振り返り、「日本政府や国民はどのように対処すべきだったのか」について議論を行うことで、本授業では意思決定能力の向上を図る。

●使用するケース
「コロナ危機〜コロナにより失われる命、経済により失われる命」

第5日(Day5)

【テーマ】Financial Independence, Retire Early
【アウトライン】国際ボランティアなどの活動はほとんどは無償であり、仮にお給料もしくはそれに類するものを配給される場合も生活していくには少額であることが多い。したがって中には投資などを行い不労所得によって自由に国際ボランティアを行おうとする者もいる。本授業では、どのように投資によって不労所得を得、経済的な自立を図るのかについて議論を行う。

●使用するケース
「FIREして国際ボランティア」

第6日(Day6)

【テーマ】青年海外協力隊の活動と二面性
【アウトライン】青年海外協力隊は清廉潔白な日本の若者が途上国の厳しい環境の中で身を粉にして働く、というイメージがある。しかし、実際に協力隊を経験したOB/OGの中にも、協力隊について批判的な目を向けるものもいる。果たしてどちらが「真実」なのか?本授業では、これらのイメージや意見を対比し、クリティカル・メディアリテラシーの育成を図る。

●使用するケース
「青年海外協力隊の闇」

第7日(Day7)

【テーマ】障害者に対する性のボランティア
【アウトライン】障害者にとっても性は生きる上で最重要課題の一つであるにも関わらず、日本では障害者に対する性の問題は、長年タブー視されてきた。一方、オランダではボランティア団体が税金を使って障害者の性に対するケアの問題に取り組んできた。今回のケースではこの二つの国の障害者と性に対する考えの違いについて、社会的・文化的背景を踏まえながら検証する。

●使用するケース
障害者と性ボランティア〜日本とオランダの違い

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 20 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 20 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 10 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

本コースでは主にケースメソッドを教育手法としたアクティブラーニングの授業スタイルをとる。したがって発言による授業参加が非常に大事となる。したがってラージグループおよびスモールグループ・ディスカッションに積極に参加することが望まれる。仮に挙手をしていて当てられなかった場合は、hito@nucba.ac.jpに発言する予定だった内容を送付すれば評価を行い加点する。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 伊藤博「国際機関への就職(改訂版)」創成社(2020)4794440839

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

「青年海外協力隊がつくる日本」清水 正 著、創成社、2016年、ISBN: 4794450583
「ストーリーで学ぶ開発経済学」、黒崎卓、有斐閣、2016年、ISBN: 4641150346
「最も大切なボランティアは自分自身が一生懸命生きること」、池間哲郎、現代書林、2011年、ISBN: 477451327X
「公的ボランティアのすすめ」、後藤晃、V2ソリューション、2014年、ISBN: 4864762252
「国際機関で見た世界エリートの正体」、赤坂清隆、中公新書ラクレ、2014年、ISBN: 9784121505026

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

本コースはアクティブラーニングを中心に進める。学生が主体的に学ぶことが基本になるため、講義中心の授業と比較して、学生の作業量も多くなることを理解していただきたい。また、アクティブラーニングは単なるグループワークと同意ではない。学生同士の話し合いおよび、学生と教員のやりとりを通じた学びが評価されることを留意してほしい。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

学歴:
コロンビア大学(教育学修士号)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(教育学博士号)
パリ第一大学パンテオン・ソルボンヌ校(経営学修士号)
名古屋大学(環境学博士号)

研究分野:教育方法・評価、環境政策、NPOマーケティング

Education:
Columbia University (MA in Education)
University of California, Los Angeles (Ph. D. in Education)
Universite de Paris I Pantheon-Sorbonne (MBA)
Nagoya University (Ph. D. in Environmental Studies)

Research areas: Pedagogy and assessment, Environmental policy, NPO marketing

(実務経験 Work experience)

職歴:

国連教育科学文化機関(アソシエートエキスパート)
国連児童基金(教育オフィサー)
青年海外協力隊(村落開発普及員)
プラネットエイドグアテマラ(プロジェクトコーディネーター)
教育サービス会社(インストラクター)

Working Experiences:

United Nations Educational, Scientific, and Cultural Organization (Associate Expert)
United Nations Children's Fund (Education Officer)
Japan International Cooperation Agency (Community Development Officer)
Planet Aid Guatemala (Project Coordinator)
Hinoki Educational Services USA (Instructor)


Refereed Articles

  • (2022) Boon or bane? Examining the impact of the Payatas sanitary landfill closure on former scavengers in the Philippines. Journal of Urban Affairs
  • (2021) Why students participate in international fieldwork programs: An exploratory study. Journal of Geography in Higher Education
  • (2021) Active learning in Japan: Breaking barriers at individual, institutional, and policy levels. Policy Futures in Education (Impact Factor 0.88)
  • (2020) The demise of active learning even before its implementation? Instructors’ understandings and application of this approach within Japanese higher education. Education Inquiry ISSN 2000-4508
  • (2020) International fieldwork as skills development: An exploratory study. Journal of Geography in Higher Education

Refereed Proceedings

  • (2020). Cognitive Neuroscientific Explanations of Active Learning: A Conceptual Review. IAFOR Journal of Education .The Southeast Asian Conference on Education. 1. 2. Singapore






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