授業名 | 政策評価論 |
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Course Title | Policy Evaluation |
担当教員 Instructor Name | 池田 葉月(Hazuki Ikeda) |
コード Couse Code | NUC240_N23B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 専門教育科目400系 / Specialized Subject 400 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2023 UG Nisshin Term4 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
ビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をする上で、公共政策の評価や進捗状況の管理に関する知識やスキルは役立ちます。
It's useful to learn about evaluation and management to create knowledge that advances business and society.
授業の目的(意義) / Importance of this course
本科目を学ぶことで、学生は公共政策を評価する手法と制度について理解を深めます。
Students can learn about methods and systems to evaluate public policies.
到達目標 / Achievement Goal
本科目を学ぶことで、学生は公共政策の立案や形成に自ら関わったり、実施されている公共政策の良し悪しを判断したりする際に必要な視点や考え方を身につけることができます。
Students learn points of view and a logical way of thinking which are useful when they formulate public policies or discriminate the quality of public policies which are implemented by government.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
公共政策を評価する手法と制度に関する知識。
Students get knowledge of methods and systems to evaluate public policies.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
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インプット型 Traditional | 60 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 40 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
予習としてテキストや資料の該当箇所を読み、重要だと思う部分や疑問に思う部分をチェックした上で授業に出席してください。レポートのフィードバックについては、授業の中、またはGoogleClassroomでコメントを付して返却します。また、中央情報センター(図書館)の積極的な使用を推奨します。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
第1回講義の概要とスケジュールを説明します。
第2回
政策過程の全体像を理解し、これから学習する政策の評価について、政策過程の中の1段階として捉えます。
第2日(Day2)
第3回公共部門における評価の必要性と重要性について学習します。
第4回
プログラム概念やプログラム評価、ロジックモデルなど評価における基本的な概念について学習します。
第3日(Day3)
第5回地方自治体において評価が実施されるようになった背景とその後の展開について学習します。
第6回
自治体評価において用いられている評価手法である業績測定について学習します。
第4日(Day4)
第7回府省において評価が実施されるようになった背景とその後の展開について学習します。
第8回
府省の評価制度における総務省の役割と、府省の評価制度の課題と改善に向けた議論について学習します。
●使用するケース
業績測定による評価と指標・目標値の設定第5日(Day5)
第9回事業仕分けについて、評価手法としての特徴を学習します。
第10回
ケースを通じて事業仕分けについての理解を深め、課題とその後の展開について学習します。
●使用するケース
事業仕分けにおける行政職員の立場と役割第6日(Day6)
第11回実験計画法や準実験計画法、費用便益分析、費用効果分析などの専門性と難易度が高い評価手法について学習します。
第12回
EBPM(エビデンスに基づく政策立案)について学習します。
●使用するケース
政策の純効果を測定する第7日(Day7)
第13回レポートの内容を共有し、フィードバックを行います。
評価の利用に関する理論と、日本の行政における利用の状況について学習します。
第14回
これまでの内容をまとめ、復習します。
成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
ワークシートの提出については、提出を求める際に改めて説明します。
レポートについては初回の授業で詳しく説明します。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 20 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 20 % |
予習レポート Preparation Report | 0 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 30 % |
最終レポート Final Report | 20 % |
期末試験 Final Exam | 30 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
毎回の授業でワークシートを配布します。基本的には各自のメモとして使用してもらってかまいませんが、2回程度提出してもらいます。ワークシートの提出については、提出を求める際に改めて説明します。
レポートについては初回の授業で詳しく説明します。
教科書 Textbook
- 池田葉月「自治体評価における実用重視評価の可能性」晃洋書房(2021)9784771034655
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
三好浩一(2007)『評価論を学ぶ人のために』、世界思想社
龍慶昭・佐々木亮(2010)『「政策評価」の理論と技法 増補改訂版』、多賀出版
山谷清志・源由理子・大島巌(2020)『プログラム評価ハンドブック』、晃洋書房
佐々木亮(2010)『評価論理-評価学の基礎-』、多賀出版
滋賀大学事業仕分け研究会・構想日本(2011)『地方自治体の事業仕分け』、学陽書房
政策評価ポータルサイト
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/hyouka/seisaku_n/portal/index.html
龍慶昭・佐々木亮(2010)『「政策評価」の理論と技法 増補改訂版』、多賀出版
山谷清志・源由理子・大島巌(2020)『プログラム評価ハンドブック』、晃洋書房
佐々木亮(2010)『評価論理-評価学の基礎-』、多賀出版
滋賀大学事業仕分け研究会・構想日本(2011)『地方自治体の事業仕分け』、学陽書房
政策評価ポータルサイト
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/hyouka/seisaku_n/portal/index.html
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
講義部分が多くなりがちなので、発言の機会をなるべく多く設けていきたいと考えています。
担当教員のプロフィール About the Instructor
2017年3月 京都府立大学大学院公共政策学研究科 博士前期課程 修了
学位 修士(公共政策学)
2020年3月 京都府立大学大学院公共政策学研究科 博士後期課程 修了
学位 博士(公共政策学)
研究分野
公共政策学原論、政策評価論、公共政策学教育
学位 修士(公共政策学)
2020年3月 京都府立大学大学院公共政策学研究科 博士後期課程 修了
学位 博士(公共政策学)
研究分野
公共政策学原論、政策評価論、公共政策学教育
2017.3 Kyoto Prefectural University, Graduate School of Public Policy, Pre-Doctoral Program
Master(Public Policy)
2020.3 Kyoto Prefectural University, Graduate School of Public Policy, Doctoral Program
Doctor(Public Policy)
Research Field
Public Policy Theory, Policy Evaluation Theory, Public Policy Education
(実務経験 Work experience)
2020年度~2021年度 龍谷大学政策学部 非常勤講師
2020年度~ 京都府立林業大学校 非常勤講師
2021年度~ 立命館大学政策科学部 非常勤講師
2022年度~ 京都府立大学京の防災防疫安全安心研究センター 特任講師
2022年度~ 京都府立大学公共政策学部 非常勤講師
2023年度~ 関西大学法学部 非常勤講師
2020年度~ 京都府立林業大学校 非常勤講師
2021年度~ 立命館大学政策科学部 非常勤講師
2022年度~ 京都府立大学京の防災防疫安全安心研究センター 特任講師
2022年度~ 京都府立大学公共政策学部 非常勤講師
2023年度~ 関西大学法学部 非常勤講師
2020~2021 Ryukoku University Department of Policy part-time lecturer
2020~ Kyoto Prefectural College of Forestry part-time lecturer
2021~ Ritsumeikan University Department of Policy Sciences part-time lecturer
2022~ Kyoto Prefectural University specially-appointed lecturer
2022~ Kyoto Prefectural University Department of Public Policy part-time lecturer
2023~ Kansai University Department of Law part-time lecturer