シラバス Syllabus

授業名 ビジネスエコノミクス 2
Course Title Business Economics 2
担当教員 Instructor Name 太宰 北斗(Hokuto Dazai)
コード Couse Code NUC235_N21B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term4

授業の概要 Course Overview

本講義は、経済学の手法を用いて企業経営を考える力を培い、広く実社会に貢献しようとする点で本学のMission Statementと関わっています。
「他店が当店より安い場合はお知らせください」。こうした広告を、家電量販店やスーパーマーケットで見たことはないでしょうか? なぜ企業はこのような広告を出すのでしょうか? また、こうした約束は私たち消費者にとって利益となっているのでしょうか?

こうした疑問を含め、企業経営について考える時、経済学的な観点を持っておくと新たな示唆が得られることもあります。たとえば経済学ではどのようにすれば企業の独占を防げるのか議論されてきました。このことはつまり、どのようにすれば競争を避けて独占的に利益を得られるかという経営目標の1つについて、裏返しで考えてきたことになります。もちろん実際の企業経営に比べ、経済学が分析するのは一側面にとどまっており、必ずしも経済学の理論通りに経営が行えるわけではないかもしれません。一方で、経済学の理論からの示唆は、経営現場で出会う諸問題を解決していくにあたって、考えるきっかけを与えてくれるといえるでしょう。
本講義では企業行動に関する経済学の基本的な考え方とその結びつきについて、企業ケースや経済実験ゲームを通じて体感的に学んでいくことを目指します。

This course relates to NUCB mission statement by acquiring understanding of business economics in order to contribute to the business community.
Economic perspectives provide interesting suggestions on considering business management. For example, many researchers in economics have discussed how prevent monopolies in economics. In other words, they have discussed monopoly strategy which is a purpose of business management.
In this course, students understand the relation between economic theory and business behavior through case discussions and economic experiments.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

・経営課題を経済学的アプローチをもって解決するスキル
・ミクロ経済学の基礎知識

・Ability to apply economic approach to management strategy
・Basic knowledge of microeconomics

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

【学習方法】
1ケースあたり3時間以上を目途に予習・復習をしてください。

【レポート】
事前に配布されるアサインメントにしたがい、講義ごとに予習レポートを提出してください(A4用紙1枚程度)。また、2,000字程度の最終レポートを別途提出いただく場合があります。詳細については初回講義で案内します。

【課題に対するフィードバック方法】
希望者に個別でフィードバックする予定です。なお、希望者数や希望される内容に応じて、フィードバック方法を変更する場合があります。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

【企業経営と経済学】
企業経営を学ぶにあたり、経済学を学習する必要はあるのでしょうか? 企業の“数字”を扱う分野として財務会計といったものもありますが、違いはどこにあるのでしょうか? 本講義では、企業の利益や費用の経済学的視点について考えていきます。


●使用するケース
・「コンコルド・プロジェクト」、NUCBケースセンター

第2日(Day2)

【企業経営と競争】
ライバル企業との競争は、多くの企業が避けたいものです。では、どのようにすれば競争を避けられるのでしょうか? どのようにすれば競争に打ち勝てるのでしょうか? 本講義では、競争のなかを企業が生き抜く方策について考えていきます。


●使用するケース
・「吉野家 vs. すき家」、NUCBケースセンター

第3日(Day3)

【企業経営と研究開発(R&D)】
企業の重要な活動の1つに、研究開発があります。企業が研究活動を推し進めるのはなぜでしょうか? どのようにすれば研究成果を利益に結びつけられるのでしょうか? 本講義では、研究開発を題材に、企業の投資活動とリスクの関係について考えていきます。

●使用するケース
・「武田薬品工業:2010年問題」、NUCBケースセンター

第4日(Day4)

【企業経営と買収・合併(M&A)】
それまで競争していた企業との合併が行われたりするのは、なぜでしょうか? 企業の買収や合併はどのように行われるのでしょうか? 本講義では、買収・合併が企業にもたらす影響やそのプロセスについて考えることで"企業の価値"につて学んでいきます。

●使用するケース
・「M&A:ソフトバンクのボーダフォン買収」、NUCBケースセンター

第5日(Day5)

【企業経営と情報】
企業は積極的にCMや広告を用いています。こうした宣伝活動には費用がつきものですが、何をアピールしているのか分からないCMが時に用いられるのはなぜでしょうか? 本講義では、企業がどのように"情報"を活用しているのか考えていきます。

●使用するケース
・「アイドルは恋愛禁止!?」、NUCBケースセンター

第6日(Day6)

【企業経営と統計】
企業の意思決定では、様々な数値やデータが活用されます。一方、データの解釈には統計的知識が欠かせず、"正しく"活用するには一定のスキルが必要となります。本講義では、数値を統計的見地から解釈することについて確認していきます。

●使用するケース
・「フロンティア号、打ち上げ前夜」、NUCBケースセンター

第7日(Day7)

【企業経営と雇用】
企業は従業員を雇い、仕事を任せる代わりに給料を支払っています。しかしながら、従業員が平然とサボったりするのはなぜでしょうか? 従業員の能力を発揮させるには、どのような制度設計が必要なのでしょうか? 本講義では、雇用と企業経営について考えていきます。

●使用するケース
・「太宰氏の8時45分」、オリジナルケース

*一部講義計画、使用ケースについては変更の可能性もあります

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 25 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 25 %
ケース試験 Case Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 50 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・最終レポートの実施など、上記評価基準は変更される可能性があります。変更がある場合には、初回講義で案内いたします。また、初回講義で案内する一部行為については、総合的な評価から減点することも検討します。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • .「指定なし」.(.)

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

本講義では、教科書は使用しません。講義で使用するケースおよび配布資料を中心に学習してください。また、参考文献は以下の通りです。各自の関心にあわせ、講義内容の理解を深めるためにご参照ください。

・ 経済学のエッセンスを知る
[1]日本経済新聞社 編『身近な疑問が解ける経済学』日本経済新聞出版社、2014年、ISBN13(978-4532113179)

・ ミクロ経済学の基礎を学ぶ
[2]安藤至大 著『ミクロ経済学の第一歩』有斐閣、2013年、ISBN13(978-4641150058)

・ ミクロ経済学の理論を実際の社会事例とともに学ぶ
[3]神取道宏 著『ミクロ経済学の力』日本評論社、2014年、ISBN13(978-4535557567)

・ 経済理論と現実のズレ:行動経済学を学ぶ
[4]友野典男 著『行動経済学 経済は「感情」で動いている』光文社、2006年、ISBN13(978-4334033545)

・ 経済学と企業経営の関係を学ぶ
[5]淺羽茂 著『企業の経済学』日本経済新聞出版社、2008年、ISBN13(978-4532111717)

・ 企業行動を経済学的に分析する
[6]柳川範之 著『法と企業行動の経済分析』日本経済新聞社、2006年、ISBN13(978-4532133238)

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

授業改善に関する提案は適宜受け付け、皆さんが興味を持って参加することのできる授業にしていきたいと思います。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

【取得学位と大学、大学院名】
修士(経営学)慶應義塾大学
博士(商学)一橋大学

【主な職歴】
ライオン株式会社(2005年~2010年)
一橋大学大学院(2015年~2016年)
名古屋商科大学(2016年~)

【研究分野】
行動ファイナンス、コーポレート・ガバナンス、ファミリービジネス

【Education】
Ph.D.(Commerce), Graduate School of Commerce, Hitotsubashi University
MBA, Graduate School of Business Administration, Keio University

【Positions】
2016 - Present: Lecturer of Finance, Nagoya University of Commerce and Business
2015 - 2016: Designated Lecturer of Finance, Hitotsubashi University

【Research Interests】
Corporate Governance, Family Business, Behavioral Finance

Refereed Articles

  • (2020) Japanese family firms from the perspective of corporate governance. SHOKO-KINYU 70(11): 0914-1308
  • (2020) Family generation and business performance: Evidence from Japan. Journal of Business Succession 9
  • (2019) Business Succession of Japanese Listed Companies: A Survey from 1956 to 2013. Journal of Business Succession 8
  • (2017) Family Firms and Family Succession: An Empirical Analysis in Japanese Department Store Industry. Hitotsubashi Review of Commerce and Management 12(2): 9784561570998
  • (2015) Family Firms and Capital Structure. Modern Finance 36 1369412X

Refereed Proceedings

  • (2020). Stock split bubbles: What inflated the bubbles?. Journal of Behavioral Economics and Finance .Association of Behavioral Economics and Finance. 1. 3. NUCB Business school (Nagoya Campus)
  • (2018). Long-term trend of family firm's performance. Society of Monetary Economics Bulletin .Japan Society of Monetary Economics. 1. 2. Nagoya city university (Takiko campus)






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