シラバス Syllabus

授業名 職業指導
Course Title Vocational Guidance
担当教員 Instructor Name 阿部 英之助(Einosuke Abe)
コード Couse Code NUC225_N24A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 4
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教職課程科目 / Teacher Training
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Full

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

Mission Statementで示されているビジネス界や社会の発展を目指すうえで不可欠の職業観の育成とその修得を本科目では目指している。
This course aims to acquire the ethics shown in the Mission Statement and the vocational view necessary for knowledge of business and social development.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本講義では、現代社会における職業指導の役割と課題について学ぶと同時に、職業教育の現状について理解を深めます。
①青年期における進路選択問題
②高等学校における職業指導および職業教育の実際
③職業指導および職業選択の課題
以上の3点を通じて、青年期における職業教育の意義と課題を理解します。
This course introduces the role and foundations of Vocational Guidance to students taking this course.
①Vocational selection and Vocational education in adolescence
②Vocational Education in the hight schools
③Selection Process and Career Development

到達目標 / Achievement Goal

この講義の到達目標は,
①現代社会における職業の役割と労働構造の変化の把握する。
②学校教育における職業教育の意義と歴史の理解を深める。
③青年期における職業指導および職業選択の理解と進路指導の方法の修得する。

①Understanding the role of Vocations and labor structure in modern society
②Understanding the significance and history of vocational education in school education
③Understanding of Career guidance and vocational choices in Youth Education and acquisition of career guidance methods.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

職業意識
キャリア・プランニング
職業観

Vocational maturity
Career planning
Vocational values

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 70 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 30 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

事前に次の講義に使用する資料を配布しますので、事前に読み込んでおくか、関連事項のキーワード検索を行い、講義内容の理解を深めてください。(約90分)  
●課題(試験・レポート等)
授業回数が半分を過ぎたら、中間まとめと中間チェックを行い、内容の定着を確認します。
小レポートの返却は、講義内でコメントをつけて返却を行います。
●中央情報センター(図書館)の活用について
授業に関連する文献の検索や関連書籍を紹介しますので、閲覧をしてください。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

現代社会における職業(1)
授業ガイダンス。物事を比較することで見えて来る視点や捉え方を紹介する。
現代社会における職業(2) 
~働くことの意義を考える~ 働くことの意義と目的を考える。欧米との労働意識の比較を紹介する。

第2日(Day2)

現代社会における職業(3) 
~労働構造問題と格差社会~ 現代社会における労働構造問題、非正規雇用と正規雇用との格差問題を考える。
現代社会における職業(4) 
~労働基準法と労働環境問題①~ 労働基準法と労働条件、ブラック企業問題とその対応、労働環境を考える。

●使用するケース
ケース:具体的な労働環境の事例から問題点を考える。

第3日(Day3)

現代社会における職業(5) 
~労働基準法と労働環境問題②~ キャリアデザイン、キヤリアプランニングを考える、ワークシートの実施。
現代社会における職業(6) 
~職業訓練と職業訓練制度~ 職業訓練制度の概要とハローワークの現状とその活用方法について見ていく。


●使用するケース
ケース:自分自身のキャリアデザイン、キヤリアプランニングを発表し、課題を討論する。

第4日(Day4)

高等学校における職業指導(1)
 ~普通教育と専門教育~ 一般教育としての職業教育と専門教育として職業教育について考える。
高等学校における職業指導(2) 
~専門高校の現状と取り組み~ 専門高校における実践事例や高校の現状とその取り組みを紹介する。

第5日(Day5)

高等学校における職業指導(3)
 ~専門高校の高度化と進学対応~ 専門高校の今後を考える。高度専門化と大学進学に対応する専門高校を考える。
高等学校における職業指導(4)
 ~大学進学と大学におけるキャリア教育~大学進学の現状と大学におけるキャリア教育について考える。


第6日(Day6)

諸外国の職業指導の実態(1)
~諸外国の職業教育の現状~ 諸外国の学校システムと職業教育の取り組みなどを見ていく
諸外国の職業指導の実態(2)
~ドイツの職業教育の現状~ ドイツの労働構造の現状と日本との比較し、労働環境・教育システムの違いを見ていく。


●使用するケース
ケース:諸外国の労働環境の違い、気が付いた視点を討論する。

第7日(Day7)

学習指導案の作成と模擬授業の実践(1)
~学習指導案の作成と教材作成のポイント~ 商業科目に関する学習指導案の作成を行い、授業構成を考える。
学習指導案の作成と模擬授業の実践(2)
~模擬授業の実践と授業評価 ~実際に作成した学習指導案をもとに、模擬授業を実施して、総合評価を行う。
「職業指導」のまとめて
~講義のふりかえりともとめを行う~

●使用するケース
ケース:学習指導要領を作成し、それを基にして模擬授業を行い。模擬授業後に、お互いに講評およびディスカッションを行う。

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 5 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 5 %
予習レポート Preparation Report 20 %
小テスト Quizzes / Tests 20 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 50 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 5 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

成績評価は、平常点(授業への参加度・貢献度、発言、確認テスト、指導案の作成など)30%、レポート課題20%、学期末試験50%の合計100%によって総合的に評価をします。また、皆さんの積極的な関わりを期待しますが、授業に直接関係のない私語は厳禁とします。場合によっては、退席と評価対象外として処理します。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 児美川孝一郎「『キャリア教育のウソ』」筑摩書房(2013)9784480688996

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]日本産業教育学会編 『職業教育・産業教育ハンドブック』大学教育出版、2013年、ISBN4864291691
[2]堀内達夫編 『日本と世界の職業教育』法律文化社、2013年、ISBAN4589035111
[3]田中萬年『「職業教育はなぜ根付かないのか」』2013年、明石書店、ISBN4750337757
[4]児美川孝一郎『キャリア教育のウソ』2013年、筑摩書房、ISBN4480688996
[5]児美川孝一郎『夢があふれる社会に希望はあるのか』2016年、ベストセラーズ、ISBN4584125023

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

前年度の授業評価アンケートは、すべての項目で科目分野全体の平均ポイントを上回ることができた。
引き続き、学生の満足度が高まる授業をしていきたいと思う。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

博士(社会学) 東洋大学
教育社会学・技術・職業教育

Doctor of Sociology (Toyo University)
Sociology of education,Vocational education







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