授業名 | 消費社会論 |
---|---|
Course Title | Consumer Society Theory |
担当教員 Instructor Name | 矢部 謙太郎(Kentaro Yabe) |
コード Couse Code | NUC224_N24B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Term3 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
本学のミッション・ステートメントにある「フロンティア・スピリット」において尊重されているのは「新しい地平を切り拓くこと」であるが、そのためには「既存の地平の対象化」が必要である。私たちが生きている消費社会の土台となる「既存の地平」を、本講義を通じて「対象化」することで、「フロンティア・スピリット」の育成がはかられる。
“Frontier Spirit” as Mission Statement of NUCB aims to “open up a new horizon”. In order to “open up a new horizon”, we have to “objectify the existing horizons”. By “objectifying the existing horizons” of our consumer society, this course aims to cultivate “Frontier Spirit”.
授業の目的(意義) / Importance of this course
本講義の目標は、J. ボードリヤールの消費社会論を学ぶことによって、現代のさまざまな社会現象を消費社会論の枠組から分析することである。さまざまな社会現象をあくまでひとつの枠組から分析し、論理一貫した体系のもとで解明することの面白さを感じてもらうことが狙いである。
The goal of this course is to analyze various social phenomena from the framework of consumer society theory through the master of consumer society Theory by J. Baudrillard. The goal of this course is to analyze various social phenomena from the framework of consumer society theory through the master of consumer society Theory by J. Baudrillard.
到達目標 / Achievement Goal
学生は、ケース教材を用いた討論を行うことで、現代のさまざまな社会現象を消費社会論の枠組から分析することができるようになる。
By engaging in discussions using case study materials, students will be able to analyze various contemporary social phenomena from the framework of consumer society theory.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
卒業認定・学位授与の方針にあるように、国際化、競争化社会を生き抜く人材を育てることが重要である。そうした人材は、自分の意見を論理的にかつ具体的に説明できるスキルをもっている。そのスキルを養うために、本講義では、さまざまな具体例をひとつの枠組から論理的に説明する練習をおこなう。
It is important to cultivate human resources who survive internationalization, competitive society, as in the graduation certification / degree awards policy. Such human resources have skills that can explain their opinions logically and concretely. In order to cultivate that skill, this course will practice exercises to explain various concrete examples logically from one framework.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 50 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 50 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
●復習としては、毎回の講義で提示された消費社会論の命題を使って説明できる具体例を挙げる練習をし、予習としては、次回講義内容に該当する教科書の章を熟読すること。復習、予習をあわせた所要時間は1時間を目安とする。
●第4週で実施する中間試験の答案は、採点が終わり次第、後日、講義時間中に返却してフィードバックする。
●中央情報センターをぜひ積極的に活用してほしい。とくに参考文献のいくつかは情報センターに所蔵されているので、自習に役立てること。
●第4週で実施する中間試験の答案は、採点が終わり次第、後日、講義時間中に返却してフィードバックする。
●中央情報センターをぜひ積極的に活用してほしい。とくに参考文献のいくつかは情報センターに所蔵されているので、自習に役立てること。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
「消費」とは何か:使用価値の消費と記号価値の消費(記号消費)の違いについて学ぶ。第2日(Day2)
記号の作られ方:記号が生成するモノの組み合わせとその原理について学ぶ。●使用するケース
ファッションの煩わしさ(オリジナル)第3日(Day3)
流行と経済成長:流行にしたがってモノの組み合わせが更新される仕組みと、記号消費によって経済成長がどのように促進されるかを学ぶ●使用するケース
はじめてのスターバックス(オリジナル)第4日(Day4)
消費者のコミュニケーション:記号消費によるコミュニケーションの特徴を学ぶ。第5日(Day5)
事例分析(1):これまで学んだ消費社会論の図式を使って映像資料を分析する。第6日(Day6)
事例分析(2):これまで学んだ消費社会論の図式を使って映像資料を分析する。第7日(Day7)
記号消費と現実否認:記号消費によって現実が否認される仕組みを学ぶ。●使用するケース
購入される「健康」(オリジナル)成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 35 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 35 % |
予習レポート Preparation Report | 0 % |
小テスト Quizzes / Tests | 30 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 35 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
教科書 Textbook
- 見田宗介「現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来」岩波新書(1996)978-4004304654
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
J. ボードリヤール『消費社会の神話と構造』(新装版)紀伊國屋書店、2015、978-4314011167
間々田孝夫『消費社会のゆくえ―記号消費と脱物質主義』有斐閣、2005、978-4641173156
東浩紀『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』講談社現代新書、2001、978-4061495753
矢部謙太郎『消費社会と現代人の生活―分析ツールとしてのボードリヤール』 (早稲田社会学ブックレット— 現代社会学のトピックス 5)、学文社、2009、978-4762018176
間々田孝夫『消費社会のゆくえ―記号消費と脱物質主義』有斐閣、2005、978-4641173156
東浩紀『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』講談社現代新書、2001、978-4061495753
矢部謙太郎『消費社会と現代人の生活―分析ツールとしてのボードリヤール』 (早稲田社会学ブックレット— 現代社会学のトピックス 5)、学文社、2009、978-4762018176
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
「学ぶ意欲」が沸くよう工夫していきたい。
担当教員のプロフィール About the Instructor
学位:修士(早稲田大学)
研究分野:社会学
研究分野:社会学
Degrer:Master (Waseda University)
Field of Study:Soiciology(consumer society theory, communication)
(実務経験 Work experience)
2003 〜 2006 武蔵大学非常勤講師
2004 〜 2006 早稲田大学教育学部助手
2004 〜 2006 早稲田大学教育学部助手
2003 〜 2006 Part-time lecturer at Musashi University
2004 〜 2006 Assistant at Waseda University Faculty of Education
Refereed Articles
- (2015) A Study on “Relation Conditioning Work” : How It Visualizes the Vicious Cycle of Human Relations. The Annuals of Sociology (56): 0288-7126