授業名 | 社会学 |
---|---|
Course Title | sociology |
担当教員 Instructor Name | 矢部 謙太郎(Kentaro Yabe) |
コード Couse Code | NUC222_N24B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Term4 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
本学のミッション・ステートメントにある「フロンティア・スピリット」において尊重されているのは「新しい地平を切り拓くこと」であるが、そのためには「既存の地平の対象化」が必要である。私たちが生きている近代社会の土台となる「既存の地平」を、本講義を通じて「対象化」することで、「フロンティア・スピリット」の育成がはかられる。
“Frontier Spirit” as Mission Statement of NUCB aims to “open up a new horizon”. In order to “open up a new horizon”, we have to “objectify the existing horizons”. By “objectifying the existing horizons” of our modern society, this course aims to cultivate “Frontier Spirit”.
授業の目的(意義) / Importance of this course
本講義の目標は、社会学の諸理論とさまざまなパースペクティブを理解することで、私たちが生きている近代社会の特徴を学ぶことである。
The goal of this course is to learn the features of our modern society through the master of theories and perspectives of sociology.
到達目標 / Achievement Goal
学生は、ケース教材を用いた討論を行うことで、私たちの生きている社会がどのように発見され対象化されてきたか、理解できるようになる。
By engaging in discussions using case materials, students will be able to understand how the society we live in has been discovered and objectified.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
卒業認定・学位授与の方針にあるように、国際化、競争化社会を生き抜く人材を育てることが重要である。そうした人材は、自分の意見を論理的にかつ具体的に説明できるスキルをもっている。そのスキルを養うために、本講義では、さまざまな具体例をひとつの枠組から論理的に説明する練習をおこなう。
It is important to cultivate human resources who survive internationalization, competitive society, as in the graduation certification / degree awards policy. Such human resources have skills that can explain their opinions logically and concretely. In order to cultivate that skill, this course will practice exercises to explain various concrete examples logically from one framework.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 40 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 60 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
●第2,3,5,6,7日の授業で扱うケースを、それぞれ授業の一週間前にGoogle Classroomにアップするので、事前に熟読しアサインメントへの回答を予習レポートとして作成、Classroomへ提出すること(提出期限:授業日の8:50まで)。復習としては、毎回の講義で提示された理論命題を使って説明できる具体例を挙げる練習をすること。予習復習をあわせた所要時間は3時間を目安とする。
●第4週で実施する中間試験の答案は、採点が終わり次第、後日、講義時間中に返却してフィードバックする。
●中央情報センターをぜひ積極的に活用してほしい。とくに参考文献のいくつかは情報センターに所蔵されているので、自習に役立てること。
●第4週で実施する中間試験の答案は、採点が終わり次第、後日、講義時間中に返却してフィードバックする。
●中央情報センターをぜひ積極的に活用してほしい。とくに参考文献のいくつかは情報センターに所蔵されているので、自習に役立てること。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
E.ゴフマンの相互行為儀礼論(1):「個人」を尊重するために私たちがおこなっている、他者に対する振る舞い方について分析する。第2日(Day2)
E.ゴフマンの相互行為儀礼論(2):宗教儀礼と相互行為儀礼の共通点および相違点と、日常生活における「舞台」と「楽屋」というリアリティ分離について解説する。●使用するケース
かげぐちへの疑念(オリジナル)第3日(Day3)
M.ウェーバーの「資本主義の精神」論(1):「努力」が奨励されるようになった歴史的プロセスについて解説する。●使用するケース
九州大学の「女性枠」入試(オリジナル)第4日(Day4)
M.ウェーバーの「資本主義の精神」論(2):近代化の本質である「脱-呪術化」について解説する。第5日(Day5)
P.ブルデューの文化資本論:身体に蓄積された「文化資本」について、「経済資本」と比較しながら考察する。●使用するケース
マナーをめぐる不安(オリジナル)第6日(Day6)
A.R.ホックシールドの感情管理論:日常生活において私たちが「ふるまいの管理」に加えて求められている「感情管理」について解説する。●使用するケース
マネージャーからの要求(オリジナル)第7日(Day7)
U理論に基づいた人間関係改善アプローチ:私たちが「問題」とみなしている人間関係の悪循環のメカニズムを可視化する方法について解説する。●使用するケース
恋人の不可解な言動(オリジナル)成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 35 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 35 % |
予習レポート Preparation Report | 25 % |
小テスト Quizzes / Tests | 20 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 20 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
上記の各項目につき厳正に評価する教科書 Textbook
- 那須壽「クロニクル社会学―人と理論の魅力を語る」有斐閣アルマ(1997)978-4641120419
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
奥村隆編『社会学になにができるか』八千代出版、1997、978-4842910338
若林幹夫『社会学入門一歩前』エヌティティ出版、2007、978-4757141636
多田治『社会学理論のエッセンス (早稲田社会学ブックレット―社会学のポテンシャル)』学文社、2011、978-4762018077
見田宗介『社会学入門―人間と社会の未来』岩波新書、2006、978-4004310099
P.L. バーガー『社会学への招待』ちくま学芸文庫、2017、978-4480098030
若林幹夫『社会学入門一歩前』エヌティティ出版、2007、978-4757141636
多田治『社会学理論のエッセンス (早稲田社会学ブックレット―社会学のポテンシャル)』学文社、2011、978-4762018077
見田宗介『社会学入門―人間と社会の未来』岩波新書、2006、978-4004310099
P.L. バーガー『社会学への招待』ちくま学芸文庫、2017、978-4480098030
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
「学ぶ意欲」が沸くよう工夫していきたい。
担当教員のプロフィール About the Instructor
学位:修士(早稲田大学)
研究分野:社会学
研究分野:社会学
Degrer:Master (Waseda University)
Field of Study:Soiciology(consumer society theory, communication)
(実務経験 Work experience)
2003 〜 2006 武蔵大学非常勤講師
2004 〜 2006 早稲田大学教育学部助手
2004 〜 2006 早稲田大学教育学部助手
2003 〜 2006 Part-time lecturer at Musashi University
2004 〜 2006 Assistant at Waseda University Faculty of Education
Refereed Articles
- (2015) A Study on “Relation Conditioning Work” : How It Visualizes the Vicious Cycle of Human Relations. The Annuals of Sociology (56): 0288-7126