授業名 | 社会環境と個人 |
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Course Title | Social Environment and the Individual |
担当教員 Instructor Name | 矢部 謙太郎(Kentaro Yabe) |
コード Couse Code | NUC206_N24A |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Term1 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
本学のミッション・ステートメントにある「フロンティア・スピリット」において尊重されているのは「新しい地平を切り拓くこと」であるが、そのためには「既存の地平の対象化」が必要である。現代日本の社会環境の「既存の地平」を、本講義を通じて「対象化」することで、「フロンティア・スピリット」の育成がはかられる。
“Frontier Spirit” as Mission Statement of NUCB aims to “open up a new horizon”. In order to “open up a new horizon”, we have to “objectify the existing horizons”. By “objectifying the existing horizons” of contemporary Japanese social environment, this lecture aims to cultivate “Frontier Spirit”.
授業の目的(意義) / Importance of this course
本講義の目標は、1990年頃以降の日本の社会環境の変化について学ぶことである。その変化とは、高度成長期に安定していた職業、家族、教育それぞれが不安定化していくプロセスである。現代日本の社会環境を生き抜くうえで、こうした変化を学ぶことは必須である。
The goal of this lecture is to learn about changes in Japan's social environment since around 1990. This change is a process in which jobs, families, and education, which were stable during the period of high economic growth, become unstable. Learning about these changes is essential to surviving the modern Japanese social environment.
到達目標 / Achievement Goal
学生は、ケース教材を用いた討論を行うことで、1990年頃以降の日本の社会環境の変化について理解できるようになる。
By engaging in discussions using case study materials, students will be able to understand changes in Japan's social environment since around 1990.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
卒業認定・学位授与の方針にあるように、国際化、競争化社会を生き抜く人材を育てることが重要である。そうした人材は、自分の意見を論理的にかつ具体的に説明できるスキルをもっている。そのスキルを養うために、本講義では、さまざまな具体例をひとつの枠組から論理的に説明する練習をおこなう。
It is important to cultivate human resources who survive internationalization, competitive society, as in the graduation certification / degree awards policy. Such human resources have skills that can explain their opinions logically and concretely. In order to cultivate that skill, this course will practice exercises to explain various concrete examples logically from one framework.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 50 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 50 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
●復習としては、毎回の講義で提示された理論命題を使って説明できる具体例を挙げる練習をし、予習としては、次回講義内容に該当する教科書の章を熟読すること。復習、予習をあわせた所要時間は1時間を目安とする。
●第4週で実施する中間試験の答案は、採点が終わり次第、後日、講義時間中に返却してフィードバックする。
●中央情報センターをぜひ積極的に活用してほしい。とくに参考文献のいくつかは情報センターに所蔵されているので、自習に役立てること。
●第4週で実施する中間試験の答案は、採点が終わり次第、後日、講義時間中に返却してフィードバックする。
●中央情報センターをぜひ積極的に活用してほしい。とくに参考文献のいくつかは情報センターに所蔵されているので、自習に役立てること。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
職業の不安定化(1):日本企業の典型的な雇用の仕方とその変容について学ぶ。●使用するケース
ニフティの働き方改革(オリジナル)第2日(Day2)
職業の不安定化(2):日本企業の典型的な雇用の仕方とその変容について学ぶ。●使用するケース
復活した社内運動会(オリジナル)第3日(Day3)
近代社会とリスク:「選択の自由」の獲得と同時に生じるリスクと、それを吸収する「中間集団」(企業、家族、学校)の役割について学ぶ。第4日(Day4)
家族の不安定化(1):近代社会における家族の機能について学ぶ。●使用するケース
漂流する家族(ビデオケース)第5日(Day5)
家族の不安定化(2):高度経済成長期の家族モデル「サラリーマン―専業主婦型家族」について学ぶ。第6日(Day6)
家族の不安定化(3):夫婦関係、親子関係の不安定化について学ぶ。第7日(Day7)
教育の不安定化:近代社会における学校教育の機能と、戦後日本の「パイプライン・システム」としての学校教育の機能不全化について学ぶ。成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 35 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 35 % |
予習レポート Preparation Report | 0 % |
小テスト Quizzes / Tests | 30 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 35 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
上記の各項目につき厳正に評価する教科書 Textbook
- 山田昌弘「希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く」ちくま文庫(2007)978-4480423085
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
佐藤俊樹『不平等社会日本―さよなら総中流』中公新書、2000、978-4121015372
三浦展『下流社会―新たな階層集団の出現』光文社新書、2005、978-4334033217
三浦展『「家族」と「幸福」の戦後史―郊外の夢と現実』講談社現代新書、1999、978-4061494824
山田昌弘『近代家族のゆくえ―家族と愛情のパラドックス』新曜社、1994、978-4788504905
大門正克・安田常雄・天野正子編『戦後経験を生きる』吉川弘文館、2003、978-4642079242
三浦展『下流社会―新たな階層集団の出現』光文社新書、2005、978-4334033217
三浦展『「家族」と「幸福」の戦後史―郊外の夢と現実』講談社現代新書、1999、978-4061494824
山田昌弘『近代家族のゆくえ―家族と愛情のパラドックス』新曜社、1994、978-4788504905
大門正克・安田常雄・天野正子編『戦後経験を生きる』吉川弘文館、2003、978-4642079242
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
「学ぶ意欲」が沸くよう工夫していきたい。
担当教員のプロフィール About the Instructor
学位:修士(早稲田大学)
研究分野:社会学
研究分野:社会学
Degrer:Master (Waseda University)
Field of Study:Soiciology(consumer society theory, communication)
(実務経験 Work experience)
2003 〜 2006 武蔵大学非常勤講師
2004 〜 2006 早稲田大学教育学部助手
2004 〜 2006 早稲田大学教育学部助手
2003 〜 2006 Part-time lecturer at Musashi University
2004 〜 2006 Assistant at Waseda University Faculty of Education
Refereed Articles
- (2015) A Study on “Relation Conditioning Work” : How It Visualizes the Vicious Cycle of Human Relations. The Annuals of Sociology (56): 0288-7126