シラバス Syllabus

授業名 消費者行動論 1
Course Title Consumer Behavior 1
担当教員 Instructor Name 小沢 貴史(Takashi Ozawa)
コード Couse Code NUC203_N23A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2023 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

 この講義では、環境探求論的な市場環境観を備えた、イノベーティブで倫理観あるリーダーの育成を志向しております。そして実業界や社会の発展をもたらすような、知識の創出を推進します。国内の市場に執着した議論に留まらず、新時代のアジアと世界をつなぐ能力の育成を目指します。
By this lecture, We intend upbringing of the view on innovative and ethical leader with the environmental search theory-like market environment view. And We promote creation of the knowledge bringing the business world and social development. We aim at upbringing of the ability to tie Asia and the world of the new age without remaining in the discussion that deeply attached to the domestic market.

授業の目的(意義) / Importance of this course

 この講義では、『消費者の特性や、消費者の行動に関する問題』を取り扱います。そしてこのような問題を、より深いレベルから理解するための枠組みや概念、及び理論を提供することによって、「躍動感に満ちた消費者と社会に対する洞察力を磨くことの面白さ」を共感したいと考えております。
 消費者行動論 1では、消費者の特性や消費行動に関する基礎について、理解を深めていきます。
 消費者行動論 2では、消費者と消費行動を理解するためのアプローチについて検討していきます。
In this lecture, we deal with "some problems about the traits and action of consumers" . And we want to sympathize with the fun of polishing insights for consumers and the society that rose by providing a frame and a concept to understand such problems and theories from a deeper level.
For first-term Consumer Behavior 1, we deepen the understanding for the basics of characteristic and consumption action of consumers.
For Consumer Behavior 2 of the latter period, we tossing around some approaches to understand of consumers and the consumption action.

到達目標 / Achievement Goal

 この講義は、日々発見をモットーに、「逆境を好機に変える論理の探究」を志向しております。この講義を通して、人と社会に対する洞察を磨くとともに、「未来を創るのは、今の私たちの思いと行動」であることを学ぶことができればと考えております。もしかすると、あなたの人生が変わるかもしれません。

This lecture intends research of "The Logic to Change Adverse Circumstances into a Good Opportunity" in a motto by discovery every day. Through this lecture, We polish a person and insight for the society and learn that it is "Our Thought and Action in Now that Make the Future". Possibly your life may change.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

 私たちが日々行う消費という行為が、どのようなメカニズムで生じているのかについて、自分の頭で考える。そのキッカケを作ることが、この講義の基本的な立場にあります。個々の理論にみえる考え方の全体像を把握した上で、消費の現実に生じる物事を考える姿勢を身に付けて下さい。
 重要なのは、理論からみえる考え方を、実際の局面でうまく使いこなせるか、という点にあります。複数の考え方を使って、自分たちの置かれた状況を多面的に読み解くということは、意外と難しいです。この講義では、専門用語に目を奪われることなく、「ものの見方」の提示に努めていきます。

In this lecture, we think about what kind of mechanism an act called the consumption by ourselves. Please wear posture to think about occurring things practically of the consumption after having kept the perspective of the way of thinking to see in consumer behavior theory.
There is importance whether can manage a way of thinking to be able to see from a theory in real situation well. Using plural ways of thinking, it is unexpectedly difficult to read versatilely, and to untie their put situation. We try for the presentation of the view without being fascinated by a technical term by this lecture.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 65 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 35 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

 この講義では基本的に、教科書と私の用意するスライド教材を基に講義を進めていきます。
 スライドの資料は、教科書の理解を深めるための補助であったり、教科書で取り上げている現実を読み解く概念や、教科書の内容の背景にある理論の理解を促したりするための教材です。また教科書の理解が、スライドや講義の理解にも結びつくという、補完的な関係にあります。
 受講される皆さんは、教科書の指定する箇所や事例を読み込み、「自分なら、マーケティングの担い手として、どうするか?」をトコトン考え抜いた上で、講義に臨んでください。
 レポートに対するフィードバックは、気になる点を、後日の講義にて総評いたします。
 受講される皆さんは、中央情報センターを積極的に活用してください。そしてマーケティング論や組織論などを問わず、様々な分野の本を余力のあるうちに読んでおいてください。たとえば社会学や心理学、経済学、歴史学、哲学などです。自分の関心のある分野で結構です。無理なく読んでいただき、その本の考え方を吸収してください。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

#1 市場の進化と消費者行動
#2 予言の自己成就

●使用するケース
教科書の序章

第2日(Day2)

#3 成熟期における消費者行動
#4 市場のサドルと消費者行動

●使用するケース
教科書の第1章

第3日(Day3)

#5 用途
#6 セグメンテーション

●使用するケース
教科書の第2章
第9章〜終章

第4日(Day4)

#7 態度
#8 世代と消費者行動

●使用するケース
教科書の第3章
第7章(がん具に属する市場群のケース)

第5日(Day5)

#9 文化
#10 企業の社会的責任と消費者行動

●使用するケース
教科書の第7章(がん具に属する市場群のケース)

第6日(Day6)

#11 ステイタス
#12 ブランドと消費者行動

●使用するケース
教科書の第7章(がん具に属する市場群のケース)
第8章(運動用具に属する市場群のケース)

第7日(Day7)

#13 消費者の満足
#14 消費者と希望

●使用するケース
教科書の第8章(運動用具に属する市場群のケース)と終章

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 30 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 30 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 30 %
期末試験 Final Exam 40 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

 主として、講義やケース討議への参加(回数 + 質 で 30%)とレポート(30% × 1回)、および期末試験(40%)で評価します。レポートは、指定する期日(講義の中でお知らせします)までに提出して下さい。期日を遅れて提出した場合は、減点の対象となります。いずれも、「重要な要因や問題の識別」、「論理一貫性」、「分析内容の完結性」、「客観性」、「適切な概念やモデルの適用」を、評価項目とします。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 小沢貴史「「市場再活性化のメカニズム」」千倉書房(2021)9784805112281

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

松井 剛、西川 英彦(編集)、「1からの消費者行動」(第2版)、碩学舎、2020年
井上 崇道、「消費者行動論(第2版)」、同文舘出版、2018年
田中 洋、「消費者行動論」、中央経済社、2015年
マイケル・R・ソロモン、「ソロモン 消費者行動論」、丸善出版、2015 年
青木 幸弘 ほか、「消費者行動論_マーケティングとブランド構築への応用」、有斐閣、2012年
石井 淳蔵、「寄り添う力」、碩学舎、2014年

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

 指定した教科書は、購入するなどして調達し、指定する章を事前に内容を読み込んだ上で、講義に臨んでください。
 教科書を持参されない方は、この講義に臨んでも、実りは乏しいでしょう。また講義の大半を居眠りにあてる方や、友達と喋るために受講される方は、真面目に受講されている方への迷惑となります。
 オンラインで講義を行う場合ですと、ご自身の顔を出さず、空席のままでアクセスされている方も含めて、以上のような方にとって、単位を取得することは不可能に近いです。この講義を受講されない方が良いでしょう。
 講義やケース討議への参加を評価の一つにしていますが、漫然と出席しているだけで評価が得られるのか、よく考えて臨んでください。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

兵庫県 姫路市 生まれ。
2008年 神戸大学 大学院経営学研究科 博士後期課程修了。
㈱JMRサイエンス、大阪府立産業開発研究所、早稲田大学、鳥取大学を経て、
大阪市立大学 大学院経営学研究科 教授。
株式会社 SYNTH 社外取締役を兼務。
専門は、事業戦略論。
主な著書に「市場再活性化のメカニズム」(2021年)、「新 経営戦略論【第3版】」(共著、2022年)等がある。








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