授業名 | 言語表現法 |
---|---|
Course Title | Expression and Context in Japanese Language |
担当教員 Instructor Name | 甲賀 真広(Masahiro Koga) |
コード Couse Code | NUC201_N24B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Term3 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
この授業を通じて、受講生は日本語のライティングスキルとコミュニケーションスキル、本学のMission Statementである「新時代のアジアと世界をつなぐ能力」を身につけることができます。
Thorough this class, students will have their writing and communication skills in addition to "the ability to bridge the gap between New Asia and the rest of the world".
授業の目的(意義) / Importance of this course
この講義では、大学における日本語を使用した研究活動の向上を目指します。特にアカデミック・ジャパニーズとビジネス・ジャパニーズについて、パラフレーズとレポートライティングの力を身につけます。この講義を受講する留学生は日本語能力試験N2、あるいはそれ以上の日本語力を必要とします。
本講義は、NUCBフロンティア力の中でもとりわけ「基盤力」および「実践的思考力」の育成を念頭に進められ、学修目標はLG1(クリティカル・シンキング)、LG2(多様性への意識)、LG4(効果的なコミュニケーション)、およびLG7(国際的な視点から多様な問題の解決に取り組むことができる)です。評価はディプロマポリシーによる総合評価です。
本科目では、上記のラーニングゴールの確かな実現に向けて、ケース教材を用いた討論授業を行います。本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められます。
本講義は、NUCBフロンティア力の中でもとりわけ「基盤力」および「実践的思考力」の育成を念頭に進められ、学修目標はLG1(クリティカル・シンキング)、LG2(多様性への意識)、LG4(効果的なコミュニケーション)、およびLG7(国際的な視点から多様な問題の解決に取り組むことができる)です。評価はディプロマポリシーによる総合評価です。
本科目では、上記のラーニングゴールの確かな実現に向けて、ケース教材を用いた討論授業を行います。本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められます。
This course is targeted for faculty students who are aiming to improve their research skills in Japanese language.
This course is for students who have completed Upper Intermediate Japanese (N2) or the equivalent level elsewhere.
Learning goals of this course are LG1 Critical Thinking, LG2(Diversity Awareness) , LG4(Effective Communication) and LG7 International Perspectives (BA). The course evaluations refer to NUCB Diploma Policy.
In this course, we will conduct class discussions using case studies in order to achieve the learning goals. The students attending this course may be required to write a preparatory report and must participate in the class discussions.
This course is for students who have completed Upper Intermediate Japanese (N2) or the equivalent level elsewhere.
Learning goals of this course are LG1 Critical Thinking, LG2(Diversity Awareness) , LG4(Effective Communication) and LG7 International Perspectives (BA). The course evaluations refer to NUCB Diploma Policy.
In this course, we will conduct class discussions using case studies in order to achieve the learning goals. The students attending this course may be required to write a preparatory report and must participate in the class discussions.
到達目標 / Achievement Goal
具体的な到達目標は、以下の通りです。
・パラフレーズによる語彙力の強化
・アカデミック・ジャパニーズとビジネス・ジャパニーズに基づく文章力およびプレゼンテーション能力の強化
・パラフレーズによる語彙力の強化
・アカデミック・ジャパニーズとビジネス・ジャパニーズに基づく文章力およびプレゼンテーション能力の強化
Strong emphasis will be placed on the following skills; paraphrase, academic Japanese business communication.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication
LG7 International Perspectives (BA)
LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication
LG7 International Perspectives (BA)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
この授業を通じて、受講生は日本語のライティングスキルとコミュニケーションスキルを身につけることができます。
As a result of studying in this course, students will have their writing and communication skills.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 16 平和と公正をすべての人に(Peace and Justice Strong Institutions)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 40 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 30 % |
フィールドメソッド Field Method | 30 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
・予習として各ユニットにある「解説」部分の理解と作文(毎週3時間程度)、および復習として授業で学んだ各ユニットの「言葉の整理」の作成(毎週3時間程度)。
・毎回の小テスト(パラフレーズ)は授業中、中間レポートに関しては、オフィスアワーに研究室で個別に対応する。
・大学生活の中で必要とされる語彙力、ライティング能力を獲得し、日々のレポートや卒業論文、さらには社会に出てからの文章作成にも役立つような内容とする。
・挙手・発言による積極的な授業参加を促し、プレゼンテーションにも生かせるようにする。
・グループディスカッションなどアクティビティの時間を多く設け、活動的な授業を行う。
・資料収集に積極的に大学図書館を活用すること。
・毎回の小テスト(パラフレーズ)は授業中、中間レポートに関しては、オフィスアワーに研究室で個別に対応する。
・大学生活の中で必要とされる語彙力、ライティング能力を獲得し、日々のレポートや卒業論文、さらには社会に出てからの文章作成にも役立つような内容とする。
・挙手・発言による積極的な授業参加を促し、プレゼンテーションにも生かせるようにする。
・グループディスカッションなどアクティビティの時間を多く設け、活動的な授業を行う。
・資料収集に積極的に大学図書館を活用すること。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
第1回・アカデミックオリエンテーション(授業概要・課題・評価の説明、目標の共有)
・プレイスメントテスト(授業レベルとの適正をはかります)
・第1部 単語を言い換える-狭い範囲のパラフレーズ-書き言葉・和語と漢語・名詞化・ジャンルによる使い分け)①
第2回
・小テスト
・第1部 単語を言い換える-狭い範囲のパラフレーズ-書き言葉・和語と漢語・名詞化・ジャンルによる使い分け)②
第2日(Day2)
第3回・小テスト
・第1部 単語を言い換える―狭い範囲のパラフレーズ-書き言葉・和語と漢語・名詞化・ジャンルによる使い分け)③
第4回
・小テスト
・第1部 単語を言い換える―狭い範囲のパラフレーズ-書き言葉・和語と漢語・名詞化・ジャンルによる使い分け)④
第3日(Day3)
第5回・小テスト
・第2部 意味を読み取って言い換える―広い範囲のパラフレーズ(長い文/複数の文・上位概念・簡潔な表現・含意/解釈)①
第6回
・小テスト
・第2部 意味を読み取って言い換える―広い範囲のパラフレーズ(長い文/複数の文・上位概念・簡潔な表現・含意/解釈)②
●使用するケース
「パラフレーズの基礎2023―レポートを書くために」(甲賀真広作成)第4日(Day4)
第7回・小テスト
・第2部 意味を読み取って言い換える―広い範囲のパラフレーズ(長い文/複数の文・上位概念・簡潔な表現・含意/解釈)③
第8回
・小テスト
・第2部 意味を読み取って言い換える―広い範囲のパラフレーズ(長い文/複数の文・上位概念・簡潔な表現・含意/解釈)④
第5日(Day5)
第9回・小テスト
・第3部 目的に応じた形式で書く(文献を引用する・発表スライドを作成する・インタビューの内容をレポートに書く)①
第10回
・小テスト
・第3部 目的に応じた形式で書く(文献を引用する・発表スライドを作成する・インタビューの内容をレポートに書く)②
第6日(Day6)
第11回・小テスト
・第3部 目的に応じた形式で書く(文献を引用する・発表スライドを作成する・インタビューの内容をレポートに書く)③
第12回
・小テスト
・第3部 目的に応じた形式で書く(文献を引用する・発表スライドを作成する・インタビューの内容をレポートに書く)④
●使用するケース
タイトル「まだ9時半です!」出典『ビジネスコミュニケーションのためのケース学習』、ココ出版
第7日(Day7)
第13回・第3部 目的に応じた形式で書く(文献を引用する・発表スライドを作成する・インタビューの内容をレポートに書く)⑤
第14回
第一~三部レビュー
●使用するケース
「インタビューの技法」(甲賀真広作成)成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 40 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 40 % |
予習レポート Preparation Report | 20 % |
小テスト Quizzes / Tests | 10 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 30 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
予習レポートは毎週の課題に含む。教科書 Textbook
- 鎌田美千子、仁科浩美「『アカデミック・ライティングのためのパラフレーズ演習』」スリーエーネットワーク(2014)9784883196814
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
・二通信子・大島弥生・佐藤勢紀子・因 京子・山本 富美子(2009)『留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック』、東京大学出版会、ISBN:978-4-13082-016-5
・浜田麻里・平尾得子・由井紀久子(1997)『大学生と留学生のための論文ワークブック』くろしお出版、ISBN:978-4-87424-127-1
・佐々木瑞枝・細井和代・藤尾喜代子(2006)『大学で学ぶための日本語ライティング-短文からレポート作成まで-』、The Japan Times、ISBN:978-4-78901221-8
・二通信子・佐藤不二子(2003)『改訂版 留学生のための論理的な文章の書き方』、スリーエーネットワーク、ISBN:978-4-88319-257-1
・佐々木瑞枝・村澤慶昭・細井和代・藤尾喜代子(2001)『Academic Japanese for International Students』、The Japan Times、ISBN:978-4-7890-1078-8
・浜田麻里・平尾得子・由井紀久子(1997)『大学生と留学生のための論文ワークブック』くろしお出版、ISBN:978-4-87424-127-1
・佐々木瑞枝・細井和代・藤尾喜代子(2006)『大学で学ぶための日本語ライティング-短文からレポート作成まで-』、The Japan Times、ISBN:978-4-78901221-8
・二通信子・佐藤不二子(2003)『改訂版 留学生のための論理的な文章の書き方』、スリーエーネットワーク、ISBN:978-4-88319-257-1
・佐々木瑞枝・村澤慶昭・細井和代・藤尾喜代子(2001)『Academic Japanese for International Students』、The Japan Times、ISBN:978-4-7890-1078-8
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
今年度は授業中における学生の発言がさらに増えるようディスカッションの機会を多く設け、よりインターラクティブな授業にしていきたいと考えている。
担当教員のプロフィール About the Instructor
●学位と取得大学
博士(日本語教育学)東京都立大学
修士(日本語教育学)首都大学東京
●研究分野
社会言語学・日本語教育学
博士(日本語教育学)東京都立大学
修士(日本語教育学)首都大学東京
●研究分野
社会言語学・日本語教育学
<Degree>
Doctor's Degree in Japanese Language Education(Ph.D.),Tokyo Metropolitan University,Tokyo
Master's Degree in Japanese Language Education(M.A.),Tokyo Metropolitan University,Tokyo
<Field of study>
Sociolinguistics・Japanese language education
(実務経験 Work experience)
2022 ~ 2023 日本学術振興会特別研究員PD
2018 ~ 2021 日本学術振興会特別研究員DC1
2018 ~ 2021 日本学術振興会特別研究員DC1
2022 ~ 2023 Japan Society for the Promotion of Science PD-Fellow
2018 ~ 2021 Japan Society for the Promotion of Science DC1-Fellow
Refereed Articles
- (2024) Disentangling the Influences of two Sources Languages in “Kyōwa-go” through the application of “Positioning Analysis”. JALALIDA 104
- (2024) Multicultural Society of Hamamatsu City as Seen from Interview Surveys. JOURNAL OF ATOMI UNIVERSITY FACULTY OF LETTERS (59):
- (2024) An “Introduction to linguistics” course for the nurturing of global human resources: Japanese language unit. Tokyo Metropolitan University Journal of Teacher Education (8):
- (2023) The Influence of Domain on Language Choice among Japanese in Former Colonies: A Case Study of Manchuria, Palau, and the Mariana Islands. JALALIDA
- (2022) Effectiveness of 'Language Landscape Survey' in Promoting Active Learning for JFL Beginner Japanese Learners. JALALIDA