シラバス Syllabus

授業名 事業構想基礎
Course Title Project Design - Basic
担当教員 Instructor Name 只熊 憲治(Kenji Tadakuma)
コード Couse Code NUC200_N23A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 4
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目400系 / Specialized Subject 400
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2023 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本講義は、本学のミッションである「"フロンティアスピリット"を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出、新時代のアジアと世界をつなぐ能力」を醸成します。特に、フロンティアスピリッツは新事業創出に必須のマインドです。
This lecture fosters innovative and ethical leaders with the mission of "Frontier Spirit", the creation of knowledge that will bring about the development of the business world and society, and the ability to connect Asia and the world in a new era. increase. In particular, Frontier Spirits is an essential mindset for creating new businesses.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本講義では、ケースディスカッションを通じて、新事業に関する知識や気づきを増やしながら、みなさんのセルフ・アウェアネスを高め、新事業を創出するための基礎的な能力を築くためのものです。本講義では、まずは知ること・理解することから始め、どういった新事業形態があるのか、どのような困難があり、どのように成長してきたかを学びます。以下の設問について活発に議論をしていきます。
・創業者は、どのような思いで創業したのか?
・新事業のアイデアはどのように生まれたのか?
・新事業の製品やサービスはどのようにして顧客に受け入れられていったのか?
・新事業のビジネスモデルはどのようなものか?(誰からどのようにお金を?)
・新事業では、どのように資金を調達しているのか?
・各ケース場面において、自分が創業者であればどのような考動をとるか?
Through case discussions, this lecture aims to increase your self-awareness and build the basic ability to create new businesses while increasing your knowledge and awareness of new businesses. In this lecture, we will start by knowing and understanding, what kind of new business form there is, what kind of difficulties there are, and how they have grown. We will actively discuss the following questions.
・ How did the founder start the business?
・ How did they come up with the idea for a new business?
・ How did the new business products and services get accepted by customers?
・ What is the business model of the new business? (Who and how do they get the money?)
・ How are they raising funds for their new business?
・ In each case, what kind of thoughts and actions would you take if you were the founder?

到達目標 / Achievement Goal

本講義を通じて、新事業を創出するための基礎的な能力を築くことが目標です。クラスディスカッションなどを通じて、「自分は何がしたいのか、何ができるのか、何をやらなければならないのか」という問いで自分自身にも向き合い、考動する契機としていただけたらと思います。激動している世界環境の中で、“幸せに”、"生きる力"を強くする一助とできるようインタラクティブに講義をしていきます。

最終的に、自分のアイデアをプレゼンにまとめ、発表し、起業家としての歩みを体験します。

Through this lecture, the goal is to build the basic ability to create new businesses. Through class discussions, I hope that you will have the opportunity to face yourself and think about yourself by asking yourself what you want to do, what you can do, and what you have to do. In the turbulent times, we will give lectures interactively to help strengthen "happiness" and "zest for life".

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG6 Managerial Perspectives (BBA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本講義を通じて、新事業を創出するための基礎的な能力を築くことが目標です。基礎的な能力とは、新事業の形態、創出プロセス、ビジネスモデル、資金調達、創業者の思いや行動様式などを知ること・理解すること、その上で、自分が新事業を創出しようとしたときに、どのような考動をするか、について気づきを得ることです。学生は、ビジネスアイデアをプレゼンすることで、起業家としての第一歩を学ぶことができます。

Through this lecture, the goal is to build the basic ability to create new businesses. The basic ability is to know and understand the form of new business, creation process, business model, financing, thoughts and behaviors of the founder. What's more, you'll learn what to think and do when you try to create a new business.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 8 働きがいも経済成長も(Decent Work and Economic Growth)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 30 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

予習は、1ケースあたり3時間程度。レポートのフィードバックについては、GoogleClassroomにて行います。事前に提示された課題に関し、予習レポートをアサインメントに基づき提出して下さい。講義の進め方・準備に関してはケースが配布されるタイミングで、詳細の指示をいたします。予習レポートの成績はケースの内容理解度および論理性および思考の深さに関する教員の判断によってなされます。

中央情報センター(図書館)には参考図書が所蔵されているため、積極的な使用を推奨します。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

(主題1)ベンチャービジネスの創業者たち:小売業(ジュエリー)
NUDGE JEWELRYは、2020年に主人公の三神優子が立ち上げた、カウンセリングを通して受注するオーダーメイドのジュエリーブランドである。三神はジュエリーを着飾るものではなく護符として捉え、女性が流行やブランドに左右されず「自分らしく生きる」ためにそっとエンパワメントしてくれるジュエリーを提供したいと考え起業した。会社経営やプロジェクト立上げの経験が無かった三神は、手探りで起業するも黒字化せず、知り合いの助言を受け受注を一時中断し事業を立て直すことを決意する。レッドオーシャンのジュエリー市場で、顧客に提供する価値を損なわずに事業を拡大する方法を模索する。

(主題2)ビジネスプランコンテスト
・ビジネスプランコンテストとは?
・ビジネスモデルキャンパス/リーンキャンバスとは?
・求められるプレゼンテーションとは? 事例を数例紹介し、ポイントを議論する。

(主題3)アイデアをつくる思考の実践とリーン/ビジネスモデル キャンバス
① アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
② 既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい。
ニーズ×テクノロジーアプローチによる強制発想を体験し、新規事業創出の初期フェーズについて学ぶ。また、そのアイデアをリーン/ビジネスモデル キャンパスに落とし込む。なお、miroを使えるように無料アカウントをつくっておくこと。3~4人程度のチーム分けをする。

●使用するケース
・ありのままに自分らしく生きる後押しを~NUDGE JEWELRY 2021、NUCB BS.
・(参考図書)ジェームス・ヤング、アイデアの作り方、CCCメディアハウス 、1988
・(参考図書)川喜田二郎、発想法 創造性開発のために、中公新書、1967年、改訂版多数
・miroの無料アカウントをつくっておくこと:https://miro.com/ja/

第2日(Day2)

(主題1)ベンチャービジネスの創業者たち:地域×起業(インバウンド)
当社は、岐阜県の飛騨地方でインバウンド事業を展開する事業者である。社内外ともに経営資源に多くの制約を抱える中で、新たな挑戦を続けてきた。現在、国内の地方は、少子高齢化・人口減少等、様々な問題を抱えており、これらの問題のさらなる深刻化を回避すべく、「地方創生」の名のもと、あらゆる施策がとられている。当社は国を挙げたこれらの動きを、公的支援に頼ることなく民間の力で実現しようと、持続可能なビジネスと地域の課題解決の両立を目指している。当社について、創業からこれまでの5年間をあらゆる角度から描くことで、読者が企業の全体像を把握するとともに、「地方×起業」を疑似体験できる。

(主題2)起業家の行動様式・起業に活用できる思考/行動過程
・新規事業とは?
・デザイン思考
・リーンスタートアップ
・Effectuation

(主題3)アイデアをつくる思考の実践とリーン/ビジネスモデル キャンバス#2
チームメンバーを入れ替え、DAY2は、「バイアスブレイク」に取り組む。そのアイデアをリーン/ビジネスモデル キャンバスに落とし込む。DAY1と同様にmiroを使用する。

●使用するケース
・HIDAIIYO 2019、NUCB BS.
・(参考図書)濱口秀司、イノベーションの作法、ダイヤモンド社、2019.
・(参考図書)細野真吾、リーンマネジメントの教科書、日経BP、2022.

第3日(Day3)

(主題1)社内での事業化:スピンアウト起業
社内から事業をつくる困難さ、それを乗り越えるイントレプレナーの行動過程や思考様式を学ぶ。

(主題2)いろいろな企業のビジネスモデルについて考える
例えば、Spotify、Uber、レアジョブ、テスラ、スペースX、オイシックス、ホットペッパー、LOVOT、iSpace、Facebook/Instagramなど。何がこれまで違うのか、何が他と違うのか?分類をつくっていく。各自、1企業以上のビジネスモデルを考えてくること(アサインメントに記載する予定)

(主題3)アイデアをつくる思考の実践とリーン/ビジネスモデルキャンバス#3
チームメンバーを入れ替え、DAY3もDAY2と同様に「バイアスブレイク」に取り組む。そのアイデアをリーン/ビジネスモデル キャンバスに落とし込む。DAY1やDAY2と同様にmiroを使用する。チームでイニシアチブをとり、発想していく。

●使用するケース
・新たな食文化創造への挑戦 ミツバチプロダクツ2022、NUCB BS.(変更可能性有)
・IDEOショッピングカート、https://www.youtube.com/watch?v=rpsIzypVgl8
・(参考図書)ジャスパー・ウ、実践 スタンフォード式 デザイン思考、インプレス、 2019.
・(参考図書)濱口秀司、イノベーションの作法、ダイヤモンド社、2019.
・(参考図書)細野真吾、リーンマネジメントの教科書、日経BP、2022.

第4日(Day4)

(主題1)起業から大企業となるまで:守り続けるものと変えていくもの
パナソニックは2018年、100周年を迎えた。過去100年にわたりパナソニックは、お客様のくらしに寄り添い続け、また社会課題の解決に挑んできたが、社会構造や消費者意識が大きく変わってきた現代において、老舗企業はどう変化に対応していかければならないかを研究した。人々の価値が変わり、くらしも変わってきたことで、企業が社会に対して果たすべきものも変わってきているが、それは何か。また社会変化のスピードが速い中で、企業が変化に対応していくために必要なことが何か。本研究では、パナソニックの歴史を振り返り、企業として成長していく過程を見ながら、市場変化への対応について考えていく。

(主題2)セルフ・アウェアネス#1
セルフ・アウェアネスの重要性について学ぶ。また、これまでの自分を振り返ってみて自分が大きな影響を受けたと思う出来事をあげ、どのような影響を受けたか、振り返る。

(主題3)プレゼンテーションスキル
TEDや起業家などのプレゼンを参考にし、要点を学ぶ。

(主題4)起業アイデアの深堀とプロトタイプ作成
・DAY3のチームで、これまで考えたアイデアなどを参考にチームで起業アイデアをブラッシュアップする。その後、顧客/課題を深堀するためのヒアリングを実践する(今回の講義では社外ヒアリングは想定していない。テーマによっては学生が顧客になるので、その場合には講義参加者にヒアリングをする)。その結果に基づき、簡易なプロトタイプ(絵やプレゼンなど)を作成し、顧客にあてる体験を行う。
・必要に応じて、講師とのメンタリングを行う。

●使用するケース
・守り続けるもの、変えていくもの Panasonic 2019、NUCB BS.
・ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、「セルフ・アウェアネス」、ダイヤモンド社
・Why How What、ゴールデンサークル、https://www.youtube.com/watch?v=qp0HIF3SfI4

第5日(Day5)

(主題1)ベンチャービジネスの創業者たち:地域×起業(シェアリング・資金調達)
兼業にて挑戦する『どんぐりピット』を設立した鶴田はシェア冷蔵庫という新たなサービスの立ち上げに奮闘している。フードロスゼロを目指す社会貢献性の高い事業であるため、地元メディアに注目され始めた一方で、今後の事業拡大に向け資金をどのように調達するべきか鶴田は悩んでいた。本ケースでは、創業間もないベンチャーの企業価値をどのように算出し、だれから資金を調達するかを考える。出資者の候補はベンチャーキャピタル、民間企業、エンジェル投資家であり、3者はそれぞれ出資の意図や目的を異にしている。事業拡大させていく上で株主の目的を考慮しながら自社に適した株主を選択することの重要性を理解する。

(主題2)セルフ・アウェアネス#2
メンタルモデルを使った自己認識の深堀を行い、自己認識の言語化と起業について考える。また、クランボルツの計画性偶発理論についても学ぶ

(主題3)チーム活動
・最終プレゼンのための活動。顧客/課題のヒアリングやプロトタイプ/価値検証などのサイクルを回したり、プレゼンテーション資料をまとめたりする。
・必要に応じて、講師とのメンタリングを行う。

●使用するケース
・どんぐりピット 2021、NUCB BS
・ハーバード・ビジネス・レビュー編集部、「セルフ・アウェアネス」、ダイヤモンド社
・(参考図書)J.D.クランボルツ、その幸運は偶然ではないんです! ダイヤモンド社、2005

第6日(Day6)

(主題)ベンチャービジネスの創業者たち:20代の起業
2014年5月に法人化した株式会社地方のミカタは、資本金300万円、社員2名のベンチャー企業である。主な事業内容は地方就活生向けのシェアハウスの運営、管理である。創業者の岩本洋樹(以下岩本)が、京都大学院生として就職活動をしている際に地方就活生の格差(金銭的・情報的・物理的)を感じたことをきっかけに、就活シェアハウス事業で起業する。実行すること全てがはじめての経験で、喜びや苦しみ、希望や不安を抱えながらも成長を遂げる。一方で、将来の道を模索していた中村謙太(以下中村)は、岩本が運営している就活シェアハウスを利用した際に地方のミカタという会社に興味を抱き、半年間のインターンシップを行った。そこで新規事業立案を任される。岩本と中村との2人の視点から、ベンチャー企業・起業とはどのようなものか追体験する。

(主題2)チーム活動
・最終プレゼンのための活動。顧客/課題のヒアリングやプロトタイプ/価値検証などのサイクルを回したり、プレゼンテーション資料をまとめたりする。
・必要に応じて、講師とのメンタリングを行う。

●使用するケース
・株式会社地方のミカタ 2015(A)(B)、NUCB BS.

第7日(Day7)

最終発表会 
・これまで学んだことを元に、チームごとにビジネスアイデアのプレゼンテーションを行う。ビジネスコンテストなどの審査基準に基づき、優秀チームを選ぶ。
・3~4人チームで16テーマの発表を想定。8分プレゼン、12分質疑を予定。

●使用するケース
なし

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 60 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 60 %
予習レポート Preparation Report 20 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

最終レポートは、最終発表会でのプレゼンテーションです。
ケース討議前にグループ討議の時間を設けます(授業時間内)。全体討論への積極的な参加が求められます。
講義参加の成績は、講義内での発言の量(積極性、関与度)と質(新たな視点の提示、議論の停滞を整理、ファーストペンギン、発言を踏まえた発言など)で判断します。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • ハーバード・ビジネス・レビュー編集部「セルフ・アウェアネス」ダイヤモンド社(2019)

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

1) チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン、「両利きの経営」、東洋経済新報社、2019.
2) 小倉 昌男、「経営学」、日経BP社、1999.
3) 田口 一成、「9割の社会問題はビジネスで解決できる」、PHP研究所、2021.
4) 森岡 毅、「苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」」、ダイヤモンド社、2019.
5) J.D.クランボルツ、その幸運は偶然ではないんです!、ダイヤモンド社、2005.
6) ジェームス・ヤング、アイデアの作り方、CCCメディアハウス 、1988.
7) ジャスパー・ウ、実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決、インプレス、 2019.
8) 川喜田二郎、発想法 創造性開発のために、中公新書、1967年、改訂版多数
9) 濱口秀司、イノベーションの作法、ダイヤモンド社、2019.
10) 細野真吾、リーンマネジメントの教科書、日経BP、2022.

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

「初年度担当科目」

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●学位等
九州大学大学院 博士後期課程 航空宇宙工学専攻卒業、博士(工学)。在学中、University of Washingtonにて無人航空機研究。名古屋商科大学大学院ビジネススクール、General Manager Program (GMP) 首席卒業、在学全期間で給費学生、Executive MBA。技術士(機械部門)、技術士(総合技術監理部門)、中小企業診断士。2019年、日本流体力学会技術賞受賞。前日本流体力学会理事。

●所属学会
日本流体力学会、日本機械学会

●研究分野
流体工学、技術経営戦略、新事業創出

●著書(共著)
Kenji Tadakuma, Tadao Onaka and Rumintha Wickramasekera , “Innovation Management, New Horizons in Innovation Management series”, “Chapter 3: Innovation management: the Japanese way”, Edited by Vida Škudienė, Jason Li-Ying and Fabian Bernhard, Edward Elgar Publishing, 2020.

(実務経験 Work experience)

2000年、防衛省に入省。飛行試験等による航空機の性能評価やプロジェクトマネジメントに携わる。2008年、自動車メーカーへ入社。先行技術開発や量産車の製品開発などに携わる。現在は、技術および社会課題起点の新事業創出の統括マネジメントに従事。

Dr. Kenji Tadakuma is a General Project Manager responsible for the development of new technology and new business at a leading automobile manufacturer. Since the beginning of the career Dr. Kenji Tadakuma has been working as an engineer, project manager, and as a Research and Development (R&D) officer to develop automobiles and aircrafts. During the doctoral degree studies at Kyushu University (Japan) Dr. Kenji Tadakuma joined the unmanned aircraft research and development project at University of Washington (US). Dr. Kenji completed executive MBA (EMBA) General Manager Programme at Nagoya University of Commerce and Business (Japan) as a top graduate. Dr. Kenji Tadakuma has a strong connection with university professors in fluids dynamics as a branch chief of Japan Society of Fluids Mechanics.






ページ上部へ戻る