シラバス Syllabus

授業名 ADVANCED JAPANESE SPEAKING A
Course Title ADVANCED JAPANESE SPEAKING A
担当教員 Instructor Name 滝 理江(Rie Taki)
コード Couse Code NUC197_N21A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format Live Virtual
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

このコースは、日本語表現のみならず日本語の言語習慣や日本人の思考を学ぶことで視野を広げ、指導者や起業家として国際的舞台に立つ上で必要となる、コミュニケーション能力の育成を目指します。
This course aims to broaden your horizons by learning not only Japanese expressions but also Japanese language habits and Japanese thinking, and to develop the communication skills necessary to stand on the international stage as a leader or entrepreneur.

授業の目的(意義) / Importance of this course

このコースは、上級日本語学習者を対象にハイレベルのスピーキング能力を身につけることを目指す授業です。
This course is designed for advanced students to develop speaking skills in Japanese.

The objective of ADVANCED JAPANESE SPEAKING are:
(1)to develop strategic skills for authentic Japanese communication.
(2)to be able to orally deliver factual information/knowledge and express opinions.

Learning goals of this course are LG1 (Critical Thinking) and LG4 (Effective Communication). The course evaluations refer to NUCB Diploma Policy.

到達目標 / Achievement Goal

相手や状況に合わせ、前置き表現やポライトネスなどを選択し、円滑な人間関係が築けるようなコミュニケーション能力を身につけることを目指します。

The goal is to acquire the communication skills to build smooth relationships by choosing prepositions and politeness according to the person and situation.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG4 Effective Communication
LG7 International Perspectives (BA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

CEFRのB2-C1レベル、JLPTのN2-N1レベルの日本語能力養成を目指します。

As a result of studying Japanese in this course, students are expected to acquire Japanese proficiency which is equivalent to B2-C1 (Advanced independent user) in CEFR scale or N2-N1 in JLPT scale.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 60 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 10 %
フィールドメソッド Field Method 30 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

・予習として各ユニットにある「言葉の確認」の暗記(毎週3時間程度)、および復習として授業で学んだ各ユニットの「重要表現」の音読練習(毎週3時間程度)。
・毎回の小テスト(表現)は授業中、中間レポートに関しては、オフィスアワーに研究室で個別に対応する。
・上級レベルの日本語において、主に場面や機能別の口頭・聴解能力の向上を目指す。
・ペアワークやディスカッションなどアクティビティの時間を多く設け、活動的な授業を行う。
・中間レポート作成の際、中央情報センター(図書館)を利用し、資料を引用することが望ましい。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

・アカデミックオリエンテーション(授業概要・課題・評価の説明、目標の共有)
・プレイスメントテスト(授業レベルとの適正をはかります)
・第1課 今、いないんですけど-伝言-「伝言を頼む」「伝言を申し出る」「電話をかけることを申し出る」「電話をかけてきた人に後で電話してほしいと言う」-

第2日(Day2)

・小テスト
・第1課 今、いないんですけど-伝言-今、いないんですけど-伝言-「伝言を頼む」「伝言を申し出る」「電話をかけることを申し出る」「電話をかけてきた人に後で電話してほしいと言う」-
・第2課 一緒に行ってみない?-勧誘-「誘う」「誘いを受ける」「誘いを断る」「返事を保留する」-

第3日(Day3)

・小テスト
・第2課 一緒に行ってみない?-勧誘-「誘う」「誘いを受ける」「誘いを断る」「返事を保留する」-

第4日(Day4)

・1~2課 確認テスト
・第3課 これ、使わせてもらってもいいかなって-許可-「許可を求める」「許可を与える「許可をしない」「制限を述べる」-

第5日(Day5)

・小テスト
・第3課 これ、使わせてもらってもいいかなって-許可-「許可を求める」「許可を与える「許可をしない」「制限を述べる」-
・第4課 渋滞してるらしいですよ-確かな情報・不確かな情報-「他から得た情報を伝える」「自分で判断したことを伝える」「情報が不確かであることを示す」「情報が確かであることを示す」-

第6日(Day6)

・小テスト
・第4課 渋滞してるらしいですよ-確かな情報・不確かな情報-「他から得た情報を伝える」「自分で判断したことを伝える」「情報が不確かであることを示す」「情報が確かであることを示す」-

第7日(Day7)

・3~4課 確認テスト
・ケース授業

●使用するケース
この日の授業でケースを使用する予定

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 40 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 40 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 40 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

中間レポートは小テストに含む。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 椙本総子・宮谷敦美「聞いて覚える話し方 日本語生中継 中上級編」くろしお出版(2004)ISBN978-4-874-24300-8

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

・斎藤仁志・深澤道子・酒井理恵子・中村雅子・吉本惠子(2010)『シャドーイング 日本語を話そう 中~上級編』、くろしお出版、ISBN:978-4-87424495-1
・荻原稚佳子・増田眞佐子・齊藤眞理子・伊藤とく美(2005)『日本語上級話者への道 きちんと伝える技術と表現』、スリーエーネットワーク、ISBN:978-4-88319355-4
・山内博之(2014)『新版 ロールプレイで学ぶ 中級から上級への日本語会話』、凡人社、ISBN:978-4-89358880-7
・Web教材『Mic-J Listening Quiz Level 2』(http://nihongo.hum.tmu.ac.jp/mic-j/listen2q/index.html)
・Web教材『Mic-J Listening Quiz Level 1』(http://nihongo.hum.tmu.ac.jp/mic-j/listen1q/index.html)

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

昨年度の授業評価を踏まえて、大幅な変更はしない。今年度は授業中における学生の発言がさらに増えるようディスカッションの機会を多く設け、よりインターラクティブな授業にしていきたいと考えている。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

■学位と取得大学
博士(文学)名古屋大学
修士(文学)名古屋大学

■研究分野
日本語学(認知意味論)

Doctor of Letters: Ph. D., Nagoya University, Nagoya
Master of Letters: M. A., Nagoya University, Nagoya

Japanese Linguistics (Cognitive semantics)







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