シラバス Syllabus

授業名 経済数学入門
Course Title Basic mathematics for economics
担当教員 Instructor Name 川副 延生(Nobuo Kawazoe)
コード Couse Code NUC184_N23A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目200系 / Specialized Subject 200
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2023 UG Nisshin Term1

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

新しい事にチャレンジし、ビジネスリーダーとしての役割を果たすために、十分な経済的な情報の分析が必要です。 本講義は、その情報の分析を行うための基礎である経済的な数学力を育成します。
Enough analysis of economic information is necessary for challenging new plans and leading business society.
We develop the ability of economic mathematical knowledge to analyze the information in this course.
We learn basic mathematical knowledge and develop ability of mathematical thinking, relating economics.

授業の目的(意義) / Importance of this course

学生は経済学に関連した数学的知識を学び、数理的思考力を育成します。
Students learn basic mathematical knowledge and develop their ability of mathematical thinking, relating economics.

到達目標 / Achievement Goal

学生は、大学での勉強および社会人になってからの仕事のうえで必要となる、数学的知識および数理的思考力を育成します。

Students develop their mathematical ability and its ability of thinking which are useful for study and job during students or after graduation.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

経済数学の基礎を勉強するので、経済学を勉強するうえでの数学的知識を補い、経済学の深い理解の基礎をつくります。
また急速に進む国際社会のボーダレス化の中で、企業は激しい競争を強いられています。
本科目は経済情報を正しく認識・分析するため基礎の数学の復習を行うので、
経済情報を正しく認識・分析の分析に役立ちます。

The course has two values. One is a basic course for basic and upper courses of economics.
Another is a basic mathematical course for upper levels of courses of social science.
A business enterprise in now under competition each other among developing border-less global societies.
A student in this course can learn knowledge and skills of analyzing economical information.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

準備学習方法:
毎回の講義内容に対応する教科書の範囲を、1週間前までにClassroomに掲載するので、
教科書を読んで1-2時間勉強し、概要を理解してくること。
 
課題に対するフィードバック方法:
毎回「講義のまとめのテスト」を行います。
テスト内容を復習し、不明な点はOffice hourにzoomで質問するか、
あるいは研究室(3号館3F, 3305室)に質問に来てください。

中央情報センターの利用:
経済数学の基礎知識を修得するために、情報センターの文献の利用を勧めます。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

教科書を利用して数学および経済数学の基礎概念を勉強します。
またその概念を理解するために、まとめのテストを毎回行います。

教科書の次の章を講義範囲とします。
 6章:式の計算の復習
 1章:直線と1次関数
 2章:放物線、2次関数、最大最小
 3章:分数関数、平方根の関数
 4章:累乗と累乗根
 7章:指数関数と対数関数
 8章:やさしい微分法
各講義では、各章の基本事項を選んで講義をします。

第1回 復習1:整式の四則演算
1)6章1節:文字式のきまり
2)6章2節:多項式、整式
3)6章3節:整式の加法・減法と乗法
4)まとめのテスト

第2回 復習2:因数分解と方程式・不等式
1)6章4節:因数分解
2)6章5節:方程式
3)6章6節:不等式
4)まとめのテスト


第2日(Day2)

第3回 関数とは何か1
関数を表すには4つの方法があります。
・文章で表す
・表で表す
・グラフで表す
・式で表す
関数とは何かを詳しく学びます。
また式とグラフの対応を、パソコンソフトを利用して視覚的に理解します。
また式からグラフを描く練習をします。 
1)1章1節:直線と1次関数
2)1章2節:傾き、勾配
3)ケース1を用いて、関数とは何かを学びます
4)まとめのテスト

第4回 関数とは何か2
関数の練習問題を多く行います。
また式とグラフの対応を、パソコンソフトを利用して視覚的に理解します。
また式からグラフを描く練習をします。
1)1章3節:2直線の交点
2)2章1節:2次関数、放物線
3)2章2節:平行移動
4)2章3節:最大値、最小値
5)2章4節:2次関数と2次方程式
6)2章5節:放物線の接線
7)まとめのテスト

●使用するケース
ケース1:最大最小問題

第3日(Day3)

第5回 関数とは何か3
1)2章4節:2次関数と2次方程式
2)2章5節:放物線の接線
3)まとめのテスト
 
第6回 平方根の考え方と計算
平方根の概念と基本計算を勉強します。
1)第3章3節:平方根
2)第4章2節:累乗根
3)まとめのテスト

第4日(Day4)

第7回 指数関数
1)第4章3節:指数関数
  指数関数を勉強し、さらに累乗の勉強します。
2)まとめのテスト

第8回 対数の考え方と計算
  対数の概念と基本計算を勉強します。
1)第7章2節:対数の性質
2)第7章3節:y=log x のグラフ
3)第7章5節:対数メモリ、対数グラフ
4)まとめのテスト


●使用するケース
ケース2:指数関数問題

第5日(Day5)

第9回 数列
1)第7章の指数・対数関数のところで、関連する数列について勉強します。
  特に複利計算の方法を勉強します。
2)まとめのテスト

第10回 微分1
微分とは何かを勉強します
1)第8章1節2節:極限、導関数
2)ケース2を用いて、微分とはなにかを学びます。
3)まとめのテスト


第6日(Day6)

第11回 微分2
導関数を勉強します。
1)第8章3節:導関数の計算2
2)まとめのテスト
 
第12回 SPI問題1
1)就職試験に関連した数学問題のSPI問題の勉強1
2)まとめのテスト


●使用するケース
ケース3:微分問題

第7日(Day7)

第13回 SPI問題2
1)就職試験に関連した数学の問題のSPI問題の勉強2
2)まとめのテスト
 
第14回 タームのまとめ
タームの総復習を行い、知識を確実なものにします。
また定期試験ガイダンスを行います。

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 15 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 15 %
予習レポート Preparation Report 15 %
小テスト Quizzes / Tests 20 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 50 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

グループディスカッション内での発言と、クラス全体での積極的な発言を高く評価します。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 木村哲三、浦田健二「経済学を学ぶための基礎数学」同文舘出版(2010)978-4495437428

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

1)石川秀樹著「経済学と(経済学、ビジネスに必要な)数学がイッキにわかる」学研マーケティング、2015年(4054062083)
2)涌井良幸・涌井貞美著「統計学の図鑑」技術評論社、2015年 (978-4774173313)
3)SPIノートの会「これが本当のテストセンターだ(2025年度版)」講談社、2023年(978-4065306543)

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

授業調査での要望意見を考慮して講義を改善しています。
受講人数等に応じて、できるだけ受講生が講義に参加するような形式の講義を行うことを試みています。
授業調査という制度を講義の充実のために有効に活用します。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

学位と取得大学:
修士(経済学) 一橋大学
博士(医学) 名古屋大学

研究分野:
統計学、医療経済

Degree and Acquired College:
MA in Economics, Hitotsubashi university
PhD in Medicine, Nagoya university

Field of study:
Statistics, Health economics


Refereed Articles

  • (2023) Examining transportation-mode changes during COVID-19 in Toyama, Japan. Regional Studies, Regional Science 2168-1376
  • (2022) Promoting urban light rail transit in a compact city context: The case of Toyama City, Japan. Regional Studies, Regional Science 21681376
  • (2022) Promoting Transportation Policies in the Context of Compact City Strategies: The Case of Toyama City, Japan. The Annals of Regional Science 0570-1864
  • (2020) Assessing Knowledge-Based and Perceived Health Literacy Among Japanese Adolescents: A Cross-Sectional Study. Global Pediatric Health 7
  • (2019) Expanding the prevailing behavioral model in a social marketing context: A case study of an eco-point system to promote eco-policies in Toyota City, Japan. Journal of Nonprofit & Public Sector Marketing






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