授業名 | 株式会社簿記学 2 |
---|---|
Course Title | Intermediate Bookkeeping 2 |
担当教員 Instructor Name | 関口 了祐(Ryosuke Sekiguchi) |
コード Couse Code | NUC183_N20B |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2020 UG Nisshin Term4 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
授業の目的(意義) / Importance of this course
本科目(および株式会社簿記学1」)は、株式会社で利用される商業簿記の知識を身につけることを目標とする。 企業活動を記録する技術である簿記に習熟することで、ビジネスマンに必要とされる財務諸表から企業活動を読み解くスキルが身につく。また、本科目(および「株式会社簿記1」)は、商学部会計ファイナンスコースの簿記系列に属する科目であり、日商簿記検定2級商業簿記の主要な出題範囲を含む。したがって「簿記学1」「簿記学2」を履修しその内容を十分に理解していること、もしくは、日商簿記検定3級レベルの商業簿記の知識を有していることが前提となる。
本学商学部会計ファイナンス学科は、透明性と倫理観が強く求められる企業会計について深い理解と専門性の高い人材を養成することを目的としている。この講義で扱う内容は、会計専門職を目指すものにとっては基礎的な内容であり、そうでないものにとっては会計情報をよりよく理解し、経営的な意思決定に会計情報を利用することを可能にすることに役立つ。
本講義の内容を十分に理解し、単位を取得することは、高度会計専門職に従事する人材に必要な専門的知識を獲得するのみならず、クリエイティブな経営的意思決定をする人材にとっても役立つ知識を獲得したことになる。しかし、講義内容の理解および知識の定着のためには、自主的な復習を中心とした、かなりの学習時間が必要である。
本科目では、上記のラーニングゴールの確かな実現に向けて、ケース教材を用いた授業を行います。本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められます。
本学商学部会計ファイナンス学科は、透明性と倫理観が強く求められる企業会計について深い理解と専門性の高い人材を養成することを目的としている。この講義で扱う内容は、会計専門職を目指すものにとっては基礎的な内容であり、そうでないものにとっては会計情報をよりよく理解し、経営的な意思決定に会計情報を利用することを可能にすることに役立つ。
本講義の内容を十分に理解し、単位を取得することは、高度会計専門職に従事する人材に必要な専門的知識を獲得するのみならず、クリエイティブな経営的意思決定をする人材にとっても役立つ知識を獲得したことになる。しかし、講義内容の理解および知識の定着のためには、自主的な復習を中心とした、かなりの学習時間が必要である。
本科目では、上記のラーニングゴールの確かな実現に向けて、ケース教材を用いた授業を行います。本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められます。
A target of this subject is to get knowledge of commercial bookkeeping for corporations. It's possible to get the skill which reads and solves business activity from a financial statement by mastering bookkeeping. This is one of the most important skills for a businessman.
In this course, we will conduct class discussion using case studies in order to achieve the learning goals. The students attending this course may be required to write a preparatory report and must participate in the class discussions.
In this course, we will conduct class discussion using case studies in order to achieve the learning goals. The students attending this course may be required to write a preparatory report and must participate in the class discussions.
到達目標 / Achievement Goal
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
・株式会社の記帳に必要な知識
・Understanding of intermediate bookkeeping
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 50 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 50 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
○準備学習(予習復習等)
予習も重要であるが、復習がなにより必要である。次回講義までに、当該講義の内容をきちんと理解することが最も重要である。
○課題(試験・レポート等)に対するフィードバック方法
レポートの代わりに練習問題の提出を予定している。また、毎回の講義で復習問題の解答と提出をしてもらい、学生有志に解説をしてもらう予定でいる。
○中央情報センター(図書館)の活用について
静穏で多くの参考文献がある環境は、復習の場として最適であると思われる。
予習も重要であるが、復習がなにより必要である。次回講義までに、当該講義の内容をきちんと理解することが最も重要である。
○課題(試験・レポート等)に対するフィードバック方法
レポートの代わりに練習問題の提出を予定している。また、毎回の講義で復習問題の解答と提出をしてもらい、学生有志に解説をしてもらう予定でいる。
○中央情報センター(図書館)の活用について
静穏で多くの参考文献がある環境は、復習の場として最適であると思われる。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
以下の講義計画は予定であり、進捗に応じて随時講義計画を変更する。入門簿記の復習(8桁精算表)
第2日(Day2)
商品売買(3分法)手形の更改、不渡手形有価証券の売却と期末評価、仕入、売上の割引第3日(Day3)
棚卸減耗、商品評価損、引当金(貸倒引当金)第4日(Day4)
引当金(修繕引当金、製品保証引当金、退職給付引当金)、固定資産の取引(固定資産の取得、建設仮勘定)第5日(Day5)
固定資産の取引(減価償却)、債務の保証と偶発債務、未決算第6日(Day6)
現金取引、銀行勘定調整表、有価証券の購入第7日(Day7)
手形の取引(割引、裏書の偶発債務)、レポートの解説と復習成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 30 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 30 % |
予習レポート Preparation Report | 20 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 0 % |
期末試験 Final Exam | 50 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
この講義では、学生がペアになり、復習問題に取り組んでもらい、有志ペアに解説してもらっている。成績評価方法では、これを講義内での挙手発言としている。教科書 Textbook
- 滝沢ななみ「『スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第12版』」TAC出版(2019)978-4813285922
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
TAC簿記検定講座(2018)、『 合格テキスト 日商簿記2級 商業簿記 Ver.12.0 (よくわかる簿記シリーズ)』 、TAC出版。
TAC簿記検定講座(2018)、『 合格トレーニング 日商簿記2級 商業簿記 Ver.12.0 (よくわかる簿記シリーズ)』 、TAC出版。
滝沢ななみ(2018)、『みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記 第7版 (みんなが欲しかったシリーズ)』、TAC出版。
専門学校東京CPA会計学院編(2018)、『はがして使えるドリル式 日商簿記過去問題集2級 第143回→第147回』、税務経理協会。
渡邊泉(2017)、『会計学の誕生―複式簿記が変えた世界 』、岩波書店。
TAC簿記検定講座(2018)、『 合格トレーニング 日商簿記2級 商業簿記 Ver.12.0 (よくわかる簿記シリーズ)』 、TAC出版。
滝沢ななみ(2018)、『みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記 第7版 (みんなが欲しかったシリーズ)』、TAC出版。
専門学校東京CPA会計学院編(2018)、『はがして使えるドリル式 日商簿記過去問題集2級 第143回→第147回』、税務経理協会。
渡邊泉(2017)、『会計学の誕生―複式簿記が変えた世界 』、岩波書店。
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
かなりの低評価でした。
高校時代に簿記を学習したことがある学生から、「説明が多く進みが遅い」、「練習問題をもっと解かせろ」、「おもしろくない」といった指摘がありました。
また、「挙手発言をしたくない」、「発言点を成績評価に入れて欲しくない」、「簿記の勉強は練習問題をたくさん解けばよい」といった指摘もありました。
鋭意改善していく所存です。
この講義では、大学になってから簿記を学習し始めた学生を対象にしていますので、すでに日商簿記2級を取得している学生には、もの足りないと思われます。すでにこの講義の内容を学習済みであるならば、より上級のクラスを履修することを勧めます。
高校時代に簿記を学習したことがある学生から、「説明が多く進みが遅い」、「練習問題をもっと解かせろ」、「おもしろくない」といった指摘がありました。
また、「挙手発言をしたくない」、「発言点を成績評価に入れて欲しくない」、「簿記の勉強は練習問題をたくさん解けばよい」といった指摘もありました。
鋭意改善していく所存です。
この講義では、大学になってから簿記を学習し始めた学生を対象にしていますので、すでに日商簿記2級を取得している学生には、もの足りないと思われます。すでにこの講義の内容を学習済みであるならば、より上級のクラスを履修することを勧めます。
担当教員のプロフィール About the Instructor
○学位と取得大学
修士(商学)、慶應大学
○研究分野
財務会計
修士(商学)、慶應大学
○研究分野
財務会計
○ Degree
Master(Commerce), Keio University
○ Field of Study
Financial Accounting
(実務経験 Work experience)
1995年〜1998年 待山会計事務所
1995〜1998 Machiyama Accounting Firm (part-time)
Refereed Articles
- (2018) Debt swaps for financing education: Exploration of new funding resources. Cogent Economics & Finance 6(2): 2332-2039
- (2016) Common Information versus Disclosure in a Vertically Related Market. Accounting Progress 17