シラバス Syllabus

授業名 インターンシップ論
Course Title Thinking Internship for Career
担当教員 Instructor Name 亀倉 正彦(Masahiko Kamekura)
コード Couse Code NUC181_N20A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2020 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

授業の目的(意義) / Importance of this course

A.本学のミッションとのつながりと授業の目的
・アジアの日本におけるビジネスリーダーの第一歩の心構えを学びます。
・本授業の目的は、フロンティア・スピリットの涵養との関わりでは,とりわけ「マイフロンティアの形成とその実践形態としてのインターンシップを理解すること」です。
・本科目は、特に国内のインターンシップやボランティアに参加しようとするとき、事前に受講すべき科目である。
・ケース使用について。ショートケースを使用します。

B.学修の到達目標とLearning Goalsについて
・本科目の到達目標は,卒業するまでに自分自身がインターンシップをすることはどういうことなのかを考え理解することができること,もしインターンシップをするとしたらどのようなインターンシップをするのかを理由付きで考えられること,そして国や企業や家族などの環境からの意向を知りそれを自分のインターンシップへの考え方に反映させられることです.
・本科目のラーニングゴールは、LG-1(批判的思考)およびLG-2(多様性の意識)です。
・本科目では、上記のラーニングゴールの確かな実現に向けて、ケース教材を用いた討論授業を行います。本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められます。

C.卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連について
・建学の精神である「フロンティア・スピリット」を(社会との関わりで存分に発揮する/発揮できるように授業の中でプランニングする/今後発揮するための基盤となるような知識を学び問題意識を醸成する)ことで卒業認定・学位授与の方針に合致した人材育成が実現するよう努めます。
・本科目で「グローバリゼーション」を直接的に学ぶというより、間接的に多様性と共生の理念をつかみ取り、そして実践することでグローバル人材の醸成を目指します。
・しっかり予習して授業に臨むような学習環境を整えるとともに、それが積極的で主体的な授業への参加につながるような態度を醸成します。可能な限り学生との対話を大切にしながら進めることで「師弟同行」の精神に到達します。
- Learning the mindset and attitude toward the business leader in New Asia.
- Course Goal is to form 'My-Frontier' and to understand the internship as one of practical forms of that.
- This course is set as a compulsory course in advance of internship/volunteer activities outside university.
- Using Case. This course uses some short cases.
- In this course, we will conduct class discussions using case studies in order to achieve the learning goals. The students attending this course may be required to write a preparatory report and must participate in the class discussions.

到達目標 / Achievement Goal


本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

・インターンシップは自分のためのものであることを理解する。
・キャリア形成における他者との違いを知る。
・インターンシップを取り巻く主要な利害関係者の意図を汲み取る視角を醸成する。

- To understand that internship is what is for oneself.
- To recognize that internship for yourself is somewhat different from that of another one in career development.
- To cultivate your mind forward the intent of main stakeholders around your internship.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 10 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

A.準備学習(予習復習等)
・毎回のようにプレゼンがあります。1限目は宿題に基づくプレゼンテーションと講評。2限目は新しい課題の概説とグループでの討論とプレゼン準備。原則としてこれで1セットになるように授業が組み立てられています。教科書からヒントを得て、そのテーマについて学びを深めるとともに、創造的なアイデアを膨らませることを期待します。といっても難しく考える必要はありません。
・毎回のようにプレゼン準備をするため、各自ともパソコンを必ず持参してください。
・また、基本的にすべての回で、自分が考えたこと、他者から聞いたこと、教職員から学んだことを自分のために記録します。それは毎回の授業終了時に提出します。

B.課題(試験・レポート等)に対するフィードバック方法
・インターンシップとキャリア形成は、突き詰めると受講学生の本人のことに行き着きます。ですので、各回で作業し提出したシートに教職員が誘導するようなアドバイスをフィードバックをすることは原則としてありません。
・もし助言や相談をしたいときには、作業シートではなく、授業中もしくは授業前後の時間を活用して、質問してください。メールによる相談指導も受け付けます。もし気になることがある場合は、もちろんオフィスアワーを活用しても構いません。

C.中央情報センター(図書館)の活用について
・「マニュアル人間」「指示待ち人間」「一匹狼」はこれから出ていく社会で通用しません。授業で与えられたものをただ吸収するのでなく、それを起点にして自分で考え、行動することを学生諸君に期待します。その最も重要な実践の一つが、中央情報センターの活用です。ですので積極的に奨励します

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

01 オリエンテーション 教科書a
 本科目の趣旨説明。教科書を説明。グループ形成。
02 ワーク1
 個人予習した内容を元にして、グループで話し合い。発表準備。最後は質疑応答時間を設ける。

●使用するケース
インターンシップに関する単元を合計4つ準備している.各単元に適切なケースを検討している.授業討議の前段階で予習用ケースとして配布する予定.

第2日(Day2)

03 プレゼン1
 グループごとにプレゼンを実施する。終了したら指導者や進路担当者などからの講評をした上で、グループの組みなおし。
04 教科書b
 教科書から学びを得る。予習と授業中の積極的な意見を求める。最後は質疑応答時間を設ける。

●使用するケース
インターンシップに関する単元を合計4つ準備している.各単元に適切なケースを検討している.授業討議の前段階で予習用ケースとして配布する予定.

第3日(Day3)

05 ワーク2
 個人予習した内容を元にして、グループで話し合い。発表準備。最後は質疑応答時間を設ける。
06 プレゼン2
 グループごとにプレゼンを実施する。終了したら指導者や進路担当者などからの講評をした上で、グループの組みなおし。

●使用するケース
インターンシップに関する単元を合計4つ準備している.各単元に適切なケースを検討している.授業討議の前段階で予習用ケースとして配布する予定.

第4日(Day4)

07 教科書c
 教科書から学びを得る。予習と授業中の積極的な意見を求める。最後は質疑応答時間を設ける。
08 ワーク3
 個人予習した内容を元にして、グループで話し合い。発表準備。最後は質疑応答時間を設ける。

●使用するケース
インターンシップに関する単元を合計4つ準備している.各単元に適切なケースを検討している.授業討議の前段階で予習用ケースとして配布する予定.

第5日(Day5)

09 プレゼン3
 グループごとにプレゼンを実施する。終了したら指導者や進路担当者などからの講評をした上で、グループの組みなおし。
10 教科書d
 教科書から学びを得る。予習と授業中の積極的な意見を求める。最後は質疑応答時間を設ける。

●使用するケース
インターンシップに関する単元を合計4つ準備している.各単元に適切なケースを検討している.授業討議の前段階で予習用ケースとして配布する予定.

第6日(Day6)

11 ワーク4
 個人予習した内容を元にして、グループで話し合い。発表準備。最後は質疑応答時間を設ける。
12 プレゼン4
 グループごとにプレゼンを実施する。終了したら指導者や進路担当者などからの講評をした上で、グループの組みなおし。

●使用するケース
インターンシップに関する単元を合計4つ準備している.各単元に適切なケースを検討している.授業討議の前段階で予習用ケースとして配布する予定.

第7日(Day7)

13 総復習
 教科書に関する総まとめのレクチャーを中心にして、知識の定着を図るとともに、グループ作業を行い、自分にとっての学びと今後の発展についての検討をする。これは、次週の最終授業につながっていくステップになる。個人のまとめを中心とする振返りとして、次回の個人発表へのつなぎとする。
14 クロージング・個人発表
 半期間の授業を振り返りながら、各市町の取組みを総括し、今後の発展に向けての展望を総括する。また、各学生の今後の学びについて、教科書を基にしてヒントと示唆を与え、授業のまとめとする。個人発表を実施する。自主的な参加を期待する。

●使用するケース
インターンシップに関する単元を合計4つ準備している.各単元に適切なケースを検討している.授業討議の前段階で予習用ケースとして配布する予定.

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 20 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 20 %
予習レポート Preparation Report 40 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 40 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

詳細は授業で案内します。
◆予習レポート (40%)-チームプレゼン資料(20) + 個人GW&PR報告(20)
◆講義内での挙手発言 (20%)-プレゼン(10) + クラス内発言(10)
◆期末試験 (40%)

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 伊藤 羊一 (著) 「1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」SBクリエイティブ(2018)978-4797395235

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]渡辺三枝子, 久保田慶一(編)『はじめてのインターンシップ 仕事について考えはじめたあなたへ』アルテスパブリッシング, 2011年, ISBN-13: 978-490395141
[2]高良 和武 (監修)『インターンシップとキャリア―産学連携教育の実証的研究』学文社, 2007年, ISBN-10: 4762016950
[3]坂本 直文『「企業研究・インターンシップ・事前調査」 (就活まとめるノート) 』学研教育出版、2014年, ISBN-10:4054060986
[4]日本インターンシップ学会関東支部 (監修)『インターンシップ入門 -就活力・仕事力を身につける-』玉川大学出版部、2015年、ISBN-10: 4472404931
[5]古閑博美 (編集) 『インターンシップ:キャリア形成に資する就業体験』学文社、2015年、ISBN-10: 4762025291
[6] MarkeZine編集部 (編集) 『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』翔泳社, 2012年, ISBN-13: 978-4798128573

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

学生の要望を汲み上げつつより良い授業を目指します。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

慶応義塾大学大学院商学研究科博士課程 単位取得
慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程 修了 修士(商学)
慶応義塾大学商学部商学科 修了 学士(商学)

専門テーマ: 経営学、経営資源論、地域活性化、アクティブラーニング

(Doctoral course credit earned completely): Keio University: Graduate School of Business and Commerce
M. A. in Business and Commerce: Keio University: Graduate School of Business and Commerce
B. A. in Business and Commerce: Keio University: Faculty of Business and Commerce

Specialized in management administration, Resource-Based View of the Firm, regional revitalization, and active learning in education

(実務経験 Work experience)

2018- にっしん観光まちづくり協会 相談役
2019- 瀬戸信用金庫地域振興協力基金 理事

2018- Nisshin City Tourism Association, Senior Advisor
2019- Seto Shinkin Bank Foundation for Local Development, Director

Refereed Articles

  • (2022) Utilizing the Intellectual Heritage of General Education --Internship Programs as Liberal Education--. Journal of Japan Association for College and University Education 44(2):
  • (2020) In Search of the New Model of Commercial High School Education. The Journal of Business Education 30 2434-6470
  • (2019) Application of allotted analytic Hierarchy process (aAHP) in group decision making problem. Journal of Global Business Society 5 2186-2117
  • (2018) Utilizing the intellectual heritage of the General Education (10). Journal of Japan Association for College and University Education 40(2): ISSN 1344-2449
  • (2018) A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Journal of Global Business Society 4(1): 2186-2117

Refereed Proceedings

  • (2019). Managing Conflicting / Concurrent Values in Interorganizational Relations. Transactions of the Academic Association for Organizational Science, Vol.8, No.1, p.240-246 .The Academic Association for Organizational Science. 1. 3. Komazawa University
  • (2018). A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Global Business Society .Global Business Society 9th Symposium . 1. 3. Osaka city University
  • (2018). Utilizing Intellectual Heritage of General Education (#10). Monograph of Japan Association for College and University Education 40th Annual Conference .Japan Association for College and University Education. 1. 3. Tsukuba University






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