シラバス Syllabus

授業名 多文化社会論
Course Title Building an Intercultural Society
担当教員 Instructor Name 鎌田 真弓(Mayumi Kamada)
コード Couse Code NUC178_N22A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 教養教育科目100系 / Liberal Arts 100
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2022 UG Nisshin Term1

授業の概要 Course Overview

国際的なビジネスの舞台で活躍するには、多様な文化や価値を理解し、柔軟に対応する力が必要です。本科目では、社会の多様性を尊重し、多文化社会に貢献できる知力を養います。
ビジネス・リーダーの素養として不可欠な、幅広い教養、柔軟な感性、異文化に対する理解や倫理観、論理的な思考力を養います。特に、多文化社会の発展に寄与するための知識と思考力を身につけることを目的とします。
本科目では、文化の多様性を理解し、社会が抱える課題を多角的に検討し、自ら行動できるようにします。

It is indispensable for a business leader to appreciate diversity in cultures and values, and to adapt herself / himself to different social environment. This course fosters students to appreciate diversity, This course fosters students to appreciate diversity, and acquire essential knowledge and skills to contribute to the business and society.
The objective of this course is to nurture students’ sensitivity to the diversity, and to develop critical and ethical thinking, which are indispensable for a business leader. In particular, students will develop ability to think and act on the issues for building an intercultural society.
Students shall appreciate cultural diversity, think about the issues facing society from multiple perspectives, and act accordingly.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG7 International Perspectives (BA)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

日々の生活の中での多様性や異なる価値観に気づき、異文化に対する受容力を高めます。ケースを使ったクラスディスカッションやグループディスカッションでの意見交換、およびレポートやリアクションペーパーの作成などを通して、社会の一員としてのコミュニケーション力と提言力を身につけます。

Students are expected to recognize diversity of their surrounding environment, and to develop receptive mind towards different cultures and values. They shall also develop communication and advocacy skills through participating in the class and group discussions, as well as writing essays and reaction papers.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 40 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 60 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

 授業での理解を深めるために予習アサインメントおよびリアクションペーパーを課します。ケース・授業用PPT・教科書などを使って予習200分、復習200分を行ってください。ケースや資料や授業用PPTは事前にGoogle Classroomにアップロードしています。

予習アサインメントやリアクションペーパーでの質問や意見は、Google Classroomでお答えしたり、あるいは授業中に紹介したりして、議論を深めたいと思います。個別の質問はオフィスアワーを活用してください。

ウェブサイトの情報はとても有効ですが、信頼できないサイトも多いです。図書館には参考図書や授業で使用する映画が所蔵されていますから、積極的な利用を推奨します。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

多文化社会であることとは
1-1 「日本人」とは「国籍」とは
 アイヌ民族や様々なバックグラウンドを持つ「日本人」を取り上げて、「日本人」の多様性を考えます。
1-2 多民族・多文化ニッポン
 日本に住む外国籍の人たちや、外国にルーツを持つ日本人を取り上げて、日本社会の多様性を理解します。


●使用するケース
ケンさんの怒り(鎌田作成)
ウメちゃんキムチ(鎌田作成)
ジュンさんの国籍選択(鎌田作成)
ヨナンさんのお願い(鎌田作成)

第2日(Day2)

「フツウ」を考える:対等な関係を築くために
2-1  マイクロアグレッション
 悪気は無い言葉に潜むステレオタイプ や偏見を考えます。
2-2 偏見と差別
 「差別はたいてい悪意のない人がする。」日常生活に潜む差別を考えます。


●使用するケース
サラさんの昇進(鎌田作成)
「生まれつき」(動画 by Emmanuel Osei-Kuffour, Jr)

第3日(Day3)

「移民大国」ニッポン
3-1 在日外国人
「移民大国」となっている日本の実状を理解します。
3-2 労働力としての外国人
 低賃金労働者の雇用として使われている技能実習制度の実態と問題点を探ります。


●使用するケース
介護施設で働くアマンダさん(鎌田作成)
建設会社で働くアンディさん(鎌田作成)

第4日(Day4)

共生社会:特別支援 / 隔離からインクルージョンへ
4-1 インクルージョンと合理的配慮
 「フツウ」とはどのような状態なのか?障害がある人たちへの「合理的配慮」を考えます。
4-2 隔離から社会参加へ:「フツウ」を考え直す
 社会から隔離されてきた人たちの社会参加のあり方を考えます。


●使用するケース
タケシさんの交通事故(鎌田作成)
ハンセン病と隔離(動画、国立ハンセン病資料館)

第5日(Day5)

ジェンダー
5-1 「女らしさ」「男らしさ」
なぜ男女格差が生まれるのか、ジェンダー平等について考えます。
5-2 セクシャルマイノリティと家族の多様性
「家族のあり方」の多様性を考えます。


●使用するケース
ミスユニバース・ジャパン日本代表選考会(鎌田作成)
「Jim's introduction to gender identity」(動画、by K Kypers)

第6日(Day6)

地域共生社会
6-1 地域の暮らしー外国人編
外国人住民との地域共生のあり方を考えます。
6-2 地域の暮らしー学校編
多様な子どもたちが学ぶ学校のあり方を考えます。


●使用するケース
お隣のインド人家族(鎌田作成)
ミチコさん:ディスクレシア(鎌田作成)
「群馬で学ぶ世界の子どもたち」(動画、群馬県教育委員会)

第7日(Day7)

「コスメティックな多文化共生」を越えて
多文化社会を創り出すために、一人一人ができることを考えます。


●使用するケース
シンジさんの海外勤務(鎌田作成)

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 20 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 20 %
予習レポート Preparation Report 25 %
小テスト Quizzes / Tests 35 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

講義内での挙手発言回数だけでなく、予習アサインメントやリアクションペーパーなど様々な方法で授業への参加度を評価します。発言が苦手な学生は、リアクションペーパーなどで意見を述べてください。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • NHK取材班「データでよみとく外国人“依存”ニッポン」光文社新書(2019)978-4334044329

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

宮島喬『多文化であることとはー新しい市民社会の条件』岩波現代全書、2014  9784000291217
鈴木江理子『アンダーコロナの移民たちー日本社会の脆弱性が現れた場所』明石書店、2021 9784750352152
永吉希久子『移民と日本社会―データで読み解く実態と将来像』2020  978-4121025807
鳥井一平『国家と移民―外国人労働者と日本の未来』集英社新書、2020  978-4087211252
藤巻秀樹『「移民列島」ニッポンー多文化共生社会に生きる』藤原書店、2015  978-4894348806
ふらっと教育パートナーズ『ふらっとライフーそれぞれの「日常」からみえる社会』北樹出版、2020  9784779306273
キム・ジヘ『差別はたいてい悪意のない人がする』大月書店、2021  9784272331031

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

初年度担当科目

担当教員のプロフィール About the Instructor 

学位:
修士(国際関係学)津田塾大学
MPhil(Asian Studies) グリフィス大学
PhD(International Relations)オーストラリア国立大学

研究分野:
オーストラリア研究、国際政治学、国際関係論
特にオーストラリアのナショナリズム(先住民問題、戦争の記憶)および境界研究に関心をもつ。

Academic degrees:
MA (International Relations) Tsuda College, Tokyo, Japan
MPhil (Asian Studdies) Griffith University, Brisbane, Australia
PhD (International Relations) Australian National University> Canberra, Australia

Fields of Research
Australian Studies, International Politics, International Relations
In particular she is interested in Nationalism in Australia (including Indigenous issues and memory of wars), and Border Studies.

Refereed Articles

  • (2020) Kaken Final Report:Dynamism of the Marine Frontier: territorialization of Australia's northern waters and subsistence tactics of the people in the border regions. Grants-in-Aid for Scientific Research - JSPS
  • (2020) Jiro Muramats (1878-1943): A Japanese Businessman in Australia. Grants-in-Aid for Scientific Research - JSPS
  • (2019) Records of Japanese in the Internment camps in Australia during the Pacific War. A book funded by the Grants-in-Aid for Scientific Research
  • (2017) Dynamism of Transborder Migration in the Arafura Sea Region: Customary Knowledge Across the National Boundaries. Grants-in-Aid for Scientific Research - JSPS
  • (2017) Memory of the Bombing of Darwin: Remembering the Frontline of National Defence. Sociology of Warfare 1 978-4-585-23281-0






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