シラバス Syllabus

授業名 株式会社簿記学 2
Course Title Intermediate Bookkeeping 2
担当教員 Instructor Name 佐野 哲哉(Tetsuya Sano)
コード Couse Code NUC168_N24B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Term3

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

 高い倫理観を持ち、フロンティア・スピリットを発揮してイノベーションを起こし、グローバルビジネスで成功するリーダーには企業の経営状態を把握する力は必須である。企業活動を貨幣数量によって写した財務諸表の作成手順を学習することで、その力を養う。
For the personnel or the entrepreneur who can do a leading achievement with the ability to contribute to the business world, The ability to read business activity is needed to play an active part by an international society and show high competitive power. It's possible to know the root of business activity by understanding the calculation structure of the double-entry bookkeeping.

授業の目的(意義) / Importance of this course

 本科目は、株式会社で利用される商業簿記の知識を身につけることを目標とする。 企業活動を記録する技術である簿記に習熟することで、ビジネスマンに必要とされる財務諸表から企業活動を読み解く力が洗練される。
 また、本科目は、日商簿記検定2級商業簿記の主要な出題範囲を含む。したがって「簿記学Ⅰ」「簿記学Ⅱ」を履修しその内容を十分に理解していること、もしくは、日商簿記検定3級レベルの商業簿記の知識を有していることが前提となる。
 商学部会計ファイナンス学科は、透明性と倫理観が強く求められる企業会計についての深い理解と専門性の高い人材を養成することを目的としている。この講義で扱う内容は、会計専門職を目指すものにとっては基礎的な内容であり、そうでないものにとっては会計情報をよりよく理解し、経営的な意思決定に会計情報を利用することを可能にすることに役立つ。
A target of this subject is to get knowledge of commercial bookkeeping for corporations. It's possible to get the skill which understands and solves business activity from a financial statement by mastering bookkeeping. This is one of the most important skills for a businessman.

到達目標 / Achievement Goal

学生は、この科目の受講によって、株式会社で必要とされる会計処理を理解できるようになる。

By taking this course, students will be able to understand the accounting processes required by stock companies.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG3 Ethical Decision Making
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

日商簿記検定2級レベルの商業簿記のうち特に損益会計についての知識

Knowledge of Income Statements of Corporations

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 80 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 20 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

・小テストをレポートの代わりとします。小テストは採点して返却します。答案にコメントをつけることもあります。なお、小テストの実施は今のところ予定であり、実施しない可能性もあります。
・日々の予習・復習をしっかりやってください。予習はテキストを中心に3時間程度はしてください。簿記の力に不安がある人はより多くの時間を費やしてください。また、板書を含めたスライドは講義終了後にGoogle Classroomを通じて配布されますので、復習に活用してください。復習については配布した問題の解き直しなどを3時間程度してください。そして、予習復習のために情報センターを十分に利用してください。
・レポートのフィードバックについては講義終了後に直接確認してください。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

イントロダクション

第2日(Day2)

商品売買(テキスト第4章)

●使用するケース
担当教員作成ケース(予定)

第3日(Day3)

固定資産(1)

第4日(Day4)

固定資産(2)

●使用するケース
担当教員作成ケース(予定)

第5日(Day5)

税効果会計

第6日(Day6)

収益認識の基準(1)

●使用するケース
「日本コーリン 2003a」(担当教員作成)

第7日(Day7)

収益認識の基準(2)

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 20 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 20 %
予習レポート Preparation Report 10 %
小テスト Quizzes / Tests 10 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 60 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

5%刻みでしか設定できませんので便宜上配分していますが予習レポートと小テストの合計で20%という想定です。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 滝沢ななみ「2024年度版 スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記」TAC出版(2024)978-4300110027

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]桜井久勝、須田一幸『財務会計・入門(第17版)』 有斐閣、2024
[2]伊藤邦雄『新・現代会計入門(第6版)』 日本経済新聞社、2024
[3]桜井久勝『財務会計講義(第23版)』 中央経済社、2022
[4]佐藤信彦、河崎照行、齋藤真哉、柴健次、高須教夫、松本敏史 編著『スタンダードテキスト財務会計論〈1〉基本論点編(第16版)』 中央経済社、2023
[5]佐藤信彦、河崎照行、齋藤真哉、柴健次、高須教夫、松本敏史 編著『スタンダードテキスト財務会計論〈2〉応用論点編(第16版)』 中央経済社、2023

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

簿記の学習において、解答のプロセスを重視する点についてはご了解ください。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

1993 京都大学大学院経済学研究科修士課程修了 経済学修士(経営学)
1996 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程 単位取得

研究分野:財務会計、会計倫理

1993 Master of Economics(Graduate School of Economics, Kyoto University)
1996 Completed Ph.D program without dissertation(Graduate School of Economics, Kyoto University)

Fields of Research: Financial Accounting, Accounting Ethics

Refereed Articles

  • (2019) Social Intuitionist Models and Moral Foundation Theory in Accounting Ethics Research. Annals of The Japan Society for Social Science of Accounting (33):






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