シラバス Syllabus

授業名 公共政策の形成過程
Course Title Public Policy
担当教員 Instructor Name 北村 貴(Takashi Kitamura)
コード Couse Code NUC167_N21A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目400系 / Specialized Subject 400
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term1

授業の概要 Course Overview

 本講義では、一連の政策過程に関する基礎知識の習得し、アクティブ・ラーニングを通じた政策形成を実践する。政策学は比較的新しい学問領域である。政策学の学習を通じた問題解決能力の習得は、本学のMission Statementに掲げられた「フロンティア・スピリット」を身につける一助となる。
 政策とは、様々な問題に対する解決手段の体系である。この政策を形成する過程は、「政策課題」、「政策立案」、「政策決定」、「政策実施」、「政策評価」、「政策改善」という6つの段階に分類できる。この政策過程の各段階に関して、講師が基礎知識を解説する。その上で、受講生はグループワークを通じて、各政策過程の段階を実践的に体験する。
 最終的には、受講生が政策を通じた問題解決能力を取得することが目標である。

  In this class, students learn the basic knowledge of policy process and practice policy making through the Active Learning. Policy studies are relatively new academic discipline. Skills for the solving problem through the learning policy studies help students to acquire the “Frontier Spirit” stated in the NUCB Mission Statement.
  Policies are defined as systematic means for solving problem. The Policymaking process can be classified into six stages: Policy Issue, Policy Planning, Policy Decision, Policy Implementation, Policy Evaluation and Policy Development. Lecturer provides the basic knowledge of each stage of policy process. Moreover, students experience each stage in a practical manner through group work.
  Finally, students are expected to acquire the problem-solving abilities through policy.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

公共政策の基礎知識

Basic knowledge of public policy

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 30 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 70 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

<準備学習>
 ・毎回の講義に関しては、復習が重要となる。教科書や講義資料を活用して十分に復習を行うこと。
 ・事例研究報告に関しては、授業時間外のグループワークが必須となる。

<課題>
 ・講義最終回に2000字程度のレポートを提出してもらう。詳細は初回講義で指示する。 レポートは採点して返却する。
 ・事例研究報告を行ってもらう。本授業において最も重要な課題である。

<中央情報センター(図書館)の活用について>
 ・資料収集は言うまでもなく、授業外でのグループワークなどでも積極的に情報センターを活用してほしい。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

ガイダンス

開講にあたって、講義の目標、進め方、学修方法を説明する。その上で、政策過程の基礎について、「公共政策とは何か」という点と関連させながら説明する。

第2日(Day2)

政策課題:アジェンダと構造化

数多く存在する政策問題の中から政策課題がどのように選別され、「アジェンダ(議題)」として設定されるのかという点について解説する。
その上で、政策が対象とする問題をどのように捉えるのかという点について、「政策問題の構造化」という観点から解説する。

第3日(Day3)

政策立案:公共政策の手段と価値

政府はどのようにしてその目的を実現するのかという点について、「公共政策の手段」という観点から解説する。
さらに、政策が目指すべき「価値」とはどのようなものかという点について、規範的判断という観点から解説する。

第4日(Day4)

政策決定:利益、制度、アイディア

第一に、政策決定における「利益」について、アクター間の利害調整としての政策決定という観点から解説する。
第二に、政策決定における「制度」について、制度がアクターの行動と政策決定にどのように影響を与えるかという観点から解説する。
第三に、政策決定における「アイディア」について、特定のアイディアがアクターの行動と政策決定にどのように影響を与えるかという観点から解説する。

第5日(Day5)

政策実施と政策評価

まず、政策実施について、公共政策がどのようなアクターにより、どのようにして実施されるのかという観点から解説する。
次に、政策評価について、どのようにして政策の効果を測るのかという観点から解説する。

●使用するケース
政策実施の現場:生活保護、どう処理する?
政策実施の現場:交通違反、どう処理する?

第6日(Day6)

受講生による事例研究報告

●使用するケース
受講生作成オリジナルケース

第7日(Day7)

受講生による事例研究報告

●使用するケース
受講生作成オリジナルケース

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 25 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 25 %
ケース試験 Case Exam 30 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
最終レポート Final Report 10 %
期末試験 Final Exam 10 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・上記のとおり、定期試験やレポートよりも授業への積極的参加やプレゼンテーションを重視した成績評価を行なう。
・グループワークにおいて他者の足を引っ張る行為(フリーライド含む)には厳しく対処する。
・授業内容の性質上、重点強化クラブレポートの対象科目とはならない。
・公欠は、あくまでも出席扱いになるだけで、平常点の補填のための特別な措置は一切ない。欠席が多くなる4年生は履修しないほうがよい。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 秋吉貴雄・伊藤 修一郎・北山 俊哉「公共政策学の基礎 第3版」有斐閣(2020)9784641184497

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1] 早川純貴・内海麻利・田丸大・大山礼子『政策過程論-「政策科学」への招待』(学陽書房、2004年)ISBN 978-4313320352
[2] 新川達郎 編『政策学入門』(法律文化社、2013年)ISBN 978-4589035288
[3] 足立幸男『公共政策学とは何か』(ミネルヴァ書房、2009年)ISBN 978-4623054404

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

2020年度に関しては、数値そのものはそこそこ高いものであり、それなりに満足してもらえたようである。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

【職歴】
 2019年4月-      : 名古屋商科大学 経営大学院 准教授
 2016年4月-2019年3月 : 名古屋商科大学 経済学部 総合政策学科 専任講師
 2013年4月-2016年3月 : 同志社大学 政策学部 助教
 2011年4月-2013年3月 : 早稲田大学 政治経済学術院 助手

【学歴】
 2011年3月: 早稲田大学大学院 公共経営研究科 博士後期課程 修了、博士(公共経営)/Ph.D.
 2008年3月: 早稲田大学大学院 公共経営研究科 専門職学位課程 修了、公共経営修士(専門職) / MPM
 2006年3月: 早稲田大学法学部 卒業、学士(法学)/ LL.B

【専門分野】
 比較憲法政策 、比較憲法制度、オーストリア/スイス研究

EMPLOYMENTS:
Apr 2019 - Present : Associate Professor, NUCB Business School
Apr 2016 - Mar 2019 : Assistant Professor, Faculty of Economics, NUCB
Apr 2013 - Mar 2016 : Assistant Professor, Faculty of Policy Studies, Doshisha Uni.
Apr 2011 - Mar 2013 : Rsearch Associate, Faculty of Political Science and Economics, Waseda Uni.

EDUCATIONS:
 Ph.D. in Public Management, Waseda University, 2011
Master of Public Management, Waseda University, 2008
Bachelor of Laws, Waseda University, 2006

RSEARCH THEMES:
 Comparative Constitutional Policy, Comparative Constitutional Institution, Austrian-/ Swiss- Studies

Refereed Articles

  • (2022) Unconstitutional Decision of the Austrian Constitutional Court to Regulations Prohibiting Scarf in Public Elementary School. Law and Politics Review 8
  • (2021) Why has not the Constitution of Japan been amended?: Analysis based on the "Policy Window Model". Journal of Constitutional Law:60th Anniversary Issue of the Constitutional Law Association Japan
  • (2021) An Analysis of Democracy in Switzerland from the Perspective of Constitutional Politics: “Assembly−Independent System” and “Semi-Direct Democracy”. The Journal of Law and Political Science 57
  • (2021) Analysis of Security in Switzerland in Terms of Constitutional Institutions. The Journal of Constitutional Law 53
  • (2021) Federal States in Central Europe and Constitutional Insitutions. Law and Politics Review 7

Refereed Proceedings

  • (2020). Constitutional Analysis of Security in Switzerland. 123rd Constitutional Law Association Japan .Constitutional Law Association Japan. 1. 2. Takasaki City University of Economics
  • (2020). An Analysis of Democracy in Switzerland from the Perspective of Constitutional Politics. 133rd The Japanese Association of Law and Political Science .The Japanese Association of Law and Political Science . 1. 2. Online
  • (2016). Constitutional Change and Article 9 of Constitution of Japan: Is It Destruction of Constitutionalism?. Globalized World: Advantage or Disadvantage .Round Table Conference: Globalized World: Advantage or Disadvantage. 1. 2. Belgrade






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