シラバス Syllabus

授業名 マーケティング論 2
Course Title Marketing 2
担当教員 Instructor Name 中田 行彦(Yukihiko Nakata)
コード Couse Code NUC152_N21B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term3

授業の概要 Course Overview

本授業により、NUCBのミッションである開拓者精神=フロンティア・スピリットを育成します。合わせて、経済産業省が提唱する「社会人基礎力」を育成します。
マーケティングは、企業にとって最も重要な活動の一つです。この授業の目的は、マーケッティングを理解するだけでなく、開拓者またイノベーションを起こせる人を育成することにあります。
到達目標は、開拓者精神=フロンティア・スピリットの基本となる、基盤力、実践的思考力、主体的行動力、発展的コミュニケーション力の4つの力を育成することです。また、「社会人基礎力」として、考え抜く力、前に踏み出す力、チームで働く力を育成することです。

This lecture can foster the NUCB's “Frontier Spirit.” Specifically, At the same time, you can learn "Fundamental Competencies for Working Persons" proposed by the Ministry of Economy, Trade, and Industry (METI). 
Marketing is one of the most important activities for a company. The purpose of this lecture is not only to understand the marketing, but also to develop “Frontier Spirit” and innovative person.
The goal is to cultivate the four abilities of the pioneer spirit = frontier spirit: basic ability, practical thinking skills, independent action skills, and developmental communication skills. In addition, as " Fundamental Competencies for Working Persons ", it is to develop the ability of Thinking, Action, and Teamwork.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本教育法により、NUCBのミッションである開拓者精神=フロンティア・スピリットを育成できます。具体的には、基盤力、実践的思考力、主体的行動力、発展的コミュニケーション力の4つの力が育成できます。合わせて、経済産業省が提唱する「社会人基礎力」も習得でき就職に有利です
マーケティング科目は、本「マーケティング論」のほか、マーケットに軸足をおいた経営戦略を学ぶ「マーケット論2」、更に突っ込んだマーケティング戦略を学ぶ「マーケティング・マネジメント」の3科目があります。3科目は、段階的にレベルアップし、映像ケーススタディも重複しないように講座設計されています。3科目を合わせて、できれば順番に、履修することにより、実践的なマーケティング戦略を習得できます。

This new teaching method can foster the NUCB's “Frontier Spirit.” Specifically, four skills can be developed: foundation skills, practical thinking skills, independent action skills, and developing communication skills. At the same time, you can learn "Fundamental Competencies for Working Persons" proposed by the Ministry of Economy, Trade and Industry (METI), which is advantageous for employment.
There are three marketing related subjects: this "Marketing" to learn the basics, and additionally "Marketing 2" to learn business strategies that focus on the market, "Marketing Management" to learn more in-depth marketing strategies. The courses are designed so that the three subjects will be upgraded gradually and video case studies will not overlap. I recommend that you take all three subjects, and if possible, in order.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

本講義は、私が開発した「映像(漫画)ケーススタディ」と小グループ討論を組合せた新しい「アクティブラーニング」(名称:「知識スパイラル教育法」)を用います。映像(場合により漫画)を用いるため理解しやすく、小グループ討論により知識を体系化できます。
マーケティング関連科目には、基礎を学ぶ本「マーケティング論」と、更に「マーケティング論2」、「マーケティング・マネジメント」の合計3科目があります。3科目は、段階的にレベルアップし、映像ケーススタディも重複しないように講座設計されています。3科目全部を、できれば順番に、履修することを推奨します。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

全講義を、教科書「わかりやすいマーケティング戦略 [新版]」を踏まえ、映像ケーススタディと小グループ討論を行います。また、PP教材を配布すると共に、適宜教材を追加します。

序 章 マーケティング戦略への招待//
第3章 7) カップヌードルのケース
第1章 マーケティング・ミックス
 1)プロダクト/2)プレイス/3)プロモーション/
 4)プライス/5)マーケティング・ミックス


●使用するケース
カップヌードル:映像ケーススタディ「プロジェクトX 魔法のラーメン 82億食の奇跡 ~カップめん・どん底からの逆転劇~ [DVD]」

第2日(Day2)

第2章 ターゲット市場の選定
 1)セグメンテーションの定義/2)セグメンテーションの基準//
 3)軸の組合せ/4)ターゲット絞る


●使用するケース
日産フェアレディZ:米国市場:映像ケーススタディ「プロジェクトX 挑戦者たち 運命のZ計画 ~世界一売れたスポーツカー伝説[DVD]」

第3日(Day3)

第3章 製品ライフサイクル
 1)導入期/2)成長期/3)成熟期/4)衰退期:ロールフイルム//
 5)まとめ/6)注意事項/


●使用するケース
カシオデジカメQV-10:映像ケーススタディ「プロジェクトX 挑戦者たち 男たちの復活戦 デジタルカメラに賭ける [DVD]」

第4日(Day4)

第4章 市場地位別マーケティング
 1)4つのタイプ/2)トップシェアの魅力
 3)リーダーの戦略/4)チャレンジャーの戦略
 5)ニッチャーの戦略/6)フォロアーの戦略//
 7)ドライ戦争(アサヒ、キリン)/ドライ戦争の其の後
 ポーターの3つの基本戦略


●使用するケース
日本・韓国・台湾の液晶戦略比較:シャープの戦略(AQUOS 亀山工場)
ドライ戦争(アサヒ、キリン)

第5日(Day5)

第5章 業界の構造分析
 1)競争要因と利益ポテンシャル(5つの競争要因)/
 6)補完財(6つ目の競争要因:ソフト資産と規格化//
 2)既存企業間の対抗度/3)新規参入の脅威/4)買い手の交渉力/5)代替品/


●使用するケース
ビデオの規格化競争:VHS対ベータ
映像ケーススタディ「プロジェクトX 挑戦者たち 第2巻 窓際族が世界規格を作った VHS・執念の逆転劇」

第6日(Day6)

第6章 全社戦略
 1)多角化企業/2)プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)//
 3)キャッシュフロー/4)事業単位ごとの戦略指針/
 コアテクノロジー:コアコンピタンス


●使用するケース
シャープのオンリーワン戦略:「選択と集中」スパイラル戦略

第7日(Day7)

第7章 事業とドメインの定義
  1)事業定義/2)事業定義の方法(花王と資生堂)/3)注意点
終章 戦略的思考に向けて
まとめ 期末試験の説明


●使用するケース
花王と資生堂
 ICカードSUICA:映像ケーススタディ「プロジェクトX 挑戦者たち JR-SUICA」

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 0 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 15 %
ケース試験 Case Exam 20 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 15 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 50 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

・Class Participation(講義内の挙手発言)は、出席とアクティブラーニングへの参加で評価します。評価は15%。
・アクティブラーニングで優秀なグループには、発表してもらうと共に、ボーナス点を加算します。
・小テストとして、各授業でキーワードテストを実施します。キーワードは、教科書において赤色で表示された語句から出題されます。評価は15%。
・ケース試験として、ケースに対する回答をプリントアウトし指定された授業日までに、教員へ直接提出してください。評価20%。ビジネス同様に、締切厳守。締切に遅れた場合は、ビジネスと同様に減点の評価とします。
・期末試験は、50%。キーワードテストと記述式テストからできています。キーワードテストは、各授業のキーワードテストと同様で、教科書において青色で表示された語句から出題され、選択式でなく、記述式です。
・授業に集中するため、授業中の携帯電話の使用を禁止します。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 沼上 幹「わかりやすいマーケティング戦略 [新版]」有斐閣(2008)978-4-641-12355-7

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

山本 晶「コア・テキスト マーケティング」新世社 2012年6月10日
和田充夫・恩藏直人・三浦俊彦「マーケティング戦略[第5版]」有斐閣 2016年12月15日
恩蔵直人「日経文庫 マーケティング<第2版>」日本経済新聞社 2019年2月15日
黒岩健一郎・水越康介「マーケティングをつかむ[新版]」 有斐閣 2018年1月10日
恩藏直人・三浦俊彦・芳賀康浩・坂下玄哲「ベーシック・マーケティング[第2版]」同文館 2019年7月10日
中田行彦「シャープ「液晶敗戦」の教訓」実務教育出版 2015年3月10日
中田行彦「シャープ再建 鴻海流スピード経営と日本型リーダーシップ」 啓文社書房 2019年4月15日
町田勝彦「オンリーワンは創意である」文藝春秋 2008年9月20日

中央情報センター(図書館)についても活用してください。

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

本講義は、私が開発した「映像ケーススタディ」と小グループ討論を組合せた新しい「アクティブラーニング」(名称:「知識スパイラル教育法」)を用います。映像を用いるため理解しやすく、小グループ討論により知識を体系化できます。この新しい「知識スパイラル教育法」の改善のため、積極的なフィードバックをお願いします。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●学位と取得大学
1969年3月 神戸大学工学部計測工学科(応用物理)卒業
1971年3月 神戸大学大学院工学研究科計測工学専攻 (工学修士)
1992年2月 大阪大学大学院 工学博士
2009年9月 立命館大学 博士(技術経営)

●研究分野 技術経営、マーケティング、先端産業分析

●主な著書
1. 『シャープ再建 鴻海流 スピード経営と日本型リーダーシップ』 啓文社 2019年4月2日
2. 『シャープ「企業敗戦」の深層 大転換する日本のものづくり』 イースト・プレス、2016年3月17日
3. 『鴻海為什麼贏得夏普』 商業周刊 (台湾での翻訳本)2016年6月23日
4. 『「モジュール化」対「すり合わせ」 日本の産業構造のゆくえ』 学術研究出版、2015年2月7日 
中田行彦、安藤晴彦、柴田友厚(編著)
5. 『シャープ「液晶敗戦」の教訓 日本のものづくりはなぜ世界で勝てなくなったのか』 実務教育出版
2015年1月28日


● Degrees and Acquired universities
1969: Kobe University, Faculty of Engineering, Department of Instrumentation Engineering
(Applied Physics)
1971: Graduate School of Engineering, Kobe University (Master of Engineering)
1992: Osaka University, Graduate School of Engineering, (Doctor of Engineering)
2009: Ritsumeikan University, Graduate School of MOT (Dr. of Technology Management)

● Research Fields: Technical Management, Marketing, Advanced Industry Analysis

● Main books
1. “Sharp Reconstruction: Honhai-style Speed Management and Japanese leadership”
Keibunsha April 2, 2019
2. "Deeper Layer of SHARP’s Defeats: Grand Transformation of Japanese Manufacturing"
East Press, March 17, 2016
3. “Deeper Layer of SHARP’s Defeats: Grand Transformation of Japanese Manufacturing”
Commercial Weekly (Translated in Taiwan) June 23, 2016
4. “Modularization vs. Intedration: The Future of Japanese Industrial Structure”
Academic Research Publishing, February 7, 2015 Yukihiko Nakata, Haruhiko Ando, Tomoatsu Shibata
5. " Lesson from SHARP’s Defeat in LCD war: Why Japanese Manufacturing no longer win in the world?”
Practical Education Publishing, January 28, 2015

(実務経験 Work experience)

●職 歴
1971年~2004年: シャープ株式会社で33年間勤務。
液晶の研究開発に約12年、太陽電池の研究開発 に約18年。
その間、3年米国のシャープアメリ カ研究所等米国勤務。
2004年~2017年:立命館アジア太平洋大学の教授として 「技術経営」を教育・研究。
2017年から現在: 立命館アジア太平洋大学名誉教授・客員教授
2009年10月~2010年3月:米国スタンフォード大学客員教授
2015年7月~2018年6月:日本MOT学会企画委員長

● Job History
1971-2004: Sharp Corporation for 33 years.
12 years of R&D of LCD and 18 years of R&D of Solar cells.
During that time, worked for at the Sharp Laboratories of America for 3 years in the United States.
2004-2017: Ritsumeikan Asia Pacific University to teach and research Technology Management as a professor.
2017- Present: Professor Emeritus and Visiting Professor of Ritsumeikan Asia Pacific University.
October 2009 to March 2010: Visiting professor at Stanford University
2015 to 2018: Japan MOT Society Planning Committee Chair






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