シラバス Syllabus

授業名 管理会計論 2
Course Title Management Accounting 2
担当教員 Instructor Name 石川 智己(Tomoki Ishikawa)
コード Couse Code NUC147_N25B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目400系 / Specialized Subject 400
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2025 UG Nisshin Term4

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

ビジネス界に貢献する能力を持った先駆的活躍のできる人材あるいは起業家が、国際社会で活躍し高い競争力を発揮するためには、企業の活動を読み取る力は必須です。管理会計の分析手法を理解することで企業活動の未来を知ることができます。これに習熟することで、経営者やビジネスマンに必要とされる業績評価や利益計画に必要なスキルを身につけることが可能です。管理会計の考え方やツールは、企業活動のあらゆる意思決定を支援する技法として修得されなければなりません。
For the personnel or the entrepreneur who can do a leading achievement with the ability to contribute to the business world, The ability to read business activity is needed to play an active part by an international society and show high competitive power. It's possible to know the future of business activity by understanding the analytical method of the management accounting. It's possible to learn a skill necessary to achievement evaluation and profit planning which are to master this and are needed by a proprietor and a businessman. A way of thinking of a management accounting and a tool have to be acquired as the technique with which all decisionmakings of business activity are supported.

授業の目的(意義) / Importance of this course

管理会計は、自社の経営に活かすために作成する、内部向けの会計です。経営者は、管理会計の情報をもとに、自社の経営を分析し、将来の意思決定を行ったり、製品や人事に関する施策を打つことができます。この講義では、ビ ジネスマンに必要とされる財務的なスキルを身につけることが目標であり、ビジネスの基礎的な素養を身につけさせる重要な講義である。管理会計は情報提供の目的に応じて、意思決定会計と業績管理会計に体系化されるのが現在の通説です。管理会計論2では、管理会計論1で学修した変動費固定費の分類、直接原価計算の考え方をさらに発展させたCVP分析、設備投資の経済性計算、標準原価計算による原価管理とその問題点などの業績管理会計を学びます。管理会計論1での学習内容を発展された内容が多いため、管理会計論1から受講するか、管理会計論1の内容を理解した上で講義に臨むこと。
A subject of management accounting theory can be called the important lecture which makes put on a basic outfit of a business. It is the current wisdom that management accounting is systematized into decision-making accounting and performance management accounting according to the purpose of providing information. We will learn the basic areas of decision-making accounting (Pricing decision, capital expenditure decision and performance management accounting(standard cost accounting、activity based costing).
In Management Accounting II, students will further develop the concepts learned in Management Accounting I, such as the classification of variable and fixed costs and the concept of direct costing. The course covers topics including CVP (Cost-Volume-Profit) analysis, which expands on these concepts, economic calculations for capital investment, and cost management through standard costing, along with its associated issues in performance management accounting. Since many topics build upon the content of Management Accounting I, students are advised to take that course first or ensure they have a solid understanding of its material before attending this lecture.

到達目標 / Achievement Goal

この科目は、企業の意思決定とコントロールに役立つ管理会計の基礎知識の習得を目的とします。そして、みなさんが管理会計の基礎知識をマスターし、実際のビジネスで活用できるようになることを到達目標とします。

The purpose of this course is to acquire basic knowledge of management accounting that is useful for corporate decision making and control. The goal is for you to master the basic knowledge of management accounting and use it in your actual business.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG3 Ethical Decision Making

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本講義は、管理会計的視点による経営意思決定能力の習得を目的とします。

This lecture aims at mastering management decision making ability from Managerial Accounting viewpoint

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 70 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 30 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

(学習方法)
・講義では簿記、原価計算の基礎知識が必要となる領域が多く含まれています。このため、受講にあたっては、簿記学及び原価計算論を履修していること、できれば日商簿記検定2級に合格していることが望ましい。
・ケース、演習問題を解いた後にディスカッションを行いますので、積極的な発言を期待します。
・会計科目は講義を受講した後に自力で計算問題が解けるようになることが必要です。 予習は,次の授業範囲をテキストで確認しておくこと、復習は必ず行ってください。授業範囲の予習確認問題を課しますので、テキストを読み、回答してください。復習はテキスト記載の計算問題や講義中に使用した設例、演習問題は必ずできるようにし、計算ロジック、手法や考え方を身につけて下さい(計算問題で1時間程度)。
・理解度をはかるため、計算問題を中心とした小テストを実施する予定です。
(フィードバック方法)
・小テストの結果は、講義内で解答用紙を返却します。また、解説を講義の中で行いますので、できなかった問題はかならず復習し、自力でできるようにしておいてください。
・計算問題が多いため「電卓」を持参してください。

中央情報センター(図書館)の活用について
・参考文献やその他の関連資料を調べるなど,情報センターを積極的に活用してください。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

1  オリエンテーション、管理会計論Ⅰの復習
・管理会計の基礎、経営計画とコントロールのための会計を復習する。
2 貨幣の時間価値・資本コスト
・設備投資の経済性計算を行う上で必要となる概念(貨幣の時間価値・資本コスト)の説明を行い、数値を用いた計算方法を学修する。

第2日(Day2)

3 戦略的意思決定と設備投資計画
・設備投資、市場拡大、M&Aなど企業の経営構造を変革する意思決定である戦略的意思決定を学修する。
4設備投資の経済性計算演習
・数値を用いた例題を使用し、設備投資計画の経済性計算を行い、計画採択の可否について検討し、その結果についてディスカッションする。


●使用するケース
適切な設備投資の意思決定

第3日(Day3)

5 特殊原価概念と固変分解、CVP分析の基礎
・特殊原価概念の意義、変動費と固定費の分解、損益分岐点、CVP分析の基礎
6 差額利益分析の基礎、セールスミックスの意思決定
・CVP分析から発展し、差額原価収益分析の基礎を理解し、業務的意思決定の手法を学修する。

●使用するケース
追加注文の受注可否

第4日(Day4)

7 小テスト
8 活動基準原価計算(ABC)による製品戦略、原価低減、予算管理
・現行制度における製造間接費配賦の問題点を考える。
・活動基準原価計算を用いた原価低減、予算管理を学修する。

第5日(Day5)

9標準原価計算とコストコントロール
・標準原価計算の意義を理解し、原価差異分析を学修する。
10原価差異分析の計算演習
・標準原価を用いた原価差異分析の計算演習を行い、原価管理の理解を深める。

●使用するケース
生産活動における目標管理

第6日(Day6)

11 事業部制の業績管理
・事業部制の業績管理手法を学修する。
12 事業部制を支える会計手法
・振替価格と事業部資本、本社費の配賦の検討。


第7日(Day7)

13 小規模組織の管理会計
・ミニプロフィットセンターを学修する。
・京セラで行われているアメーバ経営の手法を学修する。
14 総復習問題
・管理会計論1の総復習について、数値を用いた問題を解き、理解を深める。

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 25 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 25 %
予習レポート Preparation Report 25 %
小テスト Quizzes / Tests 20 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 30 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

定期試験 Final Exam

あり

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

予習レポートは講義で扱うパートを事前に読み、その確認テストを提出、事前課題の提出状況による評価になります。
授業内での挙手発言は、講義中やディスカッションにおける発言回数や演習問題の解答提出状況で評価します。
小テストは、講義の理解促進を図るため、授業中に実施する予定です。必ず講義に出席してテストを受けて下さい。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 清水孝、庵谷治男著「基礎管理会計」中央経済社(2019)978-4-502-30341-8

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

以下は、理解を深めるための参考文献として記載しています。
・櫻井通晴 著「管理会計 基礎編」同文館出版、ISBN:978-4-495-19511-3
・櫻井 通晴 著『管理会計(第七版)』同文館、ISBN:978-4-495-16147-7
・小林啓孝/著 伊藤嘉博/著 清水孝/著 長谷川惠一/著『スタンダード管理会計 (第2版)』東洋経済新報社、ISBN:978‐4‐478‐00812‐6
・鈴木 隆文 著『みんなが欲しかった!(第2版)簿記の問題集 日商1級 工業簿記・原価計算 3直接原価計算・意思決定会計編』TAC出版,ISBN: 978-4-8132-8589-2
・TAC公認会計士講座 編著『公認会計士短答式試験対策シリーズ ベーシック問題集 管理会計論(第5版)』 TAC出版,ISBN:978-4-8132-6600-6

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

管理会計を理解するためには基礎的な簿記学、原価計算論の知識が必要不可欠であることには変わりがありません。平易な説明を心がけますが、受講にあたっては簿記学及び原価計算論を履修済みか日商簿記検定2級の内容を理解しておくことが必要です。
なお、2024年度の管理会計論2から、設備投資計画の意思決定、CVP分析、標準原価計算といったより高度な会計知識が必要な論点を扱うようにカリキュラムを変更しました。管理会計論2は管理会計論1で扱った内容の理解や日商簿記検定2級合格レベルの知識が必要です。管理会計論1を受講しない者は管理会計論1の内容を理解しておくこと。また、受講前に簿記検定2級に合格するか11月以降に開催される日商簿記検定での合格を目指すレベルが求められます。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●学位と取得大学(修士以上)
修士(商学)中央大学

●研究分野
非営利法人における統一的な会計基準導入の可能性
経営管理に有効な予算統制及び中期経営計画の策定

●資格
公認会計士

●主な論文等
1.「生活協同組合の会計・監査」有限責任監査法人トーマツ『会計情報』 pp23~26,2017年6月
2.有限責任監査法人トーマツ編『建設業の決算手続と税務調整(第3版) 』清文社, 第3章「3 諸引当金」及び「4 偶発債務」(pp.237-265), 2015年5月

(実務経験 Work experience)

●職歴
1998年 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所
2001年 公認会計士登録
2018年 厚生労働省 社会・援護局 生協指導専門官着任
2020年 石川智己公認会計士事務所開業、現在に至る

●実務経験
大手監査法人にて、法定監査(金融商品取引法、会社法、私立学校振興助成法)、株式公開支援業務に従事し、企業向け研修企画・講師を担当する。
厚生労働省において生協指導専門官として、国所管の生活協同組合への行政検査、会計基準及び監査基準の改訂に伴う生協法施行規則の改正にかかわる業務を担当する。







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