シラバス Syllabus

授業名 ビジネスエスノグラフィー
Course Title Business Ethnography
担当教員 Instructor Name 納村 信之(Nobuyuki Nomura)
コード Couse Code NUC147_N21B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2021 UG Nisshin Term3

授業の概要 Course Overview

・”フロンティアスピリット"をもって自発的なフィールドワークを行うことを重視する点
・デザインシンキングなプロセスを重視する点
・社会の発展をもたらすイノベーティブな提案を重視する点
エスノグラフィーとは、もともと民俗学などで研究対象を観察する手法として発達してきた。本講義においては、この方法をビジネスの領域に適用して行く。具体的には、ユーザーがふだんどのような環境で生活しているのか、どういった考え方で商品やサービスに接しているのかといったことをつぶさに観察・分析し、問題点を発見することで新しいソルーションを提案していくことを目的とる。
本科目を学ぶことで、学生は通常見落としがちな人々の行動の中に埋め込まれた意味を理解することができるようになる。

・ Emphasis is placed on voluntary fieldwork with the "frontier spirit"
・ Emphasis on design thinking process
・ Emphasis on innovative proposals that bring about social development
Originally, ethnography is a method for observing the subject of research such as folklore. In this lecture, we intend to apply this method to business. Specifically, we try to find a new solution through exactly observing and analyzing how the users use goods and receive the service.
By studying this course, students will be able to understand the implications embedded in the behavior of people who are usually overlooked.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG4 Effective Communication

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

本講義受講後、得られるスキルや知識:
・アカデミックな理論に基づいた観察方法
・定性的な記録方法
・ヴィジュアルな表現を駆使した説得力のあるソルーションを提示する能力

By the end of the course, you will be able to
・understand observing method based on accademic theory
・understand qualitative recording method
・present persuasive solutions making full use of visual expression

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 4 質の高い教育をみんなに(Quality Education)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 10 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 0 %
フィールドメソッド Field Method 90 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

本講義は、ケース・フィールドメソッドにより実施します。
企業で実際に起きた経営事例等を受講生が自らの視点で追体験することを通じて、課題解決力・課題発見力を培う教育手法です。受講生間のディスカッションおよびロールプレイ等、受講者を主体とした学修体験「Participant Centered Learning」により、知識の修得に加え受講生の実務家としての世界観・視野を広げることを目標とします。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

ステージ1:行動観察の基本「観察→記録」
1週   ガイダンス:「ビジネスにおける行動観察とは?」
10:00~10:30 アサイメント・グループディスカッション
10:30~11:30 イントロダクション
11:30~11:50 休憩
11:50~12:50 フォト演習:「観察→記録」演習1
12:50~13:20 グループディスカッションとケース宿題説明
ステージ2:都市空間のフィールドワーク「記録→分析」

●使用するケース
1. グループ課題の中間結果の講評を受けて翌週の最終提出提出を課します。

第2日(Day2)

2週  現地調査による都市空間のフィールドワーク:「観察→分析」マッピング演習(P.W.-1)
10:00~11:20 ケース・グループディスカッション
11:20~11:30 休憩
11:30~12:00 ビデオ・マッピング演習( G.W.-1)ガイダンス
12:00~13:00 ビデオ・マッピング演習( G.W.-1) 作業
13:00~13:20 フィールドワーク演習(P.W.-1)説明

●使用するケース
●使用するケース
コンビニの本質とは何か?(セブン-イレブン・ジャパン)
【アサインメント】
1. セブンイレブンの経営史を探ることで、日米(セブンイレブン・ジャパンとサウスランド社)間の
  発展の経緯や組織能力の相違を述べてください。
2. コンビニの本質とは何ですか?以下の観点から考えてみてください。
  ・利用客へのアンケートから
  ・利用客の行動観察から
  ・店員のインタビューから
3. 1から今後コンビニはどのようにサービスを展開していくのか想像しながら新しいコンビニ像を提示してください。

第3日(Day3)

3週  発表とグループディスカッション+G.W.-2説明
10:00~10:50 ビデオ・マッピング演習( G.W.-1)発表とグループディスカッション−1
10:50~11:50 フィールドワーク演習(P.W.-1)発表とグループディスカッション−2
11:50~12:00 休憩
12:00~13:20 KJ法グループ演習(G.W.-2)説明+大須観音のフィールドワーク
ステージ3:問題点の発見「分析→発見」

●使用するケース
1. グループ課題の中間結果の講評を受けて翌週の最終提出提出を課します。

第4日(Day4)

4週  現地調査による建築空間のフィールドワーク: KJ法(G.W.-2)
10:00~10:30 KJ法の説明
10:30~12:20 KJ法グループ演習(G.W.-2)作業
12:20~13:00 KJ法グループ演習(G.W.-2)発表
13:00~13:20 KJ法グループ演習(G.W.-3)課題説明


●使用するケース
1. グループ課題の中間結果の講評を受けて翌週の最終提出提出を課します。

第5日(Day5)

5週  発表とグループディスカッション+P.W.-2説明
10:00~12:20 二店舗比較KJ法グループ演習(G.W.-3)作業
12:20~13:00 二店舗比較KJ法グループ演習(G.W.-3)発表とグループディスカッション
13:00~13:20 二店舗比較空間改善提案(P.W.-2)説明

●使用するケース
1. グループ課題の中間結果の講評を受けて翌週の最終提出提出を課します。

第6日(Day6)

ステージ4:空間の改善提案「発見→提案」
6週  建築空間の改善提案:「発見→提案」表現演習 (P.W.-2)
10:00~13:20 二店舗比較空間改善提案(P.W.-2)作業とチュートリアル


●使用するケース
1. グループ課題の中間結果の講評を受けて翌週の最終提出提出を課します。

第7日(Day7)

7週  最終発表
9:40~10:30 二店舗比較空間改善提案(P.W.-2)各グループで発表とディスカッション
10:30~13:00 二店舗比較空間改善提案(P.W.-2)発表とディスカッション
*P.W.とは「個人ワーク」、 G.W.とは「 グループワーク」の意。

●使用するケース
1. グループ課題の中間結果の講評を受けて翌週の最終提出提出を課します。

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
予習レポート Preparation Report 40 %
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 10 %
ケース試験 Case Exam 50 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
最終レポート Final Report 0 %
期末試験 Final Exam 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 松波 晴人「ビジネスマンのための「行動観察」入門」講談社(2011)978-4062881258

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]松波晴人:『「行動観察」の基本』、ダイヤモンド社、2012年、ISBN-10: 4478020280
[2]ジェーン・フルトン・スーリ:『考えなしの行動?』,太田出版, 2009年, I SBN-10: 4778311795
[3]山岡俊樹:『ヒット商品を生む観察工学 -これからのSE開発・企画者へ』, 共立出版、2 008年, ISBN-10: 4320071697
[4]羽生和紀:『環境心理学 人間と環境の調和のために』, サイエンス社、2008年, ISBN-10: 4781911943
[5]久宗周二 :『マンガでわかる街角の行動観察 ちょっと得するマイペース思考』, 創成社、 2011年、ISBN-10: 4794480547
[6]トム・ケリー・ジョナサン・リットマン:『イノベーションの達人! ―発想する会社をつくる10の人材』, 早川書房, 2006年, ISBN-10: 4152087366
[7]トム・ケリー・ジョナサン・リットマン:『発想する会社! ―世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』, 早川書房, ISBN-10: 415208426X
[8]佐藤郁哉:『フィールドワークの技法― 問いを育てる、仮説をきたえる』, 新曜社, 2002年, ISBN-10: 4788507889
[9]佐藤郁哉:『フィールドワーク 書を持って街に出よう』,新曜社, 2006年, ISBN-10: 4788510308

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

昨年の授業調査において最終課題に関するディスカッションの時間をできるだけ割いて欲しいというコメントがあったのでスケジュールを調整しました。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●学位と取得大学 AA diploma 英国王立建築家協会建築学校 博士(工学)東京大学

●主な職歴
1988.4. ~ 1992.1. (株)清水建設一級建築士事務所
1997.1 .~ 2000.12.(株)プランテック総合計画事務所
2001.1. ~    (株)テレデザイン一級建築士事務所

●主な資格
・一級建築士(登録番号 第352533号)
・宅地建物取引士(登録番号(愛知県)第055402号)
・認定ファシリティマネージャー(CFMJ)(交付番号 第0023814号)

●研究分野
建築計画、ファシリティ・マネジメント

●主な論文
高蔵寺ニュータウンにおける施設運営者・利用者・住民の意向を考慮した施設立地のあり方に関する研究, 日本建築学会計画系論文集, No.711,
pp.1009 -1016, 2015.3
高蔵寺ニュータウンにおける住宅ストック及び施設分布からみた再生手法に関する考察, 日本建築学会計画系論文集, No.697, pp.677 -684, 2014.3
空間共用から見たシェアード・オフィスの研究(2)-共用スペースの家具変更に伴う利用状況の変化に関する考察-, 日本オフィス学会, pp.72 -79,
2013.4
空間共用からみたシェアード・オフィスの研究(1)共用スペースを中心とした利用者の行動観察, 日本オフィス学会, pp.59-67, 2012.10

●主な著書
都市・建築フィールドワーク・メソッド, 田島則行・久野紀光・納村信之, INAX出版, 2002年

Nobuyuki Nomura
http://mba.nucba.ac.jp/research/faculty/entry.html?u_bid=145&u_eid=13062

●Degree
AA diploma, Architectural association school of architecture
Dr. (Eng.), Tokyo university

●professional career
1988.4. ~ 1992.1. Shimizu corporation
1997.1 .~ 2000.12. Plantec associates
2001.1. ~    Tele-design co. ltd.

●Qualification
・First qualified architect
・Registered real-estate broker
・Certified Facility Manager(CFMJ)

●Research field
Architectural Planning, Facility management

●Thesis
A STUDY ON THE FACILITY LOCATION VIEWED FROM THE WISHES OF THE OWNERS, THE USERS AND THE INHABITANTS IN KOZOJI NEW
TOWN, Journal of Architectural Institute of Japan, 80(711), 1009-1016, 2015
CONSIDERATION OF REGENERATIVE METHOD VIEWED FROM RELATIONSHIP BETWEEN HOUSING STOCK AND DISTRIBUTION OF FACILITIES IN
KOZOJI-NEWTOWN, Journal of Architectural Institute of Japan, 79(697), 677-684, 2014
STUDY OF SHARED OFFICE IN TERMS OF SPACE SHARING (2) -Observation about the change of users activity due to the change from fixed tables
to movable tables in public meeting space, Journal of Japan Society for Office Studies 5(1), 72-77, 2013-04
STUDY OF SHARED OFFICE IN TERMS OF SPACE SHARING (1) -Behavior observation of users around public space, Journal of Japan Society for
Office Studies 4(2), 59-67, 2012-10

● Books
Fieldwork methods in urban scape, Noriyuki Tajima, Toshimitsu Kuno and Nobuyuki Nomura, Inax publishing, 2002

Refereed Articles

  • (2018) Practice and Verification of The Two-step Renovation Experiment of Public Rental Dwelling Unit, “UR Free Style House”. Association of Urban Housing Sciences 2019.04(105):
  • (2018) EXPERIMENT AND VERIFICATION ON CO-WORKING SPACE USABLE WITH CHILDREN. J. Archit. Plann., AIJ, Vol. 83, No. 747 Oct., 2018
  • (2018) Design and experiment on interactive furniture that sharing atmosphere. Japan Society for Interior Society Oct., 2018
  • (2016) CAPACITY ANALYSIS AND CONSIDERATION OF MANAGEMENT METHOD. J. Archit. Plann., AIJ, Vol. 81 No. 728, 2229-2237, Oct., 2016 DOI http://doi.org/10.3130/aija.81.2229
  • (2015) ANALYSIS AND CONSIDERATION OF THE ACTIVITY IN PUBLIC FACILITY −A study on public facility management focusing on activity and capacity Part.1−. Journal of Architecture and Planning 80(717):






ページ上部へ戻る