授業名 | マーケティング論 |
---|---|
Course Title | Marketing |
担当教員 Instructor Name | 小沢 貴史(Takashi Ozawa) |
コード Couse Code | NUC146_N24A |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 専門教育科目200系 / Specialized Subject 200 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Term1 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
この講義では、環境探求論的な市場環境観を備えた、イノベーティブで倫理観あるリーダーの育成を志向しております。そして実業界や社会の発展をもたらすような、知識の創出を推進します。国内の市場に執着した議論に留まらず、新時代のアジアと世界をつなぐ能力の育成を目指します。
By this lecture, We intend upbringing of the view on innovative and ethical leader with the environmental search theory-like market environment view. And We promote creation of the knowledge bringing the business world and social development. We aim at upbringing of the ability to tie Asia and the world of the new age without remaining in the discussion that deeply attached to the domestic market.
授業の目的(意義) / Importance of this course
この講義では、『企業がその置かれた環境の中で、自らの位置を決めていくための舵取りに関する問題』を取り扱います。つまり「利害関係者を巻き込んで、どのような市場を創造するか」、「誰に役立ちたいのか」、「どのようにして、顧客のためになりたいのか」、「消費者に対して、どのようなメッセージを、いかに伝えるか」、「顧客と企業との間において、どのような取引と情報交換を行うか」などといった問題を取り上げます。そしてこのような問題を、より深いレベルから理解するための枠組みや概念、及び理論を提供することによって、「躍動感に満ちた顧客と企業との間のコミュニケーションを理解することの知的な面白さ」を共感したいと考えております。
In this lecture, it deals with "a problem about the steering for a company to locate oneself in the environment" . In other words, "For consumers, what kind of message do you convey ?" , "What can you do to be good for the customer ?" , "Whom you want to help", "With rolling up interested party, what kind of market do you create ?" or take up the problem that "What kind of business exchanges information with between one of a customer and a company". And we want to sympathize with the intellectual fun of understanding the communication between customers and companies by providing a frame and a concept to understand such a problem from a deeper level and a theory.
到達目標 / Achievement Goal
この講義は、日々発見をモットーに、「逆境を好機に変える論理の探究」を志向しております。この講義を通して、人と社会に対する洞察を磨くとともに、「未来を創るのは、今の私たちの思いと行動」であることを学ぶことができればと考えております。もしかすると、あなたの人生が変わるかもしれません。
This lecture intends research of "The Logic to Change Adverse Circumstances into a Good Opportunity" in a motto by discovery every day. Through this lecture, We polish a person and insight for the society and learn that it is "Our Thought and Action in Now that Make the Future". Possibly your life may change.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication
LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
この講義は、現代企業のマーケティングと経営に関する個々の理論の詳細を正確に教えることに重点を置いているわけではありません。個々の理論にみえる考え方の全体像を把握した上で、現実に生じる物事を考える姿勢を身に付けて下さい。実際にマーケティング戦略を構築する際の基本となる「概念的な」道具立てを提供したいというのが、基本的な立場にあります。
重要なのは、理論からみえる考え方を、実際の局面でうまく使いこなせるか、という点にあります。複数の考え方を使って、自分たちの置かれた状況を多面的に読み解くということは、意外と難しいです。この講義では、専門用語に目を奪われることなく、「ものの見方」の提示に努めていきます。
重要なのは、理論からみえる考え方を、実際の局面でうまく使いこなせるか、という点にあります。複数の考え方を使って、自分たちの置かれた状況を多面的に読み解くということは、意外と難しいです。この講義では、専門用語に目を奪われることなく、「ものの見方」の提示に努めていきます。
This lecture does not establish an important point in teaching theoretical detail about marketing. Please wear posture to think about occurring things practically after having kept the perspective of the way of thinking to see in marketing theory. We want to have a basic position to offer a conceptual toolkit for building marketing strategy.
There is importance whether can manage a way of thinking to be able to see from a theory in real situation well. Using plural ways of thinking, it is unexpectedly difficult to read versatilely, and to untie their put situation. We try for the presentation of the view without being fascinated by a technical term by this lecture.
There is importance whether can manage a way of thinking to be able to see from a theory in real situation well. Using plural ways of thinking, it is unexpectedly difficult to read versatilely, and to untie their put situation. We try for the presentation of the view without being fascinated by a technical term by this lecture.
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 8 働きがいも経済成長も(Decent Work and Economic Growth)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 50 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 50 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
この講義では基本的に、教科書と私の用意するスライド教材を基に講義を進めていきます。
スライドの資料は、教科書の理解を深めるための補助であったり、教科書で取り上げている現実を読み解く概念や、教科書の内容の背景にある理論の理解を促したりするための教材です。また教科書の理解が、スライドや講義の理解にも結びつくという、補完的な関係にあります。
受講される皆さんは、教科書の指定する箇所や事例を読み込み、「自分なら、戦略の策定や実行の担い手として、どうするか?」をトコトン考え抜いた上で、講義に臨んでください。
レポートに対するフィードバックは、気になる点を、後日の講義にて総評いたします。
受講される皆さんは、中央情報センターを積極的に活用してください。そしてマーケティング論や戦略論、組織論などを問わず、様々な分野の本を余力のあるうちに読んでおいてください。たとえば社会学や心理学、経済学、歴史学、哲学などです。自分の関心のある分野で結構です。無理なく読んでいただき、その本の考え方を吸収してください。
スライドの資料は、教科書の理解を深めるための補助であったり、教科書で取り上げている現実を読み解く概念や、教科書の内容の背景にある理論の理解を促したりするための教材です。また教科書の理解が、スライドや講義の理解にも結びつくという、補完的な関係にあります。
受講される皆さんは、教科書の指定する箇所や事例を読み込み、「自分なら、戦略の策定や実行の担い手として、どうするか?」をトコトン考え抜いた上で、講義に臨んでください。
レポートに対するフィードバックは、気になる点を、後日の講義にて総評いたします。
受講される皆さんは、中央情報センターを積極的に活用してください。そしてマーケティング論や戦略論、組織論などを問わず、様々な分野の本を余力のあるうちに読んでおいてください。たとえば社会学や心理学、経済学、歴史学、哲学などです。自分の関心のある分野で結構です。無理なく読んでいただき、その本の考え方を吸収してください。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
#1 製品ライフサイクル#2 市場のサドル
●使用するケース
教科書の序章と第1章第2日(Day2)
#3 ジェネリック・マーケティング#4 STP
●使用するケース
教科書の第3章(清酒市場と航空機用エンジン市場のケース)第7章(がん具に属する市場のケース)
第10章(光学測定器に属する市場群のケース)
第3日(Day3)
#5 輸出マーケティング#6 同質的な競争
●使用するケース
教科書の第3章(米国の二輪車市場のケース)第7章〜第10章
第4日(Day4)
#7 ブランド#8 マスカスタマイぜーション
●使用するケース
教科書の第8章(野球・ソフトボール用具市場とゴルフ・ホッケー用具市場のケース)第5日(Day5)
#9 クチ・コミュニケーション#10 製品のアソートメント
●使用するケース
教科書の第8章(野球・ソフトボール用具市場とゴルフ・ホッケー用具市場のケース)第6日(Day6)
#11 セールス・キャンペーン#12 低価格の戦略
●使用するケース
教科書の第8章(野球・ソフトボール用具市場とゴルフ・ホッケー用具市場のケース)第9章(金属工作機械に属する市場群のケース)
第7日(Day7)
#13 経験価値#14 希望触発
●使用するケース
教科書の第7章〜終章成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 0 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 30 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 30 % |
予習レポート Preparation Report | 0 % |
小テスト Quizzes / Tests | 0 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 30 % |
期末試験 Final Exam | 40 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
主として、講義やケース討議への参加(回数 + 質 で 30%)とレポート(1回・30%)、および期末試験(40%)で評価します。レポートは、指定する期日(講義の中でお知らせします)までに提出して下さい。期日を遅れて提出した場合は、減点の対象となります。いずれも、「重要な要因や問題の識別」、「論理一貫性」、「分析内容の完結性」、「客観性」、「適切な概念やモデルの適用」を、評価項目とします。教科書 Textbook
- 小沢 貴史「「市場再活性化のメカニズム」」千倉書房(2021)9784805112281
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
寺本 義也、大森 信(編集)「新 経営戦略論【第3版】」学文社(2022年)
寺本 義也、岩崎 尚人(編集)「新 経営戦略論」学文社(2012年)
石井 淳蔵、廣田 章光、清水 信年(編著)「1からのマーケティング(第4版)」碩学舎(2019年)
恩蔵 直人「マーケティング〈第2版〉」日本経済新聞出版社(2019年)
現代マーケティング研究会(編集)「マーケティング論の基礎」同文舘出版(2019年)
フィリップ・コトラー(ほか)「コトラー 競争力を高めるマーケティング ――「デジタル消費者」の時代、アジアから世界へ ! 」丸善出版(2018年)
松浦 弥太郎「1からはじめる」講談社(2018年)
石井 淳蔵「寄り添う力」碩学舎(2014年)
小山 薫堂「小山薫堂 幸せの仕事術 つまらない日常を特別な記念日に変える発想法」NHK出版(2012年)
寺本 義也、岩崎 尚人(編集)「新 経営戦略論」学文社(2012年)
石井 淳蔵、廣田 章光、清水 信年(編著)「1からのマーケティング(第4版)」碩学舎(2019年)
恩蔵 直人「マーケティング〈第2版〉」日本経済新聞出版社(2019年)
現代マーケティング研究会(編集)「マーケティング論の基礎」同文舘出版(2019年)
フィリップ・コトラー(ほか)「コトラー 競争力を高めるマーケティング ――「デジタル消費者」の時代、アジアから世界へ ! 」丸善出版(2018年)
松浦 弥太郎「1からはじめる」講談社(2018年)
石井 淳蔵「寄り添う力」碩学舎(2014年)
小山 薫堂「小山薫堂 幸せの仕事術 つまらない日常を特別な記念日に変える発想法」NHK出版(2012年)
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
教科書は、事あるごとに読み込んで、自身の考えを整理された上で臨むことが求められます。
教科書を持参されない方は、この講義に臨んでも、実りは乏しいでしょう。また講義の大半を居眠りにあてる方や、友達と喋るために受講される方は、真面目に受講されている方への迷惑となります。
オンラインで講義を行う場合ですと、ご自身の顔を出さず、空席のままでアクセスされている方も含めて、以上のような方にとって、単位を取得することは不可能に近いです。この講義を受講されない方が良いでしょう。
講義やケース討議への参加を評価の一つにしていますが、漫然と出席しているだけで評価が得られるのか、よく考えて臨んでください。
教科書を持参されない方は、この講義に臨んでも、実りは乏しいでしょう。また講義の大半を居眠りにあてる方や、友達と喋るために受講される方は、真面目に受講されている方への迷惑となります。
オンラインで講義を行う場合ですと、ご自身の顔を出さず、空席のままでアクセスされている方も含めて、以上のような方にとって、単位を取得することは不可能に近いです。この講義を受講されない方が良いでしょう。
講義やケース討議への参加を評価の一つにしていますが、漫然と出席しているだけで評価が得られるのか、よく考えて臨んでください。
担当教員のプロフィール About the Instructor
兵庫県 姫路市 生まれ。
2008年 神戸大学 大学院経営学研究科 博士後期課程修了。
㈱JMRサイエンス、大阪府立産業開発研究所、早稲田大学、鳥取大学を経て、
大阪市立大学 大学院経営学研究科 教授。
株式会社 SYNTH 社外取締役を兼務。
専門は、事業戦略論。
主な著書に「市場再活性化のメカニズム」(2021年)、「新 経営戦略論【第3版】」(共著、2022年)等がある。
2008年 神戸大学 大学院経営学研究科 博士後期課程修了。
㈱JMRサイエンス、大阪府立産業開発研究所、早稲田大学、鳥取大学を経て、
大阪市立大学 大学院経営学研究科 教授。
株式会社 SYNTH 社外取締役を兼務。
専門は、事業戦略論。
主な著書に「市場再活性化のメカニズム」(2021年)、「新 経営戦略論【第3版】」(共著、2022年)等がある。