シラバス Syllabus

授業名 マクロ経済学
Course Title Macroeconomics
担当教員 Instructor Name 岩田 正隆(Masataka Iwata)
コード Couse Code NUC145_N23A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目200系 / Specialized Subject 200
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2023 UG Nisshin Term2

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本科目はMission Statementのうち「ビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出」と強く関連しています。
The content of the current course is strongly related to such part of the Mission Statement as "to create knowledge that advances business and society."

授業の目的(意義) / Importance of this course

具体的には、巨視的な経済に関する議論を理解し、国家経済の展望を語れる人物を育成することにより、上記の目的の達成を目指します。
マクロ経済学理論の基本的な内容について話します。
様々な媒体で見かける経済のニュースについて感覚的に理解できるようになることが目標です。
教科書にある具体例や数値例をケースとして、アクティブラーニング形式で進めていきます。
In practice, we are going to achieve the objective above by educating such persons who can comprehend those discussions about macro-economies and discuss a prospect of a nation-wide economy.
We discuss basic topics on theories of Macroeconomics.
Discussions are based on evidences and numerical examples.

到達目標 / Achievement Goal

マクロ経済学理論およびそれを適用可能な事例たちを題材として、直接目撃して理解することの難しいような大規模な経済現象に関する知識を持ち、それを応用することのできる人物を育成することを目的とします。

Using macroeconomic theories and their applied cases as resources, we aim to educate such persons who knows macro-economic-phenomena such that each person cannot directly observe and can apply such knowledge to deal with their practical issues.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

マクロ経済に関するニュースを抵抗感なく消費できるだけの基礎知識

Basic knowledge on macroeconomics, with which you will be able to read and discuss those topics on macro-sized economic events.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 8 働きがいも経済成長も(Decent Work and Economic Growth)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

●レポートについて:レポートとして(注釈の入った)要約を提出していただきます。
 要するにノーティング能力(聞いた内容を適切にまとめて書く力)の点検です。

●試験に対する学習方法:教科書の理解を前提に論述する問題が出ます。
 それに答えられるように勉強をしてきて下さい。

※強化クラブレポートをこの科目に適用するのは止めておいた方がよい、と講師からはおすすめします。
 試験を回避して単位取得を目指す者には、極めて高い理解水準を求める方針だからです。

●この科目に対する自学自習方法:
 予習範囲を開示しますのでその指示に従って予習をしてください。
 復習については、アップロード予定の板書ファイルを手がかりにしながら教科書を読み進んでください。

●ケースや教科書を用いた予習45分~1時間30分、
 教科書の読解を主とする復習に1時間30分~2時間強を想定しています。
 教科書は予復習のどちらでも読解するので、予習で読解に時間をかければ復習の時間はその分縮む想定です。

●レポート(もしあれば)に対するフィードバックはコースの最終回の時間を使って丁寧に行う予定です。

●中央情報センター(図書館)を利用する予定はありません。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

第1回 イントロダクション
第2回 プロローグ「この本で何を学ぶのか」 

●使用するケース
・プロローグより、7p、9p、10p

第2日(Day2)

第3回 第1章「マクロ経済学の主役たち」
   そのうち50pあたりまで
第4回 第1章より、51~52pのコラム

●使用するケース
・第1章より、25~26p、33p、42p、49p
・第1章より、51~52pのコラム

第3日(Day3)

第5回 第2章「GDPはどのように決まるのか」
   このうち67pあたりまで
第6回 第2章「GDPはどのように決まるのか」
   68~71p

●使用するケース
・第2章より、57~58p、61p、64p
・第2章より、68~70p

第4日(Day4)

第7回 第3章「景気がよくなるとき、悪くなるとき」
   このうち、コラム以外
第8回 第3章「景気がよくなるとき、悪くなるとき」
   100~103pのコラム


●使用するケース
・第3章より、76~77p、82~83p、84~85p、95~97p
・第3章より、100~103pのコラム

第5日(Day5)

第9回 第4章「日銀が行う景気対策」
   このうち、127pあたりまで
第10回 第4章「日銀が行う景気対策」
   128pからコラムの終わりまで

●使用するケース
・第4章より、108~109p、113p、115p、119p、121p、123~125p、126p
・第4章より、129p、134~136pのコラム

第6日(Day6)

第11回 第5章「円安・円高と景気の波」
    このうち、171pあたりまで
第12回 第5章「円安・円高と景気の波」
    172~174pのコラム

●使用するケース
・第5章より、138~139p、143~145、151p、154~155p、157p、169p、171p
・第5章より、172~174pのコラム

第7日(Day7)

第13回 第6章「景気の波を超えて」
第14回 総復習

●使用するケース
・第6章より、185p、190p、202p、205~206p、211~213pのコラム

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 30 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 30 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 50 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

発言30点、課題レポート20点、期末試験50点です。これ以外の評価基準を設けることはありません。
発言点が平常点の枠を兼ねています。平常点に関する評価は発言点を動かすことで行ないます。
単位発行に関して相対評価を行いますが、さすがに素点が極端に低い者は落第させようと思っています。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 塩路 悦朗「やさしいマクロ経済学」日本経済新聞出版社(2019)978-4532114053

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]平口 良司、稲葉 大「マクロ経済学 入門の「一歩前」から応用まで 新版」有斐閣(2020)978-4641150768
[2]高橋 知也『私大文系のマクロ経済学』中央経済社, 2001年, ISBN-10: 4502643904
[3]木暮 太一『落ちこぼれでもわかるマクロ経済学の本 -初心者のための入門書の入門』マトマ商事, 2006年, ISBN-10: 4434085778
[4]木暮 太一『今までで一番やさしい経済の教科書』ダイヤモンド社, 2009年, ISBN-10: 4478006571
[5]茂木 喜久雄『試験対応 らくらくミクロ・マクロ経済学入門 計算問題編』週刊住宅新聞社, 2006年, ISBN-10: 4784812792

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

特になし

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●学位と取得大学
 修士(経済学)東京大学
 博士(経済学)東京大学
●研究分野
 貨幣経済、労働経済、チープトーク
●主な論文
 「Three Essays on Monetary Exchanges through Shops」、東京大学経済学研究科博士論文、2008年
 「Aggregative Approach to Cheap Talk Credibility: A Survey」、名古屋商科大学論集57巻第2号、2013年
 「貧富の経験、判断、債券市場」、名古屋商科大学論集58巻第2号、2014年
●主な著書
 「多様化する社会と多元化する知−−「あたり前」を疑うことで見える世界」
 ナカニシヤ出版(2017)、共著、ケース&ディスカッション2を担当

Academic Degree: Ph.D of economics, Graduate School of Economics, University of Tokyo.

Research Interest: Monetary Exchange, Cheap Talk







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