シラバス Syllabus

授業名 ビジネスエコノミクス 1
Course Title Business Economics 1
担当教員 Instructor Name 岩田 正隆(Masataka Iwata)
コード Couse Code NUC138_N25A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 2
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2025 UG Nisshin Term1

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本科目はMission Statementのうち「ビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出」と強く関連しています。
具体的には、さまざまな商業の展開の背後にある経済合理的なロジックを理解し、多様な経済的状況を解釈し問題解決を志向できる人物を育成することにより、上記の目的の達成を目指します。
The content of the current course is strongly related to such part of the Mission Statement as "to create knowledge that advances business and society."
In practice, we are going to achieve the objective above by educating such persons who comprehend logic of commercial behavior based on the economic-rationality and can deal with various complicated economic situations.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本講義では産業組織論およびビジネスエコノミクスの理論を説明します。(この2つの分野に質的な違いはほぼありません。商売上の都合で使い分けている『名乗り』の違いだと思っておいてください。経営/商業に関わる分野ではよくあることです。)
産業組織論の特徴は、市場構造に応じて変化する企業ならびに消費者の動向を説明する点と、加えて、ゲーム理論を用いて経済主体の戦略的なやりとりを記述する点にあります。本講義は参加者が経済学の基礎的な学習(ミクロ経済学・マクロ経済学)を済ませていることを前提とし、経済学のモデルが幾つも登場します。そのため、講義の序盤ではモデルそのものについて、またそこに登場する分析道具について説明します。ただし毎回、応用的な分野についても触れる予定です。
A lecture on theories of Industrial Organization and its application. It presumes that participants have already learned basic contents of microeconomics and macroeconomics.
We study various models of market (structure) and theories of strategic interaction among firms.
The lecturer (I) wishes to deal as many applications as possible, though, simultaneously we have to learn basic theories of economics in order to enjoy their application. Therefore, I have to speak both on pure theories and applications.

到達目標 / Achievement Goal

産業組織論およびそれを適用可能な事例たちを題材として、企業のさまざまな商業的展開の背景となるロジックを理解し、それを身の回りの観察例の理解に応用することのできる人物を育成することを目的とします。

Using Industrial Organization theories and their applied cases as course materials, we aim to educate such persons who comprehend firms' various patterns of commercial behavior that are based on economic rationality and can apply such knowledge to understand those economic phenomena they personally experience and/or observe.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

産業組織論に関する基本的な知識技能の習得、
ビジネスエコノミクスの基礎学習による商業にかかわる議論への参加能力の獲得

Basic knowledge on Industrial Organization theories,
Ability to discuss on various commercial topics.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 50 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 0 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

●レポートについて:レポートとして(注釈の入った)要約を提出していただきます。
 また、内容について問(とい)を立て、それに答えるエクササイズをしていただきます。
 要するに卒論を書くための準備的トレーニングです。

●試験に対する学習方法:教科書の理解を前提に論述する問題が出ます。
 それに答えられるように勉強をしてきて下さい。

※強化クラブレポートをこの科目に適用するのは止めておいた方がよい、と講師からはおすすめします。
 試験を回避して単位取得を目指す者には、極めて高い理解水準を求める方針だからです。

●事前学習の内容は、基本的に教科書の該当ページ、および参照先を公開されたケース資料を読んで
いただくことになります。想定されている時間は約1時間/回というところです。
復習は(もしあれば)レポート作成のタイミングと、定期試験の準備段階で多く発生し、おおよそ
2~7時間を見込んでいます。

●レポート(もしあれば)に対するフィードバックはコースの最終回の時間を使って丁寧に行う予定です。

●中央情報センター(図書館)を利用する予定はありません。

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

第1回:ガイダンス、取引と市場メカニズム (教科書 第1章)

第2回:交渉と情報 (教科書 第2章pp.29-51)

●使用するケース
教員の自作ケースを使用する。
ケース名はスケジュールにある題目とほぼ同じ。

第2日(Day2)

第3回:オークションと交渉(競争) (教科書 第2章pp.52-60)

第4回:独占・寡占 (教科書 第3章pp.78-94)

●使用するケース
教員の自作ケースを使用する。
ケース名はスケジュールにある題目と同じ。

第3日(Day3)

第5回:価格弾力性と製品差別化 (教科書 第4章pp.95-105)

第6回:価格を工夫する方法(価格差別、バンドリングなど) (教科書 第4章pp.106-210)

●使用するケース
教員の自作ケースを使用する。
ケース名はスケジュールにある題目と同じ。

第4日(Day4)

第7回:規模の経済 (教科書 第5章pp.121-136)

第8回:財の補完性を活かした商売 (教科書 第5章pp.137-158)

●使用するケース
教員の自作ケースを使用する。
ケース名はスケジュールにある題目と同じ。

第5日(Day5)

第9回:競争戦略の基礎 (教科書 第6章pp.159-171)

第10回:競争相手を脅かす技 (教科書 第6章pp.172-184)

●使用するケース
教員の自作ケースを使用する。
ケース名はスケジュールにある題目と同じ。

第6日(Day6)

第11回:競争優位の理論 (教科書 第7章pp.185-199)

第12回:競争優位の事例集 (教科書 第7章pp.200-216)

●使用するケース
教員の自作ケースを使用する。
ケース名はスケジュールにある題目と同じ。
・特許庁(2022)「企業価値向上に資する知的財産活用事例集-無形資産を活用した経営戦略の実践に向けて-」うちpp.18-21「味の素による事例:StemFit®ブランド」

第7日(Day7)

第13回:競争戦略と、その事例集 (教科書 第8章pp.217-246)

第14回:返却、解説、試験の話

●使用するケース
教員の自作ケースを使用する。
ケース名はスケジュールにある題目とほぼ同じ。

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 30 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 30 %
予習レポート Preparation Report 0 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 20 %
期末試験 Final Exam 50 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

定期試験 Final Exam

あり

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

発言30点、課題レポート20点、期末試験50点です。これ以外の評価基準を設けることはありません。
発言点が平常点の枠を兼ねています。平常点に関する評価は発言点を動かすことで行ないます。
単位発行に関して相対評価を行いますが、さすがに素点が極端に低い者は落第させようと思っています。
また、A、F再などの細かい枠の判定の際には、素点を、その内訳まで見て決定しています。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 大林 厚臣「ビジネス経済学」ダイヤモンド社(2019)978-4478107485

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

[1]花園 誠「産業組織とビジネスの経済学」有斐閣(2018)ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4641150591
[2]明城 聡、大西 宏一郎「産業組織のエッセンス」有斐閣(2022) ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4641151000
[3]泉田 成美、柳川 隆「プラクティカル産業組織論 (有斐閣アルマ) 」有斐閣(2008) ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4641123724
[4]伊藤 元重「マネジメント・テキスト ビジネス・エコノミクス 第2版」日本経済新聞出版(2021) ISBN-13: 978-4532323806

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

特にありません。

担当教員のプロフィール About the Instructor 

●学位と取得大学
 修士(経済学)東京大学
 博士(経済学)東京大学
●研究分野
 貨幣経済、労働経済、チープトーク
●主な論文
 「Three Essays on Monetary Exchanges through Shops」、東京大学経済学研究科博士論文、2008年
 「Aggregative Approach to Cheap Talk Credibility: A Survey」、名古屋商科大学論集57巻第2号、2013年
 「貧富の経験、判断、債券市場」、名古屋商科大学論集58巻第2号、2014年
●主な著書
 「多様化する社会と多元化する知−−「あたり前」を疑うことで見える世界」
 ナカニシヤ出版(2017)、共著、ケース&ディスカッション2を担当

Academic Degree: Ph.D of economics, Graduate School of Economics, University of Tokyo.

Research Interest: Monetary Exchange, Cheap Talk







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