シラバス Syllabus

授業名 フィールド基礎
Course Title Field Basic
担当教員 Instructor Name 亀倉 正彦(Masahiko Kamekura)
コード Couse Code NUC136_N24A
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 4
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目200系 / Specialized Subject 200
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2024 UG Nisshin Term1

授業の概要 Course Overview

Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement

本学のミッションステートメントは『名古屋商科大学のミッションは、"フロンティアスピリット"を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることです。名古屋商科大学の学生は、新時代のアジアと世界をつなぐ能力を有している。』です.本科目は,ビジネス界や社会の発展をもたらす知識を創出するスキルを磨く科目です.
Our Mission Statement is as follows: “Our mission is to educate innovative and ethical leaders who possess a ‘Frontier Spiritʼ and to create knowledge that advances business and society. Our undergraduate students will have the ability to bridge the gap between New Asia and the rest of the world.” In this course students learn to develop the skills for creating knowledge that advances business and society, and to create innovative activities so as to advance business and society.

授業の目的(意義) / Importance of this course

本科目は、商学部インテンシブ教育プログラムの科目で,1年次Term1で商学部の重要な学びを一通り体験できる基礎科目です.この科⽬の⽬的は,商学部の6つのスキルの基礎(「インターンシップ」「リーダーシップ」「インタビュー」「動画制作」「社会課題解決」そして「事業構想」)を習得することです.
- This course is set as a compulsory course students of Commerce(1st Grade & Term1) must register in order to get proper readiness of basic knowledge and skills about 'intensive program'. The course goal is to get 6 basic skills of Commercial Dept. : "internship", "leadership", "interview", "video making", "problem solving on social issues", and "business planning".

到達目標 / Achievement Goal

◆この科目を受講することでフィールド活動で必要なスキルの基礎を身につけるとともに,マーケティングの基礎知識を応用する基礎を実際に体験して出来るようになります.
◆ただ動画を作成するだけでなく,そのプロモーション対象およびそこに関わる⼈々(経営者や従業員他)の思いをしっかりと受け⽌めることが必要になります。その上で,その後に学ぶことになる「マーケティング基礎」,「広告と販売促進」,「動画マーケティング実践」および同時並⾏で学ぶ「コミュニケーションの理論と実践」などにつながります.また,3年次に集中的に体験することになる「ビジネスコンテスト出場」「インターンシップ」「資格検定取得」につながる⼤切な科⽬です。

- By studying this course, students will be able not only to understand basic knowledge of marketing , but also to bring it into practice in the field outside school.
- Students have to get information and understand both what you promote and whom you committ to in order to make use of knowledge and skills, so that you are going to use them in later, such courses as 'Marketing Practice with Making Movies (Douga Marketing Jissen)', 'Theories and Practice of Communication'. After this course, you will take each one of 'Business Planning Contest', 'Internship' and 'Qualification Acquisition' in the 3rd grade.

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG1 Critical Thinking
LG2 Diversity Awareness
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

学外の⼈々とやり取りする際のビジネスメールの書き⽅などのビジネスマナーを実践し て体得するとともに,動画作成の過程で関係者と対話してニーズを聴き取る⼒を磨きま す。同時に,⾃分の気持ちや考えも表現する術を知り,相⼿のニーズと摺り合わせながら ⼀つの成果物にまとめ上げることを学びます。ディプロマポリシー(卒業に際して要求す る知識スキル)との関わりでは,とりわけ「多様な問題解決が⾏える論理的思考⼒を有す る」(LG1), 「地域、産業、世代、性別等を含めた多様性の重要性を理解している」(LG2), 「倫理的・社 会的な意思決定の重要性を理解している」(LG3), 「論理的かつ明瞭に内容を伝え、記述すること ができる」(LG4), そして「マーケティングに関わる課題を発⾒し解決する実践的な能⼒」(LG5)のすべてを育成する科 ⽬です。

You practical communicate with people and organization related outside, then you will learn to seize their needs, to express your own thought and idea, and to reconcile them toward team's integrated report, which relate to LG1, LG2, LG4, and LG5.

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 20 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 50 %
フィールドメソッド Field Method 30 %
合計 Total 100 %

事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods

◆大まかに午前はワーク形式.午後はケース討論になります.
◆各回にケースを準備し,事前に配布しますので,しっかり予習をしてくることが学びの効果を高めるうえで,とても大事になります.グループでの活動場面が出てきますが,個人の頑張りをしっかり成績評価していくつもりです.

授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

4/11「フィールド基礎」の授業で学ぶこと 「チームビルディング」
1限:出欠確認・授業最初にTutorさんから「科目全体」と「本日の授業の流れ」を説明・インテンシブ及びフィールド基礎概要説明(30分)、アイスブレーク(20分)、レゴシリアスプレイ(アイスブレイク+ストーリーテリング→チームビルディング)で金子様ご登壇(50分)
2限:レゴシリアスプレイで金子様ご登壇(アイスブレイク+ストーリーテリング→チームビルディング)(100分)
3限 : フィールド実践のイントロ。ビジネスマナー。この科目の目指すところ.グループ編成.授業の約束事など.
4限 : チームビルディングの失敗のケース「予習したしない」
※グループはころころ変わらない.1チーム5-6名くらい.

●使用するケース
「フィールド基礎2024(A)ミス・コミュニケーション」フリーライダー.予習しない学生.欠席により後れが出る.

第2日(Day2)

4/18「企業分析」へのイントロダクション 
1限:マシュマロチャレンジ.商学部長(小野教授)によるオリエンテーション(インテンシブ教育プログラム概説,アイスブレイクなど)
2限:マシュマロチャレンジ。チームビルディング、プロトタイピング、助け合いの体験。チームワーク体験の振り返り。
34限:ケース討論.企業の分析.

●使用するケース
「フィールド基礎2024(B)押しが強い問題」.頼りないリーダー.「何から始めたらいいか」.仕切れない.押し付けられた.リーダーを変える.リーダーを支える.

第3日(Day3)

4/25「インタビュー」へのイントロダクション 他人の話をいかにうまく引き出すか.学生同士で引き出す.「構造化と非構造化」.「引き出し方」と「伝え方」ペアワーク(相互フィードバック).答えやすい質問・分かりやすかった回答の特徴.「セルフアウェアネスとソーシャルアウェアネス」部活ポジション(チームや組織との関わり方の振り返り)など・グループワークで.「チーム役割」のグループ提案.
12限...「インタビュー」へのイントロダクション.椿田先生ご登壇予定(仮).基礎を知り,学生同士での実践へ.※登壇予定は「仮」ですので調整することがあります.
3限:ケース討論.社会人へのインタビュー序章.
4限:動画準備.他者の話を引き出すコミュニケーション.

●使用するケース
「フィールド基礎2024(C)インタビュー関連」F実践の予告編.あるあるの問題.インタビュー実践ワーク.ケース議論はそこそこに,ワーク中心.インタビュー.「セルフアウェアネス」「ソーシャルアウェアネス」を相互に問うようなケース.実際に「構造化」と「非構造化」.自分の対人能力について.背景として「能力」スキル・態度.スキルや態度で悩む.インタビュアーが主人公のケース.

第4日(Day4)

5/2「動画制作」へのイントロダクション ※チーム変更?
12限…「カット割の撮り方・基本」の理解.シーンで区別しながら.写真提示⇒グループ⇒全体討論.
34限…「動画づくり」へのイントロダクション.木村先生ご登壇予定(仮).※登壇予定は「仮」ですので調整することがあります.ジンバルカメラ.

●使用するケース
「フィールド基礎2024(D)良いカット割りの撮り方」 

第5日(Day5)

5/9「プロモーション戦略」から「事業構想」へ 
12限:午前は動画.自分だったらどんな動画をつくるか(4シーン分け・絵コンテ・イメージ・分かれば良い)。カスタマージャーニーのサンプルから実践.いろいろな「タッチポイント」や「プロモーション」など.ケース討論.
3限:「事業構想とセルフアウェアネス」.織田先生ご登壇予定(仮)。就職・将来のキャリア形成.ビジコンから卒論へのゼミ。ビジコン受賞学生によるビジコンの魅力。※登壇予定は「仮」ですので調整することがあります.
4限:事業構想の基礎。過去の受賞者のプランの概要紹介。受賞作品のTutorさんが説明.つまみ食いの説明.簡単に.ピクトグラムを作って紹介する.


●使用するケース
「荒川工業」(※動画から事業構想へ).F実践は事前宿題・サンプルを示す.成果物.

第6日(Day6)

5/16「事業構想」を実体験する 
12限…グループワーク.セルフアウェアネス・既存製品の改良.卒業生の現役新3年生・起業家「たかざきさん?」リーンスタートアップ・協力者がいる.
34限…3限 星野さん.ビジコン入賞者.アイデア例示いくつか5-10準備.外部講師からの助言?.「ビジネスプラン」を一人1つ.クリエイティブシンキング.「プチビジネスプランコンテスト」書類準備.


●使用するケース
ケース「セルフアウェアネス」簡単に.

第7日(Day7)

5/23「プチビジネスプランコンテスト」 ※表彰?(成績?別のご褒美?) ※出場は一人でも,チームでも.
12限…準備 ⇒ 2限 ビジコン.書類審査結果 ⇒ 上位8チーム選出.書類への総括的なコメント.
34限…3限 ビジコン 4限 振り返り. 「プチビジネスプランコンテスト」8チームプレゼン.審査.学生も審査員.外部審査員.振り返り.個人アイデアも別途,提出あり.


●使用するケース
(※学生作成のビジネスアイデア事例集)「ケース」ビジコン.

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 20 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 40 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 60 %
予習レポート Preparation Report 15 %
小テスト Quizzes / Tests 10 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 15 %
期末試験 Final Exam 0 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

(T..Teamチーム; P..Person個人)
◆コールドコール(30)…各チーム1回の指名発表.プレゼン(T12+P6),質疑(T6+P6)
◆授業内での挙手発言(30)…①ケース発表(コールドコール)への指定質問(6), ②来客者質問・意見(6),③通常のクラス発言(4) ※満点
◆予習レポート(18)…ケース課題6回*3点満点.
◆小テスト(8)...中間でフィールドノート作成トレーニング.
◆最終レポート(14)…作成内容・項目は,授業中に指示を出します.
◆期末試験(0)…本科目において定期試験は実施しません.

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 石井 遼介 (著)「心理的安全性のつくりかた」日本能率協会マネジメントセンター(2020)978-4820728245

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

久松慎一・江見真理子「売り上げ・集客に繋がる 動画マーケティング トーク術&撮影・制作テクニック」玄光社 (2020) 978-4768313756
加藤希尊. (2018). 『はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ(MarkeZine BOOKS) 「顧客視点」で考えるビジネスの課題と可能性』翔泳社. 978-4798153759

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

皆さんとともに良い授業にしていきたいと思っています.

担当教員のプロフィール About the Instructor 

慶応義塾大学大学院商学研究科博士課程 単位取得
慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程 修了 修士(商学)
慶応義塾大学商学部商学科 修了 学士(商学)

専門テーマ: 経営学、経営資源論、地域活性化、アクティブラーニング

(Doctoral course credit earned completely): Keio University: Graduate School of Business and Commerce
M. A. in Business and Commerce: Keio University: Graduate School of Business and Commerce
B. A. in Business and Commerce: Keio University: Faculty of Business and Commerce

Specialized in management administration, Resource-Based View of the Firm, regional revitalization, and active learning in education

(実務経験 Work experience)

2018- にっしん観光まちづくり協会 相談役
2019- 瀬戸信用金庫地域振興協力基金 理事

2018- Nisshin City Tourism Association, Senior Advisor
2019- Seto Shinkin Bank Foundation for Local Development, Director

Refereed Articles

  • (2022) Utilizing the Intellectual Heritage of General Education --Internship Programs as Liberal Education--. Journal of Japan Association for College and University Education 44(2):
  • (2020) In Search of the New Model of Commercial High School Education. The Journal of Business Education 30 2434-6470
  • (2019) Application of allotted analytic Hierarchy process (aAHP) in group decision making problem. Journal of Global Business Society 5 2186-2117
  • (2018) Utilizing the intellectual heritage of the General Education (10). Journal of Japan Association for College and University Education 40(2): ISSN 1344-2449
  • (2018) A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Journal of Global Business Society 4(1): 2186-2117

Refereed Proceedings

  • (2019). Managing Conflicting / Concurrent Values in Interorganizational Relations. Transactions of the Academic Association for Organizational Science, Vol.8, No.1, p.240-246 .The Academic Association for Organizational Science. 1. 3. Komazawa University
  • (2018). A Case study on the evaluation of entrepreneurial ability of Participants at Nisshin Tourist Town Development event through Analytic Hierarchy Process. Global Business Society .Global Business Society 9th Symposium . 1. 3. Osaka city University
  • (2018). Utilizing Intellectual Heritage of General Education (#10). Monograph of Japan Association for College and University Education 40th Annual Conference .Japan Association for College and University Education. 1. 3. Tsukuba University






ページ上部へ戻る