シラバス Syllabus

授業名 コミュニケーションの理論と実践(4単位)
Course Title Theories and Practice of Communication
担当教員 Instructor Name 椿田 貴史(Takashi Tsubakita)、織田 由美子(Yumiko Oda)
コード Couse Code NUC131_N22B
授業形態 Class Type 講義 Regular course
授業形式 Class Format On Campus
単位 Credits 4
言語 Language JP
科目区分 Course Category 専門教育科目300系 / Specialized Subject 300
学位 Degree BSc
開講情報 Terms / Location 2022 UG Nisshin Term3

授業の概要 Course Overview

本学のミッションステートメントは『名古屋商科大学のミッションは、"フロンティアスピリット"を備えたイノベーティブで倫理観あるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることです。名古屋商科大学の学生は、新時代のアジアと世界をつなぐ能力を有している。』です.本科目は,ビジネス界や社会の発展をもたらす知識を創出するスキルを磨く科目です.
本科目は、商学部インテンシブ教育プログラムの科目で,2年次Term3で科目「フィールド実践」と緊密に連動し,近隣地域の魅力的なモノコトの宣伝動画を作成します.本科目の目的は,こうした関係者や関係機関とのコミュニケーションの能力や態度姿勢を形成することです.この科目は元々は2科目に分かれていたものが統合された科目(4単位)で,椿田先生の担当部分では「調査の進め方や相手の発するメッセージの受け取り」を中心に,そして織田先生の担当部分では「購買決定やセグメンテーションに基づいた説得」を中心にコミュニケーションについて理論的にかつ実践的に学びます.
この科目を受講することでマーケティング知識を理解するとともに,それを実行に移すすべを学ぶことができます.

[1,2限]
・インタビューを計画、実施することができる
・実施したインタビュー結果をコミュニケーションの理論に基づいて分析・考察することができる

[3,4限]
・自分や周囲の行動を、消費者行動論の理論枠組みを使って説明できるようになる。
 例)なぜショッピングセンターにいくと買うつもりのないものまで買ってしまうのか。
   なぜ「推し活」にお小遣いの大半を投じてしまうのか。
   なぜ新年に張り切って立てた目標は達成されないのか。
・上記のような問いに、理論を使って説明ができるようになる。

Our Mission Statement is as follows: “Our mission is to educate innovative and ethical leaders who possess a ‘Frontier Spiritʼ and to create knowledge that advances business and society. Our undergraduate students will have the ability to bridge the gap between New Asia and the rest of the world.” In this course students learn to develop the skills for creating knowledge that advances business and society.
This course is set as a compulsory course students must register concurrently with and closely coordinated with the relative course "Field Practice" in Term3 in the 2nd grade of Commerce Dept, in which students eagerly pursue to make a promotion video on some attractive item nearby. Course goal is to form student's sills and attitudes towards communication with these people and organizations involved. This course (4 credits) is the integrated one between originally separated 2 courses (2 credits each), in one part by Professor Tsubakita students theoretically and practically learn "questionnaire survey and active listening to people involved", and in the other part by Professor Oda "purchasing decision and segmentation for persuasion" about communication.
By studying this course, students will be able not only to understand marketing knowledge, but also to bring it into practice.
[1/2]
・Planning and implementing an interview.
・Analyzing and discussing the result of the interview data.

[3/4]
・Students will be able to explain their own or others' behavior using the theoretical framework of consumer behavior theory.
 Ex)Why do we buy things we do not intend to buy when we go to a shopping center?
   Why do we invest a large amount of money in "stan activities"?
  Why do we fall short of the goals we set for the New Year every year?

本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals

*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。

LG2 Diversity Awareness
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)

受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes

【1,2限】
・インタビュー/アンケートの実施方法
・インタビュー/アンケート結果の分析方法

【3,4限】
1)消費者行動の観点から、自身や周囲の行動を分析する力
2)自分が考えたことを他者にわかりやすく伝える力

[1/2]
・Method to implement interviews and questionnaire research
・Method to analyze data

[3/4]
(1) Ability to analyze one's own and others' behavior from the perspective of consumer behavior
(2) Ability to communicate one's thoughts to others in an easy-to-understand manner

SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals

Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)

教育手法 Teaching Method

教育手法 Teaching Method % of Course Time
インプット型 Traditional 10 %
参加者中心型 Participant-Centered Learning ケースメソッド Case Method 30 %
フィールドメソッド Field Method 60 %
合計 Total 100 %

学習方法、レポート、課題に対するフィードバック方法 Course Approach, Report, Feedback methods

【1・2限】(1・2限については、教科書はありません)
・予定としては、授業内での実践を通じてデータを取り、その結果を記録、考察するレポートを提出していただきます。
・フィードバックは全体に行います。
・一部の学生にはオフィスアワーでレポート指導等をします。

【3,4限】
1)準備学習:テキストの該当箇所をしっかり読んでくること
 ・(予習)授業での講義は30分程度であり、残りはクイズやディスカッションをベースとする。必要に応じて、指名して発言してもらうため、毎回1時間程度かけて読み込んでくること。
 ・(予習)ケースディスカッションの日は、事前にケースを読み込み、自分の意見をまとめてくること。(所要時間1時間程度)
 ・(復習)講義で学んだ理論を基に、実際の企業や消費事例に当てはめて考えてくることが求められる。具体的な課題は別途提示する。優れた分析については、毎回いくつか取り上げ、授業内で紹介する(所要時間2時間程度)。
2)リフレクションシート:
 ・毎回授業の最後に時間をとって、今日の学び、気づき、疑問点について記載してもらう。疑問点については、次週の講義で補足する。
3)課題に対するフィードバック方法
 ・発表内容には、随時フィードバックを行う。また、提出レポートは採点の上、優れたレポートについては、授業内で共有する。
4)中央情報センター(図書館)の活用について
 ・積極的に情報収集をすることで、興味の幅を広げてもらいたい。


授業スケジュール Course Schedule

第1日(Day1)

【1・2限】 インタビューで情報を得る(1)
・授業オリエンテーション(目的、LG、評価、教室内プロジェクトについての説明)
・ラポールと構造化インタビューガイド作成
・教室内インタビューの実施:構造化インタビュー

【3・4限】
第1章 イントロダクション:みんな生まれつき消費者だ!
第2章 知覚―人の数だけ現実は存在する?


●使用するケース
【1・2限】ケース:エスカレーターの適切な利用(1)

第2日(Day2)

【1・2限】 インタビューで情報を得る(2)
・半構造化インタビュー・非構造化インタビューのガイド作成、プローブの技法と実践
・教室内インタビューの実施:半構造化インタビュー


【3・4限】
第3章 学習―人間はしょせんパブロフの犬か?
第4章 記憶―思い出は美化される?

●使用するケース
【1・2限】ケース:エスカレーターの適切な利用(2)

第3日(Day3)

【1・2限】 インタビューで情報を得る(3)
・フォーカスグループインタビュー
・インタビューの計画と実施
・デプスインタビューの計画と実施

【3・4限】
第5章 態度―好き嫌いは、どのように生まれるのか?

●使用するケース
【1・2限】ビデオを用いたケースディスカッションをします。

第4日(Day4)

【1・2限】 投影法の活用
・心理モデル、無意識について、投影法を用いた心理検査
・コラージュ
・文章完成法その他の技法の実践


【3・4限】
第6章 意思決定―なぜそれを買ったのか?

●使用するケース
【3・4限】ケース:AKB 48

第5日(Day5)

【1・2限】 インタビューで分かったことをアンケートで調べる
・アンケートの例、信頼性と妥当性、リッカート法、VAS等の尺度
・web調査の作成(テーマ設定、項目作成、倫理的配慮等)

【3・4限】
第7章 セグメンテーション―なぜ人の好みはこんなにも違うのか?
実践ワーク(ターゲティング)

●使用するケース
このアンケートのどこが悪いの?(仮題、オリジナルケース)

第6日(Day6)

【1・2限】 アンケート結果の集計と分析(クロス集計表、効果量)
・教室内でのアンケート調査の実施
・結果のまとめ方と分析方法
・自由記述解答のまとめかた
(パソコンを使用しますので持参すること)

【3・4限】
第8章 コミュニケーション―どのように納得させるのか?
実践ワーク(コミュニケーションメッセージ)


第7日(Day7)

【1・2限】 インタビューとアンケート調査を通じてわかったことを発表しよう
・インタビューおよびアンケート調査の報告発表
・レポートの講評、総括

【3・4限】
最終プレゼン

成績評価方法 Evaluation Criteria

*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment Weights
コールドコール Cold Call 0 %
授業内での挙手発言 Class Contribution 50 %
クラス貢献度合計 Class Contribution Total 50 %
予習レポート Preparation Report 20 %
小テスト Quizzes / Tests 0 %
シミュレーション成績 Simulation 0 %
ケース試験 Case Exam 0 %
最終レポート Final Report 15 %
期末試験 Final Exam 15 %
参加者による相互評価 Peer Assessment 0 %
合計 Total 100 %

評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria

上の表記は1・2限です。

【3・4限の成績評価】
提出物40%、授業貢献40%、最終レポート20%で総合的に判断する。
授業貢献の評価ウエイトが高いため、積極的な発言が求められる。遅刻、早退、途中退出は欠席扱いとする。

使用ケース一覧 List of Cases

    ケースは使用しません。

教科書 Textbook

  • 松井剛・西川英彦「【3・4限の教科書】 1からの消費者行動」碩学舎(2020)9784502333415

参考文献・資料 Additional Readings and Resource

【1・2限】
1)鈴木淳子 (2014) 『質問紙デザインの技法』、ナカニシヤ出版、ISBN:978-4-7795-0590-4
2)豊田秀樹 (2016) 『紙を使わない案えーと調査入門』、東京図書、ISBN:978-4-489-02210-4
3)麻生武 (2011) 『「見る」と「書く」との出会い フィールド観察学入門』、新曜社、ISBN:978-4-7885-1176-7
4)三浦麻子監修・大竹恵子編著 (2020) 『なるほど!心理学調査法』、北大路書房、ISBN:978-4-7628-2990-1
5)梅津 順江(2015)『この1冊ですべてわかる心理マーケティングの基本』、 ‎ 日本実業出版社、 ISBN‏ : ‎ 978-4534052858

【3・4限】
1)パコ・アンダーヒル(2014)『なぜこの店で買ってしまうのか』、早川書房、ISBN:978-4150504069
2)杉本徹雄(2012)『新・消費者理解のための心理学』、福村出版、ISBN:978-4571250408
3)E・アロンソン(2014)『ザ・ソーシャル・アニマル』、サイエンス社、ISBN:978-4781913360
4)黒岩 健一郎・水越 康介(2018)『マーケティングをつかむ(新版)』、有斐閣、ISBN:978-4641177253
5)池尾恭一(2015)『マーケティング・ケーススタディ』、碩学舎、ISBN:978-4502146312

授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation

【1・2限】皆さんの学びが深まる授業をします。
【3・4限】授業で学んだ理論を基に、身の回りにあるさまざまな事例に当てはめて考えていただきます。

担当教員のプロフィール About the Instructor 椿田 貴史(Takashi Tsubakita)

人間・環境学博士(京都大学)
臨床心理士 第08552号(公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会)
公認心理師 第1927号
専門:臨床心理学・教育心理学

Doctor of Human and Environmental Studies, Kyoto University
Certified Clinical Psychologist (No.08552)
Licensed Psychologist (No. 1927)
Specialty: Clinical psychology; educational psychology

(実務経験 Work experience)

1997年4月~1999年3月 国立病院機構 宇多野病院 非常勤心理技術士
1999年4月~2002年3月 京都中央看護専門学校 非常勤講師「臨床心理学」「精神保健」、学生相談室担当



1997-1999. Part-time psychologist at National Hospital Organization Utano National Hospital.
1999-2002. Part-time lecturer at Kyoto-Chuo Nursing school.(Clinical psychology; mental health; counseling psyhologist)

Refereed Articles

  • (2021) Pollution-Aware Walking in 16 Countries: An Application of the Theory of Planned Behaviour (TPB). Journal of Transport & Health 22
  • (2021) Alcohol-impaired Walking in 16 Countries: A Theory-Based Investigation. Accident Analysis & Prevention (159): 0001-4575
  • (2021) Negative emotions about climate change are related to insomnia symptoms and mental health: Cross-sectional evidence from 25 countries. Current psychology
  • (2020) Utilizing the Intellectual Heritage of the General Education(12). Journal of Japan Association for College and University Education 42(2):
  • (2020) Assessing Knowledge-Based and Perceived Health Literacy Among Japanese Adolescents: A Cross-Sectional Study. Global Pediatric Health 7

担当教員のプロフィール About the Lecturers 織田 由美子(Yumiko Oda)

● 学位と取得大学
 修士:一橋大学
 博士:一橋大学
● 研究分野
 消費者行動、マーケティング

● Degree and Acquired University
 Master's degree:(MBA.) Hitotsubashi University
 Ph.D.:(Ph.D.) Hitotsubashi University
● Research Field
Consumer Behavior, Marketing

(実務経験 Work experience)


キヤノン株式会社にてグローバルロジスティクスに従事した後、共同通信社にて株価や為替等の金融情報配信に携わる。その後NTTデータ経営研究所、ドリームインキュベータ等にて、経営コンサルティング(商業施設のコンセプト立案、化粧品会社のブランド戦略立案、ゲームメーカーのグローバル戦略等)、ベンチャーインキュベーション事業(投資から株式上場までを支援)に従事する。

After working for Canon Inc. in global logistics, engaged in the reporting of international financial news such as stock market prices and exchange rates at Kyodo News. After that, worked at NTT Data Institute of Management Consulting and Dream Incubator, where engaged in management consulting (concept making for a shopping centers, brand strategy planning for a cosmetics company, global strategy for a game maker, etc.) and venture incubation business (support from investment to IPO).

Refereed Articles

  • (2020) Outsourcing intimate lives: diffusion of practices while maintaining traditional norms—The case study of the Japanese marriage hunting ‘konkatsu’ boom—. Journal of Marketing & Distribution 23 (1)
  • (2020) Destigmatization of Consumer Practice through Cooperation of Conflicting Logic. Marketing Review 1 (1)

Refereed Proceedings

  • (2021) How digital technology that carries contradictory institutional logics influence consumers’ identity work Society for the Advancement of Socio-Economic Society for the Advancement of Socio-Economic 1 2 Germany (online)
  • (2019) Institutional Logic Plurality and Celebration of Markets in the Process of Destigmatization. Japan Marketing Academy Japan Marketing Academy 1 2 Hosei University
  • (2019) Unintended Consequences: Institutional Work and the Inadvertent Maintenance of Grand Challenges Academy of Management Proceedings Academy of Management 1 3 Boston
  • (2017) Legitimize the stigmatized practice Japan Marketing Academy Japan Marketing Academy 1 2 Waseda University



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