授業名 | テクノロジー マネジメント |
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Course Title | Technology Management |
担当教員 Instructor Name | 柳 承辰(Ryu Seung Jin) |
コード Couse Code | NUC128_N24A |
授業形態 Class Type | 講義 Regular course |
授業形式 Class Format | On Campus |
単位 Credits | 2 |
言語 Language | JP |
科目区分 Course Category | 専門教育科目300系 / Specialized Subject 300 |
学位 Degree | BSc |
開講情報 Terms / Location | 2024 UG Nisshin Term2 |
授業の概要 Course Overview
Misson Statementとの関係性 / Connection to our Mission Statement
本学のミッションは、”フロンティアスピリット”を備えたイノベーティブで倫理観のあるリーダーの育成、そしてビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をすることである。本科目では、そのミッションを実現するために、①アントレプレナーシップの向上 ②モノづくり産業を中心としたビジネスにおける課題の理解・問題解決能力の養成などに重点を置いて授業を進めます。
Our mission, guided by a 'Frontier Spirit', is to develop leaders and entrepreneurs with a global perspective, advanced management skills, and high ethical standards that will equip them to succeed in bridging the gap between New Asia and the rest of the world. And the course provides entrepreneurship development and sound understanding & analysis capabilities toward possible management situations through case method. And it helps to develop entrepreneurial ability which is closely related mission statements of NUCB.
授業の目的(意義) / Importance of this course
本科目では、成功するアントレプレナー(起業家)の必須能力とされる技術経営の基本を学修します。授業は技術経営における背景・概要・重要性などについて幅広い知識を得ることを目的として構成されます。本科目を学ぶことで、学生は「製品アーキテクチャ戦略」「イノベーション理論」「プロジェクト知識マネジメント」「企業間ネットワークマネジメント」などについて理解を深めることができます。
This course is designed for the students, who are beginners in learning technology management, to develop entrepreneurship for successful business chances closely related with possible managerial decision making. The purpose of this course is to study broadly the fundamentals of technology management. A broad understanding over 'product architecture strategy', 'innovation theory', 'project knowledge management', 'corporation network management' could be achieved to attend the course.
到達目標 / Achievement Goal
本科目は下記のラーニングゴールの確かな実現に向けて、ケース教材を用いた討論授業を行います。また、本科目を学ぶことで倫理的な問題解決能力を備えたアントレプレナーシップを習得することができます。
※本学および経営学部のディプロマ・ポリシーに挙げられた能力の習得のために厳格な評価を行います。従って、本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められます。
※本学および経営学部のディプロマ・ポリシーに挙げられた能力の習得のために厳格な評価を行います。従って、本科目の履修者には、討論授業に参加するための予習レポートの作成と、クラスでの積極的な発言が求められます。
In this course, we will conduct class discussions using case studies in order to achieve the learning goals. Students attending this course would acquire ethical problem-solving ability and entrepreneurship.
※ The students are required to write a preparatory report and must aggresively participate in the class discussions to satisfy diploma policy of NUCB.
※ The students are required to write a preparatory report and must aggresively participate in the class discussions to satisfy diploma policy of NUCB.
本授業の該当ラーニングゴール Learning Goals
*本学の教育ミッションを具現化する形で設定されています。
LG1 Critical Thinking
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
LG3 Ethical Decision Making
LG4 Effective Communication
LG5 Business Perspectives (BSc)
受講後得られる具体的スキルや知識 Learning Outcomes
・技術経営における問題現象の確認能力
・実現可能な解決案の策定能力
・コミュニケーション能力
・実現可能な解決案の策定能力
・コミュニケーション能力
・Ability to Understand Problematic Situations on Technology Management
・Ability to Design/Establish Executable Solutions
・Communication Skill
・Ability to Design/Establish Executable Solutions
・Communication Skill
SDGsとの関連性 Relevance to Sustainable Development Goals
Goal 9 産業と技術革新の基盤をつくろう(Industry, Innovation and Infrastructure)
教育手法 Teaching Method
教育手法 Teaching Method | % of Course Time | |
---|---|---|
インプット型 Traditional | 30 % | |
参加者中心型 Participant-Centered Learning | ケースメソッド Case Method | 70 % |
フィールドメソッド Field Method | 0 % | 合計 Total | 100 % |
事前学修と事後学修の内容、レポート、課題に対するフィードバック方法 Pre- and Post-Course Learning, Report, Feedback methods
毎週の講義において、事前調査(予習レポート)のためのキーワードおよびレポート課題を用意しています。(予想必要時間:2時間程度)。
事前調査用課題及びレポート課題においては、授業中(ディスカッション)、授業後(Classroom、オフィスアワー)などでフィードバックを実施します。
業後で学修した内容を簡単にまとめた上、自分の感想を加えて提出します。
中央情報センター(図書館)に用意されている参考書や関連書籍などを用いて、自主的な予習・復習が求められます。他にも、経済状況および産業動向などに関する新聞や雑誌などの記事なども積極的に読むことが勧められます。
事前調査用課題及びレポート課題においては、授業中(ディスカッション)、授業後(Classroom、オフィスアワー)などでフィードバックを実施します。
業後で学修した内容を簡単にまとめた上、自分の感想を加えて提出します。
中央情報センター(図書館)に用意されている参考書や関連書籍などを用いて、自主的な予習・復習が求められます。他にも、経済状況および産業動向などに関する新聞や雑誌などの記事なども積極的に読むことが勧められます。
授業スケジュール Course Schedule
第1日(Day1)
・オリエンテーション授業の進め方、テキスト、参考文献、成績の評価基準などについて説明します。
・技術経営の歴史とその背景、技術経営の役割Ⅰ
技術経営の歴史と、その背景となる政治・社会・経済的な現象および問題点などを学修します。また、技術経営の必要性とその役割についても考察します。
●使用するケース
「デジタル家電産業の価値創造、自作ケース」第2日(Day2)
・技術経営の歴史とその背景、技術経営の役割Ⅱ技術経営の歴史と、その背景となる政治・社会・経済的な現象および問題点などを学修します。また、技術経営の必要性とその役割についても考察します。
●使用するケース
「シチズン時計:電波腕時計の開発・事業化過程、一橋ビジネスリビュー」第3日(Day3)
・組織能力と製品アーキテクチャ真似されない持続的な差別化を実現できる組織能力とは何か、また組織能力戦略的役割を確認します。さらに、技術経営における製品アーキテクチャの重要性についても考察します。
●使用するケース
「自動車の乗り心地とアーキテクチャー、自作ケース」第4日(Day4)
・達成度確認(中間試験)第1週から第4週までの授業内容を総括します。また、重要ポイントについては、期末テストの同様の形式で理解度の確認を行います。
●使用するケース
「シマノ:製品アーキテクチャ、自作ケース」第5日(Day5)
・コア・コンピタンス戦略とプラットフォーム戦略モジュール化とデジタル化として体表される製品アーキテクチャ変化において、コア・コンピタンスの位置づけと役割を確認します。また、技術経営を成功へと導くためのプラットフォーム戦略の重要性と課題について学修します。
●使用するケース
「技術プラットフォーム:ダブと味の素、自作ケース」第6日(Day6)
・イノベーションの理論と本質技術経営における価値創造にとって最も重要な概念であるイノベーションについて学習します。また、商品革新とプロセス革新およびそれらに伴うジレンマについても考察します。
・プロジェクト知識のマネジメント
長期間にわたり蓄積されるプロジェクト知識のマネジメントの重要性を確認します。また、それらの知識の伝承と蓄積モデルについても考察します。
●使用するケース
「ある金属加工メーカーの悩み、自作ケース」第7日(Day7)
・企業間ネットワークとそのマネジメント企業間ネットワークの構築について学習します。また、企業間マネジメント分析モデルの有効性についても議論します。
●使用するケース
「自律走行車の未来:The Future of Autonomous Vehicles、自作ケース」成績評価方法 Evaluation Criteria
*成績は下記該当項目を基に決定されます。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
*クラス貢献度合計はコールドコールと授業内での挙手発言の合算値です。
講師用内規準拠 Method of Assessment | Weights |
---|---|
コールドコール Cold Call | 20 % |
授業内での挙手発言 Class Contribution | 40 % |
クラス貢献度合計 Class Contribution Total | 60 % |
予習レポート Preparation Report | 20 % |
小テスト Quizzes / Tests | 10 % |
シミュレーション成績 Simulation | 0 % |
ケース試験 Case Exam | 0 % |
最終レポート Final Report | 10 % |
期末試験 Final Exam | 0 % |
参加者による相互評価 Peer Assessment | 0 % |
合計 Total | 100 % |
評価の留意事項 Notes on Evaluation Criteria
教科書 Textbook
- 延岡健太郎「MOT[技術経営]入門」日本経済新聞出版社(2006)978-4532133214
参考文献・資料 Additional Readings and Resource
[1]丹羽清著『技術経営論』東京大学出版会、2006年、ISBN-13:978-4130628143
[2]時吉康範著『なぜ技術経営はうまくいかないのか』日本経済新聞出版社、2011年、ISBN-13:978-4532317270
[3]三澤一文著『技術マネジメント入門』日本経済新聞出版社、2007年、ISBN-13:978-4532111328
[4]出川通著『技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から』光文社新書、2004年、ISBN-10:4334032435
[5]エリック・リース著『リーン・スタートアップ』日経BP社、2012年、ISBN-10:4822248976
[2]時吉康範著『なぜ技術経営はうまくいかないのか』日本経済新聞出版社、2011年、ISBN-13:978-4532317270
[3]三澤一文著『技術マネジメント入門』日本経済新聞出版社、2007年、ISBN-13:978-4532111328
[4]出川通著『技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から』光文社新書、2004年、ISBN-10:4334032435
[5]エリック・リース著『リーン・スタートアップ』日経BP社、2012年、ISBN-10:4822248976
授業調査に対するコメント Comment on Course Evaluation
昨年度の授業評価に基づき、講義の仕方や指導方法などの改善に取り組みます。
担当教員のプロフィール About the Instructor
2002年ソウル国立大学にて修士(IE、経営工学)取得。その後LG情報技術研究所へ入社し、サプライチェーンマネジメント(SCM)、顧客関係管理(CRM)、経営成果の測定・評価(KPI)などの業務を担当。2005年日本政府奨学金で来日し、早稲田大学にて博士後期課程(経営システム工学)満期退学、2010年同大学の助手(理工学研究科)を務めた。高崎経済大学、東洋大学等において経営学、経営工学関連の非常勤講師を経て、現在は名古屋商科大学経営学部専任講師。
研究分野は、経営情報分析、サプライチェーンマネジメント、技術経営など
研究分野は、経営情報分析、サプライチェーンマネジメント、技術経営など
Seung-Jin Ryu graduated from Seoul National University in 2000, with a Bachelor Degree of Industrial Engineering, and Received his Master’s at the same university in 2002. After that He joined the IT Research Center of LG as a Research Specialist and have experienced several work areas especially in SCM, CRM, KPI Planning about 4 years. In 2005, He received Japanese Government Scholarship and graduated his Ph.D course from Waseda University in 2010 majoring in Management and System Engineering. He started his faculty experience as Research Associate at Waseda University from 2010 to 2013. And have taught as a Lecturer several universities such as Toyo University, Takasaki City University of Economics, Tsukuba Gakuin University. Currently he is Assistant Professor in Faculty of Management at NUCB since 2016.
(実務経験 Work experience)
LG情報技術研究所(2002.01~2005.09)専任研究員
LGの系列社(LG電子、LG化学、LGテレコム)の直面している経営上の問題を発見・分析して、情報技術の観点からソリューションを提案・実施
LGの系列社(LG電子、LG化学、LGテレコム)の直面している経営上の問題を発見・分析して、情報技術の観点からソリューションを提案・実施
LG IT Research Center(2002.01~2005.09)Research Specialist
・Identifying and analyzing of managerial problems in LG with IT point of view
・Suggestion & Implementation of effective and feasible solutions
Refereed Articles
- (2017) Negotiation Process Design for Bargaining Contract to Achieve Nash Bargaining Solution. International Journal of Strategic Management 17(3): 1555-2411
- (2013) The Long-Term Collaborative Contract With Considering the Risk of Price Fluctuation for Rapidly Growing Market. Journal of US-China Public Administration Vol.10(No.3): 1548-6591
- (2009) A Study on Evaluation of Demand Information Sharing Methods in Supply Chain. International Journal of Production Economics (120): 0925-5273
Refereed Proceedings
- (2019). A Study on Coordinated Trading System for Product Sales of Consumer Electronics Manufacturers. Proceedings of Asia Pacific Industrial Engineering & Management System Conference 2019 .Asia Pacific Industrial Engineering & Management Society. 1. 3. Kanazawa, JAPAN